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2006年4月9日 - 2006年4月15日

2006/04/14

New Trolls Live のヴァイオリニスト

New Trolls(ニュー・トロルス)初来日公演をサポートしたストリングス・セクションのなかでも、Italo pop festaメンバーの注目をとくに集めた前列右側ふたりの女性ヴァイオリニスト。いちばん右の武内いづみさんはrush!というインスト系ポップ・グループで活動していることがすでに明らかにされていますが、そのとなりで弾いていた石内幹子さんもJam Stringsというジャズ・ポップ系グループで活動しているのを発見。そのBlogも見つけました! New Trolls live関連の記事もありましたよ。

JamStrings Blog 『今日はどうよ?』
今日はクラブチッタ川崎。
ニュー・トロルス後記

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CLAUDIO BAGLIONI / ALE'-OO'

1982年にリリースされた、Claudio Baglioni(クラウディオ・バッリォーニ)初のライヴ・アルバム。『Strada Facendo』リリース後のツアーかな。

RCAレーベル時代は1枚もライヴがないのですが、CBSに移籍してからの彼は、ライヴ盤をどんどん量産していきます。スタジオ盤リリース、コンサート・ツアー、ツアーを収録したライヴ盤リリースというローテーションが続いてますが、その最初となったのがこのライヴ・アルバムなのですね。

ところで先週、川崎で行なわれたNew Trolls(ニュー・トロルス)の初来日公演は、とても素晴らしいものでした。でも、あのライヴには足りないものがありました。イタリアン・ポップスのライヴ・アルバムをいくつも聴いているファンならおなじみのものが、あの日はなかったのです。それはなにか。

観客の大合唱。

そう、イタリアで人気のある歌手が、イタリアで行なったコンサートを収録したライヴ・アルバムでは、必ずといっていいほど観客の大合唱が聴かれるのです。New Trollsの場合、日本での彼らの扱いが「プログレッシヴ・ロックのグループ」で、会場に集まったファンの大半がプログレッシヴ・ロックのファンで、一部のプログレッシヴ・ロック・アルバムしか聴いていないような状況でしたから、しかたないとは思いますが、もしこれがイタリアで行なわれたコンサートだったなら、まちがいなく「Quella carezza della sera」や「Annalisa」「Una miniera」あたりは観客席が大合唱だったに違いない。そうだったなら、もっともっと感動的だったに違いない。

観客の大合唱は、イタリアもののライヴ盤を聴くときの楽しみのひとつともいえます。I pooh(イ・プー)の2枚組ライヴ『Palasport』などは、いかに大合唱がコンサートを盛り上げるかを如実に感じられるよい例でしょう。そしてClaudioのこのアルバムも、観客の大合唱が、コンサートを大いに盛り上げています。

いまでこそスーパースターであるClaudioですが、彼の人気が本格的になったのはCBSに移籍してからだそうです。ということは、CBSで2枚のアルバムをリリースしたのちのこのコンサートは、まさに彼が国民的スタートしての人気を得だしたころの実況なのでしょう。女性客の黄色い歓声なども聞こえ、ほとんどアイドルといった感じです。

Claudioの歌声は、深く、あたたかく、力強く、個性があり、伸びやかです。その後どんどんと声が細い感じかつなめらかになっていく彼ですが、このころはまだ、ごろごろと喉になにかがひっかかっているような、ある意味で非常に「悪い声」が残っていて、それがとても魅力的です。まだRCA時代の曲が多く歌われていることもあり、やはりこのころの曲はこの声で歌うほうが、より心に響きます。RCA時代のライヴ・アルバムがリリースされていないのが本当に残念。

一方で、CBS以降のいくぶんスタイリッシュでポップな曲には違ったかたちでの普遍的なよさが感じられます。こういった軽やかで伸びやかなメロディにあわせて、彼の歌声(発声)も変化していったのでしょう。

いまではすっかり銀髪の渋いおじさまとなっているClaudioの、若き日の瑞々しい歌声とはつらつとした演奏が楽しめるライヴ盤です。

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2006/04/13

もしも願いがかなうなら

昨日は夕食前の8時半ころにエスプレッソなんてものを飲んでしまったためか、夜になってもぜんぜん眠れず、布団の中でひたすらネガティヴ・イメージ・ワールドを探索してしまいました。そんなわけで、今朝はすごく眠いです。今日の(今日も?)おいらは使いものになりません。

もしもこの世に神様のようなものがいるとして、なにかひとつだけ願いをかなえてあげるといわれたなら、自分は間違いなくこれを願います。

次に眠りについたなら、もう2度と目覚めさせないでくれ。

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2006/04/12

Radici = Taurasi 2000 / Mastroberardino

イタリア南部、カンパーニア州でつくられるDOCGワイン。葡萄はこの地域の土着品種、アリアニコ。
黒みの強い、濃いワインレッド。エッジはほんのり桜色。豊かなアルコールや湿った木、なめし革のような香り。黒くて実のしまった果実の香りもあるか。抜栓から30分ほど経つとパイプタバコのようなよい香りも出てきた。
豊かな酸味。しっかりしたタンニン。凝縮感のある果実味。喉の奥を熱くするアルコール。長く豊かな余韻。力強く、かつなめらかな味わい。抜栓から時間が経っていないうちはタンニンが少し粗いが、30分ほどでなめらかにまとまった。バルバレスコに果汁の旨みを加えたような印象か。
タウラージって初めて飲んだのだけど、これは美味しい。いまも美味しいが、もうしばらく寝かせてもさらに美味しくなりそう。

タウラージ ラディーチ[2000]マストロベラルディーノ

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2006/04/11

New Trolls Live のストリングス・オーケストラ

を担当したトウキョウ ヴィエール アンサンブルの、前列右端でめっちゃ好感度の高かった女性ヴァイオリニストさんのBlog発見!
と思ったら、すでにYoshioさんがコメントつけてた。アクションがはやい(笑)。

いづぶくろ

もちろん、今回のライヴからみの記事もありましたよ。そして写真も!
ニュートロルス
ニュートロルスリハ
ニュートロルス
ライブ二日目
ニュートロルス

そうかぁ、彼女、いづみさんというのかぁ。その横の、表情が印象的だった女性は石内さんというのかぁ。


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FAUSTO LEALI / ANIMA NUDA

1994年のアルバムです。くわえタバコでギターを弾いているジャケット写真からして、いなたい。ポップスというよりも、ロックやブルーズの風情ですね。ソウルフルなコーラスの入ったM1「Niente di te」や、都会の夜に似合いそうな哀愁のあるM4「Con chi mi scorderai」などでは、おなじみのダミ声とブルージーなギターが聴かれ、このジャケットのイメージにぴったりです。

もちろん、Marco Masini風の暑苦しさを感じさせるM2「Il cammino del cuore」や、軽快で楽しげなM6「Il grande cuore della terra」などのような明るいポップスもありますし、星空を眺めているような気分になるイントロのM3「La citta' delle donne」や、メジャー・キーでおだやかな明るさとほのかな哀愁をまとったM7「Gente senza cuore」のようなバラード系の曲もあります。でも、どんな曲も、そこにFaustoの力強いダミ声ヴォーカルがのると、なんだか重たく、ときに暑苦しくなってしまうところが、よくもあり、悪くもあり。

ただ、この歌声の個性はやはり強力です。実は彼の歌っている曲自体って、それほどメロディや構成が優れているわけではないと、さっき気がつきました。もしこれを彼ではなく、最近のひ弱な歌声の男性歌手が歌ったなら、たいしておもしろさも味わいも感じないでしょう。曲そのものは、意外と普通で地味なんです。でも、Faustoが、あの声で、あの歌い方で歌うと、曲に命が吹き込まれ、生き生きと力強く響きだします。これが彼の魅力であり、力なのだろうな。

どうやっても力強い重量のある感じになりがちな彼のヴォーカルですが、それに抗うか?のようにスッチャッスッチャッという軽やかなリズムを刻むM9「...E noi a lavorare」とかは楽しいですね。この曲、メロディもどことなくユーモラスだし。あと、レゲエのリズムを取り入れたM5「Ruba ruba」も、タイトルからして楽しげですが、サビの「るば・るば・るば・でぃ・ぴぅ~(るばるば!)」というフレーズも楽しいです。こんなに楽しげな曲なのに、Faustoの歌声が、曲が軽くなるのを阻んでいるような印象があるのも、それはそれでまたおかし。


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2006/04/10

観たぞ! 聴いたぞ! New Trolls!!


先週後半から風邪気味で喉が痛く、個人的なコンディションはあまりよくなかったのですが、行ってきましたよ、4月8日(土)の川崎Club Citta'。そう、New Trolls(ニュー・トロルス)の初来日公演です。しかも、オーケストラつきの「Concerto grosso live」とな。

自分のなかでは、New Trollsはすでに「プログレッシヴ・ロック」ではなくて「イタリアン・ポップス」のグループなのですが、そして実際、彼らの音楽のベースはプログレよりもポップスだろうと思うのですが、日本ではやはりプログレッシヴのイメージが強いですからね。どうしても「プログレ・ファン対応」のプロモーションになってしまうのは、しかたのないところではあります。そのあたりがポップス・ファンの自分としては、いくぶん不満というか、心配なところではありました。彼らの音楽のごく一部でしかない「プログレッシヴな側面」ばかりを抽出・強調したライヴだったら残念だなと。

でも、それはすべて杞憂でした。彼らの本質は、少なくとも今回のライヴを体験して感じた彼らの音楽のベーシックな部分は、プログレでもポップスでもなく、じつは熱いロックだった。

コンサートは、あいだに約20分の休憩を挟む前半と後半に分かれていました。前半はグループのみの演奏によるパート、後半は女性による(男性もほんの少しまじっていましたが)オーケストラをしたがえてのパートです。

コンサートの1曲目は、予想もしなかった 「Nella salavuota, improvvisazioni dei New Trolls registrate in diretta」。アルバム『Concerto grosso n.1』のB面(LP)全部を使って収録された即興性の高い曲です。これからくるかぁ。いきなりコアだ。しかし、会場の大半を占めていたと思われるプログレ・ファンのみなさんの反応は悪くなかったですね。

一方、ポップス・グループとしてのNew Trollsが好きなファンなら狂喜するはずの「Quella carezza della sera」などは、まわりの観客の反応が薄い薄い。自分などはVittorio De Scalzi(ヴィットリオ・デ・スカルツィ)が「次の曲はQuella carezza della seraだよ」と紹介し始めた段階で目がキラキラ&おもいっきり拍手だったんですが。たぶん、プログレ・ファンのみなさんの多くはこのあたりのNew Trollsのアルバムを聴いていないのでしょうね。

約1時間強の前半では、ほかにも「Il treno」や「Let it be me」なども演奏されました。「Annalisa」も前半だったっけ? ときどき、バンド・アンサンブルの詰めが少し甘いかなと思うところもありましたが、とても1960~70年代から活動しているおじいちゃんたちが中心とは思えない、力強い演奏と美しいコーラスを堪能しましたよ。

休憩を挟んでの後半は、いよいよオーケストラとの演奏で「Concerto grosso」です。自分は、曲としての「Concerto grosso n.1」の旬はすでに過ぎていると思っていますので、実はそれほど期待してなかったのですが、まわりのプログレ・ファンなみなさんの熱狂のすさまじいこと。それで余計に自分は引いてしまいました。

「Allegro」「Adagio」「Cadenza」と、学生時代に聴きまくったおなじみのメロディが流れます。ファースト・ヴァイオリンがもう少し艶やかにひいてくれればなぁ。あと、席の関係か、ファースト・ヴァイオリン以外のオーケストラの音があんまりよく聞こえない。まわりの席の人たちはかなり興奮気味のようですが、出来としては「こんなものかな」といった感じでした。CDの『Concerto grosso live』のほうが、まだ感動的だったな。

オーケストラ・フル・フィーチャーのこれら3曲よりも、続く「Shadows」のほうが心地よく聴けました。やはりNew Trollsはロック・グループなんだな。アルバムのなかではあんまりいいと思っていなかったこの曲ですが、ライヴには合いますね。しかし、これでアルバム『Concerto grosso n.1』の収録曲は全部演奏されたことになるんだな。

そして「Concerto grosso n.2」へ。むかしはあんまり好きじゃなかったのですが、いまとなってはこちらのほうが楽しめます。派手で元気のある曲調なので、ライヴにも向いてますね。PAのミキシングを調整したのか、オーケストラの音もバランスよく聞こえるようになってきたし。

ちなみにオーケストラの前列はヴァイオリンの女性4人で、いちばん左がファースト・ヴァイオリンなんですが、この女性はほとんど終始笑顔で弾いていました。哀愁の旋律を奏でるときは、その笑顔はやめようよ。一方、右からふたりめの女性は、終始つらそうな顔で弾いているのですが、弾いていないときにときおり見せる笑顔がなんだか可愛らしかった。いちばん右の女性は、曲調に合わせて笑顔だったり真顔だったり。オーケストラ・パートがお休みのときはずっとバンドのほうを見ていて、ノリのいい曲のときは体でリズムをとっていたりと、個人的にはいちばん好感触でした。(←いったいなんのレポートだ?)

そのほかにも、「Signore, io sono irish」や「Una miniera」がシンフォニック・アレンジで演奏されたりと、こちらも約1時間強、オーケストラ入りのNew Trollsを堪能できました。

休憩込みで約3時間、演奏パートだけでも2時間半くらいあったのですが、ぜんぜん長さを感じない。というか、もっと聴いていたかった(体力があれば、ですが。最後はちょっと疲れた)。比較的プログレ時代の古い曲が中心だったのですが、自分としては『Aldebaran』以降の、もっと新しい(といっても、ずいぶん前になるな)ポップス時代の曲をもっともっと聴きたかった... といった部分はありますが、全体に、非常によいコンサートだったと思います。

ちなみに今回の来日メンバーのベーシストは、元Labyrinth(ラビリンス)の人だそうで。Labyrinthといえばクラシカル・テイストあふれるメロディック・スピード・メタルを演奏するイタリアでも屈指のバンド。そのためか、彼だけステージ・アクションが変です。ノリがメタルです。ハイ・トーン・ヴォーカルも、やっぱり少しメタル入ってます。ついつい観客を食い殺してしまいそうな怖い顔をしてしまうのも、やはりメタルなクセなんでしょうか。せっかくのご縁?なので、これを機に、Labyrinthもぜひ聴いてみよう。

== セットリスト ==

第一部
Nella sala vuota
Annalisa
Corro da te
Il treno
Let it be me
Quella carezza della sera
La prima goccia bagna il viso

第二部
Concerto grosso per 1
- allegro
- adagio
- cadenza
- shadows
In st peter's day
Concerto grosso n°2
- vivace
- andante
- moderato
Quiet seas
Le roi soleil

アンコール1
Signore io sono irish
Una miniera
Concerto grosso n°2 - vivace

アンコール2
Musica


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