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2006年12月

2006/12/27

海鮮塩鍋@SHUN(神楽坂)

夜は焼肉屋で忘年会だというので、お昼はお魚をいただきましょう。毘沙門天横の神楽坂SHUNで、ぶりといわしとつみれの海鮮塩鍋。

Cimg0019熱々お鍋は野菜もたっぷり。素朴な塩味でで美味しいです。ひじきの煮つけとお漬物、ご飯、食後にデザート(クリームブリュレをいただきました)とドリンク(ホットコーヒーをいただきました)がついて1000円。おなかいっぱいです。夜に焼肉なんて食べられるかな。

ちなみに自分はいつもひとりでお昼を食べるのでかまわないのですが、となりのテーブルのオジサン三人組はちょっとかわいそうだった。ひとりの分だけ料理が提供されて、あとのふたりの分はぜんぜん来ない。温かいうちにといわれて先に食べ始めたおじさん、気を使いながらゆっくり食べて多様だけど、食事がほとんど終わりかけになってやっと他の二人の分が出てきてました。自分が以前働いていたレストランでは、同じテーブルに出す料理はできるだけ同じタイミングで提供する=同時同卓を、店長にうるさくいわれたものですがねぇ。

神楽坂SHUN

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ANDREA VOLPINI / LA CAMICIA DELLE GRANDI OCCASIONI (2000)

2003年7月を最後にオフィシャル・サイトの更新が行なわれてないので、いまも活動を続けているのかわかりません。バイオグラフィ等も掲載されてなく、役に立たないオフィシャル・サイトだ。他のサイトでの記述から、どうやらペルージァ生まれらしいということはわかったのですが、年齢とかはわからず。

タイプとしては、ジャズ・ヴォーカルをベースにしたポップスといった感じだと思います。Andrea Volpini(アンドレア・ヴォルピニ)が奏でる歌とピアノを、ウッドベースやサキソフォン、アコーディオン、ヴィブラフォンといったアコースティック系の楽器がサポートします。

ときにぶんちゃっぶんちゃっと軽快に、ときに激しくタンゴ風に、ときに小洒落たヨーロッパの裏通りを思わせるシャンソン風に、ときに甘く哀愁のあるスローなジャズ風にと、いくつかのヴァリエーションでそれなりに聴かせます。

ただ、こういった感じの音楽では、たとえばPaolo Conte(パオロ・コンテ)とかSergio Cammariere(セルジォ・カンマリエーレ)とかVinicio Capossela(ヴィニチォ・カポッセラ)などといった、個性的でクオリティの高いカンタウトーレたちがいます。彼らに比べるとAndreaの音楽は、ヴォーカルの魅力という点でも、楽曲自体の魅力という点でも、見劣り(聴き劣り?)がするのは否めません。さらにバックの演奏も、なぜか眠たい印象だし。

ジャズの上にタンゴとシャンソンとポップスが乗っかっているような音楽は、聴いていて楽しくはあるのだけど、もっと深みや旨みがあってもよかったのになと思います。お酒も飲めるジャズ・クラブでグラスを傾けつつも音楽に集中して聴く、というよりは、生演奏の音楽も聴けるバーでアルコールを楽しみながらBGMに聴く、といったほうがなじむような、そんな感じのアルバムでした。

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2006/12/25

骨付きチキンのロースト じゃがいもとリンゴを添えて@自宅

昨日は家でひさしぶりに骨付き鶏もも肉を焼きました。

取っ手の取れるティファールのフライパンに、厚さ1センチくらいに切ったリンゴを、フライパンの真ん中から円形に、底が2/3ほど隠れるくらい敷く。

厚さ1センチくらいに切ったじゃがいもを、リンゴの周囲に、フライパンの底が見えなくなるまで敷く。

クローブを5~6個、適当に散りばめる。

ニンニクを適当にぶつ切りにして、散りばめる。

リンゴとじゃがいもが半分ほど浸るくらいまで、白ワインを入れる。

両面にしっかりと塩・胡椒した骨付きの鶏もも肉を、皮を上にして、リンゴとじゃがいもの上に乗せる。

皮全体にいきわたる程度に、肉の上からEVオリーブオイルをふりかける。

220度(うちではこれが最高温度)のオーブンで、50分くらい焼く。

全体に火が通り、皮にいい塩梅に焼き色がついたらできあがり。

つくり方は簡単だけど、熱々ふっくらジューシーで美味しいの。フライパンの底に残る、ワインとオイルとリンゴと肉の旨みが入り混じったソースをまぶしたりかけたりしながら食べるとグッド。また、肉の下に敷いたじゃがいもとリンゴはガルニとしていただきましょう。肉とワインの旨みを吸って、美味しくできあがってるはずです。食べ終わったあとに残るソースをパンにつけていただくのも、これまた楽し。

ちなみにワインはランブルスコ・グラスパロッサをあけました。イタリア産の発泡性赤ワイン。しゅわしゅわの炭酸がすっきりと心地よく、ほどよい酸味とタンニンもあって、シンプルな味付けのチキンローストといい塩梅でしたわ。

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2006/12/23

2007年サンレモ音楽祭出場者

2007年のサンレモ音楽祭新人部門の出場者と参加曲が発表されてました。

Elsa Lila "Il senso della vita"
Fabrizio Moro "Pensa"
FSC "Non piangere"
Grandi Animali Marini "Napoleone azzurro"
Jasmine "La vita subito"
Marco Baroni "L'immagine che ho di te"
Mariangela "Ninna nanna"
Patrizio Bau' "Peccati di gola"
Pier Cortese "Non ho tempo"
Romina Falconi "Ama"
Sara Galimberti "Amore ritrovato"
Khorakhané "La Ballata di Gino"
Piquadro "Malinconiche sere"
Stefano Centomo "Bivio"

Marco Baroniってのは、Alex Baroniの息子さんかなにかかしら?

2003年の新人部門に参加したElsa Lila、2000年の新人部門に参加したFabrizio Moroが、今回も新人部門で参加するようですね。

ちなみにサンレモ音楽祭の「Giovanni」部門は、なんとなく日本語では「新人部門」と訳すことが多いけど、もともとGiovanniって「若い人たち」って意味だと思うし、「新人」というよりは「若手部門」のほうがしっくりくるかも。年齢が若いということではなく、日本のお笑い芸人さんたちの世界でいう、年齢やキャリアはそこそこあってもあんまり売れてないって意味での「若手」(^^;)。

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2006/12/22

リゾットを詰めた鶏もも肉の炭火焼とか@さかのうえ(神楽坂)


昨日のお昼は数ヶ月前にオープンした「リストランテさかのうえ」でランチコース。

このお店、オープンしてからしばらくはランチ営業をしておらず、11月のはじめくらいからランチを始めたのだけど、その頃のランチはもっとも安くてたしか3500円からと、会社員が平日のお昼ご飯に利用するにはちょっと躊躇する価格設定だったので、食べに入ったことがありませんでした。でも、昨日メニューボードを見たら、パスタランチは1500円、メインの入ったコースも2000円と2500円の2種類と、お手頃価格に変わっていたので初入店。

頼んだのは、アンティパスト、プリモ、セコンド、ドルチェ、カッフェのついた2500円のコース。ちなみに2000円のコースはここからプリモがはずされます。セコンドではなくプリモをはずすところに、うちはパスタ屋じゃなくてイタリア料理店(リストランテ)なんだというお店の主張が感じられて好ましいです。

それぞれ選んだ料理は、アンティパストに白身魚のカルパッチョ仕立て、プリモに黒豚とポルチーニのラグーソース和えガルガネッリ、セコンドにパルミジャーノのリゾットを詰めた大山鶏もも肉の炭火焼。

どの皿も、彩りよく、丁寧に美しく盛り付けられています。お皿も単純な丸皿ではなく、色や形にデザイン性のある、でも食材の見た目の美しさを損なわないものを使用。印象として、ヌーベル・キュイジーヌ風というか、イタリア国内の庶民的な価格のお店ではまず見られないような、アメリカとかオーストラリアとかのイタリアン・レストランとかのほうが近いような盛り付け。きれいです。美味しそうです。

見た目だけでなく、味付けもいいな。最近はやたらと味付けが強いお店が世の中の主流になっているように思うのだけど、ここはほどよい強さの味付け。塩を利かせすぎず、でもぼんやりした味にはならないように適量を使ってる。火の通し方もよい塩梅。

パスタは歯ごたえよく、ラグーには豚肉がけっこう大きな塊で入っていて、しかもそれが角煮のようにふわふわとろとろ。食が細めの人なら、これ一皿でプリモとセコンドの両方として楽しむことも可能じゃないかしら。しっかりした味のソースなのだけど、濃く味付けされたソースと感じないところが素敵。味付けが濃いのと味が濃いのは、ちょっと違うからね。

メインの鶏肉は、ちょっと焼き鳥風というか、和食の雰囲気を漂わす香りと風味がソースにある。柔らかな肉のなかにリゾットが詰まっていて、ナイフで切りにくいのだけど、味はいいなぁ。肉もジューシーに焼きあがってる。ガルニの野菜は、オーブン焼きとフレッシュのサラダが盛り合わさってるのだけど、オーブン焼きのほうで使われているのが大根だったり長芋(だと思う)だったりで、ここもちょっと和風。大根はスープの味がしっかりしみこんでいて、おでんぽい味だったりもする。

デザートはメロンのシャーベット。大き目のカクテルグラス状の容器にゼリーを固めてクラッシュしたものと粒入りのアイスクリームを2層に入れ、トップにホイップクリームを乗せるという小洒落た盛り付け。一緒に出されたスプーンが食事用のものとたぶん同じで、カクテルグラスに入ったものを食べるには大きすぎてどうしたものかという感じはあったけど(普通にアイスクリームスプーンでいいですよ)、やわらかな味わいと、ときどき異物感を残した食感が楽しかった。

カルパッチョにはボッタルガが振りかけてあったみたいだし、自家製パンはオニオンブレッドでこれまたグッド。量も充分あり、お味もお店の雰囲気もよくて、お値段お手ごろ。うん、気に入りました。ランチルーティンの中にここも加えよう。

リストランテ さかのうえ(ぐるなびのページ)

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2006/12/21

NICCOLO' FABI / LA CURA DEL TEMPO (2003)

1968年5月16日、ローマ生まれ。著名なプロデューサー、Claudio Fabi(クラウディオ・ファビ)を父に持つNiccolo' Fabi(ニッコロ・ファビ)『Il giardiniere』でアルバム・デビューしたのは1997年なので、29歳のときですか。このデビュー・アルバムは自分も持っていて、中途半端にテクノ・ポップ・テイストな、あまり好みに合わないタイプの曲が多く、その後はずっとスルーしていたのだけど、いつのまに、こんなに素敵な曲を歌うカンタウトーレになったのだろう。

ロマンチックで、センチメンタルで、ちょっと都会の孤独や寂しさがあって、だけどどれもがさりげない。おだやかで、どこか夢見るような歌声。淡々としたヴォーカル・ラインをほどよく彩り、包み込む、サキソフォンやオーケストラ。無理に盛り上がることもなく、ことさらに哀愁を振り撒くこともなく、素直に、ときに非常にアーティスティックに、つむぎだされていく音楽たち。

初期の頃に見られた中途半端なエレ・ポップ風味はここには感じられません。派手さはないけど、おだやかで落ち着いた気分になれる、素敵なアルバムでした。CCCDなのが残念。

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2006/12/20

LEANO MORELLI / NATA LIBERA (2003)


Duck Recordの廉価版ベスト「Cantaitalia」シリーズの1枚。1950年10月1日、レッジォ・エミリア(Reggio Emilia)のヴィッラミノッツォ(Villaminozzo)で生まれたカンタウトーレ、Leano Morelli(レアーノ・モレッリ)の再録ベスト盤です。

1970年代後半から80年代初頭にかけて「Nata libera」「Io ti porterei」「Cantare gridare sentirsi tutti uguali」「Musica regina」「Angela」といった曲でサンレモ音楽祭やフェスティヴァルバールに参加し、それなりに高評価を得ていたらしいのですが、現在、彼のリリースした4枚のオリジナル・アルバムはどれもCDになっておらず、入手困難のようです。熱心に探しているファンがいるとも思いにくくはありますが。

ただ、音楽活動自体は続けているようで、1997年にはNomadi(ノマディ)Francesco Guccini(フランチェスコ・グッチーニ)のカバー集、翌98年にはFabrizio De Andre'(ファブリツィオ・デ・アンドレ)のカバー集をリリースしています。また、再録によるベスト盤CDも1995年(D.V.More)と2002年(Duck Record)の2種類を出しています。

CantaitaliaシリーズとしてDuckから再リリースされたこの『Nata libera』は2枚目のベスト盤CDで、タイトル曲の「Nata libera」をはじめとしたサンレモやフェスティヴァルバール参加曲のほか、Rino Gaetano(リーノ・ガエターノ)の「Ma il cielo e' sempre piu' blu」やIvan Graziani(イヴァン・グラツィアーニ)の「Lugano addio」といったカバーも収録されています。

Duckでの再録なので、厚みのある演奏は期待できません。予想どおり、キーボードのアレンジや音づくりはしょぼい部分も多く、せっかくのオーケストレーションも安っぽく感じるだけだったりもします。一方でギターの音はイキイキとしていて、アコースティック・ギターもエレキ・ギターも、なかなか良い音で録れていると思います。また、Leanoの歌声も、以前はもっとひび割れた感じではなかったかと記憶しているのですが、Claudio Baglioni(クラウディオ・バッリォーニ)のように歳をとって丸みが出たのか、意外となめらかかつまろやかな歌い方です。しかし、ときどき往年のひびわれ声を思わせるところがあって、それがいい感じにアクセントになっています。

曲調は基本的に地味で淡々としていて、盛り上がりの少ないフォーク・ポップス/フォーク・ロックといった感じなのですが、カンタウトーレらしいセンチメンタルさやロマンティックさがある歌メロも多く、自分はけっこうよい気分で聴いていられます。ただ、ヴォーカリストとしてそれほど個性が強いわけでも歌唱力があるわけでもないので、カバー曲についてはオリジナルのカンタウトーレで聴いたほうがいいと感じます。また、リズムに軽快さのあるM2「Cantare gridare sentirsi tutti uguali」やM6「Se un giorno non mi amassi piu'」のような曲よりも、スロー系のロマンティックさを持った曲のほうが、やはり魅力的に感じます。M1「Nata liberta」やM3「Un amore diverso」、M4「Io ti porterei」などは、地味だけど味わいのある佳曲じゃないでしょうか。


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2006/12/19

噛むCOMEカム

口の裏側を噛んだ。
噛んだところが腫れた。
腫れたところは噛みやすい。
また噛んだ。

弱ってるな。

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2006/12/18

クリームソースのニョッキなど@ドンナドンナ


微妙に風邪気味で具合が悪く、夕食の用意をしたくないということで、ケータリングを頼むことに。家にあったメニューチラシ類の中から、ホットデリバリーパスタ ドンナドンナに頼むことに決定。クリームソースのニョッキ、ピッツァ・マルゲリータ、やわらかチキンの野菜ドリアをチョイス。

うぅ。味が濃いよ。というか、しょっぱいよ。

ピッツァはトマトの酸味がすっきりしてて、クリスピー・タイプのドウもいい塩梅で、悪くないのだけど、ドリアは塩味が強い。ひと口ふた口食べる分にはいいけれど、食べ続けていくとどんどん味が濃くなってきて、飽きる。品名どおりチキンはやわらかくて美味しいのに、なんでこんなに塩味をつけちゃうかなぁ。

そしてニョッキ。これはもう、ひと口めからしょっぱい。塩加減、失敗してるのと違う? もしこれが通常の味付けなのだとしたら、ここのキッチン・スタッフは味覚がおかしいと思う。ジャンクフードばっかり食べてて、刺激の強い、濃い味にしか味覚が反応しなくなっちゃってるんじゃないだろうか。と思うくらいにしょっぱい。

せっかく美味しそうなメニューがそろってるのに、ニョッキなどは陶器のお皿で提供されてなかなか素敵なのに、味付けがこれじゃなぁ。もう頼まないなぁ、きっと。


ホットデリーパスタ ドンナドンナ

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2006/12/16

今週イタリアから届いたCD

届いたばかりなので、どれもまだ聴いてない。

Renato Zero "Renatissimo! - edizione limitata"
3枚組ベスト。ブック形式のパッケージで、また収納場所に困るな。

Tempiduri "Tempiduri"
Cristiano De Andre'が以前にいたグループ。

Enrico Ruggeri "Cuore muscoli e cervello"
3枚組ベスト。新曲3曲入り。

Audio 2 "Acquatichetrasparenze"
新譜リリースひさしぶりな感じ。自分的にはデビュー盤以来の購入。

Claudio Baglioni "Quelli de gli altri tutti qui"
2枚組カバー・アルバム。オリジナル・アルバムのリリースを望む。

Petra Magoni e Ferruccio Spinetti "Musica nuda 2"
まずは1枚聴いてから。

Corrado Rustici "Deconstruction of a postmodern musician"
彼のプロデュース作品はけっこうあるけど、なにげで彼名義のアルバムを聴くのは初めて。

Pooh "Noi con voi live"
いちおう買っておかないとね、やっぱり。

Cristina Zavalloni "Idea"
誰?

Cesare Cremonini and London Terefilmonic Orchestra "1+8+24"
オーケストラ入りライヴ盤。

Luca Bussoletti "E' soltanto un salto nel vuoto"
新人?買いはやめられん。

Manuel Auteri "Le mie abitudini"
新人?買いはやめられん2。

Sergio Cammariere "Il pane, il vino e la visione"
季節的にジャズ・フィーリングは合いそう。

Luvi De Andre' "Io non sono innocente"
どんな音楽をやっているのやら。

Vinicio Capossera "Nel niente sotto il sole"
Vinicio Capossera "Canzoni a manovella"
Vinicio Capossera "Live in volvo"
すっかり気に入ってしまったので、最近作を少しまとめて購入。

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夕飯に

レタスを丸ごと1個分、サラダにして食べました。


















おなかをこわしました...

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2006/12/15

MAURIZIO GIARRATANO / UOMO DI MARE (2006)


Maurizio Giarratano(マウリツィオ・ジァッラターノ)はシチリアのトラーパニ(Trapani)近郊にあるマザーラ・デル・ヴァッロ(Mazara del Vallo)というところの生まれだそうですが(1978年の獅子座だそうです)、彼の音楽に、いわゆるイタリア南部の香りはほとんど感じません。いまはボローニャに住んでいるようで、いつボローニャに移ってきたのかはわかりませんが、もしかしたらボローニャでの生活のほうが長いのかもしれません。

2002年頃から各地の音楽祭などに参加するようになり、「Confessione di un amore」や「Viaggi e Miraggi」といった曲が高評価を受けたようです。そして2006年、これらの曲を含んだアルバム『Uomo di Mare』でアルバム・デビューしました。

やさしく柔らかな歌声で、ミディアムからスローが中心の、ほんのりノスタルジックな感じを含んだメロディアス・ポップスを歌うというスタイルは、最近ではまったく目新しさのない、ありがちなものです。歌声にもこれといって強い個性はなく、メロディもどこかで聴いたことがあるような気がするものばかり。こういった個性のなさが彼の弱点だと思いますが、逆にいえば、とても安心して聴いていられるともいえ、これはこれで悪くはありません。

M1「Viaggi e Miraggi」では明るく軽やかなアコースティック・ギターのストロークが小気味よく、オーケストラが軽快さとふくらみを加えます。ほんのりノスタルジックなメロディを持った、Lunapop/Cesare Cremonini(ルナポップ / チェーザレ・クレモニーニ)系のポップ・ロックです。

M2「Uomo di Mare」明るくやわらかな印象のなかにノスタルジーがほんのりありますが、こちらはスローなポップス。

M3「Sara'」はエレクトリック・ピアノとキーボードで始まり、おしゃれで都会風のポップスになりそうな予感を漂わせますが、ヴォーカル・パートが始まると、素朴であたたかみのある、どちらかというと田舎くさいポップスになります。この「素朴な感じ」は、なかなか好ましいMaurizioの持ち味といえそうです。

M4「Con il Cielo Sulla Testa」では、室内楽風のたおやかなストリングスとピアノが響き、そこに、どこか懐かしい感じのする柔らかな歌メロが乗ります。やさしい感じのスローなポップ・ロックですが、サビのところのメロディはどこかで聴いたことがあるようなもので、ちょっと没個性な印象も受けます。

M5「Ascoltami」は、いくぶんシリアスな雰囲気のあるスロー・ポップス。1コーラスめはベースとリズム・ボックスにアコースティック・ギターのアルペジオというシンプルな演奏で、2コーラスめからはオーケストラも入り奥行きのある演奏になります。歌い方もこれまでと少し変えているようで、低めに、抑えめに歌っています。このように歌うと声の田舎っぽさが少し抑えられるようです。曲の終盤ではエレキ・ギターも入り、ロック・バラード的な力強さも出てきます。

M6「La Confessione di un Amore」のイントロは、オーケストラとワウワウをかけたエレキ・ギターのコード・カッティングという、なんだかむかしの歌謡曲ぽい印象です。ヴォーカル・パートもちょっとイージー・リスニング風の軽やかさや明るさがあり、歌謡ポップスといった感じです。

M7「Canzone per un'Amica」は最近の若いカンタウトーレによくある感じの軽快で明るいポップ・ロック。やわらかいメロディの連なりとはんなり美しいなめらかさがイタリアン・ポップスらしいと思います。

M8「Con Te Saro'」ではちょっとワイルドな感じに歌いだしますが、やはりノスタルジックな哀愁がほのかに漂っています。サビではワイルドさが後退し、抑えた明るさとやさしさがある素直なメロディになります。

M9「Verso il Sole」では歪んだ音のエレクトリック・ピアノによるコード・カッティングと重い感じのエレキ・ギターがバックに入り、このアルバムでは異色です。演奏に合わせてか、ヴォーカルも力強く歌っているのですが、もともとMaurizioの歌声はあまりパワフルではない、どちらかというと田舎の素朴で優しい兄ちゃん系なので、迫力不足な感じは否めません。それにはかまわず、途中ではハード・ロックなギター・ソロなども入り、いったいどうしちゃったんだろうと思ってしまいました。

アルバム・エンディングのM10「Il Tuo Mondo」は素直でやさしくやわらかなスロー・ポップスに戻ります。これといってどうといったことのない、普通にきれいなポップスなのですが、M9で「どうしちゃったんだ?」感いっぱいになっていたため、なんだかとても安心して聴けました。

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2006/12/11

ボブはどこへいった?


地上波テレビで放映された『ラスト サムライ』を観てたんですよ。家で夕飯食べながら、日本語吹き替えで。

映画の内容については、とくにここでは触れません。それよりも、とても気になることがひとつ。

自分、この映画は劇場で1回観ているのです。そして、そのときにとても印象的だったことのひとつが「ボブ」なのです。

ボブ。劇場で字幕版をご覧になった方なら、あるいは昨日のテレビ放送を吹き替えでなく原語で(の放送もあったのですよね?)ご覧になった方なら、おぼえていらっしゃるでしょう。トム・クルーズ演じるオルグレン大尉の監視役として渡辺謙演じる勝元がつけた、無口な年配の侍のことです。

彼は、この劇中では名前がありません。オルグレンが名前をたずねても答えず、そもそもほとんど言葉を発しません。ただ黙って、しかし常にオルグレンのそばを離れず、ずっとオルグレンを監視しています。

たずねても名前を教えない彼に対しオルグレンは、「それなら、これからおまえをボブと呼ぶことにしよう」といい、以後、なにかあるたびに「ボブ」「ボブ」と彼を呼ぶのです。

ただの見張りである名もなきひとりの老侍が、ボブとして、ひとりの人間として、その存在を認められたわけです。

しかしテレビで放送された日本語吹き替え版では、この老侍はたんに「寡黙な侍」とテロップで紹介されるだけです。オルグレンが彼を「ボブ」と呼ぶことは一度もなく、非常に存在感が薄い。

なぜ、「ボブ」を削除してしまったのだろう。

最後の決戦のときに、オルグレンを守るために、オルグレンの目の前でボブが敵の手にかかって殺されるシーンでも、日本語吹き替えによるオルグレンのセリフは、たしか「よせーっ!」でしたが、あそこは原語では「ボブーっ!」と叫んでいたはず。

最初はたんに「名前のわからないままでは鬱陶しいから」という理由でボブという適当な名前をつけたのかもしれません。しかし、自分で名前をつけたものに対しては、愛着を感じるようになるというのはよくあること。ボブ、ボブと呼ぶうちに、オルグレンがこの老侍に対して好意的な感情を持つようになるのは自然です。また、余計なことを語らず、黙々と自分の任務に励む老侍に、勝元や氏尾などとは表現方法は違うけれど彼らに通じる何かを感じ、ひきつけられ、敬意を持っていたと思うのです。

またボブにしても、殿(勝元)の命令で見張りを命じられた得体の知れない蛮人が、自分のことをボブ、ボブと呼び、友好的に接しようとしてくるなかで、オルグレンに対する感情が、たんなる「捕虜」から「客人」そして「戦友」へと変わっていったと想像するのも難しくないでしょう。

だから、この老侍は「寡黙な侍」ではなく「ボブ」でなければいけないし、オルグレンの叫びも「よせーっ!」ではなく「ボブーっ!」でなければいけないと思うのです。

自分に「オルグレンの見張り役(それはおそらく、警護役も兼ねているのでしょう)」という任務を与えてくれた殿(勝元)の期待と信頼に応えるために、そして、名もなき老侍である自分に「ボブ」という名前をくれ一緒に戦う友人となったオルグレンを守るために、戦場でオルグレンの前に出て敵に殺されたボブもまた、勝元や氏尾に劣らない、立派な侍のひとりだったのです。

なのになのに、昨日のテレビ放送では「ボブ」がなかったために、彼がただの年老いた侍にしか見えず、本当に残念。あの映画での「ボブ」の意味って、けっこう大切だと思うのだけどなぁ。こういうことがあるから、地上波で放送される映画にあんまり興味がなくなってきちゃうのだよなぁ。やはり映画はノーカットで、原語+字幕で見たいです。



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2006/12/10

ジャカランダの咲く町アデレード

061117_ノーステラスに咲くジャカランダ。

061117__1アデレード動物園に咲くジャカランダ。木登りカンガルーがいます。

061122_ノースアデレードのジャカランダ並木。

061122__1ボタニック・パークのジャカランダ。桜に似てるかもしれない。

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2006/12/08

ジャカランダの咲く街へ~アデレード(9)

2006/11/23(木) アデレード(晴れ)→東京(雨)

4時起床。空には星が見える。きっと今日のアデレードはよい天気なのだろう。お茶を飲み、身支度を整えて、4時50分過ぎにチェックアウト。5時に呼んでおいてもらったタクシーで空港へ向かう。

5時半頃、シドニー行のカンタス便に問題なくチェックイン。シドニーから成田まではJALなので、シドニーで再度チェックインしなければならないのがめんどうだ。乗り換え時間も1時間半と短いし。カンタス便が遅れることなく時間どおりに、むしろ少し早めに着くくらいの勢いで飛んでくれるといいのだけど、カンタスのことだから、そうはならないのだろうな。

離陸後40分ほどで朝食。ドライフルーツ入りのシリアル(ミルクつき)、小さなマフィンケーキ、蜂蜜入りのヨーグルト、フルーツジュース、それに紅茶。温かいものが紅茶だけでちょっと寒かったが、味はどれも美味しい。そのあとは着陸まで爆睡。

9時過ぎ、シドニーに着。インターナショナル・トランスファー・デスクでJALのチェックインをしようとしたら、すでにチェックイン手続きが済まされていた。乗り継ぎ時間があまり長くないので、JALのほうで済ませておいてくれたのかもしれない。ただ残念なことに、窓際の席だった。通路際の席がよかった。これでは気楽にドリンクが飲めない。

18時40分、定刻にシドニー発。夕食のメインはチキンのプロヴァンサル風か麻婆豆腐のチョイスのはずだったのだが、自分らの順番がきたころにはチキンがすでになくなってしまっていて残念だった。成田着1時間半前くらいに軽食。チキンのバゲットサンドで、なかなか美味しかった。機内映画で『日本沈没』『プラダを着た悪魔』『トリック2』『レディ・イン・ザ・ウォーター』を見た。

成田には定刻より1時間くらい早い17時半過ぎに着陸。ただ、早く着きすぎてしまいゲートがまだ使用中とのことで、飛行機から降りたのはけっきょく18時過ぎになってしまった。京成電車に乗り、帰宅。今年の素敵な夏休みも終わってしまった。来年もこんな素敵な夏休みが取れるといいのだけど。オーストラリアはやっぱり素敵な国だ。また行ける日がきますように。

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2006/12/07

ジャカランダの咲く街へ~アデレード(8)

2006/11/22(水) 曇りのち晴れ

8時10分起床。空は曇っているし、気温も少し肌寒い感じ。天気予報によれは今日のアデレードは曇りときどき晴れで最高気温は24度。昼間以外はTシャツ1枚ではちょっと寒そうだ。

9時半頃ホテルを出る。今日は主にノース・アデレードを散策する予定。まずはWoolworthでターキーハムを購入。それからトレンス川まで歩き、川沿いのベンチでホテルからもって来たパン、グリッシーニといっしょにハムをつまんで朝ごはん。朝方は曇っていて肌寒かったが、徐々に晴れ間も見えてきて暖かくなってきた。おだやかな川と緑の芝生は非常に静かで美しく、残り物のパンとスーパーのパック入りハムでも素敵なブレックファストになる。

川沿いの遊歩道から上がり、セント・ピータース教会へ。非常に大きく、雰囲気のある教会。観光客向けの日本語のガイドブックも2冊あった。

そのままキング・ウィリアム・ストリートを北上し、オコンネル・ストリートへ。ガイドブックによればおしゃれなカフェなどが並ぶ通りなはずなのだが、それほど栄えた感じはなかった。

オコンネル・ストリートから右折し、馬の飼育場?へ。広いグラウンドがあるが、馬がいる気配はない。と思ったら前方から馬に乗った若い女性が歩道を歩いてきた。普通に乗馬している姿がちょっと不思議。その乗馬女性が通り過ぎた先を見送ると、グラウンドの遠い端のほうに1頭の馬の姿。近くまでいってみると、痩せて毛艶のあまりよくない馬が寂しそうに柵沿いにたたずんでいた。どうしたのだろう、この子。

飼育場をぐるっと回り、となりの広場へ。犬が1頭、リードを離され、広場の中を自由に駆け回っている。走る犬の姿は美しい。

ノース・アデレードのもうひとつの有名な通り、メルボルン・ストリートへ。ここも思ったほど栄えておらず、飲食店もあまり賑わっていない。The Zambracca Cafeというイタリアンの店で昼食。シーフードチャウダーとリゾット・アル・マーレを注文。どちらも魚介たっぷりで、リゾットはお米もたっぷりで、かなりの分量。お腹いっぱいになりました。コーヒーとアップルタイザーをつけて、全部で38ドル30。

トレンス川沿いに戻り、エルダー公園から動物園までの間を行き来する遊覧ボートに乗船。エルダー公園から乗船し、動物園で下船。ひとり6ドル。そこから歩いてボタニック・パークとボタニック・ガーデンへ。どちらも広くて手入れの行き届いたきれいな緑の公園。木陰で休んだりしゃべったり寝ていたりする人がいて、とても平和な感じ。

ボタニック・ガーデンを出たあと、アデレード大学付属の国立ワイン博物館へ。南オーストラリア観光局制作のガイドブックでは入館料が必要となっていたが、実際は入館無料だった。ワインの製造方法についての解説や香りの見本などがあり、なかなか楽しい。

1階のカフェでは有料でワインのテイスティングもできる。アデレード大学ラベルのリースリング、シャルドネ、グルナッシュ、シラーズが少しずつ楽しめて6ドルというテイスティング・セットがあったので試してみる。カウンターで注文してテーブルに着いて待っていたのだが、なかなか持ってこない。他のお客もいたし、カウンターの兄ちゃんはときどきこちらを見ているので、たんに時間がかかっているだけかと思っていたのだが、あまりに時間がかかるのでたずねたら、すっかり忘れられていた。ごめんごめんと謝りながら兄ちゃんは、4種類のワインが入ったグラスと別に「これはお詫び。ぼくの大好きなマスカットでつくった甘いワインだよ」と大きなグラス1杯のスイートワインも持ってきてくれた。テイスティング4種は、シャルドネはちょっと樽の味(というのですか? 焦がしたバターのような風味)が強すぎな感じがしたのと、グルナッシュは熟成が進み過ぎて少しブランデーのような風味が出ていたのが気になったが、リースリングは品のある旨みと香り、すっきりした酸で美味しく、シラーズも強い酸と豊かな果実味がよいバランスだった。それぞれ少しずつとはいえ、全部をあわせるとそれなりの量があり、6ドルというのはお得だと思う。

ほんのり酔っ払ったので、ボタニック・ガーデンに戻り、日当たりのいい芝生で昼寝(といっても夕方だが)。すっかりいい気持ちで40分くらいマジ寝してしまった。

ボタニック・ガーデンが閉園の時間になったので、トレンス川に戻り、少しずつ低くなっていく夕日に照らされる川面を眺めながら、アデレードでの最終日を惜しむ。緑の美しい広い公園がたくさんあり、景観のいい川があり、海にも近いアデレード。とくにエキサイティングなことはないけれど、素敵な場所がたくさんある美しい町だった。明日にはもう発たなくてはいけないのが本当に名残惜しい。

川のそばで19時過ぎまですごし、最後の夕食をとりにグージャー・ストリートへ戻る。今回はホテルにガスレンジがなかったため、肉を焼いていない。なので最後は焼いた肉をと思い、毎日すごい大きな肉の塊を焼いているのが外から見えるアルゼンチン料理店「ガウチョ(Gaucho)」で食べようと思ったのだが、いつもどおり大盛況で空き席がなく、別の店にする。

もう1軒、いつも他の店にない盛況ぶりを見せているタイ料理店「スター・オブ・サイアム(Star of Siam)」という店があり、こちらは5分待ちで入れるというので、最後の夕食はここで取ることに。パンダン(Pandan)という葉っぱで巻いた鳥肉をフライにしたパンダン・チキンと、ココナツ風味のカレーソースにエビをからめた料理(名称を忘れた。Chee Choo Prawnとかそんな名前だったように思う)、それにシンハー・ビールとクーパーズ・ペールエールを注文。ジャスミンライスがついて、全部で53ドル10。量もしっかりあり、チキンの甘酢ソースも、エビのココナツカレーも、甘みと辛さのバランスがとてもよく、かなり美味。ひさしぶりのタイ米もすごくいい感じに炊き上がっている。また、注文時に「シンハー・ビール」と告げたときの、俳優の吹越満さんに少し似た感じの若いウェイターが見せた「よっしゃ!」といったふうな笑顔も好印象だった。

21時少し前、ホテルに戻る。フロントで、明日の朝5時にタクシーを呼んでもらうことと、ウェイクアップ・コールを4時にしてもらうことを頼み、部屋へ。お茶を飲み、シャワーを浴びて、アデレード滞在もいよいよ終わり。

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2006/12/05

串揚げ@風の音(神楽坂)

神楽坂周辺は月曜定休のお店が多くてお昼に困るのです。そんなわけでランチを求めてうろうろしているときに、本多横丁からちょっと入ったところに見つけた串揚げ屋さん。まだオープンして間もないらしい。東京で串揚げって、なんとなくめずらしいような気もする(そうでもないか)。

ランチは3種類。いちばん安いのが800円で、串揚げ7品と生野菜、漬物、ご飯と味噌汁のセット。その上の1200円セット、1600円セットは、串揚げの品数が増えていくようだけど、最近体重が増え気味なので800円のセットを注文。

つけだれ?は3種類。オーソドックスなソースに、ポン酢醤油、そして粗塩(山椒かなにかのスパイスが入っているみたい)。手元の小皿に移してつけるスタイルなので、二度づけもぜんぜんOKなのが気楽。大阪の庶民的な串揚げ屋さんなどはソース共同だから、二度づけしたら怒られます。

串揚げの内容は、その日によってちょっと変わるみたいですが、野菜、肉類、魚と、バランスよく組み合わせてくれます。1~2本ずつ順番に揚げて出してくれるので、揚げたて熱々が食べられます。ウズラの卵とかナスとかは、熱くて火傷しそうでした。最後のワカサギがちょっとばかし魚臭かったかなぁという感じはありましたが、全体にどれも上品でやわらかなお味でいい感じ。自分は基本ポン酢醤油で食べるのが気に入りました。

カウンターが10席くらいとテーブルがふたつ。自分が入ったときにはお客はカウンターに2人連れの若い男性(常連らしい)しかおらず、店内が寂しい。板前さんも物静かだし、女性従業員(奥様かしら)もほとんど声を出さないし。あまりに静かでお客が少ないと、カウンター席で板前さんと対面するようなオープンキッチンは、ちょっと落ち着きません。店内BGMは昭和50年代くらいの歌謡曲がかかっていて、それもなんだか微妙な感じ。揚げ物屋さんにはもう少し、なんというか、華やかさや元気のよさがあるといいなぁ。

板さんが、「ヒマだと、ついサービスしちゃう」といいながら、串揚げを1本余分に出してくれました。熱々の味噌汁も美味しかったし、ただむしっただけのような生キャベツも美味しかった。お腹いっぱいになりました。ご飯と味噌汁はおかわり自由だそうなので、たくさん食べる人も満足でしょう。

オフィシャルサイトなどはないようで、また「ぐるなび」などにも登録されていないみたいなので、お店情報がわからない。ショップカードとかもらってくるのを忘れたので、住所や電話番号などもわかりません。神楽坂五十番の側から本多横丁に入ってすぐの道を右に入った左側の2階。下はビール・バーだったかな。奥には親子丼屋さん(じゃないと思うけど、ランチで出してる)があったりします。

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EUGENIO FINARDI / SUGO (1976)

1952年7月16日、ミラノ生まれ。1970年代にデビューして、おそらくいまも現役で活動中の硬派なカンタウトーレ、Eugenio Finardi(エウジェニオ・フィナルディ)が、テクニシャン集団であるジャズ・ロック・グループ、Area(アレア)のメンバーをバックに従えてリリースしたアルバムです。

Eugenioの曲って、自分はあまり聴いたことがなく、アルバムも、この『Sugo』と、ベスト盤と思われる『La forza dell'amore 2』しか持っていません。曲のメロディや構成の美しさで聴かせるタイプというよりは、おそらくなにかのメッセージ色がある歌詞を力強いヴォーカルで聴かせるタイプといった印象を自分は持っていて、イタリア語がわからない自分にはとっつきにくいし、その良さを感じにくいアーティストのひとりです。

『Sugo』は、バックがAreaということもあってイタリアン・プログレッシヴ・ファンのあいだではよく知られた作品なのですが、自分はあんまり興味を持てず。カンタウトーレ(歌もの)作品として楽しむには歌メロの魅力に欠けるし、プログレッシヴ・ロックとして楽しむには構成の魅力に欠ける、といった印象です。

ただ、バックの演奏そのものはテクニカルでキレがあり、ほんのり地中海風な香りもあったりして、なかなか魅力的。手元にあるのはLPをMDにコピーしたものなのですが、リズム・セクションが非常に良い音で録れていて、力強くて引き締まった演奏を聴かせてくれます。インスト曲も数曲あります。

Eugenioのファンがこのアルバムをどう捉えているのかわかりませんが、なんとなく、EugenioファンにとってもAreaファンにとっても微妙な位置づけにあるような気がする、そんな作品でした。



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2006/12/04

ジャカランダの咲く街へ~アデレード(7)

2006/11/21(火) 曇りときどき雨

7時半過ぎ起床。雲は多いけれど、いまのところまだ雨は降っていない。今日はドイツの町並みが見られるハーンドルフからワインの名産地バロッサ・ヴァレーへと巡るツアーに参加するので、このまま雨が降らずにもってくれるといいのだけど。

8時50分、フロントから「ツアーバスが待ってるから、早く降りておいで」という電話がかかってくる。約束は9時なのだけど、少し早く着いたらしい。急いで下へ降りてバスに乗り込む。ほかにもう一人、電話で呼び出されたのであろう外国人女性を乗せてから、バスは出発。このままツアーに出掛けるのかと思ったら、このバスは違うツアーへ行くバスで、自分たちはヴィクトリア・スクエアで別のバスに乗り換えとなった。

今日のバロッサ&ハーンドルフ・ツアー(ノース・アデレード・ハイライト)に参加したのは6組12人ほど。その割りにはバスがでかい。いくつかの町並みや、おそらく由緒ある建物などについて運転手さんが何か解説してくれている(英語なのでほとんどわからず)のを車窓見物しながら、まずはマウント・ロフティの展望台へ。非常に風光明媚。ちょっと曇りがちで遠くまで見えないのが残念。

次はクリーランド・ワイルドライフ・パークへ。ほどよく広い敷地内にカンガルーやワラビーが放し飼いになっていたり、ネズミっぽい小さな哺乳類が園内をうろうろしていたり、もちろんコアラやウォンバットといったおなじみの動物もいて、その気になれば1日中でも自分たちは楽しめる場所なのだが、残念ながらツアーで来ているので滞在時間は1時間。それでも間近でコアラを見て、ワラビーにも触って、それなりに楽しめた。でもやはり、できることならあと30分か1時間、滞在時間がほしかった。

動物園を出たあとは、1830年代にドイツからの移民がつくった町ハーンドルフへ。ここで昼食(各自自由に)&町散策ということだったが、滞在時間が1時間しかない。食事をしたら、町を見る時間などほとんど残っていなかった。

ちなみに食事は「ハーンドルフ・ガーデン・カフェ(Hahndorf Garden Cafe')」という店で、名前どおりガーデン内の席に座り、ソーセージとザワークラウトのバゲットロール、分厚いハンバーグとたっぷりの野菜をサンドしたハンバーガー、ドイツ産のビール小瓶1本を注文。26ドル程度。安い。しかもハンバーガーは肉の旨みたっぷりなうえに甘酢ソースとさわやかなサワークリームが非常にいいバランスだし、バゲットのほうもしっかりと肉の味がするソーセージとしっかり酢の味がするザワークラウトがいいバランス。口がしつこくなることなく、胃にももたれずに食べられる。付け合わせのフレンチフライもサクサクで、今回のオーストラリア滞在で食べたフレンチフライのなかではナンバーワンといっていいだろう。

また、自分らのとなりのテーブルは予約席になっていたのだが、しばらくして6人くらいの団体がやってきて、どうやらそのなかの年配の男性の誕生日祝いらしい。テーブルに着いたみんなで「ハッピー・バースデイ」を歌うなど、楽しげかつ微笑ましい光景だった。別のテーブルの下げものをしながらそれを聞いていた若い(中学生くらいか?)のウェートレスも楽しげに笑っていた。

13時10分前頃に店を出て、残の10分でバス乗り場に戻りながら土産物屋などを冷やかそうと思っていたのだが、突然大雨が降ってきたので軒のある店の前で雨宿り。やむまでに5分以上かかり、雨が小降りになったタイミングで急いでバスに戻るしかできなかった。滞在時間、あと30分か1時間、長くほしかった。

続いて車窓見物、そしてトイ・ファクトリーへ。トイ・ファクトリーで30分の自由時間があったが、とくに自分には興味を引くものはなし。適当に時間をつぶす。次に向かったのはアンガス・パーク・フルーツ・カンパニー。オーストラリアを代表するドライフルーツの専門工場だそうで、ショップが併設されている。試食の干しぶどうをつまみ、喉が渇いたのでSarsaparillaという薬草味のルートビアーのようなドリンク(2ドル)を好奇心から飲み、あとは店内を冷やかして時間をつぶした。ドライフルーツはたしかにおいしそうではあった。

最後はこのツアーのハイライト、バロッサ・ヴァレーの各ぶどう畑見物(バスの車窓から)とワイナリーでのワイン・テイスティング。

雲が切れて陽の差したぶどう畑は本当に美しい。ワインの産地はどこも美しいと聞くが、ラインガウ(ドイツ)、チンクエ・テッレ(イタリア)とくらべても遜色のないほど、バロッサも美しい場所だった。途中、メングラーズ・ヒル(Mengler's Hill)という、バロッサ・ヴァレーのぶどう畑を一望できる場所で停車したのだが、眼下に広がるぶどう畑の中を自分の足で歩けないのが非常に残念なほど、きれいな畑で埋め尽くされていた。

さまざまなワイナリーの持つぶどう畑のわきをバスは走り抜けていく。そのなかには有名なJacob's Creekの畑もあった。広大な敷地がブドウの種類ごとに区分けされ、それぞれの区画にJacob's Creekのロゴとブドウの名前が記された看板が立っている。醸造所も巨大な工場だった。日本で何度か飲んだことのある家族経営の小さなワイナリー「Bethany」のぶどう畑の横もバスは通り、なんだかとてもうれしくなってしまった。

テイスティングによったのは「Klie」という家族経営のワイナリー。このラベル、見かけたことがあるような、ないような。テイスティングのできるワインは白が3種類ほどと赤ワインが6種類ほど、スパークリングが赤と白、スウィートの3種類。デザートワイン2種類にフォーティファイドワイン2種類と、けっこう充実している。しかも、頼めば何種類でもテイスティングさせてくれる。2005年のリースリングは品のよい酸と甘み。2006年のリースリングはまだ若い感じで、よりドライ。2000年のシラーズはかなり熟成が進み、ブランデーのようなニュアンスも出てきはじめている。2005年のメルロー「Deer Stalker」はまだ若い感じで、低価格帯のボルドーに似たニュアンスが少し感じられる。スイートワインは、リースリングとセミヨンでつくられたものは上品かつさわやか、もうひとつはブドウを忘れてしまったが、蜂蜜のような風味が楽しめた。高級ワインの味ではないけれど、気さくで楽しい感じの味わいだった。

ワイナリーをあとにし、アデレードへ戻る。ツアー・パンフではブリッジウォーター・ミルというところへも行くようなことが書いてあったが、時間の都合か何かで今回はカットになったようだ。17時半過ぎ、ホテルに到着。荷物を置き、お茶を飲み、一休みしてから夕食をとりに出掛ける。アデレード滞在もあと2日だし、セントラル・マーケットも終わっている時間なので、今日はレストランで食事をとろう。

19時半頃ホテルを出て、グージャー・ストリートのレストランをチェック。昼にソーセージとハンバーグを食べているので、夜はシーフードを食べたい。とくにこのあたりの名産らしいWhiting(タラの一種らしい。とくにKing George Whitingというのが自慢らしい)を食べたい。店頭に張り出されたメニュー表を調べた結果、Paul'sという店で食べることに。WhitingとGar Fish(ガーという白身魚)、Snapper(鯛の一種)のミックス・グリルと、串に刺したエビ4尾をおそらく直火で炙ったもの、グリークサラダを注文。パン2切れのほかに、お約束のようにポテトの揚げたものがついている。それとグラスで白ワインを4杯飲んで、全部で76ドル。魚はどれもやわらかな甘みや旨みがあって美味しいし、エビはぷりぷり。ギリシャやトルコが混じったようなエキゾティックな雰囲気のある髭もじゃ長髪の調理担当兄ちゃんも感じがよく、声がでかくて威圧的でちょっとこわい感じのアジア人ホールスタッフも帰るときには笑顔で声をかけてくれたし、全体的にとてもいいお店だった。

21時過ぎ、ホテルに戻り、コーヒーブレイク。シャワーを浴びて就寝。明日はいよいよアデレード最終日。土曜に買ったパンが少し残っているので、ランドル・モールのウールワース(Woolworth)で少し総菜を買い足して、明日のお昼はエルダー・パークあたりでピクニック・ランチにでもしよう。

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2006/12/03

ジャカランダの咲く街へ~アデレード(6)

2006/11/20(月) 晴れ

4時50分起床。というか、部屋に備え付けの目覚ましをかけておいたのだが、この目覚ましがちゃんと機能するのだろうかという不安と、早く起きなくては、寝坊してはいけない、5時前には起きなくてはという意識が強すぎたためか、あまりよく眠れなかった。空はまだ真っ暗。星がきれいに出ているので、雲はすくなそう。早朝だが、寒い感じはなし。

お茶を飲み、身支度を整えて、5時50分少し前にホテルの前でツアーバスを待つ。ホテル前にはほかにもバスを待っている風の外国人が何組かいる。みんなカンガルー島へ行くのだろうか。

6時、時間どおりにバス到着。名前を確認して乗り込む。ホテル前にいた外国人たちも乗ってくる。やはりみんな行くようだ。バスはほかのホテルにもいくつか寄り、そのたびにけっこうな数の外国人が乗ってくる。

バスはヴィクトリア・スクエアのツアー・オフィス前につき、そこで皆いったん降りて、フェリーのチェックインを済ます。オフィス前にはすでにチェックインを待っている外国人が何人もいて、さらに別のバスもツアー客を連れてきた。これはなかなか大人数のツアーになりそう。オフィスからフェリーまでお客を連れていくバスは、最終的に3台になった。

昨夜あまりよく眠れなかったのと、今朝早起きしたこともあり、すごく眠い。ヴィクトリア・スクエアを出てしばらくしたあたりで、すっかり居眠りしてしまった。そして目が覚めたとき、あたりの風景は一変していた。すっかり山のなかになり、目の前には牧草を食む牛や羊、朝の光の中でたたずむ美しい馬。草むらのなかには野生のカンガルーもいたりして。さらには広いぶどう畑やオリーブ畑。非常に美しい景色が広がっていた。

7時前にヴィクトリア・スクエアを出てから約2時間弱、フェリー乗り場のある町Caep Jervis(ケープ・ジャーヴィス)に着く。フェリーはすでに桟橋に停泊していて、すぐに乗船。約45分ほどでカンガルー島へ着く予定。

船は思ったより揺れた。3階のデッキで手摺りに寄りかかったら、なんか落ちそうな気がするくらい。また風がすごく強いので、風がそれほど当たらず揺れも弱い気がする2階のデッキで海を眺める。途中、イルカが2~3頭、船の横を元気に泳いだりジャンプしたりするのが見られたのがうれしい。もっとイルカがいないかと、その後もずっと海を眺めていたのだが、イルカの姿を見たのはそれっきりだった。

10時少し前にカンガルー島着。ツアーバスに乗り換え、1デイ・ツアーのスタート。まずは野生のアザラシがごろごろしているのを間近に眺められるシール・ベイをめざす。

青く、深く、美しい色の海。シール・ベイにはその名のとおり、本当にアザラシがごろごろいた。アザラシがころがっているのと同じ砂浜に入れるのだが、動物保護と安全確保の観点から、ツアーガイドと一緒かつツアーガイドのそばを離れてはいけない(むやみにアザラシに近づいてはいけない)ことになっている。テレビタレントの青木さやかを細くしたようなシール・ベイのガイドに連れられて砂浜へ。アザラシの生態などを説明してくれるのを聞きながら(といっても英語なので、ほとんどわからなかったけど)約30分ほどアザラシ見物。砂浜で転がるアザラシ、海で子供に泳ぎを教えているところだという親子アザラシ、沖合でジャンプしたり波に乗ったりしているアザラシ。アザラシ堪能。

アザラシの次は食事。すでに12時を回っているし、早起きして何も食べていないので、お腹がすいた。BBQランチの会場に着いたのは午後1時頃。野菜のスープ、サラダ数種類、ラムのステーキとハンバーグ、ソーセージのグリル。ドリンクはコーヒー、紅茶、牛乳、オレンジジュースなど。スープは野菜の味以外に余分な味付けがほとんどされていないシンプルなもので、好ましい。グリル類はおなじみの味。サラダが、野菜の味がしっかりと濃くて美味しかったのと、牛乳が美味しかったのが印象的。

食後はユーカリ林の中を軽くウォーキングして野生のコアラを探す「コアラ・ウォーク」。コアラ・ウォーク・エリアにはもちろん木の上にコアラが何頭か寝ていたりするのだけど、そのエリア以外のユーカリの木も丹念に探して見ると、普通に野良コアラが寝ていたりする。また、食堂のそばには野生の(だけど妙に人慣れた)カンガルーもいたりする。

コアラ・ウォークのあとはフリンダース・チェイス国立公園を多少ゆっくりめに走るバスの窓から眺めて、そのままリマーカブル・ロックスへ。海に突き出た岩の上にある、風と波に侵食されて変な形になった岩。珍しいといえば珍しいけれど、岩そのものよりも周囲の海の美しさのほうが印象的。

変な岩を見たあとは、1906年に建てられたケープ・デュ・クーディク灯台の横を通り過ぎて、アドミラルズ・アーチへ。波の侵食によって口の開いた鍾乳洞のような形になっている場所。海にはたくさんのファー・シールが泳いでいる。奇妙で美しい自然の造形物だが、アザラシ臭いのが玉に傷。

最後はロッキー・リヴァー。リヴァーといっても川ではなく、ユーカリの森林地帯にある開かれた場所で、ヴィジターセンターがある。自由時間が25分と短かったのだが、ユーカリ林のなかを散策し、木の上で寝ている野良コアラや、薮の中で木をかじっている野良ワラビーなどを見つけて楽しむ。

1デイ・ツアー客の多くは、ここからフェリー乗り場まで戻って、フェリー&バスでアデレードに帰っていくのだが、それだとアデレード着が22時半くらいになってしまう。それだと帰りが遅いし、夕食をどうしていいか困るので、自分らは飛行機で帰るオプションをつけた。なのでキングスコートでツアーバスを降りる。ほかにもドイツ人の団体がバスを降りた。予約したのが遅かった自分らは18時45分発の飛行機が取れず、1時間後の19時45分発で帰るのだが、ドイツの人達は18時45分発で飛び立っていった。

自分らの乗る飛行機は15分遅れの20時に出発。所要時間30分、実際に飛んでいる時間は20分程度の短いフライトだが、水とキャンディのサービスがあるのがなんか素敵。地元民が使う地域便のようで、CAさんとお客のおじさんは顔なじみらしく、すっかり世間話で盛り上がってたりするあたりも素敵。

20時半過ぎにアデレード着。空港には帰りのクルマが待っていてくれて、21時にはホテルに着いた。

軽くシャワーを浴びてから夕食。土曜日に買っておいたパン(トルコパンとフォカッチャ)、オードブルの詰め合わせ(ドライトマト、アーティチョークのオイルづけ、フェタチーズ)と、ジャガイモをマイクロウェーヴで茹でたものを食べる。

ワインはVintage Cellars = Verdelho Riverina 2006 / Alberta Wines。アルコール度数は12.5%。すっかりお世話になっている?セントラルマーケット内の酒屋「Vintage Cellars」のプライヴェート・ブランドらしいので、お礼として?購入。産地はニュー・サウス・ウェールズらしく、ご当地ワインじゃなかったのはちょっと残念。

このワイン、非常にフルーティな香りがする(バックラベルによれば「熟したメロンとベイクド・トーストのような」だそうだ。そういわれると、そんな気がする)。味わいにはトロピカルフルーツのような甘い風味と柑橘系のさわやかな酸が感じられる(バックラベルによるとマンゴのフレーバーにグレープフルーツの皮のようなぴりっとしたフィニッシュだそうだ。そういわれると、そんな気がする)。フルーティかつスッキリさわやかで、果実の旨みも強いけれどしっかり辛口。ヴェルデルホ・リヴェリーナというブドウ?のワインを飲むのは初めてだが、きりっとしたキャラクターは暑い日のブランチなどにぴったりだろう。今日のメニューはどれも塩味が強すぎて、ちょっとこのワインとは合わない感じだが、ワインそのものはなかなかおいしい。

アルコールが入ったらいっそう眠い。そろそろ寝よう。明日はハーンドルフからバロッサヴァレーへと行くツアーに参加。9時ピックアップだったから、8時少し前くらいに起きないと。夕方のニュースによると明日は天気が悪そうなのが心配。

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2006/12/01

ジャカランダの咲く街へ~アデレード(5)

2006/11/19(日) 曇りときどき雨

9時半過ぎ起床。朝の空は昨日よりも雲が多い感じ。でも先週発表された週間予報では、気温は昨日よりも高いはず。実際、空気はほんわかと暖かい感じがする。

10時半頃ホテル発。予定どおりポート・アデレードへ向かう。アデレード駅まで歩き、そこから電車。往復チケットは昨日のトラムと同じ切符で、料金も7ドル20と同じ。

アデレード駅から20分ほどでポート・アデレード駅に着く。駅からヒストリカル・センターまでは歩いて5分ほど。今日は日曜日だけオープンするフィッシャーマンズ・ワーフ・マーケットがある日なので、もっとにぎわっているかと思ったが、町はかなりひっそりとした感じ。まずはお昼を食べようと、どこか美味しいシーフードを出してくれそうな店を探したが、サンドイッチなどの軽食を出す店くらいしか見つからず。

マーケットそばのバックパッカーズ・ホテルのようなところの1階がパブになっていて、何か食べられそうなのでそこに入る。初めてのオーストラリア(ケアンズ)で初めて食事をしたアンダードッグ・パブを思い出す。バラムンディのグリル12ドル50と野菜のキッシュ(7ドルくらいだったか)、それに地元アデレードのビールCooper'sを小ジョッキで1杯。ビールは小ジョッキだと1ドル80とかなり安い。料理はシンプルで美味しく、やっぱりフレンチフライがたっぷり。お腹いっぱいになった。

食後、ポート・アデレード川を少し散策。といっても、歩ける範囲は非常に狭く、ほとんど川べりで川を眺めるくらいしかできない。この川にはイルカがいるらしいが、町から見られる範囲にはいなさそう。残念。

いちおうこの町のハイライトであるはずの、日曜のみオープンのマーケットを見て回る。マーケットというよりもフリーマーケットといった印象で、売られているものの半分近くはがらくたみたい。町もほとんど「終わってる」感じで、マーケットも非常に微妙。

昼に山ほどフレンチフライを食べて喉が渇いたので、川沿いのカフェでドリンクを飲む。レギュラーサイズのアップルサイダー3ドル50と、カフェラッテ3ドル。アップルサイダーは自然な炭酸とリンゴの甘みが喉に心地いい。

ポート・アデレードでの最後のアトラクション、15時15分発の「ドルフィン・エクスプローラー・クルーズ」に参加。ポート・アデレード川にいるイルカを見にいこうというリヴァー・クルーズ・ツアー。日曜日は1時間半のクルーズが2ドル50と、ふだんより少し安くなっているようだ。途中で少し雨が降ったり、けっきょくイルカは(たぶん行きと帰りで同じ)2頭の背中が少し見えた程度だったが、それでも船の上は気持ちよく、悪くないツアーだった。ちなみに、乗船を待っているとき、同じく乗船を待っている見ず知らずの外国人に肩をつつかれ、「おまえ、ジョン・レノンに似てるな」といわれた(らしい。英語なのでよくわからず)。

ポート・アデレードからは、日曜は電車が1時間に1本しかない。17時16分発の電車でアデレードへ戻る。アデレードへは17時40分頃着。日曜日だし、それでなくてもすでに5時を過ぎているので、ランドルモールのお店もみんな営業時間が終わっていた。24時間営業のコンビニで1.5リットルのミネラルウォーターを補充。2ドル。

夕食は、昨日のうちに買っておいたパイとスモークターキーがあるので、それで充分だろう。ワインは白が冷蔵庫に入れてあるのだけど、感じとしては赤のほうがおいしそう。ただ、セントラルマーケット内の酒屋は今日は休みなので、グージャーストリート沿いに見つけたボトルショップへ入ってみる。しかし、比較的値段の高いワインが多く、またアルコール度数も14%や15%と高いので、今日はやめにする。明日はカンガルー島ツアーでかなり早起きをしなくてはいけないので。代わりにビールの小瓶を3本購入。昼にペール・エールを飲んでとても美味しかったご当地ビール、クーパーズ(Cooper's)のスパークリング・エール(Sparkling Ale)とダーク・エール(Dark Ale)、そして西オーストラリアはフリーマントル(なつかしい!)産、マチルダ・ベイ(Matilda Bay)のボヘミアン・ピルスナーというもの。全部で9ドル30。

マチルダ・ベイは日本のビールにも似た、苦みのある味わい。スパークリング・エールはマチルダ・ベイのあとに飲んだからかもしれないが、ちょっと甘みを感じる。スパークリングという名称どおり、すっきりとした炭酸が感じられてきりっとスッキリ飲みやすいのだが、アルコールは5.8%もあるので侮れない。ダーク・エールは焦がしたような香ばしい香りのする黒ビール。自分はこういったタイプのビールが好き。

ターキーは非常に香りよくスモークされていて、肉の旨みもたっぷり。ビールのお供にもバッチリのあじわい。とても美味しい。パイは2種類、バロッサ・ペイストリーとコーニッシュ・ペイストリー。バロッサのほうはパイ生地の中に肉とジャガイモ、ニンジンが入っていて、印象としてはコロッケパン。コーニッシュのほうはパイ生地の中に肉とジャガイモ、ニンジン、タマネギが入っていて、内容的にはバロッサと似ているのだが、こちらは塩胡椒の味が強く、印象としてはシンプルな味付けの野菜スープもしくは塩焼きそば(そば抜き)。似ているけれど、ちょっと違う2種類のパイも、ビールと美味しく楽しめた。

明日は朝5時50分にツアーバスがホテルに迎えにくる。ということは、4時半過ぎくらいには起きないといけないのかな。すごく眠そう。今日は早く寝よう。

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