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2006/12/03

ジャカランダの咲く街へ~アデレード(6)

2006/11/20(月) 晴れ

4時50分起床。というか、部屋に備え付けの目覚ましをかけておいたのだが、この目覚ましがちゃんと機能するのだろうかという不安と、早く起きなくては、寝坊してはいけない、5時前には起きなくてはという意識が強すぎたためか、あまりよく眠れなかった。空はまだ真っ暗。星がきれいに出ているので、雲はすくなそう。早朝だが、寒い感じはなし。

お茶を飲み、身支度を整えて、5時50分少し前にホテルの前でツアーバスを待つ。ホテル前にはほかにもバスを待っている風の外国人が何組かいる。みんなカンガルー島へ行くのだろうか。

6時、時間どおりにバス到着。名前を確認して乗り込む。ホテル前にいた外国人たちも乗ってくる。やはりみんな行くようだ。バスはほかのホテルにもいくつか寄り、そのたびにけっこうな数の外国人が乗ってくる。

バスはヴィクトリア・スクエアのツアー・オフィス前につき、そこで皆いったん降りて、フェリーのチェックインを済ます。オフィス前にはすでにチェックインを待っている外国人が何人もいて、さらに別のバスもツアー客を連れてきた。これはなかなか大人数のツアーになりそう。オフィスからフェリーまでお客を連れていくバスは、最終的に3台になった。

昨夜あまりよく眠れなかったのと、今朝早起きしたこともあり、すごく眠い。ヴィクトリア・スクエアを出てしばらくしたあたりで、すっかり居眠りしてしまった。そして目が覚めたとき、あたりの風景は一変していた。すっかり山のなかになり、目の前には牧草を食む牛や羊、朝の光の中でたたずむ美しい馬。草むらのなかには野生のカンガルーもいたりして。さらには広いぶどう畑やオリーブ畑。非常に美しい景色が広がっていた。

7時前にヴィクトリア・スクエアを出てから約2時間弱、フェリー乗り場のある町Caep Jervis(ケープ・ジャーヴィス)に着く。フェリーはすでに桟橋に停泊していて、すぐに乗船。約45分ほどでカンガルー島へ着く予定。

船は思ったより揺れた。3階のデッキで手摺りに寄りかかったら、なんか落ちそうな気がするくらい。また風がすごく強いので、風がそれほど当たらず揺れも弱い気がする2階のデッキで海を眺める。途中、イルカが2~3頭、船の横を元気に泳いだりジャンプしたりするのが見られたのがうれしい。もっとイルカがいないかと、その後もずっと海を眺めていたのだが、イルカの姿を見たのはそれっきりだった。

10時少し前にカンガルー島着。ツアーバスに乗り換え、1デイ・ツアーのスタート。まずは野生のアザラシがごろごろしているのを間近に眺められるシール・ベイをめざす。

青く、深く、美しい色の海。シール・ベイにはその名のとおり、本当にアザラシがごろごろいた。アザラシがころがっているのと同じ砂浜に入れるのだが、動物保護と安全確保の観点から、ツアーガイドと一緒かつツアーガイドのそばを離れてはいけない(むやみにアザラシに近づいてはいけない)ことになっている。テレビタレントの青木さやかを細くしたようなシール・ベイのガイドに連れられて砂浜へ。アザラシの生態などを説明してくれるのを聞きながら(といっても英語なので、ほとんどわからなかったけど)約30分ほどアザラシ見物。砂浜で転がるアザラシ、海で子供に泳ぎを教えているところだという親子アザラシ、沖合でジャンプしたり波に乗ったりしているアザラシ。アザラシ堪能。

アザラシの次は食事。すでに12時を回っているし、早起きして何も食べていないので、お腹がすいた。BBQランチの会場に着いたのは午後1時頃。野菜のスープ、サラダ数種類、ラムのステーキとハンバーグ、ソーセージのグリル。ドリンクはコーヒー、紅茶、牛乳、オレンジジュースなど。スープは野菜の味以外に余分な味付けがほとんどされていないシンプルなもので、好ましい。グリル類はおなじみの味。サラダが、野菜の味がしっかりと濃くて美味しかったのと、牛乳が美味しかったのが印象的。

食後はユーカリ林の中を軽くウォーキングして野生のコアラを探す「コアラ・ウォーク」。コアラ・ウォーク・エリアにはもちろん木の上にコアラが何頭か寝ていたりするのだけど、そのエリア以外のユーカリの木も丹念に探して見ると、普通に野良コアラが寝ていたりする。また、食堂のそばには野生の(だけど妙に人慣れた)カンガルーもいたりする。

コアラ・ウォークのあとはフリンダース・チェイス国立公園を多少ゆっくりめに走るバスの窓から眺めて、そのままリマーカブル・ロックスへ。海に突き出た岩の上にある、風と波に侵食されて変な形になった岩。珍しいといえば珍しいけれど、岩そのものよりも周囲の海の美しさのほうが印象的。

変な岩を見たあとは、1906年に建てられたケープ・デュ・クーディク灯台の横を通り過ぎて、アドミラルズ・アーチへ。波の侵食によって口の開いた鍾乳洞のような形になっている場所。海にはたくさんのファー・シールが泳いでいる。奇妙で美しい自然の造形物だが、アザラシ臭いのが玉に傷。

最後はロッキー・リヴァー。リヴァーといっても川ではなく、ユーカリの森林地帯にある開かれた場所で、ヴィジターセンターがある。自由時間が25分と短かったのだが、ユーカリ林のなかを散策し、木の上で寝ている野良コアラや、薮の中で木をかじっている野良ワラビーなどを見つけて楽しむ。

1デイ・ツアー客の多くは、ここからフェリー乗り場まで戻って、フェリー&バスでアデレードに帰っていくのだが、それだとアデレード着が22時半くらいになってしまう。それだと帰りが遅いし、夕食をどうしていいか困るので、自分らは飛行機で帰るオプションをつけた。なのでキングスコートでツアーバスを降りる。ほかにもドイツ人の団体がバスを降りた。予約したのが遅かった自分らは18時45分発の飛行機が取れず、1時間後の19時45分発で帰るのだが、ドイツの人達は18時45分発で飛び立っていった。

自分らの乗る飛行機は15分遅れの20時に出発。所要時間30分、実際に飛んでいる時間は20分程度の短いフライトだが、水とキャンディのサービスがあるのがなんか素敵。地元民が使う地域便のようで、CAさんとお客のおじさんは顔なじみらしく、すっかり世間話で盛り上がってたりするあたりも素敵。

20時半過ぎにアデレード着。空港には帰りのクルマが待っていてくれて、21時にはホテルに着いた。

軽くシャワーを浴びてから夕食。土曜日に買っておいたパン(トルコパンとフォカッチャ)、オードブルの詰め合わせ(ドライトマト、アーティチョークのオイルづけ、フェタチーズ)と、ジャガイモをマイクロウェーヴで茹でたものを食べる。

ワインはVintage Cellars = Verdelho Riverina 2006 / Alberta Wines。アルコール度数は12.5%。すっかりお世話になっている?セントラルマーケット内の酒屋「Vintage Cellars」のプライヴェート・ブランドらしいので、お礼として?購入。産地はニュー・サウス・ウェールズらしく、ご当地ワインじゃなかったのはちょっと残念。

このワイン、非常にフルーティな香りがする(バックラベルによれば「熟したメロンとベイクド・トーストのような」だそうだ。そういわれると、そんな気がする)。味わいにはトロピカルフルーツのような甘い風味と柑橘系のさわやかな酸が感じられる(バックラベルによるとマンゴのフレーバーにグレープフルーツの皮のようなぴりっとしたフィニッシュだそうだ。そういわれると、そんな気がする)。フルーティかつスッキリさわやかで、果実の旨みも強いけれどしっかり辛口。ヴェルデルホ・リヴェリーナというブドウ?のワインを飲むのは初めてだが、きりっとしたキャラクターは暑い日のブランチなどにぴったりだろう。今日のメニューはどれも塩味が強すぎて、ちょっとこのワインとは合わない感じだが、ワインそのものはなかなかおいしい。

アルコールが入ったらいっそう眠い。そろそろ寝よう。明日はハーンドルフからバロッサヴァレーへと行くツアーに参加。9時ピックアップだったから、8時少し前くらいに起きないと。夕方のニュースによると明日は天気が悪そうなのが心配。

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コメント

 すっごく面白そうですね、カンガルー島。ホテルを出てから島到着まで4時間くらいって、ちょっと遠いですね。そこに泊まることもできるんですか? 日帰りではもったいないような。

>「熟したメロンとベイクド・トーストのような」
 って、全く想像できない味・・・。

投稿: なこ | 2006/12/03 18:52

カンガルーを手なずけて、伝書バトならぬ伝書カンガルーをつくることが出来たら面白いと思いますo(^-^)o

投稿: shun | 2006/12/04 00:53

>なこさん

カンガルー島はけっこう大きな島なのですが、それなりに「町」として機能しているのが2箇所だったかな。そこには宿泊設備もあるのですが、ほかはほとんど林と畑みたいな感じです。

で、島内にはバスや電車といった公共の交通機関がないのですよ。公共バスがあればなぁ、ツアーではなく個人で島にいって2~3泊し、野生動物を求めて1日中国立公園内をうろうろ... とかしたかったのですけどねぇ。

バスとかがないので、たいていの場合はツアーでいくことになります。ツアーには日帰り以外に、2泊、3泊といったものもあるのですが、たんに「訪れる場所」が増えるだけで、ひとつの場所の滞在時間が劇的に延びるわけじゃなく、あわただしさは変わらない感じだったので、自分らは日帰りを選びました。自分でクルマを運転するなら、個人で島に渡ってレンタカーを借りたほうが楽しいと思います。あたしゃもう何年も運転をしていないので、断念しました。

「熟したメロンとベイクド・トーストのような」香りはねぇ、そういわれても想像できないのだけど、実際にかいでみると「なるほど、そうかもしれないな」と思うのであった。

>shunさん

カンガルーはねぇ、しょっちゅうクルマに轢かれるのですよ、どうやら。草むらから車道に突然飛び出してくるから。注意してみてるとね、道端にカンガルーやワラビーが死んでるのをよく見かけたりします。なので、伝書カンガルーとして手なづけても、大切な文書が相手に届く確率がけっこう低いのではないかと。届く前に轢かれちゃう(ToT)。

しかし、カンガルー島で初めて、草っぱらをすっごい勢いで飛び跳ねていくカンガルーを生で見たのですが(動物園とかではたいていみなさん、寝てらっしゃいます)、美しいな。そんでもって、めっちゃ速い!

投稿: もあ | 2006/12/04 09:09

 そうそう、やっぱり車が必要ですよ。オーストラリア広いし。免許持っているなら、ちょっと練習したらいいじゃないですか?

投稿: なこ | 2006/12/04 17:20

オーストラリアは広いけど、東京は狭いのです(^^;)。クルマよりも電車・バスのほうが圧倒的に便利だし時間も早いことが多いんだもん。なもので、もう15年くらい運転してません。

最近はおじいちゃん化がかなりすすんでいて、目もよく見えなくなってきたし、瞬発力や反応力も落ちてきてますから、少なくとも東京に住んでいるかぎりは、クルマを運転したいとはぜんぜん思いませんねぇ。もしオーストラリアに移住するようなことがあったら考えますけど。

投稿: もあ | 2006/12/04 19:24

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