秋刀魚のスパゲティ@ステファノ(神楽坂)
昨日のお昼はおなじみ&お気に入りのリストランテ・ステファノでランチコースを。今週2回目。火曜日に食べた子羊とパプリカのリゾット、鶏もものジャンボネットのボリート(鶏肉にきのこなどの詰め物をして、スープで煮た、のかな?)もメチャ旨でしたが、コースメニューに載っていた別のプリモ&セコンドも、すっごく気になっていたのです。
というわけで、プリモに「秋刀魚とウイキョウのスパゲティ 白ワイン風味」、セコンドに「本日の鮮魚のソテー ポロネギとアサリのソース」をいただきました。これでお腹いっぱいになっちゃうので、アンティパストとドルチェはパス(もうコースじゃないじゃん)。最後のエスプレッソはつけてもらい、アレンジ価格1650円。
セコンドの魚のソテー(白身でふっくら、ふんわり甘い)もポロネギソースのやさしい甘みがとっても美味でしたが、なんといっても秋刀魚ですよ、秋刀魚。身をほぐした秋刀魚がふんだんに、満遍なく、パスタにまぶっていて、トッピングにも大きな切り身の炙ったものが2切れ。味わい深い秋刀魚の旨みがたっぷりです。ウイキョウ(フェンネル)の葉のさわやかな風味が秋刀魚の持つ脂の旨みとすっきりマッチ。あつあつパスタと一緒にほうばると、口の中から海の音が聞こえてきそう。目の前にはイタリアの青い海、沖合いからいっそうの小さな漁船が港に戻ってきて、秋刀魚を担いで船から降りてきたのは小柄で年配の... 日本人のおじさん猟師? なんてことを思い浮かべながらいただきましたさ。
秋刀魚のスパゲティは神楽坂にある別の某イタリアン・レストランでも食べたことがあるのだけど、そこのはなぜかパスタ自体が生ぬるく、秋刀魚も切り身は2切れ載っていたけれどまぶし用のほぐし身は少なくて、「秋刀魚のスパゲティ」というよりは「秋刀魚とスパゲティ」という感じで残念に思ったことがある。
でもステファノさんが出してくれたのは、まぎれもなく「秋刀魚のスパゲティ」。秋刀魚の旨みがパスタ全体にいきわたり、パスタとしっかり絡みあってる。いついっても期待を裏切らないな、このお店は。そもそも、ここで提供される魚介系のパスタって、魚介の使用量が多めだと思う。さすがにイタリアのお店で食べたものほどは多くないのだけど、日本の中途半端な店で出しているものよりはぜったい多い。「このぐらい使わないと、味が出ないよ」と以前、ステファノさんがいっていたが、まったくもってそのとおりなのだよなぁ。
美味しゅうございました。
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コメント
もあさん、今晩は。
「秋刀魚を担いで船から降りてきたのは小柄で年配の... 日本人のおじさん猟師」
↓
おもしろい!
イタリアと日本のイメージの合体。
投稿: ムーン・フェアリー・ヒロコ | 2006/11/10 20:37
秋刀魚~! 何年も食べてない・・・。
ステーファノって絶対行ってみたい店ですね。日本でイタリアンはまず行かないのですが、ここは味わってみたいと思わせる店です。
投稿: なこ | 2006/11/10 21:11