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2006/11/09

ANDREA CHIMENTI / IL PORTO SEPOLTO (2002)


1959年、レッジォ・エミーリア生まれのAndorea Chimenti(アンドレア・キメンティ)は1992年に『La maschera del corvo nero』でソロ・デビューしていますが、それ以前はModa(モーダ)というインディーズ・グループのヴォーカルとして活動し、1983年からグループが解散する1989年までにアルバムを3枚リリースしていたようです。ソロになってからは、2004年までにアルバムを8枚、また2005年には初のDVDもリリースしています。

この『Il porto sepolto』は彼の6枚目のソロ作品となります。20世紀の前半に活動していたGiuseppe Ungaretti(ジゥゼッペ・ウンガレッティ。1988-1970)という詩人の詩に曲をつけたもののようで、非常におだやかで、詩的な美しさに満ちた作品となっています。

主にピアノまたはアコースティック・ギターのシンプルな演奏のうえにAndreaの寂しげな歌声が乗るといったもので、そこにストリングスが奥行きや広がりを加えます。ちょっとメソメソした感じの特徴ある歌声は、たとえばDavid Sylvian(デヴィッド・シルヴィアン)などと似たタイプといえそうです。と思ったら、過去にAndreaとDavidは共演したこともあるようです。

いくぶんアンビエント・ミュージック風にも感じられる、美しく寂しげな演奏と、わずかにクラシカルな香り。曲調や歌い方にあまりヴァリエーションがなく、どの曲も同じように聴こえてしまうということはありますが、透明で寒くて寂しい感じが漂うこの作品は、自分にはけっこう好ましいものです。収録時間が30分程度と短いのも好印象です。

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