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2006/09/07

RICCARDO SINIGALLIA / INCONTRI A META' STRADA (2006)

Riccardo Sinigallia(リッカルド・スィニガッリァ)は、元Tiromancino(ティロマンチーノ)の主要メンバーだった人だそうです。 2003年に『Riccardo Sinigallia』でソロ・デビューし、この『Incontri a meta' strada』はセカンド・アルバムになります。

これ、紹介しにくい作品だ。とてもアンビエントな印象を持ったアルバムです。水面に広がる波紋のように透明でやわらかなピアノ、おだやかにつづられるシンプルな歌メロ、けっして歌い上げることのないヴォーカル。この3つの要素を中心に、静かに、ある意味淡々と、同タイプの曲が連なります。ところどころでリズムの入った曲もあるのですが、全体の印象は透明で、どこか幻想的。1曲ごとを切り出して聴くのではなく、10曲40分のアルバムを通して、曲同士の流れやつながりに身をまかせ、空間に広がっていく音の中でたゆたうことで、じんわりと良さが身体にしみこんでくるタイプのアルバムでしょう。

たとえば一時期のBraian Eno(ブライアン・イーノ)Holger Czukay(ホルガー・チューカイ)のような、あるいはCocteau Twins(コクトー・ツインズ)や、さらにはウィンダム・ヒルのような要素もあり、また幻想フォーク風な部分もあります。M9「Impressioni da un'ecografia」などでは初期のAlan Sorrenti(アラン・ソッレンティ)を思わせる浮遊感と高揚感もあったりします。いわゆる「ポップス」「ロック」とはちょっと違った、耽美な雰囲気を漂わせる音楽なので、聴き手を選ぶとは思いますが、なかなか気持ちのいい作品です。

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