あなたには射さらないかもしれないけれど、おいらに刺さるんだよ
最近は日傘をさす女性が増えてきましたね。美しい肌を紫外線から守るため、それとも、多分にファッション・流行的要素も強いのかな。
日傘をさすこと自体はべつにどうでもいいのだけど、ささない自分からすると、ちょっと困ったなぁということもあります。
たとえば友人同士なのでしょうか、日傘をさした若い女性のふたり連れ。ふたりが並んで日傘をさすと、それだけでけっこう広い歩道の横幅いっぱいになってしまうんです。
傘をさすことで人一人が占有する横スペースは、傘をささないときの約2倍。ふたり並べば4倍です。通常であれば4~5人が楽に行き来できる広い歩道が、たったふたりの日傘女性に占有されてしまいます。しかも、なにやら楽しそうにしゃべりながらふたりの世界に入り込んでゆっくり歩いていたりした日には、追い抜きたいのに傘に阻まれ抜けずにいるちょっといらいらした人たちの列が彼女らのうしろにずらっとできてたり。
しかも、小柄な女性も多く、そんな彼女らの持つ日傘は、広げた先の骨の位置がちょうどおいらの顔の高さくらい。歩道いっぱいに広がったふたりの日傘をちょっと無理して追い抜こうとすると、骨が顔のあたりに当たります。うっかりすると骨が目に刺さりそうで怖いのです。
雨の日であれば、こちらも傘をさしているので、自分の傘で相手の傘を防御したりできます。でも、日傘の場合、こちらは丸腰。しかも、歩道はふたつの日傘に占有されていても、日傘の下、日傘をさしている当のふたりの周囲にはスペースがあるものだから、自分たちが歩道をふさいでいることに気づいていないのか、気にしないのか、追い抜こうとする人の気配を感じても“傘を”よけてあげようというアクションがほとんどないのです。身体はよけようとしてくれるのですが、傘の位置が変わらないので、意味がない。なので、手で顔や目のあたりをガードしながら、傘が手や顔に刺さるかもしれないという恐怖におびえながら、追い抜いていくわけです。
しゃれた、あるいは可愛らしい日傘をさした女性、素敵です。でも、日傘をさすことで、あなたには陽が射さらないかもしれないけれど、おいらにはあなたの傘の骨が刺さるんです。
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コメント
なるほど、なるほど。日傘は昔のヨーロッパみたいに、広い場所で優雅に使ってもらいたいもんですね。スカートの広さよりは傘の方が小さかったでしょうから、他人に被害はなかったことでしょう。今ではベビーカー以外、見かけません。もっと声を大にして、被害を訴えた方がいいかも。
投稿: なこ | 2006/09/01 14:43