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2006/09/27

インドの山奥でっ♪


なぜかはわからないが、妻の職場で突然、

「インドの山奥で修行したのって、誰だっけ?」

問題が勃発し、社内が一時、騒然となったのだそうだ。
むむ、日本語の使い方が変だな。要するに、このテーマでおもいっきり盛り上がったということだ。

なぜ盛り上がったかというと、妻も含め、その場にいた誰一人として、それが「誰」であったかわからない、なにかを思い出しそうな気もするのだけど、けっきょく思い出せないまま、もやもやとした時間と空気に支配されたかららしい。






インドの山奥でっ、しゅぅぎょぉをしてぇ~♪

といえば、もうこれはレインボーマンしかいない。そう教えてやったのだが、妻はレインボーマンを知らないというのだ。聞いたことはあるような気はするのだが、イメージがわかないと。

妻も、妻の職場のスタッフも、自分とそんなに世代が違わないのに、「インドの山奥で修行した」というこれ以上ないヒントが出ているにもかかわらず誰一人として「レインボーマン」を思い出さなかったことにも驚いたが、もっと驚いたのは、いまだに自分、レインボーマンの主題歌ワンコーラスをぜんぶ覚えていたことだ。念のためにインターネットで調べてもみたのだが、歌詞もかんぺき。

さらに驚くべき事実に出会ったのは、歌詞確認調査の過程でインターネットを徘徊しているときだった。ダイバダッタのことだ。

ダイバダッタ... そう、インドの山奥で修行したレインボーマンの師匠である。主題歌の歌詞にも「ダイバダッタの魂宿ぉしー」と歌われているくらいなので、きっと、えらい坊さんかなにかなのだろうと思っていた。

ところがこれが、とんだ思い違い。ダイバダッタ(提婆達多)は釈尊(いわゆる「お釈迦様」ね)の親戚かつ弟子なのだが、えらい坊さんとして天下に名のとどろく釈尊を妬み、釈尊を殺して彼の教団をのっとろうと企てた反逆者・裏切り者として名を残している人らしい。

レインボーマン... なぜダイバダッタのもとで修行をしちゃったんだろう...

ここまできて気がついた。いまだに自分、主題歌ワンコーラスをかんぺきに歌えるのに、なぜレインボーマンはインドの山奥で修行をしたのか、そもそもレインボーマンは、なにを目的に、誰を相手に、どうやって戦っていたのか、そもそも誰かと戦っていたのかも含め、ストーリーについてはなにひとつ覚えていないことに。

おそるべし、レインボーマン。番組を見る者を無の境地へと導いたのかもしれぬ。


YouTubeで主題歌を聴く

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コメント

アノクタラサンミャクサンボダイ
アノクタラサンミャクサンボダイ

でしたっけ>呪文 (^^;)

投稿: ばばんこ | 2006/09/27 15:37

レインボー・ダッシュ・ワン!!「月の化身」のファンです。(いや、実はあんまり良く覚えていないんですけど)
戦う相手は「○ね○ね団の歌」ってエンディング曲になっていたじゃないですか。「○ね、○ね、○ね○ね○ね○ね、○んじまえ~」って、今じゃ考えられない過激な歌詞が電波に乗っかってたんですよね。

投稿: ニョッキ | 2006/09/28 00:47

>ばばんこさん

呪文て、知らんですがな(^^;)。
音楽だけでなく、辺境?テレビ番組も「何でも濃い...いや、来い」なんですね。

>ニョッキさん

「○ね○ね団」って、ときどき目にすることのある名前ですが、レインボーマンのお友達(違う!)だとは知りませんでした。「○ね○ね団の歌」も、噂には聞いたことがあるし、たぶん自分でもテレビで聴いてたんだろうと思うのだけど、じぇんじぇん記憶にごじゃいましぇ~ん(←若年性健忘症?激しく進行中)。

投稿: もあ | 2006/09/28 13:02

自分のブログの過去記事を見て、たどり着きました。

以前、大園ソムリエの件でカキコしていただき有難うございます。

レインボーマン 心揺さぶられました。

私は
インドの山奥でっ修業をして~ダイババットの魂宿ぉしー♪
で、この後に出てくる歌詞が

この人だけ~は~大丈夫だ何て~うっかぁ~り信じたら~ダメ(ダメ)ダメ(ダメ)ダメ(ダメ)ダメダメヨッ♪SOSチャッチャッツSOS
って、となってしまうんです。
多分同じ時期だったのでしょうね!

あと替え歌で
インドの山奥出っ歯のハゲアタマンゴの食べ残しっぽのギャーギャー♪
ってのも有りました。

失礼!

投稿: 中村雅人 | 2006/10/04 20:48

>中村雅人さん

ようこそいらっしゃいました。

自分のような庶民には、なかなかコート・ドールのような高級店にはいけません。でも中村さんのBlogで大園さんがお元気なのもわかって、とってもうれしかったですよぉ。

レインボーマンとSOSは同じくらいの時期だったでしたかねぇ。あまり記憶にないのですけれど。しかし、こうして途中で別の曲につながってしまうのって、なんだか嘉門達夫のネタみたいだ(笑)。

> インドの山奥出っ歯のハゲアタマンゴの食べ残しっぽのギャーギャー♪

自分の通ってた小学校では

♪インドの山奥デンデンムシ見つけて食べちゃった~♪

で完結しちゃってたのですけれど、妻の出身地である九州では

♪インドの山奥でんでんカタツムリんごがどうしたこうした……♪

とえんえん続いていたそうな。

投稿: もあ | 2006/10/06 20:29

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