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2006/08/31

DISCUS / ...TOT LICHT! (2003)

噂には聞いていましたが、すごいです。インドネシアのDiscus(ディスクス)。これはセカンド・アルバムだそうですが、ファーストもこんななのでしょうか。

スーパー・パワフルなカンタベリー系ジャズ・ロックのようであり、パンキッシュなハード・ロック/ヘヴィ・メタルのようでもあり。テクニカルかつハードなプログレッシヴというと、いわゆるプログレッシヴ・メタル系を思い浮かべてしまったりするのだけど、彼らの音にはヘヴィ・メタルではなく、あくまでも往年の熱くて重いヘヴィ・ロックの匂いを感じます。あと、気のせいかもしれませんが、Outer Limits(アウター・リミッツ)、Black Page(ブラック・ペイジ)、Providence(プロヴィデンス)といったジャパニーズ・プログレッシヴ・グループを思い起こさせる音やフレーズも紛れ込んでいるような。

もちろん、フルートやストリングスといったファンタジー系インストゥルメンツ(ていうのか?)も入り、ドリーミーなシンフォニック・パートもあります。アコースティック・ギターの音色に乗ってさわやかなコーラスが聴けるM3「P.E.S.A.N.」などはPremiata Forneria Marconi(プレミアータ・フォルネリア・マルコーニ。PFM)やAcqua Fragile(アックア・フラジーレ)のようでもあったり。

ときにコーラスとも合唱ともとれるヴォーカル・ワークを聴かせる男性&女性ヴォーカリスト。とくに熱く情熱的に歌い上げる男性ヴォーカルは、まるで往年のイタリアン・ロックのようです。

ハードに、テクニカルに、シンフォニックに、ジャジーに、メロディアスに、ファンタジックに、フュージョン風に、パワフルに、ドラマティックに展開される怒涛の音楽。あいまに違和感なく差し挟まれる東洋テイスト。インドネシア、あなどりがたし!


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