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2006/06/27

ENGLAND / GARDEN SHED

まもなく来日公演も行なわれるEngland(イングランド)。『Garden Shed』(邦題は「枯葉が落ちる庭園」でしたっけ)は1977年にリリースされた、彼らの唯一のオリジナル・アルバムです(のちに未発表曲集が1枚出てます)。

なんといいますか、彼らの音楽って、可愛らしいです。Genesis(ジェネシス)風な演奏やアレンジもあって、いわゆるブリティッシュ・シンフォニック・プログレッシヴの音なのだけど、プログレにありがちな大仰さとか押し付けがましさとか小難しさといったようなものが、Englandの音楽にはないんですよ。コーラスもポップな感じだし。

プログレッシヴ・ロックの体裁は持っているけれど、また、彼ら自身がプログレッシヴ・ロックが大好きで、「シンフォ・プログレやりたい!」という気持ちを前面に出して曲をつくり演奏をしたのだろうと思うのだけど、でも彼らの音楽の根底にあるのはプログレッシヴじゃなくて、ブリティッシュ・ポップスなんじゃないかしら。曲の端々に出てくるフレーズやパッセージなどがいちいちキャッチーで可愛らしい。

こういう感覚って、むかしのブリティッシュ・グループが、その音楽ジャンルにかかわらず、けっこう普通に持ってたように思うんです。その点で、このEnglandThe Beatles(ザ・ビートルズ)もFruupp(フループ)もThe Who(ザ・フー)もThe Kinks(ザ・キンクス)もPilot(パイロット)もElectric Light Orchestra(エレクトリック・ライト・オーケストラ)も、あんまり変わらないような気がします。みんな、いろいろな衣装を身にまとっているけれど、根底にはブリティッシュ・ポップスの可愛らしいメロディが流れてる。

メロトロン導入比率も高く、つくり方によっては気負ったシンフォニック・プログレッシヴにだってなったであろうところを、そうせずに(できずに?)、なんだかとてものんびりとした、聴いていてほっと心が和むような、天気のいい日に縁側に座ってお茶をすすっているような(もちろん、ひざの上には猫が丸くなって寝てる……←あくまでも、イメージですが)、そんな音楽にしてしまったEnglandというグループが、なんだかとてもいとおしく感じられるアルバムです。


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コメント

邦題と、オーケストラをアレンジしなかったの?


投稿: BlogPetの小丸 | 2006/06/27 18:28

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