« 子豚のオリンピック! | トップページ | SIMONE CRISTICCHI / FABBRICANTE DI CANZONI »

2006/04/24

週末に観たもの・聴いたもの、など

ジブリ美術館
まもなくイタリアに帰る友人のRobertaが行きたいというので、初訪問。こじんまりしたディズニーランドといったところか。とくにジブリ作品に興味がないし、あんまり観たこともないので、これといった感動等もなし。美術館内の映写室で上映されていたオリジナル短編アニメ『やどさがし』は、観ていてすごく怖くて気持ちが悪かった。川の主(だと思われる妖怪?)が登場するシーンでは客席にいた小さな子供が泣いていたが、あれは怖すぎる。あのシーンと、宿の中のシーンでは、おっちゃんも泣きそうでしたよ。虫、大嫌いです。

『ダ・ヴィンチ・コード』
読み終わりました。文庫で上中下3巻組とボリュームがあるので、読むのに時間がかかるかなと思っていたのだけど、通勤時間に少しずつ読むのでも1ヶ月で読み終わった。めっちゃ読みやすい。展開も速い。とてもエンタテインメント作品ぽい。ハリウッドが映画にしたがるのがわかる気がする。でもこれ、日本だったら2時間ドラマにしてしまうかも? 意外と薄っぺらいというか、思ったほどワクワクしなかった。最初の、ルーブル美術館の館長が殺されて象徴学者と孫娘が巻き込まれ最初の鍵を見つけるところまではけっこうワクワクしたのになぁ。『薔薇の名前』のほうが奥行きも深みもあっておもしろかったように思う。


アンダーグラウンド・サーチライ
大槻ケンヂのソロ・プロジェクト。アルバム『スケキヨ』『アオヌマシズマ』の2枚を出しただけだったかな。中古でそれぞれ300円で見つけたので購入。これ、いいです。とくにファーストの『スケキヨ』のほうが気に入ったかも。フリー・ジャズ系プログレッシヴ・ロックの雰囲気を振りまき散らす1曲目から心わしづかみ。あぁ、ここにはプログレ風味が色濃く漂うパンクをやっていたころの筋肉少女帯の音楽があるのだな、きっと。大槻さん自身によるライナーに「もともと筋肉少女帯はこういう音楽をやるはずだったのに」といったことが書いてあり、納得。


My Chemical Romance
アメリカのロック・グループ? 映画『蝋人形の館』のエンディング1曲目に使われた「Helena」という曲がめちゃめちゃドラマティックでかっこよく、これを聴きたいだけの理由で『Three Cheers for Sweet Revenge』を購入。中古で800円だったので。アルバム中ではやはり「Helena」がもっとも印象的な名曲だと思う。他の曲も悪くないけど、ちょっと単調かな。


◆映画『ボイス』
韓国製(だったか?)ホラー映画。地上波テレビで放映されたもの。劇場公開当時は、ストーリーよりもなによりも携帯を持って叫び声をあげる子供の顔がもっとも怖いという評判だったのだけど、そのとおりだった。『着信アリ』のような、ポーの『黒猫』のような設定に憑依ものを組み合わせたような感じか。しかし、よくあそこまでルックス的に魅力(華)のない出演者ばかりを集めたものだ。それと、最初のストーカー男は、あれはなに? ほとんどストーリーのコアにはからんでこなかったし、そのもとになった援助交際の取材もとってつけたような感じ。そして最後は崖って、やっぱり日本の2時間ドラマですか? 教訓:子供には気をつけよう、いろいろな意味で。


◆映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』
ティム・バートン監督のアニメーション。DVDで鑑賞。この映画の主題はよくわからない。自分のすべき仕事をしろ、人の仕事にちょっかい出すな、となりの芝生は青く見える、ということか(違う気がする)。ファンタジックな舞台設定、心地よい音楽、コンパクトな上映時間と、なかなか好ましい作品。ジャックの足は細長すぎ。サリーは可愛いな。最終的に現実に戻ってこないファンタジーは、正しいファンタジーではない、といったのは誰だったか忘れたが、その意味では正しいファンタジー映画だと思う。クリスマスが近づいたら、また観よう。


◆映画『フラットライナーズ』
地上波テレビで放映されたもの。キーファー・サザーランド主演、ケヴィン・ベーコン、ジュリア・ロバーツといったところが主役級で出演。ケヴィンもジュリアも不細工だと思うんですが、人気ありますね。まぁケヴィンは芝居がうまいかなと思うけど、ジュリアは... 臨死体験実験をした結果、過去の悪行に追い回され、しかもそれが幻影としてだけでなく実体まで伴って困っちゃったなという話。たぶんテレビ放映時に時間の都合等でいろいろカットされているからなのだろうと思うけれど、なんだか薄っぺらい感じ。それなりにおもしろいテーマなんだけど、もう少し被験者3人の過去と現在を丁寧に描いてあったなら、もっとよかったのかもしれないな。あと、結果的に被験者とならなかった兄ちゃん1名は、あんまり意味がなかったような気もする。教訓:いじめはいけないよ?


◆インディ・ジャパン◆
ツインリンク茂木で開催されたインディカー・レース。テレビ地上波で放送されたもの。インディを観るのはすごくひさしぶり。しかし、放送はあまり盛り上がらず。日本人ドライヴァーがひとりいるのだけど(名前忘れた)、彼のことばかり連呼しすぎ。たいしたドライヴィングもしてないのに。また、実況・解説の全員が現場にいて生でコース上を観られる環境にあったのか、みんなしてコース上(の日本人ドライヴァー?)ばかり追いすぎ。モニターで映し出された事故等にもぜんぜん気づかず解説等をスルーしたかと思えば、その事故による影響が出たところで初めて「おや、何かあったようですね、何があったんでしょう?」って、間の抜けたコメントをすること多々。みんなしてただの観客になってるじゃん。誰か一人くらいきちんとモニターをチェックしてろよ。インディカー・レースになんかこれっぽっちも興味のなさそうな松村邦洋やさとう玉緒とかをにぎやかしに起用しているあたりも非常に鬱陶しい。残念。

◆F1サンマリノ・グランプリ◆
フジテレビの地上波で。シューミィおめでとう。フェルナンドが最後にきて細かいミスをしていたのが印象的。タイヤとかきつかったのかな。ジェンソンは、いろいろな意味でがっかりしてるだろうな。ピット・ストップ2回も失敗されちゃねぇ。という以外には、あまり印象に残らなかったレース。カメラもほとんど上位しか映してなくて、中段以降の様子はわからず。残念。

|

« 子豚のオリンピック! | トップページ | SIMONE CRISTICCHI / FABBRICANTE DI CANZONI »

映画・テレビ」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 週末に観たもの・聴いたもの、など:

« 子豚のオリンピック! | トップページ | SIMONE CRISTICCHI / FABBRICANTE DI CANZONI »