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2006年4月

2006/04/28

UNDERGROUND SEARCHLIE / スケキヨ

元・筋肉少女帯大槻ケンヂさんのソロ・プロジェクトです。『スケキヨ』『アオヌマシズマ』の2枚のアルバムがあります。

このアルバム、なかなかの名作だと自分は思います。最近の大槻さんはすっかりのほほんおじさんな印象がありますが、ここにはカリスマ文学青年パンク・ロッカー大槻ケンヂの姿が色濃く感じられるのです。おそらく、筋肉少女帯の後期よりも、より強く。

M1「不必要にヒラヒラのついた服」はもう、プログレッシヴ・ロック以外のなんと呼べばいいのでしょうか。フリー・ジャズ&ファンクなスタイルの演奏。ひたすら「愛している」と呟くだけのシュールなヴォーカル。さまざまな効果音。ときどき現われるシャーマンなヴォイス。なんてかっこいいんだ。ちなみに大槻さんは、この曲は「King Crimson(キング・クリムゾン)でいえば『Islands(アイランズ)』というアルバムの1曲目のテイスト」といっています。やっぱりプログレッシヴ・ロックを意識してたのですね。

M2「少女はメッサーシュミットに乗って」は壊滅的なパンク。ぐにょぐにょした効果音。意味不明のシャウト。好きなタイプの曲ではないけれど、なんだかわからない他罰的ネガティヴ・パワーを感じます。可愛らしげな曲名からは想像もつかない音楽。ちなみに曲名のメッサーシュミットは、ミョーな型をしたクルマの名前と大槻さんは説明していますが、自分は名機と名高いドイツの戦闘機を最初にイメージしてしまいました。それに少女が乗っているのはシュールすぎるか。

M3「君は千手観音」は、思いっきり後期の筋肉少女帯ぽいハード・ロック。重いギター・サウンド。意外と素直でポップな歌メロ。妙にはつらつとした女性ヴォーカルの導入。だけど途中で読経?がまじってしまうあたりが筋肉少女帯風。怪しい響きのギター・ソロは、なんだか印象の似た曲が聖飢魔IIにもあったような気がします。最後はドラをぶったたいて終了。

M4「ワインライダー・フォーエバー」はイントロがかっこいいな。力強くて華やかなブラス。バックではクリーン・トーンのエレキ・ギターによる小気味よいカッティング。一瞬Spectrum(スペクトラム)を思い出しました。でもヴォーカルが入ると、そこはやはり大槻さんの世界。適当に歌っている感じの女性コーラスの導入、その女性たちとの掛け合い風ヴォーカルなど、いろいろなところで筋肉少女帯ぽさを感じます。ちなみにこの曲、映画『シザーハンズ』で出会ったジョニー・デップとウィノナ・ライダーの若気の至りな恋をベースにしてるそうです。

M5「横隔膜節」は、アヴァンギャルドなパンクですね。初期の筋肉少女帯風かなと思ったのだけど、あぶらだこの曲だそうです。あぶらだこ、インディーズ・シーンで有名なパンク・バンドですよね。音楽は聴いたことがないけど、名前は聞いたことがある。で、この曲は、混沌としたパワーの塊のような演奏で、そこに抑揚のついた詩の朗読のようなヴォーカル(ヴォイス?)が乗るという、プログレッシヴ・パンクといった印象です。

そしてアルバム最後のM6「Guru」。これは中期から後期の筋肉少女帯風でしょうか。シンフォニック・プログレッシヴ・ポップスといった感じ。「歌詞」というよりも「言葉」を演奏に乗せているといった印象の強い大槻さんのヴォーカル。透き通ったピアノの響きは初期の筋肉少女帯サウンドを支えていた三柴理さん(当時は三柴江戸蔵さん)によるもの。サンプリングのメロトロンによるオーケストレーションも入る、美しくもロマンティックで哀しい音楽。そして、突然の終焉。余韻が強く残ります。

全体に「大槻ケンヂの音楽」としかいいようがないものばかりですが、そのなかでも自分の好みとしては、やはりM1とM6がとても印象に残ります。けっきょくこういうのが好きなんだな、自分。全体の収録時間が33分程度と短いのですが、これもかえって「もう少し聴きたい」という欲求と余韻を残し、非常によいと感じます。とくにM6がああいうかたちで終わるので、この短さは重要といえるでしょう。うん、素敵なアルバムだ。


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2006/04/27

ぜんぜん読めなかったようですが

先日書いたSimone Cristicchi(シモーネ・クリスティッキ)のアルバム紹介が、彼のファンBlogにとりあげられてました。

Tutto chiaro, no?

コメント欄に、機械翻訳かけてイタリア語に変換したものが掲載してあるみたいですが、きっとすごいイタリア語になってるんだろうな。イタリア語使えなくてごめんね、Simoneファンのみなさま。

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傘では通れません

今朝は朝から雨です。もうこれだけで気分どんより指数大幅アップ。
しかも強力に眠いし、頭もうすら痛い。
今日はもう、だめな1日だろうなぁとぼんやり思いながら神楽坂の自動改札を出ようとするとき、定期の代わりになぜか傘を差し出していました。

だめな1日、決定。

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2006/04/26

DOLCENERA / IL POPOLO DEI SOGNI

2006年のサンレモ音楽祭でもピアノに向かい口を大きく四角くあけて熱唱する姿が印象的だったDolcenera(ドルチェネーラ)。そのサンレモ参加曲「Com'e' straordinaria la vita」を収録したサード・アルバムです。

Dolceneraは、自分にとってはもうひとつ微妙なアーティストです。Gianna Nannini(ジァンナ・ナンニーニ)やLoredana Berte'(ロレダーナ・ベルテ)系のひび割れた歌声は自分の好みですし、歌唱力・表現力もあります。曲も悪くありません。なので、1曲もしくは数曲聴く分には、とても引かれます。だけど、セカンド・アルバムもそうだったのですが、アルバム全体を通して聴くと、なぜか退屈を感じてしまうのです。意外と曲やアレンジ、リズム、テンポのバリエーションが乏しいためかもしれません。

このサード・アルバムでも、大半がスローかミディアム・スローのロック・バラード系といった曲。ひとつひとつはそれなりに魅力的なのだけど、これを40分間聴き続けると、ちょっと飽きてきてしまいます。Dolceneraは才能豊かで、作曲もアレンジも自分でできる人だけど、それがかえって曲やアレンジの範囲を狭めているところがあるのかもしれません。プロデューサーにはLucio Fabbri(ルーチォ・ファッブリ)という大物がついていますが、それだけでなくコンポーザーやアレンジャーにもDolceneraの魅力を充分に引き出してくれる誰かがついてくれれば、より輝きが増すのではないでしょうか。このまま「Dolceneraの枠」の中で完結させてしまうのはもったいないような気がします。

M1「Com'e' straordinaria la vita」は2006年のサンレモ音楽祭参加曲で、力強いバラードです。徐々に盛り上がる構成がとってもイタリアン。Dolceneraのヴォーカル・スタイルにもよく合っています。

M2「Giusta o sgabliata」はストレートなハード・ロックで、Gianna Nanniniとかがやりそうです。

M3「Piove」では、イントロのアコースティック・ギターの美しい響きが印象的。淡々としたバラード系の曲ですが、歌のバックでなるベースとピアノの音が意外とファットで重い感じです。

M4「Il luminal d'immenso」は6/8拍子のアルペジオがすごく古くていなたい感じ。むかし持っていた家庭用キーボードに搭載されていたリズム・ボックスに「ロッカ・バラード」というリズムがあったのですが、それですね。サビではメジャー系のテンション・コードなども使っていまふうのしゃれた感じも出しているのですが、それ以外のところはコーラスも含め、70年代な感じでしょうか。変な曲。別の意味で、ちょっと物悲しくなりました。

M5「L'amore」はピアノのアルペジオでバラード風に始まり、サビでハード・ロックになっていくという構成。こういうタイプの構成は好みです。Dolceneraのヴォーカルも、力強く歌うところと、力を抜いて少し甘えるように歌うところを巧みに組み合わせ、聴き手の男心を翻弄します(笑)。その歌い方の切り替わる瞬間がとてもゾクゾクするというか、胸キュンものです。ただ、曲そのもののメロディは、そんなに好みじゃないのですけど。

M6「Resta come sei」はミディアム・スローな曲で、ウッド・ベースとピアノをバックにした少しジャジーな雰囲気。大人の集まる、アルコール・メインのライヴ・ハウスとかに合いそうです。

M7「Il popolo dei sogni」とM8「E la luna sale su'」は、どちらもなんとなく80年代ポップスの匂いがする気がします。M7はポップ・ロック系、M8はジャズ・ブルーズ系の80年代ポップス。学生時代にこういう感じの曲、よくテレビやラジオでかかってたなぁと思うのですが、違うかしら。

M9「America」はGianna Nanniniの曲のカバーですね。Dolceneraの声や歌い方にはGiannaに似ているところが多々あるので、カバーなのかコピーなのか、聴いているとよくわからないです。微妙に歌メロがあまり魅力的でないところも類似性があるかも。あまりにシンガーとしてのタイプがかぶりすぎていて、Dolceneraらしさを表現しづらい選曲なのではないかな。ちなみにイントロのギターはRainbow(レインボー)の「Since you been gone」に似ていませんか。

M10「Emozioni」はLucio Battisti(ルーチォ・バッティスティ)の曲。この曲だけ、アレンジをLucio Fabbriが担当し、オーケストラ入りで演奏されています。それもあってか、非常に趣のあるカバーに仕上がっています。歌メロと歌詞の分量バランスが絶妙で、優れたカンタウトーレの書く曲はさすがだと感じます。おだやかに盛り上がる構成も、イタリアらしい美しいメロディと展開も、非常に魅力的。それを歌うDolceneraのヴォーカルも、抑制の効いた、だけど内に強いエモーションを秘めた感じを出していて、とてもいいです。優れた楽曲を優れたアレンジで歌えばこんなにも魅力的に歌えるシンガーだということが、あらためてわかります。この曲を聴いても、やはり彼女にはコンポーザーとアレンジャーに優れた協力者が必要なのではないか、それが彼女を「次の段階」へと進ませるのではないかと感じます。



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2006/04/25

SIMONE CRISTICCHI / FABBRICANTE DI CANZONI

2006年のサンレモ音楽祭でAnna Oxa(アンナ・オクサ)とはまた別の方向に強い個性を振りまいていた新人カンタウトーレ。奇妙なルックスに気をとられがちですが、曲も非常に個性的で、サンレモ参加時からとても気になっていました。これは彼のデビュー・アルバムですが、ステージ等での音楽活動自体は1998年ごろから行なっていたようで、意外と地道な下積みを経験しているようです。デビュー・アルバムなのになかなか完成度が高いと感じられるのは、こうした地道なキャリアがあるからなのかもしれません。オフィシャルサイト(http://www.simonecristicchi.it)の「News」ページに「Simone、2005年のサンレモ音楽祭新人部門に“Che bella Gente”で参加」と年号を間違えた記事を堂々と載せているあたり、なんだか天才肌を感じさせます(←意味不明)。

サンレモ参加曲のM1「Che bella gente」はアコーディオンやマンドリンを導入し、古いユーロ・ミュージック的哀愁が感じられます。最近のイタリアン・ポップスにはなかなか聴けない個性的な曲で、今後に非常に期待が持てます。こういった、少し古いユーロ・ミュージックのような妖しく切ない哀愁は、彼の持ち味のひとつのようです。少し丸い感じのやわらかな声も個性的で、不思議な感覚を持ったこの曲との相性もバッチリ。

M2「Fabbricante di canzoni」ではホーンが入り、ジャズやラテンを感じさせるポップスになっています。派手さのあまりない東京スカパラダイスオーケストラとかを想像してしまいました(スカパラを聴いたことはほとんどありませんが)。

M3「Studentessa universitaria」では文字数の多い歌詞がカンタウトーレ風。どことなくユーモラスでありながらも少し切ない感じがするメロディが印象的です。アコーディオンが導入され、南欧風の哀愁も醸しだします。

M4「Vorrei cantare come biagio」ではミュートをつけたホーンのイントロや、ぶんちゃ・ぶんちゃというリズムがノスタルジック。Enrico Ruggeri(エンリコ・ルッジェーリ)の2003年のサンレモ音楽祭参加曲「Primavera a Sarajevo」をちょっと思い出しました。似てないか。終盤部分で一瞬、突然のオーケストレーションつきスロー・パートが差し込まれていて、びっくりします。構成を工夫してるな。ちなみに「Biagio Antonacci(ビァージォ・アントナッチ)のように歌いたい」といった意味の歌のようですが、この曲にBiagio Antonacci風のところがぜんぜん感じられないのもまたおかし。

M5「L'isola」は「島」というタイトルが非常にぴったりくる感じの曲。アコースティック・ギターとマンドリンによるイントロは南欧の雰囲気で、ヴォーカル・パートではレゲエ風のやわらかくあたたかなリズムが心地よいフォーク・ポップスになります。サビでは薄いオーケストレーションが入り、海の広がりのようなものを感じます。ただ、その海岸は人が少なく、少し寂しげな風景も思い浮かびます。

M8「La filastrocca della morlacca」はアコーディオンとヴァイオリンが古いヨーロッパの妖しいノスタルジイを醸しだすような曲。こういったサーカス音楽風の「いけない感じ」がまざった哀愁は、自分は好きです。

M12「L'autistico」もイントロが妖しいユーロ・ミュージックで引かれます。サーカス音楽風というか、Cirque du Soleil(シルク・ドゥ・ソレイユ)風というか。ヴォーカル・パートに入るとけっこう淡々としたものになってしまうのですが、そのうしろには「ヒッチコック劇場」の曲のような、どことなくユーモラスで、どことなくミステリアスな雰囲気があって、悪くないです。

全体的に独特の個性と構成・アレンジを持った曲が多く、自分の好みからすると非常に好ましいアルバムです。

なかにはM9「Telefonata per l'estate」のようにGianni(ジァンニ)とClaudio(クラウディオ)が電話でしゃべってるだけ(というか、こいつら誰だ?)で曲ですらないものとか、M13「Stupidowski」のようなどうということのない普通のポップスもあります。アルバムが後半に進むにつれて、曲づくりの面で少し息切れしてきちゃったかなという感じはないでもないです。

でも、そんなに(キワモノ的な)個性が強くない曲も、それなりに普通に楽しめます。M6「Cellulare e carta sim」などは構成も展開も素直で、ある意味でSimoneらしくない?可愛らしい印象を持った、もし日本語で誰かが歌うとしたら槇原敬之が似合いそうなフォーク・ポップスですが、これはこれでいい感じですし、M10「Ombrelloni」のような50's、60'sを思わせる普通のポップなロックンロールも楽しいです。オールドファッションドなテイストたっぷりのコーラスもいい感じです。M7「Senza」やM11「A samba」は曲自体はたいしたことのない、自分の好みからすればつまらないものなのですが、バックのリズムなどからすれば明るく楽しくなりそうな曲なのに、なぜかそうはならないという不思議さはちょっとおもしろいです。

そんなわけで、トータルとしてとても楽しめたし、今後も楽しみなカンタウトーレです。ところどころで歌声が一瞬、Tito Schipa Jr.(ティト・スキーパ・ジュニア)風に聴こえるところも自分にとってはポイントが高いし。

ちなみに、このアルバムはもともとは2005年にリリースされたものに、サンレモ参加曲のM1を追加収録して2006年に再リリースしたようです。

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2006/04/24

週末に観たもの・聴いたもの、など

ジブリ美術館
まもなくイタリアに帰る友人のRobertaが行きたいというので、初訪問。こじんまりしたディズニーランドといったところか。とくにジブリ作品に興味がないし、あんまり観たこともないので、これといった感動等もなし。美術館内の映写室で上映されていたオリジナル短編アニメ『やどさがし』は、観ていてすごく怖くて気持ちが悪かった。川の主(だと思われる妖怪?)が登場するシーンでは客席にいた小さな子供が泣いていたが、あれは怖すぎる。あのシーンと、宿の中のシーンでは、おっちゃんも泣きそうでしたよ。虫、大嫌いです。

『ダ・ヴィンチ・コード』
読み終わりました。文庫で上中下3巻組とボリュームがあるので、読むのに時間がかかるかなと思っていたのだけど、通勤時間に少しずつ読むのでも1ヶ月で読み終わった。めっちゃ読みやすい。展開も速い。とてもエンタテインメント作品ぽい。ハリウッドが映画にしたがるのがわかる気がする。でもこれ、日本だったら2時間ドラマにしてしまうかも? 意外と薄っぺらいというか、思ったほどワクワクしなかった。最初の、ルーブル美術館の館長が殺されて象徴学者と孫娘が巻き込まれ最初の鍵を見つけるところまではけっこうワクワクしたのになぁ。『薔薇の名前』のほうが奥行きも深みもあっておもしろかったように思う。


アンダーグラウンド・サーチライ
大槻ケンヂのソロ・プロジェクト。アルバム『スケキヨ』『アオヌマシズマ』の2枚を出しただけだったかな。中古でそれぞれ300円で見つけたので購入。これ、いいです。とくにファーストの『スケキヨ』のほうが気に入ったかも。フリー・ジャズ系プログレッシヴ・ロックの雰囲気を振りまき散らす1曲目から心わしづかみ。あぁ、ここにはプログレ風味が色濃く漂うパンクをやっていたころの筋肉少女帯の音楽があるのだな、きっと。大槻さん自身によるライナーに「もともと筋肉少女帯はこういう音楽をやるはずだったのに」といったことが書いてあり、納得。


My Chemical Romance
アメリカのロック・グループ? 映画『蝋人形の館』のエンディング1曲目に使われた「Helena」という曲がめちゃめちゃドラマティックでかっこよく、これを聴きたいだけの理由で『Three Cheers for Sweet Revenge』を購入。中古で800円だったので。アルバム中ではやはり「Helena」がもっとも印象的な名曲だと思う。他の曲も悪くないけど、ちょっと単調かな。


◆映画『ボイス』
韓国製(だったか?)ホラー映画。地上波テレビで放映されたもの。劇場公開当時は、ストーリーよりもなによりも携帯を持って叫び声をあげる子供の顔がもっとも怖いという評判だったのだけど、そのとおりだった。『着信アリ』のような、ポーの『黒猫』のような設定に憑依ものを組み合わせたような感じか。しかし、よくあそこまでルックス的に魅力(華)のない出演者ばかりを集めたものだ。それと、最初のストーカー男は、あれはなに? ほとんどストーリーのコアにはからんでこなかったし、そのもとになった援助交際の取材もとってつけたような感じ。そして最後は崖って、やっぱり日本の2時間ドラマですか? 教訓:子供には気をつけよう、いろいろな意味で。


◆映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』
ティム・バートン監督のアニメーション。DVDで鑑賞。この映画の主題はよくわからない。自分のすべき仕事をしろ、人の仕事にちょっかい出すな、となりの芝生は青く見える、ということか(違う気がする)。ファンタジックな舞台設定、心地よい音楽、コンパクトな上映時間と、なかなか好ましい作品。ジャックの足は細長すぎ。サリーは可愛いな。最終的に現実に戻ってこないファンタジーは、正しいファンタジーではない、といったのは誰だったか忘れたが、その意味では正しいファンタジー映画だと思う。クリスマスが近づいたら、また観よう。


◆映画『フラットライナーズ』
地上波テレビで放映されたもの。キーファー・サザーランド主演、ケヴィン・ベーコン、ジュリア・ロバーツといったところが主役級で出演。ケヴィンもジュリアも不細工だと思うんですが、人気ありますね。まぁケヴィンは芝居がうまいかなと思うけど、ジュリアは... 臨死体験実験をした結果、過去の悪行に追い回され、しかもそれが幻影としてだけでなく実体まで伴って困っちゃったなという話。たぶんテレビ放映時に時間の都合等でいろいろカットされているからなのだろうと思うけれど、なんだか薄っぺらい感じ。それなりにおもしろいテーマなんだけど、もう少し被験者3人の過去と現在を丁寧に描いてあったなら、もっとよかったのかもしれないな。あと、結果的に被験者とならなかった兄ちゃん1名は、あんまり意味がなかったような気もする。教訓:いじめはいけないよ?


◆インディ・ジャパン◆
ツインリンク茂木で開催されたインディカー・レース。テレビ地上波で放送されたもの。インディを観るのはすごくひさしぶり。しかし、放送はあまり盛り上がらず。日本人ドライヴァーがひとりいるのだけど(名前忘れた)、彼のことばかり連呼しすぎ。たいしたドライヴィングもしてないのに。また、実況・解説の全員が現場にいて生でコース上を観られる環境にあったのか、みんなしてコース上(の日本人ドライヴァー?)ばかり追いすぎ。モニターで映し出された事故等にもぜんぜん気づかず解説等をスルーしたかと思えば、その事故による影響が出たところで初めて「おや、何かあったようですね、何があったんでしょう?」って、間の抜けたコメントをすること多々。みんなしてただの観客になってるじゃん。誰か一人くらいきちんとモニターをチェックしてろよ。インディカー・レースになんかこれっぽっちも興味のなさそうな松村邦洋やさとう玉緒とかをにぎやかしに起用しているあたりも非常に鬱陶しい。残念。

◆F1サンマリノ・グランプリ◆
フジテレビの地上波で。シューミィおめでとう。フェルナンドが最後にきて細かいミスをしていたのが印象的。タイヤとかきつかったのかな。ジェンソンは、いろいろな意味でがっかりしてるだろうな。ピット・ストップ2回も失敗されちゃねぇ。という以外には、あまり印象に残らなかったレース。カメラもほとんど上位しか映してなくて、中段以降の様子はわからず。残念。

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2006/04/21

子豚のオリンピック!

むちゃむちゃかわいいですぅ~♪

Pig Olympics

15枚目の、プールで泳いでいる子豚ちゃんがらぶりぃ。

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LAURA BONO / LAURA BONO

2005年のサンレモ音楽祭新人部門優勝者、Laura Bono(ラウラ・ボーノ)、本名Laura Bonometti(ラウラ・ボノメッティ)のデビュー・アルバムです。1979年1月14日、ロンバルディーア州ヴァレーゼ(Varese)の生まれだそうです。

ひび割れ声で力強くロックを歌うタイプのカンタウトリーチェ(女性シンガー・ソングライター)で、タイプとしてはLoredana Berte'(ロレダーナ・ベルテ)やGianna Nannini(ジァンナ・ナンニーニ)、最近でいえばDolcenera(ドルチェネラ)などと同系統といえるでしょう。その歌声の力強さにたがわず非常に活発・活動的な女性のようで、ローティーンの頃はサッカーに夢中で一時は少年サッカーチームに所属したことがあったり、空手の茶帯(がどれくらいすごいのか知りませんが)を持っていたりします。

シンガーとしてのLauraは、Canale 5(カナレ・チンクエ)でプライムタイムに放送されていたミュージカル・ショー「Momento di Gloria」に出演したり、2001年のSanremo Rock and Trendsで準優勝を獲得したりと、地道な活動のなかで成果を出してきました。そして2005年、「Non credo nei miracoli」でサンレモ音楽祭に参加し新人部門で優勝、翌2006年、Matia Bazar(マティア・バザール)のキーボーディストで、初期のころのEros Ramazzotti(エロス・ラマッゾッティ)のプロデューサーとしても知られるPiero Cassano(ピエロ・カッサーノ)のプロデュースでこのデビュー・アルバムをリリースしました。

収録曲のなかでは、サンレモ参加曲である「Non credo nei miracoli」がやはり印象的で、またLauraのヴォーカル・スタイルにも合っています。ミディアム・テンポのロック・バラードで、徐々に盛り上がる展開と切なげなメロディを持っていて、なかなかの名曲ではないでしょうか。キーボードのアレンジがちょっとばかり安っぽいのが残念ではありますが。

他の曲もこの曲同様、ひび割れたLauraの歌声を生かしたミディアム・テンポのロック系チューンが多く収録されていますが、どれもメロディアスで、ロック・ヴォーカルの好きな自分には好ましく感じられます。なんとなくですが、1980年代くらいの英米の女性ロック・シンガーを思い出します。

「Non credo nei miracoli」のほかでは、Lauraのヴォーカル・スタイルが堪能できるメロディアス・ロックのM1「Non e' stata colpa mia」、オーケストラが入り力強くもドラマティックなM4「Tutto ha una spiegazione」、ところどころファルセット気味になる歌声が魅惑的なM10「Amo solo te」などが気に入りました。もしかしたらDolceneraよりもLauraのほうが自分好みかもしれません。


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2006/04/20

びっくりしたなぁ、もぅ~

すっごいびっくりしてますぅ~。
おかしすぎる。

パンダの親子

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ひき肉と野菜のスープ

ほうれん草が特売99円! ひき肉100グラム120円が特売で2割引!! これはもう、ひき肉とほうれん草を煮込むしかないでしょう!!! というわけで。

●みじん切りのニンニクをオリーブオイルで香りよく炒める。
●みじん切りの玉ねぎを加えて、しんなりするまでじっくり炒める。
●ひき肉を加えて、ぽろぽろとそぼろ風になるまでじっくり炒める。
●下茹でしたほうれん草をできるだけ細かくみじん切りにして加え、混ぜ合わせる。
●塩・胡椒で味付け。
●ホールトマトをつぶして、ジュースごと加える。
●全体が隠れるくらいまで水を加える。
●白ワインを少々。
●ひたすら煮る。
●食卓に出す20分くらい前に、炊いていないお米をひとつかみ投げ込む。
●さらに20分くらい煮込んでできあがり。

お米を「野菜」としてスープの具に使うあたりがなんとなくユーロピアン? きざむ以外は煮るだけなので簡単です。煮るのにちょっと時間はかかるけど。味付けも塩と胡椒だけでシンプル。野菜と肉の旨みがたっぷり感じられます。

なんとなく、ひき肉入りのズッパ・ディ・ヴェルトゥーレもしくはミネストローネといった感じですが、煮込むときに青唐辛子を加えれば、おそらくトルコ風。食べるときにお好みでカイエンペッパーなどを振り掛けるのも美味しいです。

さらにレタスとトマトのサラダも用意し、野菜たっぷりの食卓になりました。野菜、好きです。

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2006/04/19

AMEDEO MINGHI / SU DI ME

もう、これ以上買うのはやめようと思っていたのですよ、Amedeo Minghi(アメデオ・ミンギ)のアルバム。1973年のデビュー・アルバムから2002年の『L'altra faccia della luna』まで、サウンドトラック盤とベスト盤を除けばおそらく全部のCDを持っていると思うのだけど、そして自分はAmedeoの音楽が好きだったのだけど、1992年の『I ricordi del cuore』を頂点に、その後の彼の作品は縮小再生産を繰り返しているように感じてしまい、聴いていて、なんだか寂しくなってしまうのですよ。それでも1998年の『Decenni』、2000年の『Anita』で少し盛り返したかと思ったのですが、2002年の前作『L'altra faccia della luna』を聴いて、もう自分にとっては追いかけるべきアーティストじゃなくなってしまったかもしれないと感じ、月を眺めながらひとり涙したのを思い出します(←うそです)。

このアルバムも、たまたまセールで安く売っていたので、つい買ってしまいましたが、買わなくてもよかった、というか、買わなければよかったかもしれません。

べつにアルバムの内容が悪いわけではありません。ここには、いつもどおりAmedeoの音楽が満ち溢れていますし、彼の優しい歌声もいつもどおりです。どの曲も、どのメロディも、以前と変わらずAmedeoらしいものです。

ただ、以前と変わらなすぎなんです。声も曲もメロディもこれまでと同じ。なのに演奏は、前作もそうでしたが、オール・プログラミングで(一部にギターは入ってますけれど)薄っぺらい。血の通った力強さやあたたかさや想いといったものが感じられない。結果として、これまでと同じ音楽だけど、スケールダウンといった印象になってしまうのです。

変わらないということは、ある一面でとても良いことではあります。求めた音楽を必ず提供してくれるわけですから。ただ、中心となるもっとも大切なものは変わらなくても、それを表現する方法は、もっとも効果的に表現する手段は、環境の変化等に合わせて変わってきても当然だと思うのです。実際Amedeoも、1980年代から90年代にかけては上手に環境変化を取り入れて、その時代が提供する技術を巧みに使って、彼の魅力を表現していたはずです。だけどいまは、1990年代に出会った、そしてその当時は彼の表現力を大きくサポートした、コンピュータ・プログラミングの枠にとらわれてしまっている感じがするのです。

端的にいって、いまのAmedeoのコンピュータ・プログラミングの使い方は、下手だと思う。同じコンピュータ・プログラミングでも、90年代には90年代の、2000年代には2000年代の、音源の使い方や組み合わせ方といったものがあるはずだと思うのですが、彼は2000年代の音源を90年代のやり方で使っているのかなぁと、そんな気がします。90年代の彼の作品よりも、いまの作品のほうが薄っぺらい音になってしまっているのは、そのせいなのではないかなぁと想像してしまいます。

M1「Il suono」もM7「Com'e' il tempo」も、キーボード・オーケストレーションにもっときちんと厚みと深みと奥行きがあればよかったのに。あるいは、ストリングス・オーケストラを使えばよかったのに。ドラムもベースも、プログラミングではなくミュージシャンにちゃんと演奏してもらえばいいのに。なぜAmedeoはすべての演奏をコンピュータ・プログラミングで行なうことにこだわるんだろう? Amedeoなら、費用的に厳しいということはないと思うのだけどなぁ。

もし次のアルバムもバックの演奏が全部プログラミングのようなら、今度こそ買うのはやめよう。好きなアーティストなのに、こういうふうに思ってしまうこともなんだか哀しいです。



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2006/04/18

ANNA OXA / LA MUSICA E' NIENTE SE TU NON HAI VISSUTO

2006年のサンレモ音楽祭参加曲「Processo a me stessa」を収録したアルバムです。完全な新作というわけではなく、2005年のツアーを収録したライヴ・アルバムに新曲を追加したような感じでしょうか。

M1「L'eterno movimento」はイントロで聴かれる管楽器がエスニックで、エジプトなどの砂漠の国をイメージさせます。ヴォーカル・パートは普通のポップスなのですが、最後はライオン・キング風というかアフリカ風というか。アルバム冒頭からエキゾティックさ満載です。

M1エンディングのアフリカン・テイストを引き継ぐ感じでM2「La panchina e il New York Times」が始まります。Giancarlo Bigazzi(ジァンカルロ・ビガッツィ)のつくった曲なので、普通に歌えば普通のポップスなはずですが、そこはAnna Oxa(アンナ・オクサ)、そうはしません。途中の超音波系のシャウト(スクリーム?)ではNina Hagen(ニナ・ハーゲン)を思い出してしまいました。ヴォーカル・パート後の演奏は打楽器が中心となったシャーマニックなもので、ちょっと怖いです。

その怖さをなだめるかのように、M3「Trans-forma-acao」は軽快なボサノバ。Annaの粘りのある歌声が独特の色っぽさをもって響きます。フルートの音色もしゃれた感じを加えています。

すでにここまででいろんな国めぐりをしている気分になってきていますが、M4「Oltre la montagna」ではイントロにバグパイプを持ってきて、これまでとはまた違う異国へと誘います。バグパイプってイギリスのもの(ですよね?)なのに、そのメロディにも音色にも、なぜかヨーロッパとは違うエキゾティックな響きがありますね。その後はパンパイプとアコースティック・ギターが入ってきて、このまま英国風の牧歌的なシンフォニック・フォークになるのかなと思いきや、ヌーヴェル・シャンソンのような曲調に移行していきます。おだやかで心地よい曲だと思います。これ、曲づくりにMatia Bazar(マティア・バザール)のPierro Cassano(ピエロ・カッサーノ)が協力してるんですね。

M5「The Dance」はパンパイプ系の管楽器とアコースティック・ギターを中心としたフォルクローレ風のトラッド・ポップスでしょうか。これも最後は打楽器メインになり、プリミティヴな呪術系音楽のような雰囲気になっていきます。

M6「Tutti i brividi del mondo」はNew Trolls(ニュー・トロルス)がAnnaに提供した曲で、ロマンティックなバラードです。普通のアレンジで普通に歌えばとても美しい曲のはずなのに、ここではついにシタールまで導入され、エキゾティックさ満載です。Annaのヴォーカルもほんのりウィスパーをまじえているので、いっそう妖しい雰囲気です。そして最後はやっぱり砂漠の国っぽさ満開になっていきます。

M7はFranco Fasano(フランコ・ファザーノ)とFausto Leali(ファウスト・レアーリ)が曲づくりに協力した「Ti lascero'」。イントロではアコースティック・ギターのアルペジオにのったヴァイオリンの音色が切なく響きます。オーソドックスなイタリアン・バラードといった感じの曲で、このアルバムのなかではめずらしく、比較的オーソドックスなアレンジが施されています。一般的なイタリアン・ポップス・ファンは、ここにきてやっと少しホッとできるのかもしれません。

ここまでがライヴ収録です。

M8「Processo a me stessa」は2006年のサンレモ参加曲。自分の好み的には、2006年のサンレモ参加曲のなかではAnnaのこの曲がもっとも印象深く、心に響いたのですが、曲の持つ個性の強さがサンレモに嫌われたのか、コンペティションではいちばん最初に落選してしまいました。ヴォーカル・パート前半部分では祈りのように(呪いのように?)ぶつぶつと歌詞を呟き、この部分ですでにダメな人はダメだろうなと感じます。サビでは一気にシンフォニックなアレンジへと変わり、歌い方もオペラ風のドラマティックなものへとなります。これぞイタリアといった感じのパワフルなカンツォーネ風の歌い上げもあり、Annaの多彩な歌声を堪能できます。非常に個性の強い曲ですが、とてもドラマティックだと思います。こういう曲は、一般のポップス・ファンよりも、プログレッシヴ・ロック系のファンの人のほうが、もしかしたら受け入れやすいのかもしれません。

アルバムのエンディングとなるタイトル曲のM9「La musica e' niente se tu non hai vissuto」は、M8の後奏といった印象です。M8からほとんど切れ間なくつながり、M8と同じメロディを使い、全体を通してシンフォニックに演奏しています。M8のエキセントリックさを取り除いたような感じで、悲壮に、しかし同時に神々しさを感じさせる響きを持っています。M8とM9は、ある種の組曲、もしくは「対の存在」として考えるといいのかもしれません。

全体にエキゾティック感やトラッド風味が強く、いわゆるサンレモ系のイタリアン・ポップスや英米系のポップ・ミュージックが好きな人には、とっつきにくいだろうし、あまり合わないかもしれません。でもこれ、実はなかなか趣き深い作品だと思います。じっくりと聴くことで、どんどん味わいが出てくるのではないでしょうか。自分は気に入りました。40分に満たない収録時間のコンパクトさも好ましく感じます。

ちなみに、曲の収録時間が短い分、エンハンスドとしてデータ・トラックが同じCDに収録されているようなのですが、コンピュータに入れると「専用のプレイヤーをインストールし、レジストリに書き込みますか?」みたいなアラートが出るのでキャンセルしちゃいました。データ・トラックにはなにが入ってるのかなぁ。



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2006/04/17

週末に観たもの聴いたもの

先週末に続き今週末も、どうも具合が悪いです。週末がくると風邪をひいてる気がする。おじぃちゃんはもう弱っているのだな、きっと。喉が痛いよぉ。咳が止まらないよぉ。

◆Italo pop festa◆
そんなわけでこの3日ほど、もうひとつ体調が悪いのですが、土曜日は毎月恒例のItalo pop festaでした。先月は事情があってドタキャンしてしまったので、2ヶ月ぶりの出席です。しかも今回はFesta発足1周年記念ということで、ひさしぶりに宴会要素の強い、ひさしぶりに「歌おう!」のコーナーもある、さらには景品抽選会もある、にぎやかなものになりました。
自分は景品用として、ダブったり聴かなくなってしまったCDを6枚ほど提供したのですが、そのかわりGatto Panceri(ガット・パンチェーリ)の大判ブロマイド(っていうの? ていうか、あれ、なに?)とi ragazzi italianiのCD、それにイタリア製のシステム手帳が抽選で当たり、なんだかとっても得した気分です。
会場には、ぷんとくんのもってきてくれた美味しいヴァルテッリーナやamanissimoさんのもってきてくれたポムロールのワインなどがあり、パルテノペ総料理長のElioさんがもってきてくれた美味しいアーティチョークのペーストとトマトのペーストなどもあり、飲食物にも満足。
そしてもちろん音楽も。PFM、Elisabetta Tulli(エリザベッタ・トゥッリ)、Grazia Di Michele(グラツィア・ディ・ミケーレ)Mario Maglione(マリオ・マリオーネ)Mario Rosini(マリオ・ロシーニ)Gatto Panceri(ガット・パンチェーリ)が紹介されましたが、そのなかではPFMの近作『ULISSE』からの曲がとてもよくて、ヴォーカル・グループとしての彼らを見直しました。これ、安く売ってるのを見つけたら買おう。
次回はFesta初の日曜昼間開催。これまでときっと、少し違った雰囲気を楽しめるのだろうな。もっていく飲食物はどんなのにしたらいいのだろう。いずれにしろ楽しみです。


◆映画『スコーピオン・キング』
映画『ハムナプトラ』シリーズの番外編だそうです。劇場公開時は、本編よりもおもしろいという評判でした。地上波のテレビで放送されたので観たのですが、たしかに気楽に観ることができておもしろいかも。ノーカット放送だったらしいのですが、もともと90分程度とコンパクトなのも好ましいです。ほどよくスピーディで、ほどよく冒険活劇。『キング・ソロモンの秘宝』シリーズとかと同様の、疲れないワクワク・ドキドキ感がありますね。


◆映画『the EYE (アイ)』
日曜の昼にテレビで放映されてたので、なんとなく観てしまいました。角膜移植によって、元の角膜の持ち主が見ていたものが見えるようになってしまう、というアイデアは、ずいぶんむかしに手塚治虫のコミック『ブラック・ジャック』にもありましたね。この映画は実際の出来事をベースにつくられているらしいですが、そんなこと、本当にあるのだろうか。こわいこわい。ただこわがらせるためではなく、元の角膜の持ち主の哀しい思いを新しい持ち主が受け取ってしまうというあたりも似てるな。上手につくればいいお話になると思うのだけど、ついショック映像を入れてしまうあたりが、ちょっといまいちな感じでした。びっくりするけど、こわくないし。


◆映画『いま、会いにゆきます』
地上波テレビで放送されたのを観ました。『黄泉がえり』『星に願いを。』に続き、竹内結子主演による「死んじゃった人が戻ってくる」映画? 竹内さんはもう、こんな作品にしか出ないのかしら。...などと思いながら観てたのだけど、これは前2作を凌駕する?すごい話ですね。死んじゃったあとに、死んじゃう前の自分が会いにいくんだ。タイムパラドックスものだったんだ。あぅあぅ。事故にあうシーンが出てきたときに、もしや今際の際の夢オチかとも心配したのですが、さすがにそこまで無茶じゃなくてよかった。しかし竹内さん、だんだん可愛くなくなってくるなぁ。『黄泉がえり』ときは可愛かったんだけどなぁ。

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2006/04/14

New Trolls Live のヴァイオリニスト

New Trolls(ニュー・トロルス)初来日公演をサポートしたストリングス・セクションのなかでも、Italo pop festaメンバーの注目をとくに集めた前列右側ふたりの女性ヴァイオリニスト。いちばん右の武内いづみさんはrush!というインスト系ポップ・グループで活動していることがすでに明らかにされていますが、そのとなりで弾いていた石内幹子さんもJam Stringsというジャズ・ポップ系グループで活動しているのを発見。そのBlogも見つけました! New Trolls live関連の記事もありましたよ。

JamStrings Blog 『今日はどうよ?』
今日はクラブチッタ川崎。
ニュー・トロルス後記

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CLAUDIO BAGLIONI / ALE'-OO'

1982年にリリースされた、Claudio Baglioni(クラウディオ・バッリォーニ)初のライヴ・アルバム。『Strada Facendo』リリース後のツアーかな。

RCAレーベル時代は1枚もライヴがないのですが、CBSに移籍してからの彼は、ライヴ盤をどんどん量産していきます。スタジオ盤リリース、コンサート・ツアー、ツアーを収録したライヴ盤リリースというローテーションが続いてますが、その最初となったのがこのライヴ・アルバムなのですね。

ところで先週、川崎で行なわれたNew Trolls(ニュー・トロルス)の初来日公演は、とても素晴らしいものでした。でも、あのライヴには足りないものがありました。イタリアン・ポップスのライヴ・アルバムをいくつも聴いているファンならおなじみのものが、あの日はなかったのです。それはなにか。

観客の大合唱。

そう、イタリアで人気のある歌手が、イタリアで行なったコンサートを収録したライヴ・アルバムでは、必ずといっていいほど観客の大合唱が聴かれるのです。New Trollsの場合、日本での彼らの扱いが「プログレッシヴ・ロックのグループ」で、会場に集まったファンの大半がプログレッシヴ・ロックのファンで、一部のプログレッシヴ・ロック・アルバムしか聴いていないような状況でしたから、しかたないとは思いますが、もしこれがイタリアで行なわれたコンサートだったなら、まちがいなく「Quella carezza della sera」や「Annalisa」「Una miniera」あたりは観客席が大合唱だったに違いない。そうだったなら、もっともっと感動的だったに違いない。

観客の大合唱は、イタリアもののライヴ盤を聴くときの楽しみのひとつともいえます。I pooh(イ・プー)の2枚組ライヴ『Palasport』などは、いかに大合唱がコンサートを盛り上げるかを如実に感じられるよい例でしょう。そしてClaudioのこのアルバムも、観客の大合唱が、コンサートを大いに盛り上げています。

いまでこそスーパースターであるClaudioですが、彼の人気が本格的になったのはCBSに移籍してからだそうです。ということは、CBSで2枚のアルバムをリリースしたのちのこのコンサートは、まさに彼が国民的スタートしての人気を得だしたころの実況なのでしょう。女性客の黄色い歓声なども聞こえ、ほとんどアイドルといった感じです。

Claudioの歌声は、深く、あたたかく、力強く、個性があり、伸びやかです。その後どんどんと声が細い感じかつなめらかになっていく彼ですが、このころはまだ、ごろごろと喉になにかがひっかかっているような、ある意味で非常に「悪い声」が残っていて、それがとても魅力的です。まだRCA時代の曲が多く歌われていることもあり、やはりこのころの曲はこの声で歌うほうが、より心に響きます。RCA時代のライヴ・アルバムがリリースされていないのが本当に残念。

一方で、CBS以降のいくぶんスタイリッシュでポップな曲には違ったかたちでの普遍的なよさが感じられます。こういった軽やかで伸びやかなメロディにあわせて、彼の歌声(発声)も変化していったのでしょう。

いまではすっかり銀髪の渋いおじさまとなっているClaudioの、若き日の瑞々しい歌声とはつらつとした演奏が楽しめるライヴ盤です。

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2006/04/13

もしも願いがかなうなら

昨日は夕食前の8時半ころにエスプレッソなんてものを飲んでしまったためか、夜になってもぜんぜん眠れず、布団の中でひたすらネガティヴ・イメージ・ワールドを探索してしまいました。そんなわけで、今朝はすごく眠いです。今日の(今日も?)おいらは使いものになりません。

もしもこの世に神様のようなものがいるとして、なにかひとつだけ願いをかなえてあげるといわれたなら、自分は間違いなくこれを願います。

次に眠りについたなら、もう2度と目覚めさせないでくれ。

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2006/04/12

Radici = Taurasi 2000 / Mastroberardino

イタリア南部、カンパーニア州でつくられるDOCGワイン。葡萄はこの地域の土着品種、アリアニコ。
黒みの強い、濃いワインレッド。エッジはほんのり桜色。豊かなアルコールや湿った木、なめし革のような香り。黒くて実のしまった果実の香りもあるか。抜栓から30分ほど経つとパイプタバコのようなよい香りも出てきた。
豊かな酸味。しっかりしたタンニン。凝縮感のある果実味。喉の奥を熱くするアルコール。長く豊かな余韻。力強く、かつなめらかな味わい。抜栓から時間が経っていないうちはタンニンが少し粗いが、30分ほどでなめらかにまとまった。バルバレスコに果汁の旨みを加えたような印象か。
タウラージって初めて飲んだのだけど、これは美味しい。いまも美味しいが、もうしばらく寝かせてもさらに美味しくなりそう。

タウラージ ラディーチ[2000]マストロベラルディーノ

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2006/04/11

New Trolls Live のストリングス・オーケストラ

を担当したトウキョウ ヴィエール アンサンブルの、前列右端でめっちゃ好感度の高かった女性ヴァイオリニストさんのBlog発見!
と思ったら、すでにYoshioさんがコメントつけてた。アクションがはやい(笑)。

いづぶくろ

もちろん、今回のライヴからみの記事もありましたよ。そして写真も!
ニュートロルス
ニュートロルスリハ
ニュートロルス
ライブ二日目
ニュートロルス

そうかぁ、彼女、いづみさんというのかぁ。その横の、表情が印象的だった女性は石内さんというのかぁ。


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FAUSTO LEALI / ANIMA NUDA

1994年のアルバムです。くわえタバコでギターを弾いているジャケット写真からして、いなたい。ポップスというよりも、ロックやブルーズの風情ですね。ソウルフルなコーラスの入ったM1「Niente di te」や、都会の夜に似合いそうな哀愁のあるM4「Con chi mi scorderai」などでは、おなじみのダミ声とブルージーなギターが聴かれ、このジャケットのイメージにぴったりです。

もちろん、Marco Masini風の暑苦しさを感じさせるM2「Il cammino del cuore」や、軽快で楽しげなM6「Il grande cuore della terra」などのような明るいポップスもありますし、星空を眺めているような気分になるイントロのM3「La citta' delle donne」や、メジャー・キーでおだやかな明るさとほのかな哀愁をまとったM7「Gente senza cuore」のようなバラード系の曲もあります。でも、どんな曲も、そこにFaustoの力強いダミ声ヴォーカルがのると、なんだか重たく、ときに暑苦しくなってしまうところが、よくもあり、悪くもあり。

ただ、この歌声の個性はやはり強力です。実は彼の歌っている曲自体って、それほどメロディや構成が優れているわけではないと、さっき気がつきました。もしこれを彼ではなく、最近のひ弱な歌声の男性歌手が歌ったなら、たいしておもしろさも味わいも感じないでしょう。曲そのものは、意外と普通で地味なんです。でも、Faustoが、あの声で、あの歌い方で歌うと、曲に命が吹き込まれ、生き生きと力強く響きだします。これが彼の魅力であり、力なのだろうな。

どうやっても力強い重量のある感じになりがちな彼のヴォーカルですが、それに抗うか?のようにスッチャッスッチャッという軽やかなリズムを刻むM9「...E noi a lavorare」とかは楽しいですね。この曲、メロディもどことなくユーモラスだし。あと、レゲエのリズムを取り入れたM5「Ruba ruba」も、タイトルからして楽しげですが、サビの「るば・るば・るば・でぃ・ぴぅ~(るばるば!)」というフレーズも楽しいです。こんなに楽しげな曲なのに、Faustoの歌声が、曲が軽くなるのを阻んでいるような印象があるのも、それはそれでまたおかし。


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2006/04/10

観たぞ! 聴いたぞ! New Trolls!!


先週後半から風邪気味で喉が痛く、個人的なコンディションはあまりよくなかったのですが、行ってきましたよ、4月8日(土)の川崎Club Citta'。そう、New Trolls(ニュー・トロルス)の初来日公演です。しかも、オーケストラつきの「Concerto grosso live」とな。

自分のなかでは、New Trollsはすでに「プログレッシヴ・ロック」ではなくて「イタリアン・ポップス」のグループなのですが、そして実際、彼らの音楽のベースはプログレよりもポップスだろうと思うのですが、日本ではやはりプログレッシヴのイメージが強いですからね。どうしても「プログレ・ファン対応」のプロモーションになってしまうのは、しかたのないところではあります。そのあたりがポップス・ファンの自分としては、いくぶん不満というか、心配なところではありました。彼らの音楽のごく一部でしかない「プログレッシヴな側面」ばかりを抽出・強調したライヴだったら残念だなと。

でも、それはすべて杞憂でした。彼らの本質は、少なくとも今回のライヴを体験して感じた彼らの音楽のベーシックな部分は、プログレでもポップスでもなく、じつは熱いロックだった。

コンサートは、あいだに約20分の休憩を挟む前半と後半に分かれていました。前半はグループのみの演奏によるパート、後半は女性による(男性もほんの少しまじっていましたが)オーケストラをしたがえてのパートです。

コンサートの1曲目は、予想もしなかった 「Nella salavuota, improvvisazioni dei New Trolls registrate in diretta」。アルバム『Concerto grosso n.1』のB面(LP)全部を使って収録された即興性の高い曲です。これからくるかぁ。いきなりコアだ。しかし、会場の大半を占めていたと思われるプログレ・ファンのみなさんの反応は悪くなかったですね。

一方、ポップス・グループとしてのNew Trollsが好きなファンなら狂喜するはずの「Quella carezza della sera」などは、まわりの観客の反応が薄い薄い。自分などはVittorio De Scalzi(ヴィットリオ・デ・スカルツィ)が「次の曲はQuella carezza della seraだよ」と紹介し始めた段階で目がキラキラ&おもいっきり拍手だったんですが。たぶん、プログレ・ファンのみなさんの多くはこのあたりのNew Trollsのアルバムを聴いていないのでしょうね。

約1時間強の前半では、ほかにも「Il treno」や「Let it be me」なども演奏されました。「Annalisa」も前半だったっけ? ときどき、バンド・アンサンブルの詰めが少し甘いかなと思うところもありましたが、とても1960~70年代から活動しているおじいちゃんたちが中心とは思えない、力強い演奏と美しいコーラスを堪能しましたよ。

休憩を挟んでの後半は、いよいよオーケストラとの演奏で「Concerto grosso」です。自分は、曲としての「Concerto grosso n.1」の旬はすでに過ぎていると思っていますので、実はそれほど期待してなかったのですが、まわりのプログレ・ファンなみなさんの熱狂のすさまじいこと。それで余計に自分は引いてしまいました。

「Allegro」「Adagio」「Cadenza」と、学生時代に聴きまくったおなじみのメロディが流れます。ファースト・ヴァイオリンがもう少し艶やかにひいてくれればなぁ。あと、席の関係か、ファースト・ヴァイオリン以外のオーケストラの音があんまりよく聞こえない。まわりの席の人たちはかなり興奮気味のようですが、出来としては「こんなものかな」といった感じでした。CDの『Concerto grosso live』のほうが、まだ感動的だったな。

オーケストラ・フル・フィーチャーのこれら3曲よりも、続く「Shadows」のほうが心地よく聴けました。やはりNew Trollsはロック・グループなんだな。アルバムのなかではあんまりいいと思っていなかったこの曲ですが、ライヴには合いますね。しかし、これでアルバム『Concerto grosso n.1』の収録曲は全部演奏されたことになるんだな。

そして「Concerto grosso n.2」へ。むかしはあんまり好きじゃなかったのですが、いまとなってはこちらのほうが楽しめます。派手で元気のある曲調なので、ライヴにも向いてますね。PAのミキシングを調整したのか、オーケストラの音もバランスよく聞こえるようになってきたし。

ちなみにオーケストラの前列はヴァイオリンの女性4人で、いちばん左がファースト・ヴァイオリンなんですが、この女性はほとんど終始笑顔で弾いていました。哀愁の旋律を奏でるときは、その笑顔はやめようよ。一方、右からふたりめの女性は、終始つらそうな顔で弾いているのですが、弾いていないときにときおり見せる笑顔がなんだか可愛らしかった。いちばん右の女性は、曲調に合わせて笑顔だったり真顔だったり。オーケストラ・パートがお休みのときはずっとバンドのほうを見ていて、ノリのいい曲のときは体でリズムをとっていたりと、個人的にはいちばん好感触でした。(←いったいなんのレポートだ?)

そのほかにも、「Signore, io sono irish」や「Una miniera」がシンフォニック・アレンジで演奏されたりと、こちらも約1時間強、オーケストラ入りのNew Trollsを堪能できました。

休憩込みで約3時間、演奏パートだけでも2時間半くらいあったのですが、ぜんぜん長さを感じない。というか、もっと聴いていたかった(体力があれば、ですが。最後はちょっと疲れた)。比較的プログレ時代の古い曲が中心だったのですが、自分としては『Aldebaran』以降の、もっと新しい(といっても、ずいぶん前になるな)ポップス時代の曲をもっともっと聴きたかった... といった部分はありますが、全体に、非常によいコンサートだったと思います。

ちなみに今回の来日メンバーのベーシストは、元Labyrinth(ラビリンス)の人だそうで。Labyrinthといえばクラシカル・テイストあふれるメロディック・スピード・メタルを演奏するイタリアでも屈指のバンド。そのためか、彼だけステージ・アクションが変です。ノリがメタルです。ハイ・トーン・ヴォーカルも、やっぱり少しメタル入ってます。ついつい観客を食い殺してしまいそうな怖い顔をしてしまうのも、やはりメタルなクセなんでしょうか。せっかくのご縁?なので、これを機に、Labyrinthもぜひ聴いてみよう。

== セットリスト ==

第一部
Nella sala vuota
Annalisa
Corro da te
Il treno
Let it be me
Quella carezza della sera
La prima goccia bagna il viso

第二部
Concerto grosso per 1
- allegro
- adagio
- cadenza
- shadows
In st peter's day
Concerto grosso n°2
- vivace
- andante
- moderato
Quiet seas
Le roi soleil

アンコール1
Signore io sono irish
Una miniera
Concerto grosso n°2 - vivace

アンコール2
Musica


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2006/04/07

METAMORFOSI / INFERNO

ひさしぶりに聴いた。自分のなかでは、もっとハードでヘヴィなものだったという印象があったのだけど、いま聴くと、意外とたおやかで、優しい感じすら受けてしまうのは、なぜかな。「地獄(Inferno)」というには、あまりにも美しく、おだやかで、花の咲き乱れる草原のような印象のパートすらある。チェンバロをバックにフルート(メロトロンのサンプリング?)がメロディをとる部分は、なんとなく東洋的な感じ。

いくぶんオペラティックでもある情感のこもったヴォーカルと、力強く分厚いキーボード群が、やはり印象的。オルガンの響きが怪しく魅力的だな。グループ全体の印象としては、Banco del Mutuo Soccorso(バンコ・デル・ムトゥオ・ソッコルソ)をひと回り小粒にしたような感じか。



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鶏手羽もとのタンドリーチキン風と春キャベツの蒸し煮

喉が痛くて、つらいです。これだと微妙な味とかわからんな。ということで夕食は、比較的はっきりとした味のものを食べることにしました。

◆プレーンヨーグルトに、ターメリック少々(色づけ)、カイエンペッパー少々(辛味づけ)、フェンネル少々(風味づけ)、カルダモン1~2個(なんとなく)、白ワイン少々(ワイン好き)を加え、まぜる。
◆鶏手羽もとにしっかり塩・胡椒をし、スパイスを混ぜ込んだヨーグルトに漬け込む。厨房ポリ袋などを利用すると便利。
◆30分~1時間くらいつけたら、網の上に肉を並べ、30分くらいオーブンで焼く。漬け込みに使ったヨーグルトはたっぷりと肉にかけておきましょうね。
◆表面にうっすらと焼き色がつき、肉の中まで火が通ったらできあがり。

これだけだと野菜不足なので、春キャベツとパンチェッタの蒸し煮もつくりましょう。

◆春キャベツを適当な大きさにちぎる。
◆鍋にバターをとかし、パンチェッタ(イタリア風ベーコン。日本製の安いやつでOK)から油が出てくるくらいまで、軽く炒める。
◆鍋にキャベツを加え、塩・胡椒で味付け。
◆気持ち白ワインを加える。
◆全体をざっと混ぜ合わせたのち、蓋をして、弱火で10~15分くらい。
◆キャベツがしんなりしたらできあがり。

チキンはヨーグルトでやわらかく、スパイスで風味よく仕上がりました。ペッパーを少なめにしたので、ほとんど辛くはないですね。ときどき主張するフェンネルのさわやかさが素敵。

キャベツは甘く素朴な味に仕上がって、パンチェッタの塩味と旨み、バターの風味もほどよく合わさりました。

ワインは、まずは抜栓2日目のロッソ・ディ・モンタルチーノ。これ、ぜったい昨日より美味しくなってる。味がまろやかになり、旨みも増してる。やはりまだ若かったんだな。昨日のうちに半分以上飲んじゃって、グラスに1杯分しか残ってないのが残念。

グラス1杯では足りないので、抜栓直後から美味しいはずの、安いモンテプルチァーノ・ダブルッツォを開ける。ん? なんか、コルクの状態がおかしいかも。グラスに注ぐ。う~ん、ちょっとセメダインぽい匂い。これは保管不良の死にかけワインだな、きっと。お味のほうも微妙。飲めなくはないけど。これ、6本くらいまとめて買ったものの最後の1本なのだけど、ほかのボトルはみんな美味しかったんだけどな。残念でした。でも、飲んじゃうけどね。


ロッソ・ディ・モンタルチーノ2003 コルドルチャ モンテプルチャーノダブルッツオ コレチオーネマルケジ-ニ

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2006/04/06

いまさらサンレモ2006・3日目後半

今朝は、今週末のNew Trolls(ニュー・トロルス)来日公演に備えて(というわけでもないのだけど)『Live N.T.』を聴きながら出勤しました。あらためて感じたこと。「Concerto grosso」の旬は過ぎてる... 今回の来日公演は予想どおり「プログレのライヴ」になるそうで、ちょっと残念です。まぁ、見にいく人の(おそらく)大半がNew Trollsのファンではなくプログレのファンだろうから(そもそも「Concerto grosso live」だしね)、しかたがないのだけど。

それはさておき、昨日の夜はやっと今年のサンレモ音楽祭3日目後半(以前RaiClickに登録されていたもの)を観ることができました。

★男性(Uomini)部門★
後半ヴィデオの最初に出てきたLuca Dirisio(ルーカ・ディリシオ)... 記憶に残ってない。たぶん、このときに自分は、夕食時に飲むためのワインのコルクを抜いてたんだと思う。そっちのほうが重要ということで。

★女性(Donne)部門・グループ(Gruppi)部門★
後半ヴィデオには誰も出てきませんでした。

★新人(Giovanni)部門★
後半ヴィデオのメインはここですね。L'aura(ラウラ)は普通の女性ポップスで、あんまり記憶に残らず。Riccardo Maffoni(リッカルド・マッフォーニ)はいいな。イタリアというよりはアメリカ風ですが、力強いフォーク・ロックで、曲もいいと思います。Ameba 4(アメーバ・クァトロ)も変な感じで印象に残りました。むかしのイギリスのグループみたいだ。CD購入候補に入れておこう。Ivan Segreto(イヴァン・セグレート)は、なんだかおしいなぁ。声もそれなりに個性があるし、ちょっとラテン・ジャズが入ったような曲もおもしろげなのに、小粒。もう少し突き抜けた感じがあるとよさそうなんだけどなぁ。Andrea Ori(アンドレア・オリ)は、ロック系のだみ声は悪くないのだけど、曲がつまんない。Tiziano Orecchio(ティツィアーノ・オレッキォ)は、正統派サンレモに近いタイプの曲かな。けっこう声もよく出てるし、さびの最後の張り上げ方も、ベタなんだけど、嫌いじゃないんだよな、こういうの。CD購入候補に入れておこう。

そんなわけで、3日目後半で個人的に印象に残ったのはRiccardo Maffoni、Ameba 4、Tiziano Orecchioといったところでしょうか。

ちなみに、一緒に食事をしながら途中から乱した妻はひとこと。

「これ、このあいだも観てなかった?」。

いや、3日目後半を見るのは初めてなんですが... まぁ、初日からずっとおんなじような絵面でおんなじようなことをやってますからね。とくにイタリアン・ポップスに対して興味や知識がないような人には、同じに見えてもしかたあるまい。


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2006/04/05

ANTONELLA RUGGIERO + ARKE' QUARTET / LUNA CRESCENTE [SACRARMONIA]

Matia Bazar(マティア・バザール)のヴォーカリストとしてデビュー以来、ずっとイタリアのポップス界で輝き続けてきた歌姫Antonella Ruggiero(アントネッラ・ルッジェーロ)。その輝きは、ソロ・シンガーになったいまでも曇りません。

このアルバムは、バックにArke' quartet(アルケ・クァルテット)という弦楽四重奏グループをしたがえた、とてもおだやかな作品。Antonellaの過去の曲数曲と、ミサ曲やクラシック、トラッドなどが収録されています。

Antonellaの歌声は、あいかわらず伸びやかに、たおやかに響きます。演奏が弦楽+パーカッションだけなので、彼女の魅力のひとつである力強さやダイナミックな歌唱といったものは期待しにくいですが、豊かな表現力で持ってのびのびと歌われるその声には、あたたかな想いが感じられます。素敵なアルバムだと思います。



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2006/04/04

I LEONI / LA FORESTA

ひさしぶりに聴いたなぁ、このアルバム。どんな内容だったか、すっかり忘れていたのですが、うん、なんだか懐かしい気分になる作品です。収録されている曲のタイプはばらんばらんなんだけどね。

M1に出てくるメロディって、別のアルバムでも聴いたことがある気がする。電車のなかで聴いてたので確認できてないのだけど、Samadhi(サマディ)の「L'ultima spiaggia」やAlessandro Errico(アレッサンドロ・エッリコ)のファースト・アルバムに出てくるメロディって、これじゃなかったっけ?

アルバム全部で35分弱というコンパクトさがいい。35分弱しかないのに、いかにもイタリアのコーラス系ポップ・ロック・グループといったメロディアスな曲のほかに、どことなく呪術的でおそろしげな雰囲気をうっすらとまとったプログレッシヴ風味な曲もあり、そうかと思えばZombies(ゾンビーズ)とか初期のEarth & Fire(アース&ファイア)などを思い出させるようなサイケデリック風味の曲もあって、アルバムとしてはまとまりがないね。

でも、このまとまりのなさが、かえって飽きさせない要素になっているといえるかもしれないし、こういった「なんでもあり感」が1970年代初頭のロックのおもしろさのひとつともいえる。



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2006/04/03

週末の食卓


◆金曜日◆

アサリが安くなっていたので、アサリのワイン蒸しと、マッシュルームのソテーで軽やかに。

深めの鍋にオリーブオイルを敷き、みじん切りのニンニク、マッシュルームのスライス(石突はみじん切り)を軽く炒めて香りを出す。
砂抜きをしたアサリをよく洗って加え、塩胡椒を少々し、軽く炒める。
白ワインをほどよく加えて蓋をし、蒸し煮に。
アサリが開いたら、細切りにした紫蘇でさわやかな香りと彩を。

マッシュルームは石突ごとスライスし、オリーブオイルと塩胡椒でソテー。
最後に白ワインをふりかけて香りづけ。

ワインはローヌの白、ドメーヌ・ロマノー・ディストゼ ヴィオニエ・ルーザンヌを。カモミールのような香り、レモンのようなさわやかな酸、セロリのような香味野菜のような風味もあるかな。明るく温かい春の陽射しを思わせるアサリのワイン蒸しと楽しい組み合わせ。

ヴィオニエ ルーザンヌ ブラン [2001] ロマノー   

◆土曜日◆

桜満開。あたたかい陽射し。絶好の花見日和。ピクニックボックスにパンと野菜、ワインを詰めて、花見にいこう。

レタスとプチトマトのサラダにドレッシングをかけるのは、桜の下についてから。オリーブオイルとワインヴィネガーに、塩、胡椒、クラッシュオニオンを少し加えた自家製を。
スライスしたバゲットに、サラダやザワークラウト、フランス産のレバーパテなどを適当に乗せてカナッペ風に。

満開の桜の下、温かい陽射しのもとで飲むワインは、やはりロゼ。フランス・ロワール地方サン・ヴァレンタン村でつくられたロゼ・ダンジュー・ル・アンジュを。ほんのり甘い風味とやわらかなピンク色が気分を盛り上げます。

フランス St.バレンタイン村のロゼワイン 『ル・アンジュ』

夜は、前日のアサリのワイン蒸しで残ったスープを使ってリゾット。アスパラを加えて春らしく。

厚手の鍋にオリーブオイルを敷いて、お米を砥がずに入れ、全体にオイルをなじませる。
温めたアサリの煮汁を加え、焦げないようにひたすらかき混ぜる。
節をそいで一口大にカットしたアスパラを加え、さらにかき混ぜる。
水分が減ってきたら少しずつスープを加え、かき混ぜる。
小さくかっとしたトマトを加え、さらにさらにかき混ぜる。
お米がいい塩梅にゆだったらできあがり。

メインディッシュは、イタリアンドレッシングでマリネ上にしてからオーブンで網焼きにした鶏の手羽中。なぜか焼き鳥風の甘い風味になったけど、これはこれでまた楽しい。

ワインは、昼にも飲んでいるので、アルコール分のやさしい南アフリカの白ワイン、パーリー・ベイを。明るく軽やか、ほんのり甘くて、休日のブランチ(じゃないけれど)にぴったり。焼き鳥風の鶏肉ともいい塩梅。

◆日曜日◆

春キャベツと豚肉をオーブンで蒸し煮に。エリンギとアスパラは軽くソテー。調理方法は... 妻がつくってくれたので、知らない。

甘くやわらかい春キャベツ。ふんわり旨みのある豚肉。これに合わせるワインはと、お気に入りのロワール、パスカル・シモニュティの赤ラベル。ヴィンテージ表記もない、ガメイでつくったテーブルワイン。でもこれが、並みのブルゴーニュなど目ではないくらいに、旨みが凝縮されている。甘いイチゴジャムのような風味。やわらかな酸。ガメイって、実はこんなにおいしくなるんだ。うららかな陽射しにぴったりの、飲んでいて暖かな、優しい気持ちになれる味わい。

▼自然派の“新星”がロワールで造る超ナチュラルなワイン!普通のブルゴーニュワインとは違う...

楽しい週末でございました。ごちそうさま。

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