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2006/02/15

I FLASHMEN / PENSANDO

典型的な1970年代初頭のロックの音のひとつですね。日本ではユーロ・ロック=プログレッシヴ・ロックのひとつとして紹介されたので、どうしてもプログレッシヴ・ロック・ファンしか知らないグループですしアルバムでしょうが、内容的にはヘヴィなオルガン・ロックだと思います。ファズ・ギターとオルガンがうなりをあげる、いなたいブルーズ・ロックのM2「Ma per colpa di chi?」などは典型ですね。

M3「Un pugno di mosche」は初期のDeep Purple(ディープ・パープル)のような、ちょっとポップ風味のあるオルガン・ロックだし、M5「Maria」はおどろおどろしさを持ったヘヴィなオルガン・ロックで、初期のFormula 3(フォルムラ・トレ)とかに通じるかも。M7「Fortuna e ragione」もファズ・ギターとピアノの音が派手でやかましく、1960年代から70年代ロックの匂いがぷんぷんします。

一方で、M4「Amo mia madre」はオルガン・ロックではあるけれど、アコースティック・ギターがボサノバ風のリズムを刻んでいたりして、ちょっとしゃれた感じが加わっていたりします。コーラスも入ったりして、これまた60年代から70年代の匂いたっぷり。なんとなくArther Brown(アーサー・ブラウン)の「Fire」とか、Traffic(トラフィック)とか思い出しました。

M8「Nella tua mente」は、前半はオルガン・メインの演奏をバックに歌詞を叫んでる?のですが、後半(というか、サビ、というか、リフレイン?)ではメロディがつき、初期のUriah Heep(ユーライア・ヒープ)を思い出してしまうし。

M9「Qualcosa per sognare」のように初期New Trolls(ニュー・トロルス)にも通じるようなポップ・ロックもありますが、全体には70年代初頭の典型のひとつだったオルガン・ロックに、このころのイタリアン・ロックの典型であるバタバタしたドラムが入ったタイプの音楽だと思います。そして、最近ではなかなか聴かれない「熱い」イタリアン・ヴォーカル。このドタバタ感と熱唱ヴォーカルに、往年のイタリアン・ロック・ファンはハートを打ち抜かれてしまうことでしょう。


 

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