MAURO SOLI / RESPIRO
みなさん、素敵な年末年始を過ごせたでしょうか。自分は暖かい(というより、暑い)国でダラダラと過ごしていたもので、東京のこの寒さが余計に厳しく感じられます。寒いよぅ。
さて、今年も有名・無名・売れてる・売れてないにこだわらず、なにかしらの縁あって入手した(してしまった)CDたちの紹介を(も)していきましょう。まずは、この人。
濃いグレーのスーツに派手な茶色系のネクタイ、さらには赤茶系のスカーフ?まで巻いてジャケットに写っているMauro Soli(マウロ・ソーリ)。ディナーショーぽい衣装です。年はそこそこいっているのかな。自分で作詞作曲します。このくらいしか、彼についてはわかりません(笑)。
M1「Proprio tu」では張りのある声と伸びやかな歌メロを聴かせてくれて、もしやMino Reitano(ミーノ・レイターノ)系のオーソドックスなカンツォーネ・ポップスかと思わせます。キーボード・オーケストレーションのチープなアレンジもMinoの再録ものなどと似た感じがあるし。それならそれで、悪くはないなという出だしです。
しかし2曲め以降は、こういったカンツォーネ風のポップスは出てきませんでした。もっと軽快でポップな曲が主流のようです。曲も歌も、これといって目立つところのない、平凡なポップスになってしまいました。
M2「Vivo」は軽薄なシンセサイザー・アレンジが施された軽薄な感じの曲で、シンセ・ベースも古臭く感じます。M3「Voglio le ali」はボサノバ風のアコースティック・ギターが入ったラテン風味の落ち着いたバラード。M4「Giu'」はクリーン・トーンのエレキ・ギターが都会的なイメージを醸しだす明るく乾いた感じの軽快なポップス。M5「Solo cenere」はほどよく洗練され、ほどよくラテンなポップスで、ビーチ・リゾートなどに合いそうです。M6「Il tuo respiro」ではブラスとコーラスがソウル風に響きます。M7「Sole a mezzanotte」はほんのりラテン風味で大きなメロディを持ったおおらかな歌謡曲風。M8「Inizio d'estate」はブラスとシンセサイザーのアレンジがチープな歌謡曲風ポップス。
M1だけがなんだか印象が違う感じです。M1の線でアルバム全体をまとめてもらえたほうが、よかったかもしれないなぁ。
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