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2006年1月

2006/01/31

ダ・ヴィンチ・コードが

ちょいと小耳に挟んだ噂によりますと、あの『ダ・ヴィンチ・コード』が3月に文庫化されるらしい。上中下の3巻もので。

これ、読みたかったのよ。文庫になったら、きっと買うぞ。ハードカバーの大きな本は、重たいし、収納場所がないし、電車じゃ読みにくいし。

しかし、やっぱり3巻になってしまうかぁ。ハードカバーで上下巻だったから、しかたないけれど。しかし、長いなぁ。長い本を読みきる気力と体力が最近は続かない。

長いといえば、『薔薇の名前』もまた読み返したいのだけど、これ、うちにあるのはハードカバーの上下巻だし(文庫化されてるの?)、なかなか読むのに気合のいる作品で、どうも読み始めるのを躊躇しちゃうのだよなぁ。

『博士の愛した数式』も読みたいなぁ。

しかし、それよりも前に、いま読みかけの『MOMO』(洋書ペーパーバック)を読み終えねば。まだ半分くらいまでしかきてないから、あと半年くらいかかるかもしれないけれど(汗)。

  
  
  

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RIDILLO / RIDILLOVE

中古盤屋で300円かなにかの激安で売ってたので、つい買ってしまったアルバム。Ridillo(リディッロ)なんていうグループ名、初めて聞きますが、バイオグラフィを調べたところ、1991年にデビューして、これまでにアルバムを4枚ほど出している、そこそこキャリアのあるグループのようです。

しかも、意外と日本ともかかわりがあったりして、というのも彼らの名前が音楽シーンの桧舞台に最初に上がったのが、1991年に日本で行なわれた「Yamaha Music Quest」で準優勝したときだったそうな。

その後も「Roxy Bar」というヴィデオミュージックの賞?で優勝したり、Premio Titano/Festival di S.Marino(どんな催しだかわからんけれど)で優勝したり、1997年にはEarth, Wind & Fire(アース・ウィンド・アンド・ファイア)のツアーをサポートしたりと、それなりに売れていたようです。

で、このアルバムは彼らのセカンドなのですが、EW&Fのサポート経験があるということからも推測できるように、全体にソウルフルなポップスになっています。ワウワウのかかったギターやファンキーなベース、さらにはメンバーにトランペット吹きまでいることもあり、派手でゴージャスな演奏が楽しめます。ソウルっぽいコーラスも多用されます。

自分、R&Bとかソウルとかいった、いわゆるブラック・ミュージック系の音楽が苦手で、このグループの音楽もどちらかといえば苦手な部類に入るはずなのですが、意外と平気に楽しく聴けてしまうのは、たとえばM3「Mangio amore」のようなジャジーな曲や、M9「Ridiro'」のようなのんびりしたカントリー・タッチの曲とかも適当に混じっているからかしら。M9はこのアルバムのなかではかなり異色な感じではありますが。M11「Legalizza la felicita' (#2)」などは、オープンカーで海辺をドライブするときのBGMとかにぴったりといった感じですし(オープンカーで海辺をドライブした経験はありませんが)。これがもし、M4「6 tu che sogni」みたいないかにもソウルフル・ポップスばかりだったなら、きっと最後まで聴けなかっただろうな。

全体にソウルやファンク色の強くて、曲にいわゆる「イタリアらしさ」はほとんど感じませんが、歌詞がイタリア語なこともあってか、それなりにメロディアス。母音の強いイタリア語を上手にリズムに乗せていると思います。イタリアらしいイタリアン・ポップスとはいいにくいけれど、洋楽ポップスとしてはなかなかいいんじゃないでしょうか。


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2006/01/30

THE有頂天ホテル

観てきましたよ、三谷幸喜監督・脚本の話題作『THE有頂天ホテル』。金曜の18時25分スタートという微妙な時間にもかかわらず、新宿の劇場はけっこうなお客さんが入ってました。みんな、期待してるんだねぇ。

大晦日のあるホテルを舞台にした一夜のお話。そこには、有能かつ生真面目だけど夢をあきらめた過去を持つ副支配人がいて、夢をあきらめようとしているベルボーイがいて、わけありの客室係がいて、わけありの従業員カップルがいてと、スタッフだけでもかなりおかしなことになっているのだけど、ほかにも汚職政治家とか大物演歌歌手とかパーティを盛り上げる芸人さんたちとかコスプレ姉ちゃんとか、怪しさ満載です。こういったさまざまな人々が、年越しのカウントダウン・パーティに向けて右往左往し、そしてそれぞれのピースがそれぞれに関わり、影響しあって新年を迎えます。

いろんなところでいろんな人がいっているように、なぜこの映画が年末ではなく、年が明けてしばらく経ってからの公開なんだ? ということは、この際おいておきましょう。たしかに年末公開のほうが、より盛り上がっただろうけれど、こういったこちゃこちゃしたお話は、いつ観てもそれなりに楽しめます。

最初のほうに出てくる灰皿のエピソード。こういうの、三谷さんは上手ですね。サービスの仕事に就いている(いたことがある)人は、ここで「おぉっ」っと思って、さらにこういったエピソードを期待してしまうことでしょう。でも、もう出てこない。このあたり、『王様のレストラン』と同じ、ある種のもどかしさを感じてしまいますが、主題が「サービス」のお話ではないので、しかたがありません。

あまりにたくさんの登場人物がいて、それぞれについてはあまり深く追いかけられてはいませんが、このお話はそれぞれの「人」を描くことが重要なのではなく、たくさんの人が物語のピースとなって全体でストーリーをつくっていくという構造なので、人物描写の薄さはあまり気になりませんでした。じっくりとは追われていないけれど、主要登場人物のほとんどが、この夜を機に、少なからず明日へと続くなんらかの第一歩を踏み出すというスタイルになっています。要するにこれがこの映画の主題なのでしょう。だから、このホテルの名前も「ホテル・アヴァンティ(Hotel Avanti)」なのですね。Avantiは「前へ進む」という意味ですから。総支配人と「くねくね」に関してはなんらかのAvantiがあったのかどうかは疑問ですが。

登場人物たちに対する極端なキャラ付けや、冷静に考えればありえないような展開、ご都合主義の部分などもありますが、それをどうこういうタイプのお話ではありません。大晦日という特別な夜に起きた、数々の偶然と必然、そこから生じた人々の想いの変化... そういったものを優しく、あたたかな目でつづっています。

大きなホテルが舞台なわりには意外とこじんまりしたお話で、そこがまた魅力的に感じます。傑作とは思わないけれど、じんわりといい気分になれる楽しい作品でしょう。

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2006/01/27

STEFANO PICCHI / PENSIERI SOSPESI

Stefano Picchi(ステーファノ・ピッキ)... この名前、すっかり忘れてました。なんとなくジャケット買いをして、プレイヤーにかけたら、なんだか聞き覚えのある曲... 「Genrale Kamikaze」!

そう、2004年のサンレモ音楽祭新人部門にこの曲で参加したStefanoのファースト・アルバムが、音楽祭参加から1年経ってやっとリリースされたのでした。地味だ。音楽祭での成績も7位という中途半端なものでしたが、すっかりみんなが名前を忘れちゃったんじゃないかというころにアルバムが出るというのも中途半端な感じです。

若いシンガーだと思っていたのですが、1974年1月25日生まれだそうですので、30歳を越えてのデビューだったのですね。出身はトスカーナ州のルッカ。いまなお町のまわりを囲む城壁がかんぺきに残っている(その上が散歩道になっている)、美しい町。食通には上質なオリーブ・オイルの産地として、クラシック音楽ファンにはプッチーニが生まれた町として、その名を知られています。8歳で曲をつくりはじめ、12歳でピアノを弾き始めたStefano。その後は飲食店で演奏したり、楽器店で働いたり、音楽学校に通ったりして、音楽の世界とつながりを保ち続けていたようです。

地元のミュージシャンたちと曲をつくり演奏を続けていたStefanoは、2001年にサン・マリノ音楽祭(Festival di S.Marino)で最終先行まで残ります。そして2004年、「Generale Kamikaze」でサンレモ音楽祭出場を果たしました。

というわけで、ミュージシャンとしてのキャリアは意外と長いらしいStefanoのデビュー・アルバムですが、なかなかよくできていると思います。下積み期間がけっこうあったからか、アレンジも含め、丁寧な曲づくりと演奏がされています。彼はピアノ弾きですが、アルバムではキーボードよりもギターの音の美しさが印象に残ります(自分がもともとギター引きだからかもしれませんが)。エレキもアコースティックも、とても綺麗な音で録られています。

ちょっと高めの、どこかにひっかかるような少しクセのある歌声は、初期のころのEros Ramazzotti(エロス・ラマッゾッティ)に感じが似ているかもしれません。こういった、多少なりとも個性を感じさせる歌声は、とても好ましく感じます。

「Generale Kamikaze」はほんのりエキゾティックな風味を盛り込んだアレンジがされていますが、他の曲は、この曲からエキゾティック風味を取り除いたような感じのものが大半です。ミディアムからスロー・テンポの曲が多く、どれも比較的素直でなめらかなメロディと展開を持っています。M6「Dracula」ではイントロに少しパンキッシュな雰囲気があったりもしますが、基本はミディアム・テンポのメロディアス・ポップスといえるでしょう。ほどよく明るく、ほどよく哀愁が漂う、心地よい曲が多く収録されています。

曲調的には、Massimo Di Cataldo(マッシモ・ディ・カタルド)とか、最近のGianluca Grignani(ジァンルカ・グリニャーニ)とかに通じるタイプのものかなと思います。彼らが歌ってもよさそう。M10「Sole swahili」などは、ファルセットを使わないMango(マンゴ)といった印象を受けました。これ、Mangoに歌わせてみたい。

そんなわけで楽しく聴けるのですが、難点をいえば、曲のバリエーションに乏しいことでしょう。どの曲も、曲単体として聴けば悪くないのですが、同じようなリズム、テンポ、曲調の曲が多く、アルバムを通して聴いていると、みんな同じに聴こえてきて、少し飽きてきてしまいます。ただ、その点でいえば最近のGianlucaとかMassimoのアルバムも自分にとっては似たような印象なので、彼らが受け入れられるならStefanoのこのアルバムも受け入れられるんじゃないかというふうにも思います。

このまま楽曲のクオリティを保って、曲調のバリエーションを広げ、コンスタントに作品リリースを続けられるなら、なかなかおもしろいアーティストになっていきそうな気がします。


  
  

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2006/01/26

FILIPPO MALATESTA / GIRAMONDO

Rimini近郊出身のFilippo Malatesta(フィリッポ・マラテスタ)。自分にとっては初めて聞く名前のように思うし、ジャケットの写真を見てもまだ若い感じなので、最近出てきた新人かと思っていたのですが、じつはアルバム・デビューは1992年で、この『Giramondo』は4枚目のアルバムだそうで。意外と中堅どころのカンタウトーレでした。

デビューしたてのころはCanzoniere dell'estate(夏の音楽祭)で2位になったり(1993年)、セカンド・アルバム『Malatesta』(1994年)でCorrado Rustici(コッラード・ルスティチ)とコラボレーションしていたりと、それなりに話題も提供していたようですが、1997年にサード・アルバム『Il re delle tre』をリリースして以降7年も沈黙してしまった(シングルのリリースもなし)ので、その間に音楽シーンから忘れられちゃったのだろうな。

というわけで、彼にとっては7年ぶりのアルバムとなった『Giramondo』。悪くありません。悪くありませんが、突出していいところも見つけにくいのが、中堅アーティストとしてはちょっと厳しいところ。

おっさんが歌ういかにも古いナポレターナのイントロからどことなくNek(ネック)風の軽快なポップスへとつながるM1「Giramondo」とか、素直なメロディと伸びやかなヴォーカルが聞けるミディアム・テンポのM8「Fantastico」などは、ラジオで頻繁にかければそれなりにヒットしそうな感じはします。最近のイタリアン・ポップスにありがちな軽やかでメロディアスなポップスですね。

ほかにも、南欧やラテンのようなエキゾティシズムを感じさせるM2「Boh」とか、フォーク風な素朴さや優しさを感じさせるM4「Con un filo di gas」やM6「Solo」などもありますし、初期のAC/DCを思い起こさせる(←本当か?)ディストーションのかかっていないエレキとベースによる重いリフが印象的なM5「Il gatto」などもあります。いくつかの曲ではフィザルモニカ(アコーディオン)が導入され、南欧風のひなびた哀愁が漂います。

ただ、どれも意外と普通というか、平凡というか、ありきたりというか。悪くはないのだけど、もうひとつ「突き抜けた」ところがないのですよ。Francesco Renga(フランチェスコ・レンガ)をすごくおとなしくしたような感じの粘っこい歌い方とけっこうよく通る声はそれなりに魅力的だし個性もあると思うのだけど、考えてみるとこういった声と歌い方の歌手って最近多いよなぁという気もするし、そのなかでFilippoが飛びぬけて個性的かというとやはりFrancescoのほうが圧倒的に個性的なわけで... というようなモヤモヤ感が、ヴォーカルにも曲そのものにも残ってしまいます。

なかにはM7「Luna Park」のように、陽気なカントリー・ミュージック風のところに哀愁のアコーディオンがかぶさったと思ったら途中で歌謡曲みたいなコーラスが入って最後はサスペンス映画かよみたいな演奏につながるという、こう書いているだけで楽しいアレンジもあったりするのですが、せっかくのこうした楽しさを魅力的に活かしきれてないような感じがします。そもそも、Filippoの方向性というか、このアルバムの方向性、伝えたい・表現したい音楽の方向性といったものが、なんだかばらけちゃっているような、そんな印象もあります。

個々の曲は、悪くはないのです。アルバムとしても、悪くはないのです。最近のイタリアン・ポップスの作品として、充分に楽しめる内容だとは思います。ただ、どれもがアベレージな感じなので、あまり「Filippoの歌と曲」という印象が残らないのです。このアルバムではプロデュースもアレンジも自分でやっているようですが、誰かよいプロデューサーとアレンジャーのアドバイスがあったなら、もっと魅力的な作品になったのではないかなぁという感じがします。


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2006/01/25

いつかは自分も歌舞伎座で声を出してみたい... かな

知人の日記で紹介されていたのだけど、これ↓爆笑もんです。

中村屋

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PREMIATA FORNERIA MARCONI / DRACULA - OPERA ROCK

自分はMauro Pagani(マウロ・パガーニ)が抜けたあとのPremiata Forneria Marconi(プレミアータ・フォルネリア・マルコーニ。PFM)のアルバムをほとんど聴いたことがなくて、そのせいもあるのかもしれませんが、このアルバム、PFMだと知らずに聴いたなら、きっとPFMのアルバムとは気づかなっただろうなと思います。

タイトルどおり、吸血鬼ドラキュラをテーマにしたロック・オペラのサウンドトラックです。歌詞はVincenzo Incenzo(ヴィンチェンツォ・インチェンツォ)という人が書いていますが、曲はPFMによるもの。しかしここに、自分の知っている「PFMの音」はほとんど出てきません。

個人的な印象として、PFMの音楽って、どちらかというと軽やかで、華麗で、たとえ哀愁系の曲をやったとしてもどこかに太陽の光を反射するキラキラとした海の輝きが垣間見え、テクニカルであってもあたたかみのある演奏をする、と感じているのですが、このアルバムには、そういった要素がほとんど感じられません。M5「Il castello dei perche'」の中間部でいくらか聴かれるくらいでしょうか。

まぁ、テーマがドラキュラですからね。ドラキュラ(のモデルとなったブラド・ツェペシ伯爵)といえば東欧ルーマニアはトランシルヴァニア地方の出身です。そんなこともあってか、PFMなのにすごく音が重い。そして、暗い。こういった重厚な感じのする音楽はいかにもユーロ・ロック的ではありますが、PFMからこういう音が出てくるとは、自分は想像してませんでした。しかし、M3「Non e' un incubo e' rearta'」で聞こえるサンプリングのフルートは、しょぼいな。

そのうえ、この作品はロック・オペラです。PFM単体の作品とは違います。舞台用音楽らしく、ドラマティックでスリリングなオーケストラがふんだんに導入され、音楽に厚みと物語性をたっぷりと加えています。さらには混声合唱まで入ります。こういった厚みも、自分の持っているPFMの印象とずいぶん違います。PFMで混声合唱といえば「The mountain」という曲もむか~しにありましたが、あんなふうなとってつけたような混声合唱ではなく、この作品中ではもっとスムースに取り入れられています。

そんなわけで、実はあんまりPFMの音楽に興味がない自分ですが、このアルバムはなかなか聴きどころが多いというか、けっこう自分の好みにあった内容になっています。

ただ、毎度のこと?なのですが、これだけ厚みと密度のある演奏だし音楽なのに、ヴォーカルがパワー不足なのですよ。これについては自分がPFMに対して持っている印象そのままです。

曲ごと(役ごと?)にメンバーが交代で歌っているようで、それぞれの歌声はそれなりに個性もあるし味わいもあるとは思うのだけど、しかもPFMにはめずらしいメンバーによるコーラス・ワークもあったりするのだけど、なんといってもこれは壮大なロック・オペラです。ここはもっと声量のあるヴォーカルで、力強く伸びやかな歌声を聴きたかった。せっかく演奏で重厚なドラキュラの世界をつくりあげているのに、ヴォーカルがその重厚さを薄めてしまっているように感じるのです。

これがドラキュラではなく、ロック・オペラでもなく、PFM単体のオリジナル・アルバムであれば、このヴォーカルでも充分なのでしょうが。M11「Un destino di rondine」にゲスト・ヴォーカルとして参加しているカンタウトリーチェ、Dolcenera(ドルチェネラ)が力強いヴォーカルがヨーロッパの陰鬱な世界観にぴったりとあっている分、余計に本編でのヴォーカルの甘さが残念に感じられます。

というわけで、ヴォーカル面での物足りなさはいくらか残りますが、アルバム全体としてはいかにもユーロ・ロック的な、ヨーロッパ的な影と哀しみと重さに満ちた、なかなかの作品だと思います。これがPFMファンにどう受けとめられるのかはわかりませんが。ちなみに自分は、このアルバムを聴いて、PFMやその他のユーロ・ロック・グループよりも先に、Cirque du Soleil(シルク・ドゥ・ソレイユ)のアルバム『Alegria』を思い出しました。古いヨーロッパのひなびた街角を思い起こさせるところなど、ちょっと通じる部分があるのではないかしら。


  

  

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2006/01/24

ANNA OXA / CANTAUTORI

タイトルどおり、イタリアのトップ女性シンガーのひとりであるAnna Oxa(アンナ・オクサ)が、イタリアのカンタウトーレ(シンガー・ソングライター)たちの曲をカバーしたアルバム。収録されているのは、どれも有名な曲ばかり... なのだろうと思うのですが、自分が知っている曲はLucio Dalla(ルーチォ・ダッラ)のM3「Futura」、Claudio Baglioni(クラウディオ・バッリォーニ)のM7「Avrai」、Fabrizio De Andre'(ファブリツィオ・デ・アンドレ)のM10「Bocca di rosa」くらいでした。他の曲も、なんとなく聴いたことがある気がする、もしかしたらオリジナルの歌手でCDを持ってるかもしれない、と思うものはあるのだけど、自分が持ってるこのCD、それぞれの曲のクレジットが書かれていないので、どの曲が誰の曲かわからず、確認できません(汗)。

Anna Oxa、いい声とはいいませんが、味わいのある声だと思います。表現力もほどよくあって、声もよく出ているし、うまいな。自分の好み的には、もっと個性が強いというか、アクの強い感じの声や歌い方のほうが好きなのですが、Annaくらいの個性のほうが、より幅広い人にアピールするようには思います。

さまざまなカンタウトーレの曲を歌うということで、収録されている曲にもバラエティがあって楽しいです。M3「Anna verra'」はジャズ風で、Annaの抑えた感じのヴォーカルがクールに決まっていてカッコイイし、M4「Anima」では歌メロ前半でフェミニンな感じを振りまいてくれます。M5「Si puo'」はどことなくコミカルで、リズムの軽やかな曲。だけど、どの曲もAnnaの歌として、きちんと消化されています。

Claudio Baglioniファンの自分としては、やはり「Avrai」の出来が気になるところですが、これはまぁ、こんなものかな。悪くはないけれど、やはり想いのこもったClaudio自身の歌唱には及ばないといった感じ。

個人的にはM6「Bellamore」が気になりました。ポップスというよりは、歌詞の美しさを聞かせる感じの、とてもカンタウトーレぽい曲。誰の曲だろうと思って調べてみたら、Francesco De Gregori(フランチェスコ・デ・グレゴーリ)の曲のようですね。これはいいな。ぜひ男性歌手の歌声で聴いてみたいと思いました。Francescoが自分でも歌ってるのだろうけれど、たとえばAngelo Branduardi(アンジェロ・ブランデュアルディ)とかが歌っても趣がありそう。女性なら、AnnaよりはFiorella Mannoia(フィオレッラ・マンノイア)で聴きたい感じです。

Annaはこの翌年(1994年)にも、カンタウトーレたちの曲をカバーしたシリーズ第2弾?『Oxa Cantautori』をリリースしています。こちらもなかなかおもしろそうな選曲(人選)で、ちょっと気になるところです。


  

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2006/01/23

浅草でにっこり、お台場でがっかり


昨日は浅草で新春歌舞伎を観てきました。これからの歌舞伎界を担う若手役者が中心となって舞台をつくりあげる新春浅草歌舞伎。歌舞伎座で観る、ベテランが主役を張る歌舞伎とは、また違った楽しさがあります。なんといっても若々しい。

昼と夜の1日2公演があるのですが、自分が観たのは昼の部。演目は「鳴神」と「仮名手本忠臣蔵(五段目、六段目)」でした。

「鳴神」は、若い女性の色香にだまされた高僧が怒り狂う、という話でしたが、これ、エロ小説ですね、きっと。こういうのを観ると、歌舞伎が「伝統文化」とか「芸術」なんていう大上段に構えたものじゃなく、大衆娯楽だったんだと実感します。

高僧を演じたのは中村獅童さんですが、彼はうまいのかそれほどでもないのか、よくわからん。以前に歌舞伎座で観たときや、去年の新春浅草歌舞伎のときよりは「歌舞伎っぽい」演技だったかなという気はしますが... 夜にテレビで放送されていた映画『恋人はスナイパー 劇場版』での獅童さんのほうがすっきりと役に入れているような感じがしました。とはいえ、この「鳴神」という演目がおそらく非常に「歌舞伎っぽい」のでしょう。高僧と姫とのやりとり、派手な隈取、最後は片足でたったったったと花道をはけていく(これ、なんというのでしょう?)など、ビジュアル面での「歌舞伎っぽさ」がふんだんに観られて楽しい舞台でした。さすが歌舞伎十八番のうちのひとつ(なんだそうだ)です。

幕間にアナゴづくし弁当を食べたら、次は忠臣蔵です。忠臣蔵の話って、実はほとんど(ぜんぜんに近い)知らないのですが、今年の志の輔落語@PARCOで志の輔さんが忠臣蔵をネタにした新作落語「忠臣ぐらっ」をやったときに枕で聞いた話によると、あだ討ちにいく四十七士の一人一人それぞれにドラマが描かれているのだそうで。で、今回の歌舞伎は四十七士の一人、早野勘平という人のドラマです。

ある町人家の娘婿になり、猟師となって仇討ちの時機を待っていた勘平さん。仇討ち資金にと、ある事情で金を手に入れましたが、そこから義父殺しの嫌疑をかけられ、また勘平さん自身も誤って義父を殺してしまったと思い煩い、かつての仲間の前で腹を切ります。しかし、実はそれは誤解で、義父を殺したのは盗賊、そして手に入れたその金は、もともと義父が、討ち入りの役に立ちたいという勘平さんのために工面してくれたもの。それがわかり、主君のために討ち入りをすると誓った仲間たちの名前が書いてある「連判状」に、勘平さんの名前も書いてもらえることになるのです。しかし、勘平さんはそのまま死んでしまうのです。

つまり、実際に討ち入りにはいけなかったけれど、強い忠誠心を持って討ち入り(の準備)を手伝った人がいたんだよ、っていう話なんでしょう。クライマックスで仲間の浪士が連判状を勘平さんに見せ、「ここに46人の名前が記された連判状がある。ここにおまえの名前も記そう」みたいなことをいうのです。つまり、勘平さんの名前が入って、全部で四十七士。勘平さんは「最後のひとり」だったんです。だけど、討ち入りにはいけなかった。この無念さが観ているものに悲しみとある種の感動を呼ぶのです。いや、呼ぶはずだったのです。なのに、このあとの大切な部分で、仲間の浪士がいいました...

「46人の名前が記された連判状。これに勘平、おまえの名前も加えて、全部で46...」

増えてないじゃん!

残念ながら勘平さんは、あんな思いをして、腹切って内臓つかんで血判まで押したのに、けっきょく数に入れてもらえなかったのです。

いや、たんにセリフを間違っただけだと思うのですが、会場にいた大半の人が「おいっ!」と心の中でつっこんだに違いない。

そんなわけで、今年も楽しい新春浅草歌舞伎でした。

その後、水上バスに乗って(初めて乗った! なんか、楽しかった)お台場へ移動。お台場へ行きたかったというより、水上バスに乗りたかっただけなんですが、せっかくお台場にきたので夕飯食べて帰ろうと思いまして。デックス、アクアシティと、ざっとレストランをチェックしたのだけど、これといって入りたい店が見つからず。それではとヴィーナスフォートにいったのだけど、こっちもたいした店がなく。しかし時間的にそろそろどこかに入らなければと、ヴィーナスフォート内のある店へ。

ビール、美味しかったです。ベルギービールがいろいろあって。しかし、料理はなぁ。まずいとはいわないけれど、あの値段で、こんなもんなのかぁ。せっかくビールは美味しいのに、料理の味わいがそれとバランスを取れていない。見掛けだけは綺麗で豪華そうなのだけどなぁ。店内はひまで従業員もプラプラしてるのにいつまでも下げ物をしないテーブルがたくさんあるし。

以前にお台場に来たときも、アクアシティ内の某有名店のお台場支店?で食べて、料金と提供される料理&サービスのアンバランス(見掛け倒し)にがっかりした記憶があります。けっきょく子供が中心の観光地で食べられるものなんて、こんな感じなのでしょうか。まずくはないけど、気持ちよく料金を払って帰れるだけの満足感はない。追加オーダーを出したいという気持ちにならないもん。

そんなわけで、お台場ですっかりがっかりしてしまったので、さっさと電車に載って家路に着き、途中で濃厚クリーミーな白カビチーズとグリッシーニを調達し、家でそれらをつまみに赤ワイン1本あけちゃいました。けっきょくねぇ、中途半端な店で外食するよりも、家で飲み食いしたほうが美味しいし楽しいんだよなぁ。

昨日はそんな日曜日でしたさ。

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2006/01/20

わけのわからん痛みは困る

今朝、いつものように家の玄関を出たところでポータブルCDプレイヤーのプレイボタンを押したのだけど、いつまでたっても音が聞こえてこない。おかしいなぁ~と思ってリモコンの液晶を見たら「no disc」の表示。どうやらCDをいれずにプレイヤーだけを持って出てしまったらしい。そんな、寒い朝です...

昨日の夜中、寝ていたら突然左足のふくらはぎに激痛が。どこかにぶつけたとかではなく、筋肉そのものが引きちぎられるような、なんて表現していいのかわからん痛み。目が覚めて、5分くらいのた打ち回って(←おおげさ)しまった。

なぜ痛み出したのか、どうすれば収まるのか、ぜんぜんわからん。とりあえず手でさすってみたり温めてみたりからだの向きを変えてみたりいろいろしたのだけど、布団から出て起き上がってなにかをしようとは考えなかった。眠かったから。でも、痛くて眠れないのよぉ。

それでも5分ほどすると、目覚めさせたときのような衝撃的な痛みは少し引き、だんだんと「ひどい筋肉痛」くらいになってきた。なので、そのまま寝てしまった。

今朝。まだふくらはぎの筋肉が痛い。さわってみると、なんだかちょっと腫れているというか、張っているような感じもする。感じはするが、平常時に自分のふくらはぎを意識してさわったことがないので、これが異常なのか、それともふだんからこんな感じなのか、わからん。ともかく、さわると痛いし、歩いても少し痛い。ふだん使わない筋肉を使って無理な運動をたんまりとしたあとのように、痛い。

そういえば、こんなこと、以前にもあった。あのときも夜中に突然痛みが襲ってきて目が覚めたんだった。あれも左足のふくらはぎだったような気がする。けっきょくどうすることもできず、昨夜と同じような対応をして、同じように寝てしまったのだったな、たしか。

左足のふくらはぎで、いったいなにが起きているのだろう? なにがきっかけで突然痛むのだろう? それも夜、眠っているときに。勘弁してください、眠いので。

この分だと、きっとまた、忘れたころに突然痛みが襲ってくるのだろう。こういう、なにが原因で起きたのかわからない、わけのわからん痛みは困る。すっかり忘れたころに勝手に痛んで、勝手に収まっていって、その後はなにもなかったように痛みの片鱗さえ見せない。

もっと頻繁に痛むとか、痛みがいつまでたっても引かないとかであれば、医者にでも診せるかという気にもなるが(医者嫌い)、そうなる前に痛みがなくなっちゃうからなぁ。それに、たとえ医者に診せるにしても、こういうのは何科の医者に診せればいいのだ? どうも医者のジャンル分け?がよくわからん。

まったく、肉体を持って生きるというのはめんどくさい。

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2006/01/19

DOTTOR LIVINGSTONE / L'ASSENZA

まだ活動していたのですね、このグループ。前作(デビュー・アルバム)は1999年だそうですから、6年ぶりのニュー・アルバムになるのでしょうか(途中に1枚、リリースされなかった幻のアルバムがあるらしい)。

デビュー直後ころでしょうか、Dottor Livingstone(ドットール・リヴィングストン)のマネージャーを名乗るイタリア人(の友人だという日本人)から、彼らを日本で売り出したいのでウェブで紹介してくれ、また彼らに興味を持ちそうな日本のマスコミやレコード会社を教えてくれというメール(日本語に翻訳済み)をもらったことがあります。サンプルCDを送るから住所を教えろというので教えたのだけど、けっきょく送られてこなかった。同様の経緯があったAmedeo Minghi(アメデオ・ミンギ)のマネジメントは送ってきたのにな。

そんなわけで、音は知らないままに名前だけは印象に残っていたDottor Livingstoneのアルバムを、初めて聴いてみました。

ふ~ん、こんな感じなんだ。いろんな表情を持った曲が入っていて、けっこうカラフルな印象ですね。デジタルなビートやシンセサイザーの響きがあるかと思えばストリングスやピアノのアコースティックな響きがかぶさってきたり、ヴォーカルも無機質だったり妖しい魅力を漂わせてみたり。

M1やM2は、どことなくエレクトリック・ポップなころのMatia Bazar(マティア・バザール)を、現代風に、おしゃれにしたような印象。

M4はデジタルなリズムに乗ったポップスなのだけど、キーボードがミステリアスな雰囲気を加えてます。

M5はストリングスと生ピアノの音が美しく、それらが電子楽器と、ときにハーモニーとなり、あるいはコントラストとなって広がりを感じさせるスローな曲で、ちょっとアート風。フレーズの最後でかすかにビブラートがかかる歌い方が、どことなくAntonella Ruggiero(アントネッラ・ルッジェーロ)を思い出させます。

M7はデジタルな雰囲気の強いロックで、エレキ・ギターのストロークがパンキッシュ。Bluvertigo(ブルヴェルティゴ)とかSubsonica(スブソニカ)とかにも似た雰囲気を醸しだしつつも、無機質なヴォーカルが独特のクールな印象を与えています。また、途中で静かで美しいパートを導入してロック・パートと対比させるなど、構成も楽しいです。

M8ではうっすらとエスニックな雰囲気もまとい、カラフルなアレンジが施されたポップスになっています。

ヴォーカリストのAnna Basso(アンナ・バッソ)は、クールに抑えて歌うときと、ほどよくエモーショナルに歌うときがあるようですが、エモーショナルに歌うときの歌い回しがなんとなく、Antonella Ruggieroが抑えて歌っているような印象で、けっこう気に入ってしまいました。声質もそれなりに個性があり、演奏とのマッチングもいい。アルバム全体に、なんだかアーティスティックな雰囲気がただよっています。なかなかいい感じの作品でした。

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2006/01/18

IVANO ALBERTO FOSSATI - OSCAR PRUDENTE / POCO PRIMA DELL'AURORA

あ、これ、いいな。Ivano Fossati(イヴァーノ・フォッサーティ)とOscar Prudente(オスカー・プリュデンテ)がふたりで作った作品なのですが、初期のころのLucio Battisti(ルーチォ・バッティスティ)などにも通じるような、ロックの雰囲気を少しまとった早い時期のカンタウトーレ作品といった感じです。

IvanoにとってはDelirium(デリリウム)を脱退しソロ活動を始めてからの2作目、Oscarにとってはソロ活動デビュー作になるのかな、これ。Oscarのほうが7歳くらい年上で、Ivanoよりも早くから音楽活動を開始し、ミュージシャンおよびソングライターとしてLuigi Tenco(ルイジ・テンコ)やLucio Battisti、Deliriumなどとかかわりがあったようですが、自身の名前を冠した作品はこれが最初のようです。

この作品の前後に、Ivanoは『Il grande mare che avremmo traversato』を、Oscarは『Infinite fortune』を、それぞれリリースしているわけですが、そのどちらにもおたがいに参加しあっているようで、もしかしたら、これらの2枚のソロ作品と、このふたりの名義のアルバムは、いわば3人兄弟のような関係なのかもしれません。

この『Poco prima dell'aurora』は、印象としてはDeliriumの初期のころの作品に感じが似てるかな。そういう意味では、初期のIvano色がOscar色よりも少し強く出てるのかもしれません。ほんのりプログレッシヴ・ロックの風味がただよってて、ところどころでIvanoのフルートが美しく響き、少しだけストリングスも入ります。歌の入らないインスト曲も2曲ほどあります。派手なところはないけれど、伝統的なカンツォーネとは違う新しい時代の若者の音楽をつくっていくんだという1970年代のカンタウトーレたちの息吹が感じられる、素敵な作品だと思います。

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2006/01/17

新WindowsにRobert Fripp?

Microsoftが今年発表予定の新しいOS「Windows Vista」に、Robert Fripp(ロバート・フリップ)の「音」が使われるかもしれないのだそうです。まだ確定ではないものの、すでに録音はしたのだとか。くわしくはCNN.co.jpの記事をご覧くださいな。

ロバート・フリップ、新ウィンドウズ向け「音」を録音

そういえば、以前のWindowsにはBrian Eno(ブライアン・イーの)の曲(音?)が起動音として使われてましたね。もしやビル・ゲイツさんはブリティッシュ・プログレッシヴ・ロックになんらかの憧れかコンプレックスがあるのかしらん??

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PREMIATA FORNERIA MARCONI / JET LAG

Premiata Forneria Marconi(プレミアータ・フォルネリア・マルコーニ。PFM)のこのアルバム、学生時代にLPを買って持っているのだけど、ほとんど聴いたことがありません。今回、中古で安くCDが売っていたので購入し、ほんとにひさしぶりに聴いたのだけど、どの曲も記憶にないというか、聴いてもぜんぜん思い出せない。そんなわけで、ほとんど初めて聴いたに等しい感じです。

それでも演奏が始まると「あ、PFMだ」と感じさせるあたり、やはり彼らはすごいですね。楽器の音づくりとアンサンブル・アレンジに特徴があるのかな。テクニカルなんだけど、どこかおおらかなところもあって、独特の澄んだ明るさが感じられます。

ただ、PFMって基本的に、あまり歌メロを重視してないんじゃないかなぁと感じるのですよ。『Chocolate Kings』からせっかくBernardo Lanzetti(ベルナルド・ランゼッティ)という選任ヴォーカリストをメンバーに加えたのに、ヴォーカリ・オリエンテッドな要素が多少なりとも強まったかというと、そんなことはないわけで、ヴォーカルがなければないでも成立してしまうような楽曲がほとんどのように思えるのですわ。あいかわらず。そのあたりがたぶん、自分があまりPFMに興味を持てない大きな理由のひとつなのだろうな。

Bernardoの独特な個性を持ったヴォーカル・スタイルはPFMファンにあまり評判がよくないようですが、自分はけっこう好きなのです。ヴォーカリストはやはり、歌声で主張するわけですから、個性とかユニークさとかがないと。そこがアンサンブル志向のPFMにはうまくマッチしていないともいえるかもしれませんが、あれだけの芸達者がそろった演奏陣には、このくらいの個性のあるヴォーカルじゃないとバランスが取れないと自分には思えるのです。

だけど、せっかくのユニークなヴォーカリストを「活かす」ような曲が、PFMにはあまり(ほとんど?)ないのですよね。それでもBernardo参加1作目の『Chocolate Kings』では彼の歌を上手に活かしつつ演奏も炸裂、といった印象もあったのですが、この『Jet Lag』では彼ら本来の?インスト志向がまた強くなってしまい、ヴォーカルは添え物的というか、アンサンブルのなかの1パートになってしまったように感じます。そこが、ヴォーカル・ファンの自分としては残念なところです。

なんかPFMって、演奏とヴォーカルのバランスを取るのがあまりうまくないような感じがするんですよね。演奏陣は強力なのにヴォーカリストが貧弱とか(そもそも選任ヴォーカリストがいないですし)、強力な選任ヴォーカリストを置いてもそれを活かせる歌メロをつくれないというか、歌メロと演奏のバランスが悪いというか。たとえばFabrizio De Andre'(ファブリツィオ・デ・アンドレ)とのライヴ盤は、きちんとした歌メロがつくれて、個性的な歌声も持っているFabrizioのバックを、演奏家・アレンジャーとして超優秀なPFMが務めたことで、非常に素晴らしいアルバムになっていると感じるのですが、逆にいえば、PFMのなかにFabrizioに相当する人がいない、というのが、自分の好みからするとかなり大きな彼らの弱点なのだな。

とはいえ、演奏はあいかわらずめちゃめちゃうまくて、インストゥルメンタル志向のジャズ・ロック系プログレッシヴ・ロックなどが好きな人には充分満足の内容じゃないかと思います。アルバム冒頭で聞かれるFranco Mussida(フランコ・ムッシーダ)のアコースティック・ギター・ソロ曲には南イタリアを思わせるキラキラとした太陽の輝きなどが思い浮かべられ、とても魅力的です。彼らのアルバムのなかではもっともアメリカ志向が強い作品といわれているようですが、それでも演奏の端々にイタリアらしい輝きがあって、やはりPFMはPFMなのだなぁと感じます。



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ケアンズの年末年始(6)

2006/01/03(火) くもり

7時過ぎ起床。帰りの飛行機は13時過ぎに離陸なので、空港には11時過ぎに着けばいいか。それまでにシャワー等を浴び、帰りの荷造りをしなくちゃ。

9時少し前、部屋を出て両替&朝食に。その前にホテルのレセプションで帰りのタクシーを手配しておいてもらう。ケアンズ最後の食事は、やはりPerotta'sで。サーモンとアヴォカドのオムレツとドリンクで22ドル程。これで本当に今回のケアンズ滞在も終わり。あとは飛行機に乗って日本に帰るだけ。ケアンズはケアンズで強力に蒸し暑くてちょっと参ったところはあるけれど、ここから極寒の日本に戻るのもちょっと参っちゃうなぁという感じ。

また来よう、オーストラリア。やっぱオーストラリアは楽しいです。

帰りの飛行機は機材の到着が遅れて、およそ50分遅れで出発。待っているあいだに小腹が減ったので、空港のバーでマフィンを食べた。あとは機内食で、今日の食事は終わりだな。

ちなみに帰りの機内食は、ランチがキャベツのクリーミーサラダ、若鶏のグリル狩人風 グリーンピースとマッシュポテト添えか牛肉の和風ソース ご飯添えのチョイス、ドリンクとチョコレート、着陸前のリフレッシュメントが点心の盛り合わせとメロンのフルーツジュースがけ、チョコレートとドリンクだった。ランチはチキンを選んだが、まぁまぁの味。それよりも、メニューにはアイスクリームとなっていたのにアイスが出ずにチョコレートだったのが残念だった。

と思ったら、食器等を片付けてしばらく経ったところでアイスが配られた。あやうく寝てしまいもらい損ねるところだったよ。オーストラリアは最後まで気が抜けないのでありました。


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なお、「ここ」に写真が少しあります。ご興味のある方はこちらもご覧くださいね。

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2006/01/16

恋愛寫眞

テレビ地上波で夜中に放送されたもの。

まったく英語に聴こえない(わざと?)松田龍平の英語に最後までなじめなかったけれど、なんだか「いい映画」でしたわ。広末涼子って、やっぱりかわいいんだということも再認識。

きっと、生真面目につくれば非常に生真面目な青春ラブストーリーにもなったのだろうけれど、そうしてたらきっと、すごく重い話になっちゃったのだろうな。適度にふざけてるというか、壊れているところが、重苦しさを薄めるのに役立っているのだろう。

ストーリーや登場人物の役割配置などに「そうなの?」と、ちょっとした疑問とか都合のよさを感じる部分もあるけれど、物語のベースとなる若い男女の青くて甘くて苦くて切ない想いが、じんわりとした余韻となって残る、なかなか趣のある作品でした。

しかし、劇場公開時から話題になっていた小池栄子の「怪演」は、ほんとうに怪演でした。小池さん、怖いよ。


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ケアンズの年末年始(5)

2006/01/02(月) 雨→曇り(ときどき雨)

7時半起床。雨が降ってる。本格的に。天気予報によると、今日は1日中雨らしい。残念。

8時半過ぎ、ホテルを出てシティ・プレイスのバス・ターミナルへ。シャトルバスに乗ってクランダへ向かう。

9時40分頃、クランダ着。町がまだ始まっていない。今日のいちばんの目的はクランダからシャトルバスが出ているRain Forestationに行くことなのだが、そのシャトルバスがいつ、どこから出るのかをインフォメーションで聞こうと思っていたのに、インフォメーションが10時にならないと開かない。それではと、とりあえず朝ごはんでも食べようかと思ったのだが、飲食店もまだ開いていない。かろうじて開いていたミート・パイ(オーストラリアの典型的な食べ物のひとつ)のお店でCornish Pasty(コーニッシュ・ペイスティ)というパイと、ホウレン草とフェタ・チーズのパイ、カプチーノ(2杯)で朝食。18ドル。

10時20分過ぎ、インフォメーションが開いていたのでレイン・フォレステーションへの行き方を聞く。次のシャトルバスが45分に出るというので乗り場へ急ぐと、すでにバスが来ていた。運転手からチケットを買おうとしたら、どのコースかと聞かれた(アーミー・ダックという水陸両用車で熱帯雨林を進む、コアラなどのいる動物園に入る、アボリジニーの文化を見学・体験するの基本3コースに、それらの組み合わせのコースがある)ので、アーミー・ダックと答えたところ、次のアーミー・ダックは12時出発で、いまからレイン・フォレステーションに行くと1時間待つことになる、レイン・フォレステーションには1時間も時間をつぶせるところはないから、1時間後にまたここに来い、11時45分発のバスに乗せてやるから、といわれたので、もう1時間、クランダで時間をつぶすことにした。

といっても、クランダのショップはもう見たし、これといって興味を引くところもないので、これまで行ったことのない熱帯雨林散策コースをウォーキングすることにした。ウォーキングコースといってもけっこううっそうとした林の中に細い道がつくられているだけで、気を抜くと遭難しそう(そんなことはない)。野生のブッシュ・ターキーなどもいて、なかなか楽しかった&けっこう疲れた。

時間が来たのでバス乗り場に戻り、さっきの運転手からチケットをもらってレイン・フォレステーションへ。往復のシャトルバスとアーミー・ダックでひとり21.50ドル。

アーミー・ダックはかなり急坂もある熱帯雨林の中を進む。途中でちゃんと池にも入り、水陸両用であることをちゃんと感じさせてくれる。要所要所でクルマを止め、運転手が植物や動物等の説明をしてくれるところがオーストラリアらしい。説明はかなりオージー・イントネーションの強い英語だったこともあり(うちらの少し前に出発したアーミー・ダックは日本人観光客団体のチャーターだったようで日本語の解説テープが用意されていたようだ)、自分にはよくわからなかったが、30分ほどの熱帯雨林ドライブは楽しかった(乗り心地が快適とはいいにくいけれど)。

13時のシャトルバスでクランダに戻る(運転手はおなじみになったおっちゃん)。ナイト・ズーの迎えがくるまではまだ時間があるので、クランダの別のウォーキング・コースを散策することに。バロン川に沿ったコースからジャングル・ウォーク・コースに入り、およそクランダの町を1週。約1時間くらいの散策になった。ちなみにバロン川のそばでは野生のワライカワセミの声を頻繁に聞いた。本当に笑っているように聞こえる。

帰りのバスまで1時間ほどあるので、簡単にお昼を取ることに。ナイト・ズー・ツアーにはバーベキューがついているので、ここであまりお腹いっぱいにするわけにはいかない。Banjo'sという店で、バラムンディのフィッシュ&チップス1人前をふたりで食べることに。それとオレンジジュース、ハウス・ワインの白(Half Mile Creek Chardonnayと書いてあった)をグラスで1杯頼んで、22ドル程。

バラムンディは、前回ケアンズに来たときにはあちこちのお店で安く売っていて、美味しかったので何回も食べたのだけど、今回はあまり見かけず、たまに見つけると1人前で22ドルとかもっと高かったりすることがほとんどで、食べられずにいた。どうもいまは季節ではないようで、スーパーでも売っていないし、売っているのはまだ小さいベイビー・バラムンディだけだった。なのでBanjo'sのバラムンディはきっと輸入物だろうとは思うけれど、ケアンズといえばバラムンディのイメージがあるので、ここで手頃な価格で食べられてよかった。しかも、1人前とはいっても大きめのバラムンディ・フライが2つにたっぷりのフレンチ・フライとサラダも少しついていて、ふたりで食べても充分な量だったのがうれしい。

15時40分発ケアンズ行きの最終バスでクランダをあとにする。マーケット以外にとくに見るところはないと思っていたが、意外と楽しかった。

ひとまずホテルに戻り、一休み。18時10分の迎えを待つ。ナイト・ズーはケアンズ・トロピカル・ズーを夜にオープンし、そこに食事等のアトラクションを加えたツアー。ズー自体は前回、昼に路線バスに乗って行ったことがある(あのころはたしか、ワイルド・ライフ・パークという名称だったように思う)、夜は初めて。ひとりあたり109ドルと、ちょっと高い感じもするが、昼は寝てばかりの動物たち(ほとんどが夜行性なので)が活発に動いているところが見られる(はず)というのは、やはり楽しみ。オーストラリア最後の夜だし、悪かった天気もよくなってきたし、楽しく過ごせることを期待しよう。

ナイト・ズーは、バーベキューから始まった。日本人の参加者がほかにおらず、全部が英語でのアナウンスのためによくわからないところがあったが、ズーに日本人スタッフがいてフォローしてもらえたので助かった。

バーベキューのあとはいよいよ動物見学。ワニや蛇といったあまり興味のないものもあったが、なんといってもコアラに触れるのがたまらなくうれしい。スタッフが抱いているコアラに触るだけだが、自分で抱っこしなくてもあのふわふわの毛皮に触ったりお腹を押してみたり肉球にも触れるし顔や頭もなぜられる。充分以上です。ちなみに日本人スタッフがコアラを抱っこしていたので、4年半前にここに来たときに抱っこして一緒に写真を撮ったコアラのクリフトンくんがどうしているか聞いてみたところ、3年ほど前に死んでしまったとのこと。ショック。ちなみに、あのとき生まれてすぐだったゾーイくんはいまも元気でいるそうでよかった。

その後もカンガルーに触ったりパンをあげたり。カンガルーは昼に来ても触ったり餌をあげたりできるが、たいていはめんどくさそうにお義理で餌を食べるような感じなのに、夜は自分からすすんで食べにくる。こんなカンガルーを見るのは初めて。めちゃめちゃかわいいです。

動物見学のあとは音楽&ダンスタイム。BBQのときも演奏があったが、この時間は客席参加のダンスと音楽が主。BBQのときにたまたま席が一緒になったイングランドから来た家族(というか、そこのおばちゃん)に誘われて、うちらもダンスに参加。いかにも欧米のビヤホールとかでやりそうなダンスで、いまはなき新宿のホフブロイハウスを思い出した。楽しい。

22時過ぎ、ダンスも終了。バスに乗ってホテルへ戻る。最後もアナウンスが英語だったためによくわからず、間違ったところから出てしまい帰りのバスの乗り方がわからずにおぶおぶしてしまった(ウォンバットにも会いそこねた)が、コアラのときの日本人スタッフが助けてくれた。感謝。しかし、バスに乗ろうとしたら運転手から、行きのときに料金の支払いに使ったカードが認証されないと、現金での支払いを要求された。もう明日は帰国するだけだし、現金があまりなかったのだが、細かいお金も全部かき集めてなんとか支払う。これで手持ちの現金は残り10ドルほどになってしまった。これでは明日、空港へのタクシーの支払いができないので、どこかで両替しなくちゃ。しかし、なんで認証されなかったのだろうと、行きのときに運転手のおじさんが切った伝票(機械式ではなく、手書きで伝票を切ったのち、改めてその伝票を見ながら電話等で認証を取るシステムのようだった)を改めてよく確認してみたら、有効期限を間違えて記入してあった。これじゃ認証されないよ。おっちゃんのケアレスミスのため、すっかり現金が足りません。もぅ。

最後にきてこんなことはあったけれど、やはりオーストラリアは楽しい。明日はもう帰国するだけだけど、また来たい気持ちでいっぱい。

さて、今日は遅いので、シャワーは明日の朝入ることにして、もう寝よう。シャワーを浴びて両替もしなくちゃいけないから、少し早起きしなくちゃな。


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2006/01/15

嵐がきてもイタリアン・ポップス・ファンの灯は消えず

昨日(1月14日)は関東近郊在住イタリアン・ポップス・ファンのつきに1度のお楽しみ、Yoshioさん主催のItalo pop festa(けっきょく正式名称はなんというのだろう?)の日でした。

これまで比較的天候に恵まれてきた(1回、大きな地震にあうというアクシデントはありましたが)このFesta。しかし今回は朝から冷たい雨が降り、これまでにない悪天候。会のスタートは18時からですが、19時ころにはなんだか暴風になり、会場の窓ガラスに雨と風の当たる強い音が。こんな嵐で電車は大丈夫だろうかという心配もちらと参加者の頭を横切ったことでしょうが、集まったファンの熱気が嵐も吹き飛ばしたのか、会終了の22時ころにはほとんど雨も風もあがっていましたね(まぁ、もともとそういう天気予報ではありましたが)。

最近の寒さのためか、風邪等で体調を崩されて欠席した方もあり、今回の参加者は20名弱。人数的にはこじんまりしてましたが、紹介された曲は決してこじんまりしていなくて、どちらかというと「濃い」感じ。詳細はYoshioさんのBlogに詳しいので、そちらを読んでいただくとして。

今回紹介された曲/アーティストのなかでは、やはりRenato Zeroと(自分で紹介しておいてなんですが)Claudio Baglioniは文句なく素晴らしい。どちらも歌声を聴いただけで、すぐに誰が歌っているかわかるという、最近の若いシンガーたちにはどんどん希薄になってきている(気がする)「強い個性」を持っています。シンガーにはやはり個性がないと。ふたりとももういい年なのだけど、この個性があるからこそ、ずっとトップ・シンガーでい続けられるのでしょう。

Gino Paoliもひさしぶりに歌声を聴きましたが、やさしくてほっとするようなその声は、いかにもイタリアらしくていいですね。会場ではOrnella VanoniとのデュエットがDVDで紹介されたのですが、GinoとOrnellaって以前は夫婦だったのだそうで。いつも美味しいワインを持ってきてくださる素敵な(おかしな)おじさまのAさんとヴェローナ出身のイタリア人R君が教えてくれました。

この会にはイタリアン・ポップスの素人さんからカンツォーネ黄金期をご存じのベテラン・ファンの方まで幅広く参加されていて、自分のような中途半端なキャリアのファンには参加のたびにいろいろと勉強になることがあります。そのベテラン・ファンのひとり、Yさんが紹介してくれたRita Rondinellaって、自分は名前を知らなかったんですが、これがなかなか素敵な歌声&メロディでした。もともとはナポレターナの人のようですが、紹介された曲はナポレターナというよりは美しいイタリアン・ポップスで、安心して心をゆだねられるような、そんな素敵な曲でした。

ほかにもLaura Pausiniの特集コーナーなどもあったのですが、今回の収穫はDolceneraですね。彼女の名前は何度もニュース等で見かけていて、イタリアで大人気の若手(といっても、年齢的にはそんなに若くないようですが)女性歌手ということは知っていたのだけど、Dolceneraなどという甘ったるい(失礼)名前と、もともと自分は女性シンガーがあまり好きでないこともあり、これまでノーチェック。2003年のサンレモ音楽祭新人部門優勝者だと聞き、たしか2003年のサンレモならコンピ盤の感想を書いていたはずと自分のサイトを確認したら、やっぱり書いてました。

■ DOLCENERA / SIAMO TUTTI LA' FUORI
新人部門優勝。ヴォーカル・パートの前半はせわしない感じの節回しで、バックも同じようにせわしない感じ。途中からヴォーカルはゆったりした節回しになるのだけど、バックはせわしないまま。このアンマッチな感じをおもしろいと感じるか、やっぱりアンマッチと感じるか……自分はアンマッチだと感じました。ミディアム・テンポのポップスで、ヴォーカリストとしての聞かせどころはあまりないタイプの曲なので、このヴォーカリストは助かってるんだろうな。歌自体はあまりうまくないと思います。声も出てないし、そんなに表現力もない。これが新人部門優勝なのか。 (Pensiero! 「Musica - SANREMO 2003」より)

うぅ、ぼろくそじゃん。あとでまた聴きなおしてみなくちゃ。昨日紹介されたのは彼女のセカンド・アルバムのようですが、非常に個性的なだみ声で、Gianna NanniniやPatty Pravo、Loredana Berte'直系といった感じ。声も出てるし表現力もあって、かなりうまいシンガーだと感じました。サンレモ盤を聴いた当時の印象とぜんぜん違う。これはぜひ購入予定リストに追加しておきましょう。しかし、ボーナスDVD?に収録された、Claudio Baglioniの「Sabato pomeriggio」をClaudio本人とライヴでデュエットしたものについては、これはどうかなぁ。この曲の魅力を生かしているようには、自分は感じませんでした。

次回Festaは2月18日(土)の予定だそうです。DVDを使ったRenato Zeroの特集っていうのは次回やるのかしら。誰か、若手のバンド系をいくつか紹介してくれるといいなぁ。いずれにしても、楽しみですわん。

★今回のFestaで紹介されたアルバムやアーティストたち★

    

    

    

    

    

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サンレモ音楽祭:出場者と曲

2月27日から3月4日にかけて行なわれる2006年のサンレモ音楽祭出場者と参加曲が発表されています。

Categoria Donne:
Anna Oxa - "Processo a me stessa"
Ivana Spagna - "Noi non possiamo cambiare"
Simona Bencini - "Tempesta"
Dolcenera - "Com'è straordinaria la vita"
Anna Tatangelo - "Essere una donna"
Nicky Nicolai - "Lei ha la notte"

Categoria Uomini:
Gianluca Grignani - "Liberi di sognare"
Alex Britti - "...Solo con te"
Luca Dirisio - "Sparirò"
Povia - "Vorrei avere il becco"
Ron - "L'uomo delle stelle"
Michele Zarrillo - "L'alfabeto degli amanti"

Categoria Gruppi:
Nomadi - "Dove si va"
Noa,Carlo Fava & Solis String Quartet - "Un discorso in generale"
Mario Venuti & Arancia Sonora - "Un altro posto al mondo"
Sugarfree - "Solo lei mi ha"
Zeroassoluto - "Svegliarsi la mattina"
Figli di Scampìa - "Musica e speranza"

Giovani:
Ameba 4 - "Rido? Forse mi sbaglio"
Andrea Ori - "Nel tuo mare"
Deasonika - "Non dimentico più"
Helena Hellwig - "Di luna morirei"
Ivan Segreto - "Con un gesto"
L’Aura - "Irraggiungibile"
Riccardo Maffoni - "Solo negli occhi"
Simone Cristicchi - "Che bella gente"
Virginio - "Davvero"
Antonello - "Capirò crescerai"
Antonio Tiziano Orecchio - "Preda innocente"
Monia Russo - "Un mondo senza parole"

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2006/01/13

HUNKA MUNKA / DEDICATO A GIOVANNA G.

このアルバム、けっこう好きなんですよ。半分プログレ、半分ポップスという、変な構成のアルバムですが、すべての曲でHunka Munka(フンカ・ムンカ)のあたたかく歌心にあふれた歌声が楽しめるのが、自分にとっては非常に好ましいです。曲作りやアレンジの大半をIvan Graziani(イヴァン・グラツィアーニ)が担当していることもあってか、初期のIvanの作品に通じるところもたくさんあるように思います。Hunka MunkaのヴォーカルもIvanに似てるし。その点も自分的には好印象。

M1「Nasce un giorno」は陽気なピアノが楽しげなポップ・ソング。可愛らしいテーマ・メロディを持っていて、「あ、いいな」と思っているうちになんだか中途半端な状態で終わってしまいます。なんで途中で終わっちゃうんだよな印象が残りますが、実はこのテーマ・メロディは、あとでまた出てくるのです。

M2「Ruote e sogni」ではクラシカルなオルガンが響き渡り、いよいよプログレ・パートの始まりです。演奏パートではけっこうジャジーな雰囲気があります。

M3「L'aereoplano d'argento」はピアノを中心としたロックンロール。1960年代から70年代初頭くらいのイギリスに、こういった感じの曲って多かったように思います。Traffic(トラフィック)とかにもこういう感じのもの、ありますよね。ちなみに曲の中間部にはスローパートがあり、ここでは幻想的な雰囲気も醸しだしています。

M4「Cattedrali di bambu」このアルバムのハイライトともいえるドラマティック・プログレ・ナンバー。分厚いキーボードと大仰な構成、力強い演奏が楽しめます。サビで一気に盛り上がる歌メロもイタリア的ですね。

M5「Anniversario」では一変して、オルガンの可愛らしい響きが印象的です。淡い夢のような、Hunka Munkaのやわらかな歌声もドリーミーな感じを強めています。これ、どこかの少年合唱団とかに歌わせたら、ぴったりとはまるかも。

M6「Io cantero' per te」は、演奏・アレンジは仰々しいプログレ風ですが、曲のつくりは典型的なイタリアン・バラードですね。カンツォーネの香が色濃く残る哀愁のメロディが心に響きます。

M7とM9はともに「Intermezzo」(間奏曲)と名づけられた小曲。ここでM1のテーマ・メロディが復活します。M7はおてんばだけど可愛らしいイメージのピアノ・アレンジで、M9ではシンフォニックなキーボード・アレンジで演奏されます。

「Intermezzo」にはさまれたM8「Giovanna G.」はアルバムのタイトル曲ですが、アコースティック・ギターをじゃかじゃかと鳴らすロックンロールで、べつにどうということがないような。

M10「Il canto dell amore」は、個人的にはこのアルバム中最高の曲だと思います。このアルバムをプログレ作品ととららえる方にはM4が最高なのでしょうが、歌ものファン、カンタウトーレ・ファンの自分には、やはりこっちです。素直でなめらかで哀愁たっぷりのメロディ・ラインを持った、典型的なイタリア歌曲の流れにある曲でしょう。古臭いノスタルジィともいえるのだけど、やはりこういう感じって好きなのですよ。

イタリアの味を堪能したところで、アルバムの最後を締めるM11「Muore il giorno muore」でまたまたM1、M7、M9のテーマ・メロディが登場します。ここではロックンロール風のアレンジが施され、元気で楽しい感じでアルバムの幕がおります。

プログレな曲とポップな曲が半分ずつで、一見ばらけた印象もあるのだけど、実はアルバムの最初・中間・最後に同じテーマメロディを持った曲を配置し、ある種のテーマ性を持たせているのですね。そういった小技もあってか、自分にはけっこうバランスのとれた作品のように思えます。そして、個性の強いHunka Munkaの暖かい歌声が、アルバム全体に統一感と求心力を与えているといえるのではないでしょうか。

うん。愛らしくて素敵な作品だな。

  

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ケアンズの年末年始(4)

2006/01/01(日) 晴れときどき雨

3時15分ころ起床。部屋に戻って3時間ほどだが、ほとんど眠った気がしない。おそらく2時過ぎくらいに戻ってきた他の宿泊客が大勢でプールで騒いでいて、ゆっくり眠っていられなかった。

4時過ぎ、支度をしてホテルの前へ。熱気球ツアーの迎えのバスを待つ。バスに乗り、ケアンズから約1時間、マリーバへ向かう。

本当は1時間のフライトに乗りたかったのだが、予約がいっぱいで30分のフライトに。30分のフライトは前半組と後半組に分かれていて、うちらは後半組になった。

熱気球は、バーナーの調整で上昇・下降はできるが、どの方向に飛ぶかは風次第。主催会社のRaging Thunderは朝早くに風船等を飛ばしておおよそのコースは割り出しているようだが、確実な着陸地点はそのときにならないとわからない。そのため後半組は、前半組の気球をバスで追いかけて、着陸地点で交替する。追っかけバスを運転するドライヴァーのデイヴさんはにぎやかでイタズラ好きでやたらと元気な叔父さんで、そのノリについていききれないところはあったが、すぐに顔と名前を覚えられて(そのむかし、オーストラリアの鉱山かなにかで大きな功績を残した日本人に同じ名前の人がいたらしい)、適度にいじられてしまった。

大きな気球は揺れることもなくふんわりと浮き上がり、穏やかな風に乗ってながれていく。少し冷たいが朝のさわやかな風は気持ちいい。林の上を抜け、バナナ畑やマンゴー畑を越え、小さな山も飛び越える。地上にはカンガルーやよくわからない哺乳類がはねたり走ったり、ときどきこちらを見上げたり。馬や牛はおとなしく草を食んでいたり、犬はこちらに向かって吠えていたり。

楽しい30分の飛行はすぐに終わってしまった。着陸後は気球のかたづけの手伝い。前回もそうだったが、これ、かなり体力と腕力がいる。疲れました。デイヴおじさんは相変わらず騒がしかったけれど、かなりの力持ちの彼が手伝ってくれたこともあり、けっこう早くかたづけられた。

バスに乗り、朝食会場へ移動。ロデオ場の横にある屋根付休憩場のようなところで、ホットミールとドリンクが食べ放題。といっても朝早くからそんなに食べられるわけもないのだけど、ホットミールはパンケーキとスクランブルエッグ、ソーセージにベーコンのグリルと一通り全部食べた。ドリンクは、オージーバーベキューには付き物?のピンク・シャンパン(スパークリング・ワインにクランベリージュースかなにかを混ぜたカクテル)。さわやかでほんのり甘くて、こういう食事と楽しむにはぴったりなかんじで、自分はけっこう好きです。コーヒーも飲んだけど、紅茶やジュースまでは飲めなかった。トーストやシリアルもお腹がいっぱいで食べられず。

8時半過ぎ、朝食を終えてバスでシティへ。10時前にホテルへ到着。往復も含めておよそ6時間。朝が早くて眠いしちょっと疲れるが、やはり熱気球は楽しい。ひとり165ドル+保険料25ドルでも納得できる。また乗りたいです。

部屋に戻り、昼過ぎまで休憩。気球に乗ったマリーバのあたりはいい天気だったが、ケアンズ・シティはところどころに雲があり、ときどき強い雨が降る。すぐに止むけど。そんな空模様を気にしながら、とりあえず一眠り。

12時半ごろ、部屋を出てケアンズ・セントラルへ。昨日は時間が遅くてすべて閉まっていたが、今日はおおかたの店が開いている。といっても元日なので、何軒かは閉まっている店もあったが、スーパーなどが普通にオープンしているのはうれしいところ。フードコートやスーパーを冷やかす。

お腹がすいてきたが、ここのところの過食で胃がもたれていることもあり、フードコートの油の多そうな料理はちょっと食べる気がしない。そこで、前回ケアンズに来たときに何度も通ったPerotta'sへいってみることに。

ケアンズに来てから毎日Perotta'sを見ているのだが、いつも混んでいる。今日も混んでいて、カウンターの席しか空いていなかったが、時間も遅くなってきていたので、ここで食べることに。

前に来たときもそうだったが、席に着いてからオーダーをとりにくるまでにかなりの時間がかかる。今日は混んでいるので、いっそう時間がかかっていたが、とりあえずオーダー待ちであることをスタッフが認識していることはわかっていたので、気長に待つことにする。これといってこのあとのスケジュールが詰まっているわけでもないので、ゆったりと待つのが(おそらく)ケアンズ流。待っている間にテーブル席が開いたので、ウェイトレスに合図をして席を移ることもできたし、問題なし。

注文は、トラウト・サーモンのカルパッチョ、ザリガニのスパゲティ トマトソース、西オーストラリア産の白ワイン(銘柄不明の、おそらくブレンドものと、ピノ・グリージョ)をグラスで、食後にカプチーノ2杯で55.30ドル。スパゲティのソースはトマトベースなのだけど、おそらくマンゴーかなにか、甘いトロピカルフルーツのジュースが入っていると思われる。ほんのり甘い。だけどペペロニがたっぷり入っていて、全体としてはかなり辛い。ワインはどちらもトロピカル・フルーツのような甘い香りがして、口当たりも丸く暖かく甘い風味がたっぷりで、いかにもオージーワインといった感じ。おいしく楽しめた。

食事のあと、ウールワースで夕食の買い物。今日は日曜かつ元日で閉店が早いので、早めに済ます。肉は昨日買って食べなかった牛のリブ・ステーキ肉が1枚、冷蔵庫に残っているので、今日は野菜だけ買う。種類の違うジャガイモを2種類各1個ずつ、日本では見たことのない小さなカボチャのようなものを緑色のものと黄色のもの各2個ずつ、それにマンゴーを1個とパンを1個。夜は肉を焼いて野菜を焼いて、昨日のうちに買っておいたタスマニア産のピノ・ノワールを開けて楽しむ。

明日の夕食はナイト・ズー・ツアーでバーベキューを食べるので、この宿でつくる夕食は今日が最後。なんか、ちょっと残念な感じがする。やはり、短くても1週間、できれば2週間くらい滞在したかったなぁ。

買ってきた食材を冷蔵庫に入れ、17時頃に再度町へ。今夏いまだ1度も見にいっていなかったナイト・マーケットへ行ってみる。前の時はここと、いまはなくなってしまったミーティング・プレイスのフードコートで何度も食事をしたのだったな。

ひさしぶりに来たナイト・マーケットは、見た目は以前とあまり変わらないのだが、ショップの店員は日本人が圧倒的に多くなり、以前はたくさんあったインチキだったり間違った日本語が書かれたTシャツが売っているような怪しい店はなくなり、フードコートもケンタッキーが大きな位置を占め、他の店もどことなく洗練された感じになっていた。全体にちょっとおしゃれな感じがそこはかとなく漂ってしまったのが少し淋しい。

ナイト・マーケットを冷やかしたあと、海沿いを少し散策。前に来たときはたしか、たんなる砂利の散歩道だったような気がするが、いまではきれいなウッド・デッキができている。これは歩き心地もよく、ちょっとした策がわりのように丸太もどきが置いてあり、そこに腰掛けるとベンチがわりになるという、なかなか機能的で美しいデザイン。

散策の途中で、砂浜を散歩中の犬2匹とちょっとだけ遊ぶ。今回のオーストラリアは、初日にカンガルー、2日目に馬とヤギ、3日目の今日は犬と、毎日なにかしらの動物に触れてうれしい。明日はナイト・ズーに行くので、きっとまたなにかに触れるはず。

歩き疲れたので、19時頃部屋に戻り、シャワーを浴びて食事の準備。ジャガイモを茹でて、肉を焼いて、得たいの知れない野菜も焼く。ワインはタスマニア産の赤ワイン、Pinot Noir / Ninth Island 2004(23ドル)。タスマニア・ワインって飲むのが初めてだと思う。アルコール度数が13.7%もあるし、オージーワインだし、やっぱり甘いのかな。

今日は疲れたし寝不足でもあるので、食事を終えたら早く寝よう。

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2006/01/12

ケアンズの年末年始(3)

2005/12/31(土) 晴れ

8時半過ぎに起床。今日もいい天気で、暑くなりそう。午後からは乗馬ツアーなので、午前中に夕食の買い物を済ます。今日は大晦日で閉店が早そうだし、明日は元日でおそらくお店が休みだろうから、2日分の買い出しが必要かな。

ウールワースは明日も開いているようなので、食材の買い出しは今日の分だけにする。オージービーフと野菜。酒屋は明日開いているかわからないので、赤と白を1本ずつ買った。

食材を冷蔵庫にしまってから、食事に出掛ける。できれば前回来たときに美味しかった白身魚、バラムンディをどこかで食べたかったのだが、季節ではないのか、なかなか見つからず。昨日の朝食を食べたMango Jamのランチメニューにバラムンディの春巻きがあったのだが、まだランチ時間前で注文できず。しかたがないのでベークドビーンズとリンゴのコンポート、クランベリー入りのトマトジュースとカプチーノを頼む。19ドル。

乗馬ツアーのピックアップは13時にホテルにくる。まだ時間があるので、部屋に戻って一休み。

13時少し前、ホテルの入り口に出てピックアップのバスを待つが、なかなかこない。20分くらい遅れてバスが来た。もう少しでツアー会社に電話しちゃうところだったよ。

ケアンズから約40分。クランダを通り越してさらに奥に入ったところにBlazing Saddlesのホース・ライディング・コースがある。ニュージーランドと同様に、自然の中を隊列をつくってすすんで行くスタイル。ケアンズなのでもちろん、熱帯雨林の中を行く。自分が乗った馬はポカホンタスという名前の白馬で、おとなしくていい馬なのだけど、ときどき顔がかゆくなるらしく、横に立っていると突然横顔を肩にこすりつけてきたり、歩いているときも木や足でかこうとしたりするので、ちょっとびっくりする。

牧場を出てから熱帯雨林を通って戻ってくるまでに、途中で10分ほどの休憩を入れて、およそ2時間。日差しが強くて暑かったが、ときどき流れる高地の風は涼しく、馬にゆられて歩くのは気分よく(お尻が少し痛いけれど)、とても楽しい。やはりエコツアーの乗馬は楽しいな。ドリンクとサンドイッチ等の軽食(午前のツアーではBBQランチがつくらしい)がついてひとり90ドル+保険料12ドル。また乗りたいです。

18時過ぎ、ホテルに到着。部屋に戻る前にケアンズ・セントラル・ショッピング・センターに行ってみたが、17時で閉店だったらしく、すでに終了していた。

部屋に戻ってシャワーを浴び、夕食。オージービーフのステーキにサラダ、ワインはウェスタン・オーストラリア州産のSecession = Chardonnay / Xanadu Wines 2004(14.99ドル)。ビーフには普通、赤ワインなのだが、アルコール度数が14%あるオーストラリアの白なら美味しく合わせられそう。

食後は少し休憩し、23時過ぎから町へ。ラグーンで年越しの花火を見る。10秒前からのカウントダウンがゼロになると同時に花火が上がり、ほどよく盛り上がった。

0時15分過ぎころに宿に戻り、寝る。明日は気球に乗る。朝4時15分に迎えがくる。寝過ごさないようにしなくては。


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2006/01/11

ケアンズの年末年始(2)

2005/12/30(金) 晴れ

午前5時半過ぎ、ケアンズ空港に到着。けっこうよく眠れた。タクシーで今回の宿、シューティングスター・アパートメントへ。タクシー代17ドル。

部屋は2階でバルコニーがあり、質素だけど広くていい感じ。キッチンがついているので調理ができるのがうれしい。

とりあえず一休みしたのち、7時半過ぎに部屋を出て町へ。ひさしぶりのケアンズ。まだ道とか覚えてるだろうか。

シティ・プレイスを抜けたところに、前回来たときに頻繁に通っていたレストランを発見。ほかにもいくつか、見覚えのある店を発見。一方で、ぜんぜん変わってしまっているところもある。

シールズ通りとエスプラネード通りの角にあるMango Jamで朝食。フルーツ&ヨーグルト(7.5ドル)、フィールド・マッシュルーム(巨大なキノコ)のグリルとトーストの盛り合わせ(7.5ドル)、オレンジジュース。写真撮るの忘れた。

おなかも落ち着いたので、ケアンズの町歩き。前に来たときに最初に食事をした(そして、その量の多さに負けた)「アンダードッグ」を探したが、店の内装等はそのままに、違う店名になっていた。ちょっと残念。

次に、夜食の買い出し等で頻繁に使うことになる、スーパーの「ウールワース」の場所を確認。ウールワースは以前と同じ場所に、同じようにあってよかった。

その後は、やはり前回来たときに何度も時間つぶしに利用したピア・ショッピングセンターを訪れたが、ここも随分変わってしまった。いつの間にかホテルが横に立ち、ショッピングセンターがホテルに飲み込まれていた。お店の数もほとんどなくなり、水族館もなくなり、なんだか寂れた感じになっていた。残念。

ウールワースを探しているとき、バスターミナルで「Kulanda Bus」という表示を見た気がしたので、確認に戻る。以前はケアンズからKulandaへの直行バスはなかったと思うのだが、いまは日に数本出ているようだ。ちょうど11時発のバスがもうすぐくるので、Kulandaにいくことに。

以前に来たときも廃れかけていたマーケットモールとヘリテージ・マーケットは、いっそう廃れて、終わっていた。中心街のほうはまだ人がいたが、ケアンズ・シティからあまり来やすくないうえに、シティへの戻り時間が最終で16時前という不便さが、この町を地味にしているのだろうな。

町を一回りしたのち、前回もお昼を食べたGerman Tuckerでホットドッグを食べる。ポークとビーフを混ぜ合わせたレインフォレスト・ソーセージのホットドッグと、クロコダイルのソーセージのホットドッグ、ビールをグラスで1杯で14.5ドル(ソーセージ各5ドル+ビール4.5ドル)。前回も美味しかったが、今回も美味しい。とくにクロコダイルの香ばしい味がすごくいい。ビールも美味。

食後はコアラ・パーク(だったっけ?)へ。コアラとウォンバットとカンガルー/ワラビーとワニ程度しかいない小さな動物園だが、カンガルーには餌あげ放題・触り放題だし、コアラはかなり近くで見られるし(別料金で抱っこもできる)、それなりに楽しい。

動物園を出たあとはスカイレールへ。熱帯雨林の上を山越えする長距離ロープウェイのスカイレールは、前回も乗ったけれど、やはりはずせない。すばらしい眺めが楽しめる。途中で熱帯雨林散策も少しできるし。

スカイレールでふもとの駅まで降り、そこからバスでケアンズ・シティへと戻る。スカイレールとシティを結ぶバスは基本的に事前予約が必要らしいのだが、席に余裕があればその場でチケットが買える。バス待ちのお客が多くて、予約をしていない自分たちは乗れるのか心配だったが、なんとか収まることができた。


シティに戻り、今回の宿の手配をしてもらったATS(Australian Tour Specialists)で明日以降のツアーの予約を入れる。年末年始でもあり、この時期に取れるかどうか心配だったのだが、希望していた熱気球も乗馬もナイト・ズーも取ることができた。本当は午前に取りたかった乗馬は午後しか取れなかったし、気球は1時間のコースを取りたかったのだが30分のコースしか取れなかったということはあるけれど、それでもこの時期の直前でこれだけ取れたのだから、良しとしよう。ATSのYukiさん、ありがとう。

これで滞在中のおおかたのスケジュールも立ったので、ウールワースで夕食の買いだし。オリーブ油と塩、胡椒、ラムのテンダロイン350グラム、ジャガイモ2個、日本では見たことのないカボチャみたいな野菜1個、サラダ用のホウレン草1パック、ヨーグルト500cc、牛乳500cc、インスタントコーヒー1瓶、パン1個で22ドル程。ウールワースの斜め向かいの酒屋でニュー・サウス・ウェールズ州産のオージー・ワイン、The Black Label Merlot / McGuigan 2004を1本(11ドル)を買って、宿へ戻る。

夕食はラムのステーキと野菜。シャワーを浴びてさっぱりしてからゆっくりと食事を取り、あとはゆっくり休もう。

明日は午後から乗馬ツアー。2時間くらい乗るようだ。いい天気だといいな。

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2006/01/10

ケアンズの年末年始(1)

今朝はおいらが住んでるあたりでも朝うっすらと雪が残ってました。

寒いよぉ~。

寒さは老体につらいです。暖かいオーストラリアに戻りたい...

というわけで、この年末年始に過ごしたオーストラリアはケアンズへの旅行記です。たった4泊しかできなかったのが本当に残念!

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2005/12/29(木) 晴れ

およそ4年半ぶり、2度目のケアンズです。前に行ったときは7月で比較的過ごしやすい時期だったのですが、今回は真夏ど真ん中。蒸し暑いらしいです。夏バテしないか心配です(笑)。

また、この数年でケアンズの町もずいぶん変わったという噂もあります。どきどきワクワクでらぶりぃだったケアンズ。変なふうに変わっていないことを望む。

というわけで、21時15分発カンタスの直行便でケアンズへGO!

QF60便は10分遅れで出発。客席が2列・3列・2列の、ちょっと小さめの飛行機だった。

離陸して1時間ほどしたところで夜食。カッパ巻といなりずし、メインはビーフストロガノフとバターライスか白身魚の旨煮と季節野菜の煮付けのチョイス、デザートはパンナコッタのアップルソース。ビーフストロガノフは肉が非常に柔らかく煮込まれていて、デミグラスソースの旨みもたっぷり。魚の旨煮も甘酸っぱいソースが美味しく、ワインと合わせても生臭くならないところが立派。ちなみにワインはWirra Wirra VineyardsのScrubby Rise = Sauvignon Blanc Semmillon ViognierとJacob's CreekのChardonnay Reserve。Chardonnayはほんのりバターの風味がある生意気な味。Jacob's Creekといえばお手頃価格のワイナリーという印象だったが、侮りがたし。Sauvignon blancもきりっとした味で美味しい。

食後はひたすら寝る。

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2006/01/09

いろいろ載せられてます

黒ラブのモモさん、新年早々いろいろ載せられてます。

犬の頭には何が載るか (デイリーポータル Z)

ピーマンなモモさんがどこかさびしげです。
FOMAなモモさんが愛しいです。
MAXコーヒーなモモさんが困惑してます。

あいかわらず美しい毛艶だこと。

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2006/01/06

GIANNA NANNINI / DISPETTO

お茶目に舌を出して笑っているGianna姉さん。このジャケットの雰囲気は、このアルバムの雰囲気によくあっているかもしれません。楽しそうにロックしているGianna Nannini(ジァンナ・ナンニーニ)の姿が目に浮かぶアルバムです。

M1「Bellatrix」は短い曲ですが、どことなくトラッド風の哀愁があって、Giannaの曲にはちょっとめずらしい感じがします。オーケストラのディレクションをRoberto Cacciapaglia(ロベルト・カッチァパッリァ)が担当しています。

M2「Meravigliosa creatura」はミディアム・テンポのメロディアス・ロックで、力強く歌い上げるGiannaのドラマティックなヴォーカル・スタイルが活きています。

M3「Per dispetto」とM4「Non ti voglio」は2曲続けてハード・ロック・チューン。ディストーションのきいたエレキ・ギターの音がかっこよく、バンドもGiannaも気持ちよくロックしているのが感じられます。曲自体はちょっと単調な感じですが、Aメロとサビでヴォーカル・スタイルを変えたり、中間部にキーボードによるドリーミーなパートを加えたりといったことで変化とアクセントをつけています。

M5「Fotografia」ではフランジャーのかかったクリーン・トーンのエレキギターや薄いキーボードのバッキングが、どことなくファンタジックな世界を演出します。優しい感じのポップスになっています。

M6「Piangero'」ではヴァイオリンも導入され、スローで優しげなポップ・ロックでありながらもサビでは一気にヴォーカルがパワフルになるという、Giannaのヴォーカルの魅力を活かしたものになっています。

M7「Ottava vita」は、ちょっとおもしろい曲です。演奏はハード・ロック、ヴォーカル前半は低音のラップ、ヴォーカル後半はほのかにインドのようなエキゾチック風味が混じったメロディ。この組み合わせが妙で楽しいです。

M8「Con te」はサビの“Stai lontano da me stasera(こんやあなたは私のそばにいない)”という少しさびしい歌詞が印象に残るポップスです。

M9「Non c'e' pace」はニューウェーヴ風のスロー・チューン。妖しい透明感があります。途中では呪文のようなもごもごいったヴォイスも入っていて、さらに妖しさ(怪しさ)が増しています。

M10「Ninna nera」はハード・ロック子守唄。これでは眠れません(笑)。

ちょっと歌メロが単調なものも多いのですが、ハード・ロック・ドライヴィンな演奏と元気いっぱいなGianna姉さんの歌声がストレートに「ロックって、楽しい」という雰囲気を出していて、聴いていて気分のいいアルバムだと思います。



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2006/01/05

MAURO SOLI / RESPIRO

みなさん、素敵な年末年始を過ごせたでしょうか。自分は暖かい(というより、暑い)国でダラダラと過ごしていたもので、東京のこの寒さが余計に厳しく感じられます。寒いよぅ。

さて、今年も有名・無名・売れてる・売れてないにこだわらず、なにかしらの縁あって入手した(してしまった)CDたちの紹介を(も)していきましょう。まずは、この人。

濃いグレーのスーツに派手な茶色系のネクタイ、さらには赤茶系のスカーフ?まで巻いてジャケットに写っているMauro Soli(マウロ・ソーリ)。ディナーショーぽい衣装です。年はそこそこいっているのかな。自分で作詞作曲します。このくらいしか、彼についてはわかりません(笑)。

M1「Proprio tu」では張りのある声と伸びやかな歌メロを聴かせてくれて、もしやMino Reitano(ミーノ・レイターノ)系のオーソドックスなカンツォーネ・ポップスかと思わせます。キーボード・オーケストレーションのチープなアレンジもMinoの再録ものなどと似た感じがあるし。それならそれで、悪くはないなという出だしです。

しかし2曲め以降は、こういったカンツォーネ風のポップスは出てきませんでした。もっと軽快でポップな曲が主流のようです。曲も歌も、これといって目立つところのない、平凡なポップスになってしまいました。

M2「Vivo」は軽薄なシンセサイザー・アレンジが施された軽薄な感じの曲で、シンセ・ベースも古臭く感じます。M3「Voglio le ali」はボサノバ風のアコースティック・ギターが入ったラテン風味の落ち着いたバラード。M4「Giu'」はクリーン・トーンのエレキ・ギターが都会的なイメージを醸しだす明るく乾いた感じの軽快なポップス。M5「Solo cenere」はほどよく洗練され、ほどよくラテンなポップスで、ビーチ・リゾートなどに合いそうです。M6「Il tuo respiro」ではブラスとコーラスがソウル風に響きます。M7「Sole a mezzanotte」はほんのりラテン風味で大きなメロディを持ったおおらかな歌謡曲風。M8「Inizio d'estate」はブラスとシンセサイザーのアレンジがチープな歌謡曲風ポップス。

M1だけがなんだか印象が違う感じです。M1の線でアルバム全体をまとめてもらえたほうが、よかったかもしれないなぁ。

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