« 2005年1月23日 - 2005年1月29日 | トップページ | 2005年2月6日 - 2005年2月12日 »

2005年1月30日 - 2005年2月5日

2005/02/04

シドニーの年末年始 4


2005/01/01(土) 晴れ

9時過ぎ起床。シャワーを浴び、11時ころに出掛ける。オペラハウス沿いにシドニーベイを見物。水に太陽の光がキラキラと反射して美しい。

オペラハウスそばのハーバーに面したEast Bank Cafe'でランチ。ウズラのグリル(34.5AUS$)とカンガルーのステーキ(34.5AUS$)、グラスの白ワイン(ひとつはヴィクトリア州のリースリング、もうひとつはサウス・オーストラリア州のブレンド。それぞれ9.75AUS$)を頼む。シドニーのあるニュー・サウス・ウェールズ産のワインがなかったのがちょっと残念。

食後、ロイヤル・ボタニック・ガーデンへ。ファーム・コーブに面した芝生の木陰で一休み。そういえば去年の正月はパースのキングス・パークでだらだらとしていたのだったわ。2年続けてオーストラリアの公園でだらだらした正月を過ごすというのもいいものだ。

1時間ほど芝生でうたた寝をしたのち、海沿いにボタニック・ガーデンをまわり、ウルムル・ベイへ抜け、ザ・ワーフヘ。古い埠頭を再開発し、アパートとホテル、飲食店にしたもの。こじんまりとしているが、なかなか趣がある。ボート・ハーバーになっているが海はきれいで、停泊しているボートもあまり大きくないものが多く、かわいらしい。

ザ・ワーフを少し見物したのち、ザ・ドメインをとおってハイド・パークへ行こうと思ったのだが、ザ・ドメインはニュー・イヤーズ・デイの有料イベントのために閉鎖されていて、通れず。ザ・ドメインを迂回してハイド・パークへ。入り口手前のワゴンでソフトクリーム(2AUS$)を買って食べた。

ハイド・パークで少し休憩したのち、パークの横にあるセント・メリー・カテドラルを見物。とても大きな教会で、ステンドグラスや壁にかかっている絵画もすばらしい。

カテドラルを見たあと、ハイド・パークを抜けてダーリング・ハーバーへ。ハーバーサイドで行なわれている大道芸を少し眺めたあとシドニー水族館へ。ここにはカモノハシがいて、けっこう明るいなかでその動きとかが見られる。タロンガ動物園よりもはっきり見えて、かなり楽しい。カモノハシ、好きですわ。

カモノハシのほかにも平和そうなアシカや凶悪な歯を持ったサメ、巨大なエイなど、見ていて楽しい生き物がいろいろといて、なかなかいいところだった。

水族館を出たあと、水族館に近いハーバーに面したイタリアンの店でシドニー最後のディナー。エビのグリル(有頭エビが6尾くらい乗っていた。サラダとフレンチフライつき)、魚介のグリルの盛り合わせ(有頭エビ、イカ、タコ、サケ、ムール貝にサラダとフレンチフライがついている)、ローズマウントのシャルドネをボトルで1本、サン・ペレグリーノの500ミリを1本、カプチーノ2杯で、105.71AUS$。どれも美味しく、量もたっぷり。ワインと合わせてもまったく魚臭くならない。お客もいっぱい入っていて活気があり、シドニー最後の夜を楽しむに充分な店だった。

食後、ダーリングハーバーをひとまわり。最後の見物。ジャグリングを見てからホテルへ戻る。シャワーを浴びて就寝。明日はもうチェックアウトして、夜の飛行機で帰らなくてはいけない。残りあと半日ほど。寂しい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/02/03

わすれられないKISS

はじめてのKISS体験は、たしか11歳のころだった。
団地に住む友人の、あまり光の入らない薄暗く狭い部屋だったな。
その前まで、なにをしていたのかは覚えていない。

当時の自分は、多少ませていたとはいえ、まだ幼い少年。
そして、突然のKISS。

からだの底から、心の奥から、しびれた。
それまでに知らなかった甘美。
はじめて感じる躍動。

それからの自分は毎日、むさぼるようにKISSを求めた。
世の中に、こんなにすばらしいものがほかにあるものか。
脳とからだの両方をかき乱す快感。
まるでからだの中を縦横無尽に動き回るような感触。
KISSさえあれば、ほかはいらないと思った。

でも、それもいまは遠いむかし。

高校生となり、大学生となり、社会人となった自分は、
KISS以外にもすばらしい快感をもたらしてくれるものが、
ほかにもいろいろとあることを知った。

そしてKISSの喜びは、
少しずつ記憶の奥底にしまわれていった。

しかしいま、ひさしぶりのKISSに心が震えている。
記憶の底に沈められていたけれど、
それは忘れ去られたわけではない。

はじめてのKISSの感動は、
からだの奥に染み付いて、
心の奥に住み着いて、
いつまでも生きている。

わすれられないKISS。

そしていま、あらためてわかった。

自分はKISSを基準にしている。
KISSが自分の「好き」の中心になっている。

キャッチーさが足りない音楽に親しみを感じないのは、
しかしキャッチーなだけの音楽にも魅力を感じないのは、
キャッチーかつ骨のあるロックがKISSは得意だったから。

単純なギターリフに退屈してしまうのは、
KISSがギターリフのアイデアにたけていたから。

ルートを弾いてリズムを取る役割しか持たないベースにうんざりしてしまうのは、
リズムを取りつつコードを分解してフィルイン的効果もはさむKISSのベース・ラインになじんでいたから。

そして自分は、そんなKISSの音楽が大好きだったから。

キャッチーでドラマティックでハードでポップ。
シンプルでストレートだけどひと手間かかったアレンジ。
このバランス感覚が自分のなかで、ひとつの「ロックの基準」となっている。
その後の人生の大半を占めるプログレッシヴ・ロックにおいても、
KISS的なバランスと動き回るベースを期待していた自分に気づく。

今朝、ひさしぶりに電車のなかで『Love Gun』を聴いていて、
自分の原点はここにあったんだなぁと、あらためて思ったのでした。

以上、わすれられない(アメリカン・ロック・グループ)KISSについてのお話でした。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2005/02/02

シドニーの年末年始 3

2004/12/31(金) 晴れ

7時半起床。眠い。からだが痛い。天気予報によると今日のシドニーは晴れで最高気温は25度。そんなに暑くはないな。

9時過ぎ、ホテルを出発。サーキュラーキーからフェリーに乗ってタロンガ動物園へ。フェリー降り場からロープウェイに乗って動物園の頂上入り口へ。この動物園は丘にあり、ふもとにも入り口があるのだけど、高いほうの入り口から入って丘を下りながら見て回るのがおすすめとガイドブックにあったので、それに習うことに。

園内に入り、まずは朝食。卵、ハム、チーズ入りのイングリッシュマフィンと、ドライトマト、ボッコンチーノ、野菜の入ったパニーノ、ミルクティ2杯で17AUS$。

タロンガ動物園は総合動物園なので、オーストラリア固有種はそれほど多くないらしい。それでもコアラはいるしウォンバットもタスマニアデヴィルもディンゴもいる。でも、なによりうれしかったのは、カモノハシがいたこと。以前にケアンズ近郊の川で野生のカモノハシを見たときは、遠くて小さくてわらわらと泳ぐ動きしかよく見えなかったのだけど、ここでは水槽のなかにいるので、間近でよく見える。暗室になっている建物内でフラッシュ禁止なので写真は撮れなかったが、意外とふっくらしたしっぽまで見えてうれしいわ。

そのほか、一般の動物園にいるような動物も、丘の上で向こうにシドニー湾が見えるようなロケーションで見ると、また少し違った趣。アシカのショーもあったが、エンタテインメントに徹するアメリカのショーとは違い、少しお勉強がまじるところがオーストラリア的。

ちなみにお昼も園内で。キッズ・バーガー・コンボとラップド・チキン、アイスティで17AUS$くらい。コンボには通常より少し小さいキッズ・バーガーとスモール・サイズのフレンチフライ、スモールサイズのドリンク(自分はダイエット・コークにした)がつくのだが、キッズ・バーガーといってもマック・グラン+αくらいのヴォリュームがあるし、ポテトもマックシェイクぐらいのサイズの紙コップがあふれるくらいに入っている。コークも日本のレギュラーサイズくらい。おなかいっぱいなんですけど。

今日はニュー・イヤーズ・イヴということもあってか、動物園は16時で閉園。それを知らずに出口そばのアシカのプールでボーッとアシカを見てたら、クルマで見回りにきたスタッフに帰れといわれてしまった。時計を見たらもう16時20分。閉園時刻は過ぎていて、通常の出口はすでにシャッターが降ろされ、自分らは臨時出口から出ることに。

フェリーに乗ってサーキュラー・キーに戻る途中でシドニー湾の両岸を見ると、すでに夜の花火を見るために場所取りをしている人がびっしり。オペラ・ハウスの周辺などはチケットを買わないと入れない状態。サーキュラー・キーも湾に面したところにはすでに多くの人が場所取りをしていて、もう飲み始めている人、ラッパを吹いている人など、パーティ状態に突入し始めていた。また、大量の警官隊もスタンバイしている。いまの段階でこれだと、本番時はたいへんな騒ぎになりそう。

ハーバーに面したところはえらい人出になりそうなので、自分らは少し離れたObservatory Hillという丘で見ようかと思っている。ハーバー周辺はすでにすごい人出だが、丘のほうはどうなっているか、ちょっと下見。ハーバーほどではないけど、こちらもすでに場所取りをしている人たちがいる。缶ビールを箱で買って運び込んでいる若者も。こちらは警官隊もいないようで、夜はいったいどうなることやら。

下見をすませ、とりあえず1度ホテルへ戻る。花火見物のときは荷物を置いて手ぶらで出掛けるつもり。

19時過ぎ、夕食を取るためにホテルを出る。昨日はスルーしたセンターポイントのフードコートで食べるつもりだったが、昨日はこの時間でもやっていたのに今日はもうすでに閉店していた。ニュー・イヤーズ・イヴはこういうことがあるから困る。フードコートはやってると思ったんだけどなぁ。

しかたがないので昨日と同じダーリングハーバーのフードコートへ。ここはニュー・イヤーズ・イヴ・フェスティヴァルをやっていることもあり、もちろんフードコートも営業中。昨日と同じトルコ料理の店で、ビーフとヴェジタブルのトルコ風ピッツァ(7AUS$)とホウレン草のピッツァ1/4カット(5AUS
$)、ノーチラス・バーで白と赤のハウスワインをグラス(各5.5AUS$)で頼む。まだ少し時間は早いが、それでも昨日とはくらべものにならないくらい混んでいた。

食後、下見をしておいたObservatory Hillへ。さすがに人は多くなっているが、密集というほどではない。芝生の一部に空いているところを見つけたので、そこに座って21時の花火を見た。シドニーベイとダーリングハーバーの両方で同時に花火が上がり、なかなか派手。とくに連打乱れ打ちのときは観客がすごく盛り上がる。としまえんの花火大会にくらべると、量もドラマ性もとしまえんのほうが上だなと思ってしまうけど、それでも充分以上に楽しめる。小さい子供などはかなり興奮気味だった。

21時の花火終了後、いったんホテルへ戻る。少し休憩して、カウントダウンのときに再度出掛ける予定。

23時過ぎ、再度ホテルを出発。Observatory Hillへ向かう。21時前とはくらべものにならないくらい人がサーキュラーキーの方へ向かって歩いている。すでに道の多くが車両通行止めになり、酔って奇声を発する若者や割れたビンの破片などが目につく。丘の上からも騒ぐ声が下まで聞こえてくるほどに人で埋まっている。ほとんど宴会状態、花見状態。

いよいよ深夜。ハーバーブリッジからまず花火が上がり、続いてシドニーベイ、ダーリングハーバー、さらにもっと内地の方でも同時に花火が上がり出した。規模も量も21時よりパワーアップ。最後にはハーバーブリッジのライティングも花火とシンクロし、かなり華やかな感じ。ただ、自分らはブリッジの裏側から見てしまった。サーキュラーキーの側が表だったようで、向こうから見れば橋の上から流れるナイアガラなども見られたはず。でもあちら側は若者がさらに激しく騒いでいたようなので、年寄りの自分らにとってはこちらのほうがよかったかも。

約20分の花火大会終了後、ホテルに戻って就寝。明日は少し寝坊して、ゆっくり過ごそう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

SAGRADO CORACAO DA TERRA / FAROL DA LIBERDADE

ブラジリアン・シンフォニック・ロックのトップ・グループのひとつですね。エレクトリック・ヴァイオリンの美旋律を中心に、しなやかで流れるようなシンフォニック・ロックが展開されます。ところどころフルートも加わり、ときにはPFMを思わせるようなきらびやかなアコースティック・ギターのアレンジなどもあり、聴きどころの多いアルバムといえるでしょう。

けっこう演奏はテクニカルなんだけど、あまりそれを感じさせず、おおらかで暖かい印象を受けるのは、ブラジルだからなんでしょうか。ほどよく哀愁もあるのだけど、それがあまりシリアスな感じにならないのも、ヨーロッパとはちょっと違った肌触り。ヴォーカルなどはイギリスのファンタジックなシンフォニック・ロックに似た印象を受けるのだけど、そのファンタジーの世界には妖精も魔物も棲んでいない感じ。

メロディや演奏、アレンジ自体は厚みもあるし深みもあるし広がりも充分以上に感じられる。音楽に対する愛情や暖かい気持ちもしっかり伝わってくる。それだけで充分魅力的なのだけど、その背景にある種の暗さとか重さとか湿りけといったもの、光と影の強いコントラストが感じられないところがヨーロッパのシンフォニック・ロックとは違う、ブラジリアン・シンフォニックの味わいなんでしょうね。これはこれで聴いていて気持ちのいいものなのだけど、自分の好みとしてはやはりヨーロッパ的なコントラストがほしいなと思ってしまいます。ついでにいえば、エレクトリック・ヴァイオリンの音色にもっとつややかさを、ヴォーカルにもっと情熱を、とか思ってしまうのだけど、それはこのグループのめざすところとは違うのでしょう。

個人的な好みを別にすれば、とても完成されたシンフォニック・ロック・アルバムだと思いますよ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/02/01

シドニーの年末年始 2

2004/12/30(木) 晴れ

朝6時ころ、朝食の匂いがしてきたので起きることに。ずっとすわっていたら背中が痛くなってしまい、あまり寝られなかった。それでも4時間くらいは寝たのかな。

朝食は、西洋風かアジア風をチョイス。西洋風は、プレーン・オムレツにケチャップ風味の野菜のソース、茹でたホウレン草、ハッシュドポテト、アプリコット入りのヨーグルト、マスカットのゼリー、パンという献立、アジア風はお粥と漬物、ゼリーという献立。どちらも美味しいのだけど、やはりお粥は珍しい。漬物を混ぜながら食べるとさらに美味。

食後は着陸までうつらうつらとしながら過ごす。眠い。背中が痛い。

8時20分、定刻どおりシドニー着。サクサクッと入国をすませ、エアポート・シャトルで今回の宿泊先、Radisson Plaza Hotelへ。

シドニーの年末年始はどこのホテルも満室で、やっととれたのがここだったのだけど、これまでに海外旅行で泊まったなかではもっとも料金が高い。今回はたった3泊だが、去年のパース1週間分くらいの料金。自分らには不釣り合いな高級ホテルだ。シャトルから降りたらベルボーイに荷物をフロントまで運ばれてしまい、ちょっとドキドキしてしまった。しかし室内の設備などはさすがにすごい。ビジネス用のライティングデスクがあるところが素敵。

少しホテルで休憩してから、街を探索に。

まずは歩いてCircular Quayへ。ホテルがおおよそ街の真ん中に位置しているので、Circular Quayまでの歩いた加減で街の大きさがおおよそわかるはず。意外とすぐついてしまったので、そんなに大きな街ではなさそう。

一応、お約束なのでオペラハウスの写真を撮る。生で見るオペラハウスは、テレビや写真で見るよりもずっと黄ばんでいた。

Circular QuayからThe Rocksの方へ少し歩いて、Nurses Walkの「Gumnut Cafe'」でランチ。オージービーフのミートパイ(13AUS$)と今日のスペシャルのパプリカのスープ・ライスとインゲン豆いり(8.95AUS$)、マッキァート(3AUS$)。ミートパイはひき肉ではなく固まり肉が入っていて、いい感じ。スープもパプリカとトマトの味たっぷりで、あたたまる。日陰に入ると意外と寒かったので、このオーダーは正解。

食後、もう少しThe Rocksを見て歩いたのち、Argyle Parkを抜けてDarlimg Harbourへ。海に近い部分はいまも商業港として使われていることもあり、船も停泊していてちゃんと港だが、一般にDarling Harbourと呼ばれる観光地区は、とくに船もなく、湾に面してレストランが並ぶといった感じのところだった。The Rocksよりも良心的な値段がついているのが好ましい。

ひとしきりDarling harbourを見て歩いたのち、Hyde parkへ。芝生の豊かな大きな公園で、思わずうとうとしてしまいました。

その後、フードコートを探しに街をチェックしたが、あまりたいしたものが見つからず。

だいぶ涼しくなってきたので、ひとまずホテルに戻り衣装を変える。昨晩の寝不足もあり、強力に眠い。ベッドに横になったら30分ほど、意識が飛んでしまった。

18時30分ごろ、夕食を取るために外出。最初はセンタープラザのフードコートでと思ったのだが、気のきいたアルコールを出す店がなかったので、ダーリングハーバーのフードコートまで行くことに。

トルコ料理の店でヴェジタリアンプレート(10.50AUS$)とポーク&マトンのケバブ・ミックス・プレート(14AUS$)、バーでグラスの白ワイン(シャルドネ)と赤ワイン(シラーズ&カベルネ)各5.50AUS$)を注文。

ヴェジタリアン・プレートには野菜でお米入りの具を巻いたものがついているのだけど、これがほんのりチマキ風でいい感じ。ワインはプラスティックのカップとグラスとあるけどどちらがいいと聞かれたので、プラスティックのカップでいいよと答えたら、プラスティックカップにこぼれる寸前までたっぷり注いで暮れた(テーブルに運ぶ途中で少しこぼれた)200cc以上入ってたんじゃないか。オージーワインらしい果実味の豊かな味わいで美味しかった。少し酔っ払った。

21時ころ、食事を終えてダーリングハーバーをあとに。ホテルに戻り、お風呂に入って就寝。もうすっごく眠いです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/01/31

最近観た映画

■ ネバーランド ■
現在公開中。新宿の劇場にて。
なんていうか、「いい映画観たなぁ」という感じ。どこがどう「いい」のか、うまくいえないんだけど、なんか胸にじわぁってくる。「ピーター・パン」自体もちょっと哀しいところがあるのだけど、その話が生まれた背景にも、やっぱり哀しいところがあったのね。
いろいろなことの「終わり」が、この話のモチーフなんだろう。命の終わり、愛情の終わり、家庭の終わり、少年期の終わり。その「終わり」を認識し、受け入れるのがつらいときに、人はファンタジーの世界を求め、そこに逃げようとする。でも、ずっとファンタジーの世界にいるわけにはいかない。いつか「現実」に帰ってこなければならない。ファンタジーの世界は、現実逃避のためにあるのではなく、現実を認識し、受け入れ、新たな一歩を踏み出すためにあるんだ、というのがこの映画(および「ピーター・パン」)のテーマなように思う。原題の『Finding Neverland (どこにもない場所を探して)』って、そういう意味なんだろうな。
むかし、誰かがファンタジー小説について、こう書いていたのを思い出す。
「必ず現実に戻ってくるのが本当のファンタジー。夢の世界にいったままで返ってこないのは、ファンタジーとはいわない」

■ Gun Crazy episode II ■
夜中にテレビで放映されていた。
1作目は米倉涼子(こんな字だったっけ?)主演で、くだらないながらもばかばかしいおもしろさ、爽快さがあった。やくざ?に父親を殺された娘の復習劇というのも陳腐だし、突っ込みどころ満載なんだけど、それはそれで目的がはっきりしているし、その点では共感もしやすいし、楽しめるストーリーだった。それに鶴見慎吾(こんな字じゃなかった気がする)も「こういう漫画みたいな役と芝居、やってみたかったんだろうなぁ。笑」という感じで、休みの日に寝っころがって観るにはけっこういい映画だった。
しかし、2作目のこれはひどい。菊川怜(漢字に自信なし)のどうしようもない芝居は米倉以上だけど、まあそれは最初から期待してないのでいいとしよう。しかし、ストーリーがちゃちすぎ。たったあれだけのことで菊川がスナイパーになるなんてまったく納得も共感もできない。あれだけのトレーニングであそこまで射撃がうまくなるなんてのも、あまりにもご都合主義。希薄な目的意識、さえないストーリー展開、演技力のない役者。休みの日を無駄にするには最適かも。
ここしばらく舞台の脚本・演出で見かけない水上竜二さんが出演してるのを発見。すぐ殺されてた。こんな映画に出るより、Tokyo F公演を復活させてくださいよ。

■ マイ・フェア・レディ ■
BSで放送されたものを録画してあった。
1964年の映画だそうだから、自分が生まれる前。主演はもちろんオードリー・ヘップバーン。オードリーはやっぱり綺麗です。最初の下品な花売り娘から、最後はプリンセスと間違われるまでの気品と美しい言葉遣いを身に着けたレディへ。話し方や発声、発音、身のこなしなど、自然に演じ分けていました。貴婦人になったオードリーが、花売り娘時代に生活していた地域へいくシーンなど、ちょっと切なくなりますね。中産階級になってしまった飲んだくれ親父も含めて、本当にあれで幸せなのだろうかと、少し思ってしまった。
古い町並みや、花をじょうずに扱った映像は美しく、物語は素直で、やっぱり古い映画はいいなと感じます。
などということもありますが、この映画を大雑把にいうと、大変な(困った)おっさん(ヒギンズ教授)の騒がしい毎日... といったところでしょうか(違う違う)。

■ A.I. ■
先日テレビで放送されたのを録画してあった。
気持ち悪いです。グロテスクです。最悪です。それでもって差別意識にあふれている感じがします。自分はもともと子供が嫌いなんですが、メカ子供のディヴィッドは子供のいやらしいところ、むかつくところが集大成されてますね。無知で馬鹿で自己中心的で。むかついてきます。てめぇ、自分のことばっか考えてないで、すこしはくまさん(テディ)のケアもしてやれよ、という感じです。できそこないメカ子供のてめぇよりも、くまさんのほうがよっぽど人間的だ。
夜観てたのですが、なんだかすごく気分が悪いまま就寝するはめになりました。大失敗。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2005/01/30

シドニーの年末年始 1

そのうちウェブのほうに写真つきでアップする予定ですが、なかなか時間が取れないんで、まずはテキストだけこちらで公開。年末年始のシドニー3泊(涙)旅ノートです。

==========

2004/12/29(水) 東京・雪 → 韓国・晴れ

東京は今年最初の雪。めっちゃ寒いです。まいったな。これから南半球、真夏のオーストラリアに行くので、あまり厚着はしたくない。ま、寒いのは駅までと乗り換えの待ち時間だけですから、セーターにジャケット、マフラーくらいでなんとかしのぎましょう。

11時12分、予定どおり成田着。第1ターミナルにくるのはひさしぶりな気がする。コリアン・エアーに乗るのははじめて。

さくさくと搭乗券を受け取り、チェックインもすんなりと。セキュリティチェックや出国審査もがらがら。なんか、えらくすいてるのは、数日前の津波でアジア方面のリゾートがのきなみキャンセルになってるからか?

搭乗まで少し時間があるので、食堂でキノコそば750円を食べる。ちょっとツユがしょっぱいけど、まぁまぁおいしゅうございました。

知らないうちにソウル行きKE704は予定より10分早い13時45分出発に変わっていた。しかし実際は搭乗時間に間に合わなかった乗客がいて、当初の予定時間よりも少し遅れての出発になった。

15時ころ、食事。たった2時間程度のフライト(九州に行くのとほとんどかわらん!)なので、出ても軽食程度かと思っていたのだが、けっこうしっかり出てしまった。

ちょっと醤油風味?のチキンのソテー(のレトルトに似てる)とご飯、エビとキュウリのサラダ(マヨネーズあえ)。コリアン・エアーは機内食が美味しいと評判だけど、まぁ普通の味かな。ほどよく美味しいです。韓国のHiteというビールを一緒に飲んだが、このビールはさっぱりさわやかで美味しかった。ちょっとバドワイザーぽい?

16時30分、定刻より少し早くソウル・インチョン空港着。シドニー行きは20時20分発なので、4時間近く乗り換え時間がある。

ソウルの空港はキムチの臭いがするという噂があるが、少なくとも国際線ターミナルは、そんなことはなかった。非常に大きく近代的なつくり。ブランドものの店や免税店が並ぶところはどこの国際空港も同じだな。ただ、空港内にファーストフード・ショップが見当たらないのがちょっと珍しい感じ。せっかく韓国なんだからチヂミのテイクアウトとかあればおもしろいのに。

と思ったら、大きなフードコートが4カ所ほどあり、そのなかの1カ所にバーガーキングやケンタッキーが入っていた。

ひとしきり空港散策もすんだので、搭乗ゲートで待ちながら休む。搭乗開始まであと1時間くらい。けっこうたくさん歩いたこともあり、少しはおなかもこなれた感じ。これなら夕飯の機内食も食べられるだろう。

待ち合いゲートのテレビでは普通に韓国のコメディやドラマなどの番組チャンネルが放送されているのがおかしい。コメディはアメリカのばかばかしいシチュエーション・ラブ・コメディのような内容で、音声は聞こえなかったけどだいたい話の想像がつく。合間に流れるコマーシャルがなんだか日本のコマーシャルにそっくりだった。

時間どおりに搭乗開始。成田・ソウル間もそうだったけど、コリアン・エアーってけっこう座席の間隔が広い。比較的ゆったり座れるのがありがたい。

気流が悪く、たびたびミール・サービスが中断したためと、自分らの席はいちばん最後にサービスがまわってくる位置だったこともあり、夕飯にありつけたのは22時ころ。メニューは大韓航空名物?のビビンパかビーフのチョイスだったのだけど、自分らの順番がきたころにはすでにビーフは出払ってしまい、ビビンパしか残っていなかった。ワインはオーストラリア・ローズマウントのカベルネ・メルロー。

ビビンパは、ナムルの入ったボウルにあたためたパック入りのご飯とコチュジャン、胡麻油を入れて混ぜるというかたち。ちょっとボウルからあふれそうだったが、味はなかなかいい。ワカメスープにザーサイふうの漬物もつき、楽しい食事。ただ、ドリンクサービスのタイミングが悪いため、ほしいときにワインのお代わりやコーヒーなどがまわってこないのがいまいち。たぶん、乱気流のせいでタイム・スケジュールが狂っているせいもあるのだろう。

食事のあとは映画『アイ・ロボット』を観る。ここのところ、各座席に専用の液晶画面がついている飛行機にばかり乗っていたのだが、今回の飛行機はむかしながらの、天井に取り付けられたひとつのブラウン管をみんなで観るタイプ。画面が小さく、ちょっと距離もあったため、日本語字幕がよく見えない。英語のリスニング力もほとんどないため、細かい部分で話がよくわからなかった。残念。けっこうおもしろそうな話のようなので、地上波で放送されるのを待とう。

映画のあとは、できるだけ眠っておかないとね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2005年1月23日 - 2005年1月29日 | トップページ | 2005年2月6日 - 2005年2月12日 »