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2005年11月13日 - 2005年11月19日

2005/11/18

PEKKA POHJOLA / EVERYMAN - JOKAMIES

フィンランド人のベース奏者。いまはソロで活動しているけれど、以前はWigwam(ウィグワム)というグループで演奏してました。Wigwamってプログレッシヴ・ロック・ファンのあいだではけっこう有名なグループなのだけど、聴いたことないや。

ソロになってからのPekka Pohjola(ペッカ・ポホヨラ)は、ニューエイジ系の優れたアーティストとして、プログレッシヴ・ロック・ファン以外の音楽ファンにも知られるようになり、日本にも何度か来てたはず。だけど自分、彼のアルバムって持ってなかったよな、たしか... と思い、ためしに入手してみました。

全体にシンセサイザーの音が支配している、いわゆるアンビエントとかニューエイジとか呼ばれるタイプの音楽。もともとは「Jokamies (Everyman)」というフィンランドのテレビ番組のために書かれた曲らしく、それもあってか、ほとんどの曲にヴォーカルもリズム隊も入っていません。自分の好み的にはあまり興味のない、聴いていて飽きてしまうことの多いタイプです。

でも、なぜかこのアルバムは、飽きない。それは、アルバム全体を通してシンセサイザーがただもやもやと鳴っているだけであまりメリハリもないままにだけどおしゃれっぽさはまぶしてある... といった感じ(に自分には聴こえる)のアンビエント・ミュージックとは違い、ときに神秘的で、ときに幻想的で、ときに厳かでと、曲想にいくらかのヴァリエーションがあるからでしょうか。また、それぞれのフレーズやメロディ自体が魅力的な美しさを持っているからかもしれません。

そして、突然響く混声合唱。これが何の違和感もなく、音楽に溶け込んでいる。

けっきょく、非常に穏やかな気分のまま、気持ちよく最後まで聴けてしまいました。

ちなみに自分、Pekkaのアルバムって持ってなかったよなぁと思っていたのですが、Pensiero! websiteを確認したら、『Visitations』というアルバムを聴いたときの雑感を自分で書いてました。このアルバムとはずいぶん感じが違うようです。ていうか、アルバム持ってるじゃん、自分。

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2005/11/17

SAGA / FULL CIRCLE

カナダのヴェテラン・プログレッシヴ・ハード・グループだそうです。プログレッシヴ・ハードとハード・プログレッシヴの違いがよくわからないのだけど、プログレッシヴ・ハードはプログレッシヴな“ハード・ロック”、ハード・プログレッシヴはハードな“プログレッシヴ・ロック”という理解でいいかしら。もしそうだとしたら、Saga(サーガ)のベースは“ハード・ロック”ということになりますが。

そう考えると、まぁ納得の音です。というか、ぜんぜんプログレッシヴな匂いがしません。普通の、ありきたりのハード・ロック。1980年代から90年代くらいにかけて一部の音楽ファンからある種の侮蔑表現として使われていた「産業ロック」というジャンル?がありますが、当時のメジャーな産業ロック・グループ、たとえばStyx(スティクス)とかJourney(ジャーニー)とかForeigner(フォリナー)とかGiufflia(ジェフリア。つづりこれでよかったっけ?)とかのほうが、よっぽどプログレッシヴな匂いをまとってます。

では、ハード・ロックとしてはどうなのかというと、これまた普通でありきたり。テクニック的にもアヴェレージという感じだし、ハードさやドライヴ感といったものは弱いし。カナダといえばRush(ラッシュ)やTriumph(トライアンフ)など、ハードでテクニカルで、かつプログレッシヴなニュアンスも持っていてというグループがまず思い出されるのだけど、彼らの前ではSagaはえらく見劣りします。

そもそもね、楽曲に魅力がないのがいちばんの問題だろうな。曲の構成が単純なのに、印象的なメロディがないから、記憶に残らない。リズム・パターンも単調で、曲のなかでのドラマ性が希薄。アレンジも演奏技術も並。ファンの方には申し訳ないけれど、自分には雰囲気だけのキーボード入りハード・ロックという印象しか残りませんでした。

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2005/11/16

CRISTIANO DE ANDRE' / SCARAMANTE

お父さんはいわずと知れた偉大なカンタウトーレ、Fabrizio De Andre'(ファブリツィオ・デ・アンドレ)。いわばCristianoは2世シンガーなわけですが、親の威光に依存することなく、ぽつぽつとではありますが味わいの深い作品をリリースし続ける、中堅どころのカンタウトーレに育ちましたね。もともとはFabrizioのコネクションだったのでしょうが、Massimo Bubola(マッシモ・ブボラ)やMauro Pagani(マウロ・パガーニ)といった才能のあるアーティストたちにもかわいがられているようですし、Daniele Fossati(ダニエーレ・フォッサーティ)との関係も続いているようですし、それもきっとカンタウトーレとしてのCristianoを彼らがきちんと認めているからなのでしょう。

2001年リリースの『Scaramante』は、彼の5枚目のソロ作品のようです。ずっと『L'albero della cuccagna』(1990年)がソロ・デビュー作だと思ってたのですが、オフィシャル・サイトのディスコグラフィによると1987年に『Cristiano De Andre'』というアルバムをリリースしているようです。1992年に『Canzoni con il naso lungo』(1993年に「Dietro la porta」を追加収録して『Cristiano De Andre'』というタイトルで再リリース)、1995年に『Sul confine』とコンスタントにアルバムをリリースしたのち、しばし沈黙。6年ぶりに発表したのがこのアルバムです。その後、2003年に『Un giorno nuovo』が出ていますが、これはベスト盤のようですので、現時点ではこの『Scaramante』が最新のオリジナル・アルバムといえそうです。

M1「Buona speranza」はスパニッシュ・テイストのアコースティック・ギターと重いウッド・ベース、そこにかぶさる民俗音楽風のパーカッションが印象的です。草原を渡る風のようなさわやかさを感じます。

M3「Sei arrivata」もアコースティック・ギターの軽やかなコード・ストロークとカッティングが全体に響く、ラテン/スパニッシュ風の軽快な曲です。

もちろん、M2「Lady barcollando」のような、イタリアらしい明るいフォーク・ポップスもあります。

M4「Fragile scusa」にはキーボード・オーケストレーションが導入され、壮大で派手な感じのスロー・ポップスになっています。演奏はけっこう派手なのですが、歌メロはカンタウトーレ的な素朴さを感じます。

M5「Un'antica canzone」ではウッド・ベースの響きとチープ感漂うシンセサイザーのメロディが不思議な雰囲気を醸しだしています。少し民俗音楽風のニュアンスもあるスローな曲。

M6「Le quaranta carte」は非常にオーソドックスな感じのミディアム・テンポのイタリアン・ポップス。でも自分、こういう感じ、好きです。メロディアスなラップ・パートもイタリア的ですし、なめらかで素直な歌メロもイタリアらしくていいです。Luvi De Andre'(ルーヴィ・デ・アンドレ。妹さんでしたっけ?)のコーラスが「ライオンキング」的なエキゾティックさを加えます。

M7「Sapevo il credo」はほとんどギターの弾き語りに近いシンプルな曲。その他の楽器はそっと静かに雰囲気を加える程度です。その分、Cristianoのヴォーカルの味わいが活きています。作曲にクレジットされてるFabrizio Casalino(ファブリツィオ・カザリーノ)って、『Come un angelo』(1998年)を出した彼だよな、きっと。最近は裏方に回っちゃったのでしょうか。

M8「Sempre ana'」はスローなポップスなのですが、メロディや構成などがちょっと平凡かな。あまり印象に残りません。Mauro Pagani(マウロ・パガーニ)との協作なんですけどねぇ。

M9「La diligenza」は、なかなかおもしろい曲です。歌いだしのメロディも印象的ですし、途中ではレゲエ風味のリズム・アレンジが入り、その後には民俗音楽風味になったりと、聴いていて楽しい。しかも、ほどよく哀愁も漂っています。

アルバム・ラストのM10はアコースティック・ピアノをバックにしたスロー・バラード。いかにもイタリアらしいといえばイタリアらしいし、いかにもアルバムの最後といえば最後らしいのですが、曲自体はそれほど印象的ということもないように思います。自分の好みからいえば、M9で終わっていたほうがよかったかもしれません。

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2005/11/15

どんより

今日はなんだかどんよりです。

朝の6時半過ぎに地震があり、目が覚めてしまいました。あと20分ほどで通常の起床時間だったのに。この20分が「寝たりない感」を増幅してる気がして、どんより。

夜中から朝方にかけて雨が降っていたようで、道がぬれていました。空気も重たく湿った感じで、どんより。

今日の東京は最高気温が12度だか14度だかだそうで、寒いす。今年初めてアンダーシャツを着ました。これで駅に着くまでの道のりはほどよく涼しく過ごせたのだけど、電車の中は厚着をした人がぎゅうぎゅうづめで蒸し暑く、しかも寒いから誰も窓を開けていないのでよどんだ空気が充満してる。新鮮な空気をくれ~と願うまもなく、暑さとよどんだ空気に蹂躙されて少し酔ってしまい、どんより。

スパゲッティの缶詰は、オーストラリアや、最近ではイタリアのスーパーでも見かけることがあって、以前から気になっていたのですが、中身の写真を見たら想像以上にまずそうです。イギリス人しか食べないといわれてるそうですが、オーストラリアに住んでいる(あるいは移住してきた)イギリス人が食べているのでしょうか。しかし、パスタ発祥の地であるイタリアにも売っていたのはなぜだ。誰が食べるんだ? 食の大国イタリアとしての未来に勝手に不安を覚えて、どんより。


あぁ、なんだか気持ちが悪いです。どよぉ~ん。

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2005/11/14

いろんなモモさんを見よう

飼い主さんに好き放題されてる(愛されてる?)黒ラブラドールのモモさん。
これまでどんな活躍(?)をしてきたか、探してきました。

ドッキリにかかるモモさん
リテラシーを問われるモモさん
負け犬かを検証されるモモさん
犬用ドリンクのおいしさ判定を任されるモモさん
肉球をぷにゅぷにゅにされるモモさん
さんぽ途中の看板に挑まれている?モモさん
ビックリマンシールを貼られるモモさん

とりあえず見つけられたのはこんな感じです。いろいろされてます、モモさん。これからもがんばれ!(なにを?)

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モモさん、今度はドッキリに

犬にとって「さんぽ」はどこまでが散歩なのか... など、これまでもさまざまないぢわる(笑)を飼い主からされている黒ラブラドールのモモさんが、今回は「ドッキリ」をしかけられています。

さぁ、モモさんはドッキリにひっかかるのか、どんなリアクションをするのか。詳細はこちら↓

犬にドッキリをかける

あぅぅ。モモさん、かわいいです。

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ラムのロースト バルサミコのソース

骨付きのラムはいつもソテーにしてしまうことが多いのだけど、今回はラム・ラック(固まり肉)を入手したので、オーブンでローストにしてみることにしました。

しっかり塩・胡椒した400グラムくらいのラム・ラック(骨4本くらい)の表面を、強火にかけたフライパン&オリーブオイルでカリカリに焼く。まずは脂の部分から、続いて側面、裏面と、満遍なく。

表面をしっかり焼いたら、220度のオーブン(うちのオーブンはこれが最高温)で20分ほど焼く。

オーブンから取り出したラム・ラックを、骨のあいだで切り分ける。中がうっすらピンク色で、中心まできちんと暖まっていればOK。

最初にラム・ラックを焼いたフライパンの余分な油を捨て、残った肉汁にバルサミコを加えて混ぜ、火にかける。バルサミコが半分くらいの量までにつまったら、このソースをお皿に敷く。

バルサミコ・ソースのうえに切り分けたラムとつけあわせの野菜(今回はエリンギのソテーと茹でたスナップエンドウを用意)をなんとなくいい感じに盛り付ける。

あたたかいうちに召し上がれ。

いやぁ、んまいです。外はぱりっと、中はふっくら、肉汁じゅわーの、とってもいい塩梅に焼けました。ソテーやグリルもワイルドっぽくておいしいので好きですが、塊をオーブンでローストすると非常に上品な感じになって、別の旨みと楽しさがありますね。またやろう。

ワインは、ニーバム・コッポラのメルロー、1999年物を開けちゃいました。映画監督のフランシス・コッポラさんのワイナリー。カリフォルニア州ナパ・ヴァレー産です。以前、酒屋さんの懸賞で当たったものなのですが、普通に買うと6000円くらいするらしいです。わぉ。

いやぁ、このワインもメチャうまだった。力強く豊かな味わい。だけどまろやか。凝縮感が強く、メルローなんだけど、ジンファンデルとか、あるいはイタリアのアマローネにも似たニュアンスを感じます。おおらかで、暖かで、力強くて、優しい。ラム・ローストとの相性もばっちりです。味わいの強さのバランスがいいんだろうな。ただ、モッツァレッラとレタスにトマトのサラダとはだめでした。味の相性がどうのという以前に、ワインが強すぎてサラダの味が全部消し飛んじゃう(笑)。なので、サラダはサラダだけで食べましょうね。

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