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2005年10月2日 - 2005年10月8日

2005/10/07

ふりかえればまだそこに

仕事上の理由と個人的な興味から、飲食店繁盛会が出している「飲食店繁盛会 ワンミニッツセミナー」というメルマガをとっています。毎週1回、非常にシンプルでかんたんなのだけど奥行きの深いサービスを提供するヒントが書いてあり、とても参考になるし勉強になるし共感もできるのです。

10月2日に発行された号では、お客さんのお見送りについて書かれていました。

行きつけのバーで飲んでいたときのこと。その日はマスターとの話が弾み、本当であれば深夜3時に閉店のところ、気がつけば朝6時まで店に居座ってしまっていたのだそうです。それに気づき、申し訳ないことをしたなぁという気持ちでいっぱいになったのだけど、マスターはそんな感じはまったくみせず、それが当たり前のように、普通にずっと接してくれていました。店を出るときも、マスターはお見送りをしてくれました。「マスター、ありがとう」といって店を離れ、マスターに悪いことしたなぁ、明日もお店なのになぁと思いながら200メートルほど歩き、ふと振り返ったら... マスターはまだ扉のところで、見送ってくれていたのです。

そしてこのメルマガの書き手さんは気づきます。

「ただお見送りするよりも、振り返ったときにそこにいてくれるということが、こんなにも嬉しいんだ!」

こういうの、わかるなぁ。お見送り自体はしてくれるお店が増えてきているようには思うけど、見送り続けてくれるお店って、実はあんまり多くないのですよね。

もちろん、お客さんがいっぱいで店内が忙しいときには、なかなかゆっくり見送っていられないということはあります。そういうときには、こちらだってわかりますから、べつになんとも思いません。でも、たとえばホールがすっかり落ち着いていてこれといった動きが出そうにない状況であったり、自分が最後のお客であったりしたときなどは、扉のところまで見送るだけでなく、そのあとも見送ってくれていると、ふと振り返ったときにまだそこで見送っていてくれると、やはりうれしいものです。

「お見送り」って、たんに「店からお客を外に出す」という意味じゃないと思うのです。「今日はお店に来てくださってありがとう、気をつけてお帰りになってくださいね、そしてまた来てくださいね」という、お客へ対してのあたたかい心遣いだと思うのですよ。その意味がわかっていれば、そういう気持ちがあれば、すぐに店内に引っ込んでしまうことなんてありえない。

サービスにはいろいろな「型」があって、サービス・マニュアルではその「型」を「すべきこと」として教えます。でも「型」は、マインドを形として表現するひとつのモデルにすぎません。「型」だけを教えてマインドを教えないと、「お客さんが帰るときには扉のところまでお見送りする」というスタイルだけしか教えないと、意味も考えずに「店からお客を外に出す」だけのお見送りをしてしまうのでしょう。大切なのは、「お見送りとは、お客さんに対するあたたかい心遣いである」ということなのに。

自分はあまり外食をしないのだけど、その理由のひとつに、楽しい食事ができる店が実は少ない、というのがあります。形だけのサービス、場をわきまえない下品なお客、その他もろもろ、食事の雰囲気を壊す要素だらけなお店がたくさんあります。そのほとんどは、お店側のスタンスがはっきりしていない、ホールのスタッフがお店の意思やサービスの意味について理解していないことによります。

そんななかで、数少ない、いつ行っても確実に満足できるお店が、神楽坂のビストロ・イデアルでした。

非常に丁寧な仕事をする黒岩シェフの料理は「フレンチって、こんなにおいしかったんだ」と再確認させてくれました。パプリカのババロアは絶品。また、すべてにおいて火の入れ具合が絶妙で、これより早ければ生焼けになってしまう、でもこれより遅ければ焼きすぎで硬くなってしまうというぎりぎりのところで料理を提供してくれました。いままで嫌いだったもの、食べられなかったものも、ここで出されると食べられてしまう。どころか、おいしく感じて、以後、好きになってしまうということも何度もありました。

そして、支配人の大園さん。彼のサービスも素晴らしい。鹿児島出身で、人懐っこい笑顔を持ち、フレンドリーに、しかしお店とお客との距離はきちんと測ったサービス。その立ち居地のバランスが非常にいい。サービス・パーソンとして働いて21年、ソムリエの勉強もしたことがあり、ワインについても詳しい。すべてのお客にきちんと目を配り、あたたかな心遣いを端々で見せてくれます。

結婚記念日に食事にいったときも、妻の誕生日に食事にいったときも、大園さんは必ず、お見送りをしてくれました。神楽坂の細い坂道で、姿がぼんやりと見えなくなるまで。あんなにたっぷりと見送ってもらったこと、ほかの店ではないな。自分は大園支配人のサービスが大好きです。

しかしイデアルは、変わりつつあります。

体調を崩した黒岩シェフは、先月でお店を去りました。急きょ迎え入れられた椎名シェフは、おそらく準備不足もあるのでしょう、まだその腕前を充分に発揮できてはいないような印象を受けます。また、繊細で手間をかけた料理が得意だった黒岩シェフとは、スタイルがだいぶ違うようにも感じられます。手のかかった煮込みや魚料理やムースなどよりは、グリエなどの肉の焼き物のほうが得意らしい。

そして大園支配人。彼のサービスがあるかぎり、イデアルは「イデアルらしさ」の一片を保つことはできるでしょう。でも、もし彼もお店を去ってしまったら... 手の込んだ本格的なフレンチを、熟練のメートル(支配人)のサービスで、しかも手ごろな価格で楽しめるというイデアルの魅力は、すべてなくなってしまうでしょう。そして、そうなりそうな予感がひしひしと感じられる今日この頃。

ふりかえればまだそこに、人懐っこい笑顔の大園支配人が見送ってくれている。クリスマスも、来年の結婚記念日も、来年の誕生日も、そういう情景が当たり前のように見られると思っていたのに。見たいと思っているのに。

お客は、お店につくのじゃないのです。とくにチェーン店ではない、こじんまりとした規模のお店では、お客は「人(スタッフ)」につくのです。たったひとりのスタッフで、お店もお客もいろいろなことが変わるのですよね。そこが飲食店経営って難しいなと思うのでした。

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2005/10/06

GIGI FINIZIO / UNA VITA UNA STORIA

最近はイタリア全国区での認知度も上がってきたようで、日本でもファンがけっこういるナポリ出身のカンタウトーレ、Gigi Finizio(ジジ・フィニツィオ)の、ナポリ・ローカルの時代のアルバムです。

ナポリのシンガーって、メジャー・レーベルで全国デビューする前に地元のレーベルから大量のアルバムをリリースしていることが多いようで、GigiもナポリのZeusレーベルからけっこうな数のアルバムを出しています。しかも、時代のせいもあるのでしょうが、最初はカセットテープだけで、のちにCDもリリースされたアルバムとかもあるようで、どのアルバムが何年リリースなのかよくわかりません。このアルバムも、ZeusからのCDで(P)1999とはなっていますが、もともとはカセット・オンリーだったような感じで、オリジナルのリリース自体はもっと古いのかも。彼のファン・クラブでもこのあたりはよく把握できないのか、ディスコグラフィのページを見ても、メジャー・リリースになった最近(2000年以降)のアルバム以外はリリース年が書いてない、オフィシャル・サイトにはディスコグラフィ自体がない、という状態です。さすがナポリです(なにが?)。

のちのアルバムではずいぶんと都会的な要素を感じさせるナポリ・ポップスになり、サンレモ後のGigi D'Alessio(ジジ・ダレッシォ)やGianni Fiorellino(ジァンニ・フィオレッリーノ)とあんまり変わらなくなってきた気がするGigi Finizioですが、ナポリ・ローカル時代の彼は、もっともっとナポリ風。そこに微妙にチープ感をかもし出す薄っぺらなキーボード・アレンジなどがときおり入ってしまうところなども、サンレモ前のGigi D'AlessioやGianni Fiorellinoとあまり変わらない気がします。それでも、この3人のなかではFinizioがいちばん都会風なのかなぁ。

彼の伸びやかな歌声は、やはり魅力ですね。この濁りのない感じの歌声が、彼に都会風の印象を与えているのかもしれません。曲の感じなどはD'AlessioやFiorellinoとあんまり違わない気がするけれど、声の個性でFinizioらしさを主張しているように感じられます。

こういったナポリ・ポップ、一時は好きでよく聴いていたのですが、だんだんどれを聴いても誰を聴いても同じような気がしてきてしまい、最近ではあまり聴いていませんでした。でも、たまに聴くとやはりいい感じです。いかにもイタリア(それも南)なメロディや雰囲気は、太陽の国イタリアに対する憧れをかきたてます。

しかし、このCD、録音クオリティが悪いんだよな。音が割れがち。これだからマイナー・レーベルは... って、Zeusはナポリでは大メーカーなはずなんだけどなぁ。

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2005/10/05

RON / UNA CITTA' PER CANTARE

たしかデビューは1970年代の中ごろだったような気がします。最初の頃は本名のRosalino Cellamare(ロザリーノ・チェッラマーレ)で活動していましたが、その後Ron(ロン)に改名し、おそらくいまも現役なんじゃないでしょうか。最近はあまり名前を聞かない気がするけれど。アルバムもけっこうたくさんあり、根強いファンもいるようです。

しかし自分にとっては、いつも「もうちょっとなんだけどなぁ」という物足りなさや歯がゆさを感じてしまうカンタウトーレ。メロディもそこそこきれいだし、ヴォーカルもそこそこ味わいがあるのだけど、けっきょく「そこそこ」でしかなく、あともう一歩のドラマというか奥深さというかアピールの強さがあれば... と、いつも思ってしまいます。

そんなわけで今回も、たまたま1980年代前半のアルバム3枚のボックス・セットが中古で安く売っていたので買ってしまいましたが、それほど期待せずに聴いたのですよ。で、聴いてどうだったかというと、やっぱり「もうちょっとなんだけどなぁ」という感じでした(笑)。

1曲目のアルバム・タイトル曲はいい感じで、ヴァイオリンとギターのみの地味~な歌から途中でコンサートでの歓声のSEが入りその後はオーケストラが導入されて盛り上がっていく、という構成は、ベタな感じではあるけれど、素直にじ~んときてしまいました。この曲で「もしや今回は!」とかなり期待したほどの、なかなかの曲です。

しかし、その後は良くも悪くもないロックだったり、すっごく普通なフォーク・ソングだったり、微妙に平凡なポップスだったり。

M2「Come va」とM3「Nel deserto」はロック系の曲なのですが、これ、きっとDavid Bowie(デヴィッド・ボウイ)とかが歌ったらもっとかっこいいと思うんですよ。いや、ほんと、David Bowieに歌ってほしい。Ronには、こういったちょっとクセのあるポップ・ロックをかっこよく歌いこなすのは難しそうです。

M6「Mannaggia alla musica」はFrancesco De Gregori(フランチェスコ・デ・グレゴーリ)の曲なのですが、いかにもDe Gregoriらしい、とても素朴なフォーク・ソングです。これ、De Gregoriが自分で歌ったなら、素朴ななかにも味わい深さが感じられるものになるのだろうけど、Ronが歌うと普通のフォーク・ソングになっちゃう。

M5「Nuvole」などは、おしいんだよなぁ。Giampiero Reverberi(ジァンピエロ・レヴェルベリ)のアレンジによるオーケストラも入って、イタリアらしいやわらかなメロディもあって、ロマンティックに盛り上がっていきそうな気がするのに、気がするだけで終わっちゃう。なんでだろうなぁ。メロディ自体は悪くないのに、曲全体の構成というか、曲としてのドラマのつくり方があまりうまくないんだよなぁ。

アルバム・ラストのM8「Tutti cuori viaggianti」も、イントロでは少しジャジーな雰囲気を漂わせてて、なんとなくしゃれた大人のロマンを振りまくのかと思ったら、歌が入ったとたんに普通のポップスになっちゃうし。

そんなわけで、自分の感想としては「あいかわらずなRon」といった感じのアルバムですが、それでもM1がいい曲だったので、それだけでもOKとしましょう。

ちなみにこのアルバムに収録されている曲のほとんどはLucio Dalla(ルーチォ・ダッラ)とRon(クレジットでは本名のR.Cellamareになってるけど)によるもので、M3はDe Gregoriとの曲、M6はDe Gregoriのみの曲だったりするのですが、アルバム中ベストと自分には思えるM1はL. Dalla-O'Keefe名義なのですよ。O'Keefe(オキーフェ?)って誰だろう? わかりませんが、少なくとも、曲づくりにRonがかかわらないほうがいい曲ができる、という証明のような気がします(笑)。

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2005/10/04

これでキミのページもHG! フゥー!

これ、おかしいです!

ウェブの好きなページを表示しているときに、ブラウザの、URLを打ち込むところに以下のスクリプトをコピペします(JavaScript ONの状態でね)。

JavaScript:with(document.body)innerHTML=innerHTML.replace(/<\/(a|A)>/g,'フゥーーー!!').replace(/。/g,'フゥーーー!! ').replace(/」/g,'オッケ~~!!」').replace(/w/g,'セイセイ');focus()

そうすると、そのページの記述がなぜかレーザーラモンHG調に(フゥー!)。
自分のページとかでやってみると、かなりきます(笑)オッケー!

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チンクエ・テッレの1週間(8)

2005/09/10(土) 雨→曇り/晴れ

8時起床。天気予報では今日のジェノヴァ周辺は1日曇りのはずだけど、窓の外は雨が降っている。残念。10時ころにはなんとなく上がってくれるといいのだけど。

と思っていたら9時過ぎには雨が上がった。よかった。

10時少し前、ホテルをチェックアウト。荷物をフロントに預け、リオマッジォーレへ。さっそくお気に入りのビーチへいくが、ビーチに着く直前に雨が! まじですか。でも、岩陰でしばらく雨宿りしていたら雨も上がり、そのあとには明るい日差しが出てきた。気温も上がってきたし、波も昨日ほど荒くなく、なかなかよい海水浴日和。しかし自分らは午後の飛行機に乗らねばならず、海に入ったあとに体や水着を乾かす時間が足りない。なので手足を浸ける程度で、あとは海を眺めて過ごす。

12時過ぎにランチ。昨日食べた店のとなりで、アッチゥーゲ(アンチョビ)のフリット(フライ)とアンチョビのパスタ、ミックスサラダ、白ワインと水を頼む。アンチョビは、日本で売っているいわゆる塩&オリーブ浸けではなく、フレッシュなイワシの小さいもののこと。これのフリットはワカサギのフライのようだし、パスタもフレッシュ・アンチョビの甘い味が楽しめる。地元産のテーブルワインともばっちりの相性。食後にシャケットラとエスプレッソを頼み、全部で49ユーロ。チンクエ・テッレ最終日に地元名産のアンチョビ料理と地元のデザートワインを楽しめてよかった。

14時過ぎ、店を出てまたビーチへ。帰りの電車は15時半ころ。あと1時間くらいはビーチでもんやりできる。靴を脱ぎ、ときどき海に足を浸けたり、ビーチでぼーっとしたりして過ごす。朝の雨がうそのようにいい天気。これから飛行機に乗るのでなければほんとうに海に入りたい。

15時、帰り支度をしてビーチをあとに。リオマッジォーレの町と海に別れを告げ、ラ・スペツィアへ戻る。ホテルに預けてあった荷物を引き取り、16時10分発のピサへ向かう電車に乗る。

のだけど、ここはイタリア。出発が10分遅れ、あと20分程でピサ中央駅に着くはずのところでなぜか15分ほど停車し(もちろん社内放送や停車の理由の案内などはない。あったところでなにをいっているのかわからんが)、ピサについたのは定刻の30分ほど遅れ。予定では17時16分に中央駅に着き、うまくいけば17時20分発、多少遅れても42分発の空港行き電車に乗れるはずだったのだが、両方とも乗り逃してしまった。このあとの空港行き電車は18時50分発。これだと空港に着くのが少し遅いので、空港まではバスで行くことにする。イタリアの路線バスに乗るのはひさしぶり。タバッキでチケットを買うのもひさしぶり。ちょっと楽しかった。

18時15分ころ、空港着。まだチェックインは始まっていない。しばらく空港内で待つ。18時45分、チェックイン開始。さくさくとチェックインし、帰りは通路際の席をゲット(できたはず)。小さな空港でこれといって冷やかすお店もないので、とっととデパーチャーへ進み、ゲート前で登場開始まで待つ。

パリ/シャルル・ド・ゴール行きAF1067便は定刻どおりピサを出発。離陸の30分後にサンドイッチとドリンクのサービス。サンドイッチはツナかチーズのチョイスだったが、チーズはプロセスチーズではなくちゃんとカマンベールが挟まっているところがさすがエール・フランス。食後は着陸までうつらうつらとする。気流が悪くてかなり揺れる。

定刻より10分ほど早くパリ着。広いシャルル・ド・ゴール空港で遭難しかけながら、なんとか成田行きのゲートにたどり着く。ゲート入場時にアフリカ系のお客がスタッフとトラブっており、自分が危険物検査のゲートを通るときに明らかに警報がなったのに、ノーチェックだった。いいのか、それで?

成田行きAF278は時間どおり23時35分に出発。あとは食べて寝て映画を観て日本に着くのを待つだけ。

食事は2回。ディナーは、サーモン入りのパスタサラダ、串刺しにされたモッツァレッラとセミドライトマト、鳥肉のグリル ジャガイモ・パプリカ・ズッキーニのバジル風味沿え、カマンベールチーズ、ヘーゼルナッツアーモンドペストリー、洋梨のフラン。これに白ワインをつけた。サーモンは少し魚臭い感じだったが、他はまずまずの味わい。メインは肉よりも付け合わせの野菜のほうがおいしかった。

朝食は2種類のハムと2種類のスライスチーズ、フロマージュブラン、ミックスフルーツ、オレンジジュース、フィナンセ。どれもおいしいのだけど、疲れてきてしまったのとディナーがけっこう量が多かったこともあってか、あまりお腹がすかず、全部は食べ切れなかった。機内食を完食できなかったのはひさしぶり。

映画は... ほとんど寝ていたのでけっきょくなにも観なかった。ペネロペ・クルツの出ている『サハラ』は観たかったのだけどな。

まもなく成田に到着。今年の夏休みも終わってしまった。長くはないけれど、いい夏休みだったな。来年は夏休みを取れるだろうか。取れたら、どこに行こう? その前に年末年始だな。オーストラリアに行けるといいのだけど。


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2005/10/03

チンクエ・テッレの1週間(7)

2005/09/09(金) 雷雨→曇り/晴れ/一時雨

8時少し前に起床。願い空しく、窓の外は激しい雨。しかも雷まで鳴ってる。これではどうしようもない。強い稲光があるたびに、テレビのどこかのチャンネルが映らなくなる。そうやってだんだん観られるチャンネルが減ってくるのだけど、しばらくすると先に観られなかったチャンネルから復旧してはいるようだ。

9時過ぎ、朝食を食べているあいだに、だんだん空が明るくなってきた。小降りになるかもしれない。少しの雨なら、町に出て教会巡りなどをするのもいいなと思っていたが、9時半過ぎにはとりあえず雨があがり、空もなんとなく明るくなってきた。それでも雲は多いし、快晴とはいかずときどき雨もまた降るだろうけれど、これくらいの天気なら活動できる。なのでリオマッジォーレへでかけることにする。

10時過ぎの電車でリオマッジォーレへ。とりあえずこのあいだ見つけたビーチへいってみるが、これがこれまでにみてきたリオマッジォーレの海と同じ海かと思うほど波が荒く、とてもじゃないが泳ぐのは危険。実際、誰も泳いでいない。しかし、日本海の荒波を思わせる海を眺めているのは、それはそれで気持ちのいいもの。午前中はずっと海を眺めて過ごした。

12時半ころ、昼食。コントロヴェラッチォ(Trattoria Controvelaccio)という店に入る。魚介のラザニア、野菜のオーブン焼き、アンチョビに詰め物をして揚げたもの(Acciughe ripiene)、水とワイン500ccで39ユーロ。ちょっと高めかな。でもアンチョビは抜群においしい。詰め物をしたアンチョビフライはこの地方の名物料理らしく、機会があれば食べたいと思っていたのだが、食べられてよかった。ワイン(Colli di Luni)との相性もばっちり。Colli di Luniは、けっして高級ワインの味ではないので、日本には輸入されないだろうし、輸入されても売れない気がするが、ここで地元の魚料理と一緒に楽しむには最適な味わいといえるだろう。

食後はまたビーチに戻り、荒れる海を観て過ごす。砂浜ではなく石がゴロゴロしたビーチなので少し痛いのだが、タオルを敷き、折り畳み傘をビーチパラソルがわりにセット。日を浴びながら寝転がり、暑くなったら足だけ海につかる。そのままうたた寝をしてしまった。

雨が降ってきたので目が覚める。17時。町へ戻り、バールでお茶を飲んで一休み。雨がやむのを待つ。バールを出たあとは、近所の土産物屋や食料品店などを軽く冷やかす。

ホテルの近所のスーパーが20時で閉まってしまうので、なごり惜しいが19時ころの電車でリオマッジォーレをあとにする。明日はもう日本に帰らなければいけないが、飛行機がピサ空港を飛び立つのは20時45分なので、それまでまたリオマッジォーレにいよう。ただ、ラ・スペツィアからピサへいく電車があまりなく、16時10分発の電車に乗らなければいけない。電車の本数や、電車が遅れがちなこと、ホテルに預けた荷物を回収することなどを考えると、昼過ぎくらいまでしかいられないな。

ラ・スペツィアのスーパーで夕飯の買い物。プロシュート・クルド(生ハム)、モッツァレッラ(今日は牛乳のやつ)、インサラータ・ルッサ(Insalata russa。ロシア風サラダ。野菜のマヨネーズあえ)、アンチョビのフィレ(Filetti alici)、リグーリア産のオリーブ、お米のタルト(Torta di riso)、野菜(たぶん、ズッキーニ)のタルト(Torta di verdure)、ピエモンテ産のDolcetto d'Acqui 1999 / Calisano。これがイタリアでの最後の夕食。でも、とりあえずリグーリア/チンクエ・テッレ近郊のご当地料理はだいたい食べたかな。

食後は荷物をまとめてチェックアウトに備える。あぁ、もう帰るのかぁ。せめて明日の昼過ぎまでがいい天気であるように。


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