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2005年8月7日 - 2005年8月13日

2005/08/12

UMBERTO TOZZI / DONNA AMANTE MIA


いまも元気に活動を続けているベテラン・カンタウトーレ、Umberto Tozzi(ウンベルト・トッツィ)のデビュー・アルバムです。

Umberto Tozziといえば初期の大ヒット曲に「Gloria」があるように、英米のポップスにも通じる華やかなポップ・センスを持っている人で、彼のアルバムにはそういった軽やかな印象を受ける曲を多く見つけられるように思うのですが、デビュー作であるこのアルバムでは、いかにもイタリア的な情緒に満ちた曲が大半を占めています。

M1のアルバム・タイトル曲「Donna amante mia」で一気につかまれてしまいます。やわらかくおとなしいパートから、サビでは多人数による美しいコーラスをかぶせてぐわっと盛り上がる。こういった構成のドラマティックさはイタリアン・ポップ・ミュージックの真髄ですね。

つづくM2「Ripensando alla freccia del sud」はUmbertoらしい英米ポップスにも通じるような明るく軽やかな曲。情緒的でドラマティックなM1のあとにこういう曲が続くと、このまま一気にポップ路線に進んでしまうアルバムかと、個人的にちょっと心配になります。こういった曲も悪くはないのですが、自分としては、やはりイタリアらしい情感が感じられる曲のほうが好きなわけで。

などと思っていると突然にM2は終わり、アコースティック・ギターののんびりした音色が聴こえてきます。この落差がまたたまらない。こういった曲配置の妙というか、単曲だけではなく曲同士の並び・連なりでもドラマやストーリーを感じられるのがアルバムのいいところですね。ちなみにこのM3「Io camminero'」は、Il volo(イル・ヴォーロ)がバックを務めたFausto Leali(ファウスト・レアーリ)のアルバム『Amore dolce,amore amaro,amore mio』でカバーされているので、日本でもこの曲のことを知っている人は多いでしょう。

以後は比較的穏やかでイタリアらしい曲が続きます。M5「Mi manca」は彼の大ヒット曲「Ti amo」に通じる匂いを感じます。M8「Scegli」でまた少し軽いポップスが聴けますが、最後はバラード「Tu sei di me」で美しく幕を閉じます。

彼のアルバムは何枚か持っていますが、手持ちのなかではこのアルバムがいちばん自分は好きかもしれません。ちなみにうちにあるCDは、ジャケット(歌詞カード)の表はちゃんとこのアルバムのものなのですが、なかに掲載されている歌詞の半分はなぜかEnrico Ruggeri(エンリコ・ルッジェーリ)の『Polvere』というアルバムのものです(残りの半分はこのアルバムのもの)。変なの。

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胃の検査


昨日は健康診断でした。バリウムを飲んで胃のX線撮影をしているとき、技師のお兄さんにいわれました。

「昨日は何時ごろ夕飯食べました? 7時から9時の間ですか... けっこう消化の悪いものを食べてますねぇ~」

う、残ってましたか。これでも、いつもよりいくらか少なめに食べたんですけど。ふだんよりも3時間も早い時間に食べ始め、食べ終わってるんですけど。

でも、これでふだん、お昼におなかがすかない理由がわかりました。

大量に残ってるんだよ! 胃の中に!!

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2005/08/10

LISA / ESSENZIALE

ジャケット写真を見るとほんわか系の優しいお姉さんといった印象なのですが、歌詞カードに掲載されている写真では意外と派手な感じの人なのですね。髪も赤いし。そして、ジャケットの印象よりもかなり年齢が高そう(1977年生まれらしい。1999年のリリースだから、22歳だけどね。そうは見えない貫禄)。あと、ジャケット写真では鼻のところに修正加えてるな...

それはいいとして。

非常にオーソドックスな女性ヴォーカルものだと思います。ゆったりとした大きなメロディを中心にした、バラード・ポップスといった感じの曲が大半を占めています。オーソドックスなメロディや構成に、オーソドックスな歌い方。これといった特徴はないのだけど、普通に美しい音楽で、普通に心地よく聴いていられます。

最近は自分で曲づくりにも参加する女性シンガーが増えているイタリアですが、Lisa(リーサ)はどうやら歌うだけのようです。そのあたりも、もうひとつ「Lisaの個性」といったものが強く感じられない理由かもしれません。といっても曲を提供しているのはGuido Morra(グイド・モッラ)やMaurizio Fabrizio(マウリツィオ・ファブリツィオ)といった有名どころなので、クオリティ自体は充分なんですけどね。

Lisaの声は、きれいに澄んでいるように聴こえて、実は少しだけ濁りがあります。これが中音域で歌うときにはやわらかな味わいとなって魅力的に感じられます。しかし、高音域に入ると声自体が細くなってしまい、なんとなく声量不足(といっても充分なのだけど、イタリアには豊かな声量を持ったシンガーがたくさんいますからね)を感じてしまうところが少し残念。

などということはありますが、全体に破綻のない、おだやかで心地よいイタリアン・ポップス作品になっているといえるでしょう。オーソドックスな女性ヴォーカルものが好きな方などには楽しめるアルバムだと思います。

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2005/08/09

夏の楽しみがまたひとつ消えた


自分はずっと西武線沿線に住んでいるのです。そして、子供この頃、夏にはほとんど毎年、豊島園に花火を見にいったのです。豊島園の花火はすごいんですよ。たくさんあがるだけじゃなく、ちゃんとあげかたにリズムとかドラマとか流れとかがある。しかも、街中であげているからでしょうか、なんだかすごく近い位置であがるのです。

そしてここ数年。やはり毎年、妻と一緒に豊島園に花火を観にいくのが夏の楽しみのひとつになっていました。夕方から出かけて、花火を見て、そのあとは居酒屋とかで軽く一杯、みたいな。

でもね、もう見られないらしい(詳細はここ)。

事情はわかるけど、やはりさびしいです。子供の頃からずっとあったものが、毎年楽しみにしていたものが、ある日突然、なくなるって。

みゅぅぅ。

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準備不足


明後日は年に1度の健康診断なのですが... 今年は準備不足です。

毎年、健康診断の1か月前くらいから、少しずつ食事量やアルコールの量を調整して、また食事内容も納豆や野菜類を中心にしたものにシフトして、血液サラサラ化計画を進め内臓(主に胃と肝臓)を休ませるようにしてたのですが、今年はだめです。

ここ数か月、1日として休肝日がありません。夜の食事はこのところ比較的普段から野菜比率が高く、また以前のように出来合いの、加熱してから時間が経った油をたっぷり吸った惣菜などを食べることも激減しているのですが、その一方でコンスタントに週2回、昼にフレンチもしくはイタリアンのミニ・コースを食べながらグラスでワインを飲んでしまうという習慣もついてしまい、明らかにこの2日については1日に必要なカロリーをオーバーしてるに違いない。ま、得体の知れない調味料や保存料が多用され、加熱から時間が経って酸化しているに違いない油をたっぷり吸っているに違いないコンビニ弁当などを食べるよりは、よっぽど体にいいとは思いますが。

ちなみに、コンビニ弁当を長期にわたって食べ続けてきた人は、死んだときに体が腐るのが、コンビニ弁当をあまり食べてない人よりも遅いのだそうです。コンビニ弁当に使われている防腐剤が人体細胞に少しずつ蓄積されていくらしい。自分は死んだらとっとと腐って跡形もなくなってしまいたいです。

それはともかく、今回は検診前の各種コントロールがぜんぜんできてません。きっと去年より体重が増えてる(そしてきっと身長はまた減ってる。涙)。肝機能等でひっかかるかもしれない。そのうえ腰痛は再発してるし、左目の上まぶたにはなんかできてるし(妻がいうには「ものもらい」だそうだ。そんなのになるの、初めてだ)、なんだかふんだりけったりな感じです。

といいながらも、今日の昼にはイタリアンのコースを食べにいこうと思ってますし、明日は夜9時までに食事を終えろといわれているので家に帰ってから食べるのでは間に合わないからいきつけのビストロでディナーを食べようとも思っている今日この頃です。

食べたいものは、食べられるときに食べろ。明日はもう食べられなくなるかもしれないのだから。

父が自由業で収入が安定していなかった実家の家訓です。
そしてこれは、いまも我が家の家訓です。

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2005/08/08

芝居『編集王』伊トウ本式

ここしばらくいい感じだったのに、先月あたりからまた腰痛が再発&悪化の方向で、具合が悪いです。そのうえ昨日あたりから左目の上まぶたあたりに痛み&今朝は少し腫れてる気がする手な感じで、ただでさえ憂鬱な月曜の朝がいっそうブルーになってる今日この頃ですが、みなさまいかがおすごしでしょうか。

さて、昨日は、少し前のイタリアン・ポップス・ファンの集いで知り合った役者さん、アントニオ本多さんが出演するお芝居『編集王』を観てきました。

『編集王』といえば、一本気で熱いバカ野郎のカンパチくんが初めて入った「編集」の世界で熱さを撒き散らし周囲を巻き込みながら成長していく人気漫画です。テレビドラマにもなりましたね。原作コミックは連載で何度か読んだことがありますが、けっこう長い話だったような気がします。そのなかから伊トウ本式は、印象深いエピソードのひとつであった「マンボ好塚」のお話をピックアップして芝居化したようです。

うん。おもしろかったですよ。トータルで2時間半くらいの上演時間だったと思うのですが、途中でだれることもなく、最後まで飽きずに観られました。原作コミックの主人公は編集部アルバイトのカンパチくんだったと思うのですが、この芝居での主人公は、ベテラン漫画家マンボ好塚のマネージャーを務める仙台さんと、仙台さんがマンボさんのいちアシスタントだった時代から知っているソガイ編集部員(現・編集長)なんですね。やたらと熱くて空回りのカンパチくんをメインにするよりも、このほうが話に厚みが出ていいな。

たまたまこのエピソードの概要は連載時に飛び飛びに読んで知っていたこともあって、すんなりと話に入っていけました。ところどころにちりばめられた笑いの要素も話が重くなりすぎるのを防ぐとともにストーリー展開にリズムをつけることにも役立っていて、なかなかうまいと感じさせます。それぞれの役者さんの演技自体は特別うまいということもないと思うのですが、安定した演技で安心して観ていられます。セリフをかんだのも全部で6回くらいだったと思うし。

個人的にはソガイ編集長の芝居が気に入ったかな。マンボさんをやった人は、悪くはないのだけど、過去の栄光だけでいまも大金持ち&傲慢な超ベテラン漫画家というイメージからすると、ちょっと線が細い感じです。芝居云々というよりも、役者さんそのもののキャスティングがもうひとつマッチしなかったといった印象。

などといったことはありますが、全体におもしろく、楽しく、ほどよい趣き深さがあり、死にそうに暑い日曜の午後にわざわざ出かけて観にきたことを後悔させない舞台でした。次の舞台もまた観たい。

しかし三京さんって、原作では男じゃなかったか? というか、この原作コミックって、ほとんど男だらけの世界じゃなかったっけ。あまりに色気がないので、舞台では三京さんを女性にしたのかなぁ。それはともかく、あの「血」はこわいですからっ!

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