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2005年3月20日 - 2005年3月26日

2005/03/25

ROBERT JOHN GODFREY / FALL OF HYPERION


古くからシンフォニック・プログレッシヴ・ロックの名作として知られているアルバムです。ですが、自分はそんなに好きじゃありません。

シンフォニック・プログレ自体はけっこう好きなんですよ。Robert John Godfrey(ロバート・ジョン・ゴドフレイ)がこのアルバムよりのちに結成するThe Enid(ジ・エニッド)だっていい感じだし、Mandalaband(マンダラバンド)やBarclay James Harvest(バークレイ・ジェームス・ハーヴェスト)やThe Moody Blues(ザ・ムーディ・ブルース)だって好きな部類のグループです。なので、ブリティッシュ・シンフォ・プログレが好みじゃないというわけではありません。

でも、Robertのこのアルバムとか、Tom Newman(トム・ニューマン)の『Fairy Symphony』とか、シンフォ・プログレの名作といわれてるけれど、自分にはそこにシンフォ・プログレを聴く感動とか喜びとかを見つけにくいのです。

オーケストレーションとかね、すごい優雅です。いかにも英国。キーボードやピアノの響きもやわらかなロマンにあふれていて、とても心地よいです。ヴォーカル・ラインのメロディはちょっと魅力が薄いですが、まぁよしとしましょう。自分にとってのいちばんの不満は、リズム・セクションなのです。

ロックしてない。

そう。このアルバムには、ロックとしての躍動感やうねり、力強さといったものが、リズム・セクションに感じられないんです。ベースもパーカッションも入ってはいるけれど、ロック・ミュージックの屋台骨ともいえる力強いリズム/ビートを感じさせるためにではなく、たんにクラシック・オーケストラにおけるコントラバスやティンパニ等の代役として導入されているにすぎないという印象を受けてしまうのです。なんとなくクラシック・ミュージック風なものを作曲して、クラシック・ミュージック風な考え方で、ポピュラー・ミュージックで使う楽器を使って演奏してみました、といった感じです。

自分は、シンフォニック“ロック”が好きなのです。優雅で繊細でドリーミーであっても、ベーシックな部分ではロックの躍動感や力強さがきちんと感じられるシンフォニック・プログレッシヴが好きなのです。Genesis(ジェネシス)だってPremiata Forneria Marconi(プレミアータ・フォルネリア・マルコーニ。PFM)だってCamel(キャメル)だって、シンフォ・プログレの名グループといわれるグループは、シンフォニックに身をまといながらも、きちんとロックでした。

そう。“ロック”が足りないのですよ、このアルバムには。もっと“ロック”があれば、魅力の薄いヴォーカルも気にならなかったかもしれない。もっと“ロック”があれば、この素晴らしいオーケストラ・アレンジもさらに映え、もっともっとロマンティック&ドラマティックになっただろうに。残念だな。

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2005/03/24

ダリオさんが消えた


NHKテレビ「イタリア語会話」の4月のテキストを見たら、出演者のなかにダリオさんの名前がない! 今年度もほとんど番組に登場しなかったダリオさんですが、来年度はついに降板のようです。長いこと番組内の「知的好奇心にあふれたイタリア人」のポジションを引き受けていたのだけど、番組外での「知的好奇心」を満たし・表現することのほうがいそがしくなってしまったのかな。ちょっと残念です。音楽のコーナーとか、ダリオさんがいたからこそって感じだったし。

ちなみにジローラモさんは続投です。番組内の「陽気でスケベなイタリア人」のポジションをこれからも引き受け続けるのでしょう。

また、モニカさんも続投です。ダリオさんのポジションはモニカさんが引き継ぐのでしょうか。ちなみに東京・高田馬場の某所でモニカさんに会った(お仕事がらみです)うちの妻が「このあたりで美味しいパスタが食べられる店ある?」ってきいたら「ない」と即答されたようです。そのあとに「でも、全体に悪くはない」と続いたらしいですが。

もうひとり、イタリア人の若い男性が写真つきで載っていたのだけど、名前忘れちゃった。

日本人のほうは、講師は名前を忘れてしまいましたが女性に代わります。講師は2年ごとに交代ですね。押場さんがなかなかおもしろく、わかりやすい教え方や説明をする講師だったので、新しい講師の方がどういうふうに教えるか、楽しみかつちょっと不安です。

アシスタントは、おひさしぶりの遠藤久美子さん。あれあれ、このポジションって、これからがんがん売り出しますよっていう若い女性タレントを使うというのがここ数年のお約束だったのでは? エンクミさんは、けっこうキャリアの長い中堅どころですよね。個人的にはエンクミさん好きなので、ちょっとうれしいのではありますが。

そしてもうひとり、なぜかパパイヤ鈴木! どうしてパパイヤさん? たしかにラテンっぽいけど(笑)。なんか、画面が暑苦しくなりそうだ。人数も増えてるし。エンクミさんとパパイヤさんで、さらに番組がバラエティ化していくのか??

ちなみに放送時間が少し短くなるみたい。25分だったかな。20分? いずれにしろ、30分はちょっと長いと感じてたので、時間短縮は歓迎しますわ。

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2005/03/23

救命病棟24時最終回


終わっちゃいましたね、『救命病棟24時』。スタート時に心配したとおり、あまりにテーマがでかすぎて、あまりに登場人物が多すぎて、いろんなことがとっちらかったまま、なんとなく中途半端に終わっちゃった気がします。でも逆に、あんだけでっかいテーマと大勢の登場人物をなんとかこの程度までまとめたのはすごいともいえなくもない。

しかし、最終回はずいぶんと走り気味でしたね。いろいろなアクションをはしょって、時間の経過をはしょって、結果をいきなり見せるって部分が多かったように思う。最初から予定されていた回数分放送されたのに、これはいかんだろう。

これなぁ、1クールじゃなく、『白い巨塔』のときみたいに2クール、半年かけてじっくりと取り組んだほうがよかったドラマかもしれないなぁ。それ以前に、これを『救命病棟24時』のシリーズにするべきだったのかどうかっていうのもいまとなっては疑問。シリーズのサード・シーズンというよりは、外伝的な扱いにしたほうが納得できたかも。なんてったって、このシリーズの特徴のひとつだと思われる『ER』ばりのスピーディかつ緊迫した治療シーンが今回はほとんどなかったですからね。個々の患者に直接向き合うことよりも、医療の現場というもっと大きな枠がメインだったし、治療そのものとは違う部分での登場人物たちの心の動きにも焦点を当てようとしてた。

今回のシリーズ、べつに進藤先生じゃなくてもよかったと思うわけですよ。かえって進藤先生を登場させたことで登場人物たちのバランスを欠いてしまったような気もする。進藤先生を絡めることで、他の医者や看護士たちの「プロとしての成長」がステレオタイプになってしまったような。進藤先生なしで、もう少し深くそれぞれの人物たちの内面まで踏み込んで、それぞれの人物のドラマをきちんと見せてほしかったなぁ。日比谷先生(こんな字?)も医局長も寺泉議員も、もっともっと厚みと深みと魅力にあふれた人にできたと思うのに。セカンド・シーズンではきちんと「人」が描かれていて、その「人」の集まりがシリーズ終盤に向けてのドラマをつくっていたことを考えると、今回のサード・シーズンは残念な出来だと感じてしまいます。単体のドラマとしてはそれなりにおもしろかったのだけどね、やはり『救命病棟24時』というタイトルを背負うものには、それ相応の期待をしちゃうわけで。

とはいえ、初回から最終回まで全部見続けてしまったし、来週の2時間スペシャルも見ちゃうでしょう。そのくらいの魅力は充分にあるドラマでした。けっきょく見続けたドラマってこれだけだったな。

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2005/03/22

クイール


テレビで映画『クイール』を放送してたので、つい観てしまったのだけど... 評判どおり、映画としては見どころのないものだったなぁ。地上波放送用にシーンのカットが雑に行なわれていたのかもしれないけど、本質は変わってないだろうと思われる。ただ「事柄」の羅列があるだけ。この日にこういうことがありましたといったことが並べられてるにすぎない。登場人物(犬も含めて)の誰にも感情移入できないし、誰のドラマも描かれてない。いったい、この映画のテーマはなに? 焦点はどこ? なにを伝えたいの? なんか「犬、かわいぃ~♪」ってこと以外に何も残らなかったなぁ。
あと、クイールの夢に出てくる「ピーちゃん」(でしたっけ? お気に入りのぬいぐるみ)、めっちゃ怖いですから。あそこの部分はホラーですか? あんな夢見たら、ぜったい悲鳴を上げますわ、自分。まちがいなく悪夢じゃん。
しかし、役者さんはなかなか味のあるいい役者さんを使ってるのに、ほんともったいない。どうしてこんな映画になっちゃったのかなぁと、激しく残念な映画でした。

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