« 2005年3月6日 - 2005年3月12日 | トップページ | 2005年3月20日 - 2005年3月26日 »

2005年3月13日 - 2005年3月19日

2005/03/18

確率としてもしくは傾向として


昨日はQueenの『News of the world』の雑感を書こうと思ったのだけど、ココログメンテ中で書けず。またいずれ。

さて、自分は、高校生のころからプログレッシヴ・ロックのファンなのですよ。最近ではイタリアン・ポップスばっかり聴いてますが、それでも細々とプログレッシヴ・ロックも聴き続けていたりするわけで。そんで、今朝もMarillion(マリリオン)の『Brave』を聴きながら出勤したりしたわけですよ。

『Brave』... 少し前のアルバムだけど、評判いいですよね。Marillionのファンだけでなく、多くのプログレッシヴ・ロック・ファンが「名作」と呼んでいる。でも自分には、実はあまりピンとこないんだよなぁ。

こういうことはよくありまして、いわゆる「プログレ・ファン」と呼ばれる人の多くが「こいつぁいい!」と評価するグループやアルバムが、自分にはぜんぜんアピールしない。Dream Theater(ドリーム・シアター)とかIt Bites(イット・バイツ)などはその典型です。うまいなぁとかすごいなぁとかは思うけど、プログレッシヴ・ロックっていいなぁとか体中に染み渡るなぁとかは思わない。Pink Floyd(ピンク・フロイド)やNew Trolls(ニュー・トロルス)やAnge(アンジュ)やOmega(オメガ)とかは染み渡るんだけどなぁ。あるいはポップス作品であるRenato Zero(レナート・ゼロ)の『Amore dopo amore』のほうがよっぽど「プログレッシヴ・ロックぽい」ドラマと感動が染み渡る。

しかし、よく考えてみると、逆なんですよね。プログレッシヴ・ロックが好きだからプログレッシヴ・ロックをたくさん聴いてきたわけじゃないんです。自分が「いい」と思える曲、自分の感性を刺激する曲を探してたら、結果として「一般的にプログレッシヴ・ロックと呼ばれるもの」のなかにそういうものが多かったってだけ。なので自分の場合、プログレッシヴ・ロックのファンというわけじゃないんです。だから、プログレッシヴ・ロックだから「いい」とは思わないんだろうな。

要するに、確率と傾向の問題です。世の人が「プログレッシヴ・ロック」と呼ぶ音楽群は、曲づくりの傾向として、自分の好きなタイプのものが少なくない。でも、すべてがその傾向というわけじゃない。とはいえ、他の名称で呼ばれる音楽群を探すより、プログレッシヴ・ロックと呼ばれる音楽群のなかで探したほうが、その傾向に出会う確率がいくらか高い。たんにそういうことだったんです。

自分にとっては、「プログレスすること」「プログレッシヴであること」は、実はあまり重要ではない、ということに気づいたのは、ずいぶん前のこと。もっと単純に、歌メロも演奏も構成もその他全部含めて「体中に染み渡る、感情を揺さぶる美しい音楽」が聴きたかったのだと。いまから思えば、そういう音楽をはじめて見つけたのがPink Floydで、彼らの音楽が「プログレッシヴ・ロック」と呼ばれていたからたくさんのプログレッシヴ・ロックのアルバムを聴いただけ。そのうち、プログレッシヴ・ロックのなかでも「イタリアン・ロック」と呼ばれるものに好きなタイプの曲が多いという傾向に気づき、以降は自分は主にイタリアン・プログレッシヴ・ロックのファンなのだと思っていたのだけど、実は自分をひきつけているのは“プログレッシヴ”の部分ではなく“イタリアン”の部分だということに気づき、その後は基本的に自分はイタリアン・ポップス/ロックのファン、と思ってきたわけです。

イタリアは大好きな国で、ポピュラー・ミュージックだけでなく、言葉の響きも、食べ物も、飲み物も、風景も、どれも自分の好みです。なので、自分がイタリア・ファンであることはおそらく間違いない。

だけど最近、イタリアン・ポップスが、それほど自分をひきつけなくなってきてるんですよ。体中に染み渡る音楽が、イタリアのもののなかにだんだん見つけられなくなってきている。

世界中のさまざまな国でさまざまなアーティストがさまざまな音楽を奏でてる。それらすべてをチェックして、そのなかから好きな音楽を探すのはたいへんです。だから、おおよその傾向を把握して、より高い確率で好きなものに出会えるジャンルとして、長い間自分はイタリアン・ポップスを中心に聴いてきました。でも最近、その確率がどんどん下がってる。傾向が変わってる。イタリア語の響きは好きなのだけどなぁ。

困ったなぁ。こういった傾向はイタリアだけでなく、全世界的なものなのだろうか。ずっとイタリアしかチェックしてなかったので、他の国の傾向がぜんぜんわかりません。

あぁ、はじめてPink Floydに出会ったときのような感動を、若いころのClaudio Baglioni(ウラウディオ・バッリォーニ)に触れたときのときめきを、Alessandro Errico(アレッサンドロ・エッリコ)やORO(オーロ)が惜しげもなく提供していたドラマティックなポップスを、自分はどこで探したらいいのだろう。最近のイタリアには、あまり期待できない気がするのだけど。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2005/03/16

おじいちゃん化進行中


気がつくといつのまにかサンレモ音楽祭も終わっていてけっきょく誰が参加したのか誰が優勝したのかも知らなかったりするのだけどイタリアン・ポップス・ファンを名乗る自分としてはコンピレーションCDくらいは買わねばと思いつつ最近のユーロおよびスイスフランの高さにちょっと躊躇してしまう今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

最近、気がつくと怪我してるんです。

このあいだも夜、寝ようと思ってふと手を見たら左手の小指の第1関節のあたりが血だらけだった。その少し前は右手の手のひらの下のほう(手首に近いあたり)から血ぃ吹いてた。いまも右手の親指の手のひら側の付け根のあたりが7ミリくらい切れてる。右のほっぺたの内側には大きな噛み傷がある。

どれも、いったい、いつ、どこで、なんで怪我したのかわからないんです。気がつくと、いつのまにか怪我してる。そのうえ、いったん気がつくと、痛いのよぉ(涙)。

知らないうちに怪我をして、しばらくそれに気づかないって、うちの妻のおばあちゃんとおんなじじゃん。本人が怪我に気づかないから、ときどき大変なことになりかかってたりするらしい。やばい。自分もおじいちゃん化が着々と進行してるのだな。それでもまだ、気づいたあとは痛いからいいのか(ばあちゃんは、気づいたあともあんまり痛くないらしい)。

うぅ、しかし頬の内側と親指の付け根、痛いよ。ていうか、気になるよ。

ぜんぜん関係ないですが、昨日、東京メトロ発売したゴッホ展のパスネット(東京近郊の、JR以外の電車に共通して使えるプリペイドカード)、全面を「夜のカフェテラス」にしてくれたらよかったのに。絵の下の「ゴッホ展 東京国立近代美術館」という宣伝文?が邪魔だ。せっかくの素敵な絵なのに、興ざめだ。この文を載せることで美術館側から広告費のようなものが東京メトロに入るのだろうけれど、にしてもなぁ。

さらに関係ないですが、ひさしぶりにClaudio Baglioni(クラウディオ・バッリォーニ)のむかしのライヴCDを聴いてまして、ギフトとタレントにあふれたあのClaudioでもやはり、むかしの曲のほうがメロディと曲構成に魅力があったよなと再確認。比較的シンプルで素直なメロディでも上手に構成して組み合わせてとても魅力的にするのがClaudioはじめイタリアン・ポップスのよさのひとつだったのだけど、最近はClaudioでさえ、微妙にいじりすぎでちょっと不自然なメロディが増えてきちゃったように感じる今日この頃。ちょっとさびしい。

さらにさらに関係ないけど、小丸はなにをいってるのだか、なにがいいたいのだか、よくわからん(笑)。あまりに論旨の明確な発言をされても怖いが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/03/15

草の匂いが好き


ここ数年、うちでは食卓用にグラート・グラーティのエクストラ・ヴァージン・オリーブ・オイルを使ってるんですよ。イタリア・トスカーナ産のオリーブ・オイルで、つくり手のグラート・グラーティはおいしいキァンティの生産者としてもよく知られています。キァンティ地方のルフィーナ地区に本拠地があるのだったかな。500ミリで2000円程度と値段的にも手ごろで、火を入れる調理時に使う以外のオリーブ・オイルはずっとこれです。

そのグラーティのオリーブ・オイルのストックが切れてしまいまして、たまたま近所のピーコックでラウデミオのEVオリーブ・オイルが商品入れ替えのためにちょっと割引価格になっていたので、買ってみたのです。

ラウデミオのオリーブ・オイル。おいしいオリーブ・オイルとして評判が高いですよね。まるで香水のようなボトルに入っていて、見た目も高級感が高いですが、お値段も100ミリで1000円超と高めです。見た目もほんのり青みがかっていて、フレッシュでおいしそう。

でね、使ったのですよ、ラウデミオ。サラダ菜とトマトとモッツァレッラのサラダにたっぷりと。ドイツ風の胚芽パンにもたっぷりとつけてみたりして。

おいしい。だけど、ものたりない。

すごく洗練された香りと味なのね。とても上品。あまりに上品で、やまほどかけても香りがそれほど強くは香ってこないし、オリーブ・オイルーっ!て味も口にそれほど広がらない。おいしいのだけど、使った気がしない。

なんだかね、日本の高級な、ちょっと名の知れたイタリアン・レストランで出されるような料理を思い出しましたさ。なんとなく、ホテルの味というか。

自分はやっぱり、もっと個性の強い味が好きです。ホテルのレストランより、街角のトラットリーアやオステリアの料理が好き。せっかくのトスカーナだったら、もっと青草の香りが強く香るオイルが好きだし、そういうオイルをたっぷりと、上手に使った料理が好き。

その点、やっぱりグラーティのオリーブ・オイルはおいしいのです。薫り高く、味わい深く。おいしいワインをつくる生産者はおいしいオリーブ・オイルもつくっていることが多いといいますが、それが納得できる味。しかもお値段お手ごろ。

やはり、100ミリ1000円超のラウデミオよりも、500ミリ2000円程度のグラーティのほうが自分には好ましい。そんなわけで、グラーティのオリーブ・オイルを2本ほど、またストックしたのでした。さっさとラウデミオを使い切って、グラーティに戻したいわ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/03/14

愛されてるのね

今朝のワイドショーで見たのだけど、林家こぶ平改め林家正蔵襲名だそうで、おめでとうございます。なんだか派手にお披露目パレードをやったそうで、その姿を見に集まった人たちが9万人!とかいってた。

こぶちゃん、愛されてるんだねぇ。

こぶ平さんの落語は、テレビで何回か見た(聴いた)ことがあるけど、正直にいって、あまりうまいとかおもしろいと感じたことはない。義理のお兄さんの小朝さんはめちゃうまだけどね。とはいえ、もう長いこと落語をするこぶ平さんを見てないので、いまはうまくなっているのだろうか。うまくなっているのかもしれないけど、やっぱり「見にいきたい」とまでは思わんなぁ。

ちなみに6月は錦糸町で小朝さんと山陽さんの出る舞台を見にいく予定。山陽さんは以前にも何度か生を見ているけど、実は生小朝ははじめて。楽しみですわ。

それはともかく、襲名おめでとう、正蔵さん。
しかし、舘ひろしさんの「よしこさ~ん」パフォーマンスはよくわからん。なぜ舘ひろしが三平さんのネタを?? というか、石原軍団はいったいどういう集団をめざしているんだ?

| | コメント (3) | トラックバック (0)

« 2005年3月6日 - 2005年3月12日 | トップページ | 2005年3月20日 - 2005年3月26日 »