UMBERTO TOZZI / UT - BAGAGLIO A MANO
Umberto Tozzi(ウンベルト・トッツィ)の再録ベスト盤というか、セルフ・カヴァー・アルバム。
自分はそんなにUmberto Tozziが好きというわけではないのですが、彼のCDって中古でけっこうやすく見つけられることが多く、そんなわけで5枚くらいは持っていたりします。というか、5枚しか持っていないわけですが、このアルバムに収録された曲の大半は知っている or 聴いたことがある(ように思える)ものばかり。彼自身のアルバム以外にも、イタリアン・ポップスのコンピレーション盤とかに収録されているものもあるからか、それとも、本当は聴いたことがないのだけど、彼独特のメロディと歌声が「聴いたことあるなぁ」と思わせるのか、そのあたりは定かではありません。
でも、「Gli altri siamo noi」とか「Tu」とか「Ti amo」とか「Gloria」とか「Notte rosa」とか「Io camminero'」とか「Donna amante mia」とか、比較的古い曲は間違いなく「おなじみ」の曲です。そして、こういった古い曲から新しい曲までが、新しいアレンジで、派手に、ファットに、ゴージャスに(笑)演奏されています。
しかし、おそらく古い曲と最新の曲のあいだには20年近い年代差があると思うのですが、こうやって聴くと、それを感じさせませんね。華やかで、軽やかで、美しい彼のメロディは、普遍的なものなのかもしれません。そして、味わい深い、哀愁のある、べったり甘くなったり暑苦しくなったりはしない程度に情熱的な歌声。1980年代から90年代くらいのイタリアン・ポップスの、ひとつの典型的なスタイルのように思います。こういうスタイル、好きだわぁ。
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コメント
このアルバムでは「Si può dare di più」が一番好きです。
3人で歌っているオリジナルよりも、こちらの再録ソロの方が断然好きです。
リズムが打ち込みなのは玉にキズですが、この歌い込み方が何者にも代え難いです。熱いです。
前にFestaで時間を頂いた際に、この曲も候補に考えていたのですが、Tozziは今後単独で取り上げる機会もあるだろうということで外しました。
あの時に紹介していても...でしたので、結果としては良かったと思います。
そう言えば、Stefano Borgiaも...
投稿: ニョッキ | 2005/12/23 01:21