PICCOLE GRANDI STORIE / MIMMO DAMIANO
う~ん、なんなのでしょう、このアルバム、そして、このおじさん。そして、なぜ自分はこのCDを買ってしまったのかしら。
収録曲6曲、集録時間30分弱という、ミニ・アルバム。すべての曲をMimmo Damiano(ミンモ・ダミアーノ)が作詞・作曲していて、演奏はギターとヴォーカルのMimmoを中心としたCoguari(コグァーリ)という7人組のグループ。Mimmoは、イタリア語でクーガーを意味する無駄にかっこいいグループ名にそぐわない、人のいい感じの丸顔のおっちゃんです。
アルバムは、アコースティック・ギターの音色のうえに少し字余り気味な歌詞が載る、フォーク系のカンタウトーレっぽい感じの曲で始まります。そうか、Mimmoはこういった、ちょっとオールド・スタイルなフォーク風の曲をつくって歌う人なんだな、と思っていたら、アルバムの中ごろでは1980年代風の伸びやかなエレキ・ギターの音色がなんとなく懐かしい、ゆるやかなポップ・ロックに。おやおやぁと思っていたら、アルバムの終盤ではクリーン・トーンのエレキ・ギターのカッティングが入るリズミックな、だけどどこか田舎くさいポップスになってました。
6曲しか入ってないのに、トータルで28分ちょっとしかないのに、曲ごとに感じがかわっていき、しかも戻ってこない。アルバムとしての印象がぜんぜん残りません。いったい彼は、どんな音楽がしたいのでしょうか。このアルバムで、なにを表現したかったのかしら。
ネット通販のカタログから適当に選んで買ってると、たまにはこんなアルバムに当たることもあるということで。
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