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2005/12/27

PICCOLA ORCHESTRA AVION TRAVEL / VIVO DI CANZONI

もともとは1997年にリリースされた『Vivo di canzoni』に、1998年のサンレモ参加曲「Dormi e sogna」を追加収録して再リリースされたもの。「Dormi e sogna」はこの年のサンレモ音楽祭で批評家賞かなにかをとったような記憶があります。当時、NHKテレビの「イタリア語会話」でもこの曲のヴィデオ・クリップが紹介されました。

新曲(当時)の「Dormi e sogna」以外は、アルバム・タイトルからも想像がつくように、ライヴ収録となっています。1996年の夏に行なったツアーから収録したようで、それぞれの曲の収録日と収録場所が記されています。

イタリアン・ポップスのライヴ・アルバムというと、Pooh(プー)やClaudio Baglioni(クラウディオ・バッリォーニ)などのように、会場ごと盛り上がってサビでは観客も一緒に大合唱……といったイメージが強いのですが、Piccola Orchestra Avion Travel(ピッコラ・オルケストラ・アヴィオン・トラヴェル)のライヴは静かです。みんな、おとなしく音楽を聴いて、曲が終わったら拍手、といった感じ。これはやはり、彼らの奏でる音楽が「みんな盛り上がってるかぁ? イエェ~イ!」みたいなものとはかなり違うからでしょう(←PoohやClaudioがそうだとも思わないけれど)。

彼らの音楽は……こういうのは、どういうジャンルに入るんでしょうか? アコースティックな楽器群(ピアノ、ギター、ベース、管など)に落ち着いたヴォーカルが乗る、大人の音楽。スローからミディアム・テンポの曲が多く、ジャズやラテンの風味がただよう魅惑のムード・ポップスといった感じです。

彼らはたしか南イタリアの出身で、M3「Cuore grammatico」などにはナポリのようなあたたかい香りもあるのですが、全体には「ナポリ風」でも「イタリア風」でもない、「Avion Travel風」としか表現できないような、独特の個性を持っています。クールでムーディな演奏と抑えた哀愁、そしてほどよいアート感。落ち着いた曲が多いですが、どこか心のひだをかき乱すような妖しさがあり、一筋縄ではいきません。玄人受けするタイプのグループのように思います。



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