« ANGE / TOME 87 | トップページ | チンクエ・テッレの1週間(5) »

2005/09/28

チンクエ・テッレの1週間(4)

2005/09/06(火) 晴れ

8時ころ起床。天気予報によると、今日はあまり天気がよくなさそう。ホテルの窓から見える空は青いのだけどな。

9時半過ぎにホテルを出発。今日はチンクエ・テッレの5つの町のうち、まだいっていないヴェルナッツァ(Vernazza)へいく。

切符を買い、10時発のジェノヴァ行きに乗ったら、この電車はリオマッジォーレとモンテロッサしか止まらない電車だったようで、気がついたらモンテロッサについてしまっていた。せっかくなのでビーチに降りてみるが、まだ午前中だからか、それとも台風が近づいてでもいるのか、海が妙に荒い。子供のころに大波に飲まれてこわい思いをした記憶が自分にはあるので、今日は海に入らずビーチにいるだけにする。

12時少し前、ビーチを離れお昼を食べに町へ。細い裏どおりにあるアル・カルージォ(Al Carugio)という店を選ぶ。Acciughe al tegameというアンチョビの料理(アンチョビとジャガイモ、トマト、タマネギを浅い鍋でオリーブオイル煮にした料理でした)、ズッパ・ディ・ペッシェ、野菜のグリル、モンテロッソ産のテーブルワイン「Al Cargio」(店と同じ名前ということは、店のオーナーがぶどう畑を持っているのかもしれない)500cc、水を注文。

ワインはほんのり甘い微発泡で、ほっとする味。アンチョビは骨まで軟らかく煮られていて、塩味も強くなく、いかにも家庭料理風でやっぱりほっとする味。ズッパは魚介の味がたっぷりと出ていて、具もたっぷり。ムール貝、アサリ、メカジキ、イカ、海老、スカンピ、メカジキ、タコがやわらかくじっくりと煮込んである。こちらの人は気にしないのか、魚のうろこがけっこうたくさん残っていて、それがちょっと口に残ってじゃまだが、味は抜群。野菜のグリルも野菜の甘みがしっかりと出ている。どれもとても美味しい。カメリエーレの兄ちゃんもいい感じ。食後にチンクエ・テッレ名産のデザートワイン、シャケットラ(Sciachettora)も飲んだ。ヴィン・サントのような香りと優しい甘み。やはりヴィン・サントと同じく、硬いビスケットがついてきて、これをシャケットラにつけて食べるとさらにグッド。さらに食後のエスプレッソも頼み、トータルで47.20ユーロ。充分に納得できるランチだった。

気がつくと昼食に3時間ちかくかけていた。店を出て町を少し見物したのち、16時少し過ぎの電車で今日の当初の目的だったヴェルナッツァへ。ここもまた小さな町で、駅前から海までの短い通りの両側に店があるだけ。砂浜はないが町のはずれが海になっていて、岩場でたくさんの人が甲羅干しをしていた。

教会を見物し、フェリーのつく埠頭の横の岩場でしばらくぼやんと海を眺めたのち、岩場の上の海に面したところにあるCastello Duriaという見晴らし台へ。名前どおり古い城の一部のようで、さらにその上に塔が立っている。この塔のいちばん上まで登って見る景色はとても美しい。

塔を降りたあと、教会の裏手の岩場にいき、少し海に手足をつけて過ごす。日も暮れてきたし、少し疲れてもきたので、18時過ぎの電車でラ・スペツィアのホテルへ戻る。

20時過ぎ、夕食をとりに外出。これまでと違った店がないかと裏道なども探してみたのだけれど、これといって魅力的な店は見つからず。けっきょくラ・スペツィア初日の日曜の夜に食べた店の向かいにあるピッツェリア/リストランテで食べることに。ちなみにこの店、入り口ののれん?にはd'Angeloとなっているのに看板にはda Sandroとなっている。どっちが正しい店名なのだろう? それはともかく、魚介のグリル、野菜のスープ、ハウスワインの白750cc、ミネラルウォーター1リットルで、あわせて25ユーロ。安い。

魚介のグリルはメカジキとイカ、海老の盛り合わせ。野菜のスープには豆やセロリ、トマトなど、さまざまな野菜が入っていて、やさしい野菜の甘みがたっぷり出ている。どちらも洗練された味付けではないけれど、大衆食堂的な気安さと身近な感じがあって、とても美味しい。また、出されたパンもおそらく手作りで、小麦の風味がしっかり感じられる田舎風の味わいで、料理との相性ばっちり。スープにひたして食べると旨さ倍増。ワインは小さいカラフェがなく、750ccしかメニューに載ってないのでそれを頼んだが、ラベルもなにも貼っていない、コルクも刺さっていない使い回しのワインボトルの口いっぱいまで得体の知れないワインが詰められて持ってこられた。水のように薄い感じのワインなのだけど、これが食事と一緒に水がわりに飲むには最適。ほんのり果実の甘みが感じられ、おそらくアルコールも少なめで、ワインとして単体で飲むのはきつそうだけど、この店の料理と一緒に楽しむワインとしては正しい選択だと思った。食中酒としてのワインの役割というものを思い出させてくれる味。このワインも含め、気取らない日常のイタリアの食事といった感じを楽しめ、非常においしゅうございました。

22時過ぎ、ホテルへ戻る。天気予報によると、明日は雨模様らしい。明日は、宿泊していながら夕食をとる店を探す以外にはろくに歩いてもいないラ・スペツィア散策を楽しもうと思っているので、できれば雨が降らないことを望む。というか、今週末まで雨が降らないといいなぁ。曇りでもいいけれど、雨はやっぱり残念だ。


________________________


Yahoo!フォト(http://photos.yahoo.co.jp/bc/pensiero1965/)に写真を登録しておきました。興味のある方はそちらもご覧くださいね。

|

« ANGE / TOME 87 | トップページ | チンクエ・テッレの1週間(5) »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/33532/6153586

この記事へのトラックバック一覧です: チンクエ・テッレの1週間(4):

» チンクエ・テッレの1週間(5) [Pensiero!別館Blog]
2005/09/07(水) 雨・曇り 8時少し前に起床。窓から外を見たら、雨が降 [続きを読む]

受信: 2005/09/29 08:31

« ANGE / TOME 87 | トップページ | チンクエ・テッレの1週間(5) »