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2005/08/18

ANTONELLA RUGGIERO / SOSPESA

ソロになってからのAntonella Ruggiero(アントネッラ・ルッジェーロ)のアルバムは、自分は5枚ほど持っているのですが、そのどれもがそれぞれに表面的な音楽の装い方が違っていて、興味深いというか、わかりにくいというか。インドや中近東の空気を感じさせるエスニック風味になってみたり、若手ミュージシャンとのコラボレーションで実験的なロックになってみたり、弦楽四重奏を従えて室内楽風になってみたり、ビッグバンドを従えてジャズ風になってみたり。ただ、どんなふうに装おうとも、Antonellaが歌えばAntonellaの歌になってしまうという個性の強さが、やはり魅力的です。

『Sospesa』と題されたこのアルバムが、Antonellaの何枚目のソロ・アルバムなのか知らないのですが、自分が持ってるソロ作品のなかではもっとも普通のポップスな感じがします。Antonellaならではの、天空の高みに向かってぐんぐん伸びていくような歌声が堪能できます。

アルバム・トップの「Inafferrabile」から、伸びやかなヴォーカルと七色の歌声が炸裂といった感じ。しかも少しエキゾチックな匂いもふりかけられていて、個人的には最初の1曲でもう満足です。

M3「Non ti dimentico」はゆったりとしたアレンジの分厚いキーボード・オーケストレーションが印象に残ります。いくぶんざらざらとした感じのキーボードの音づくりとあいまって、なんとなくAmedeo Minghi(アメデオ・ミンギ)みたい。

M4「Sospesa」は伸びやかなヴォーカルを活かしたポップな曲で、Antonellaの華麗な歌声を堪能できます。リゾート風な明るい印象もあって、なかなか心地よいですね。

M6「Nonsenso」はスキャット風のヴォーカルを中心にしたアンビエントな曲。

M7「1999」はリズム・セクションのアレンジがちょっとクラブ・ミュージックぽいかな。

アルバム・ラストの「And will love me」はEnnio Morricone(エンニオ・モッリコーネ)の作曲&オーケストラ・アレンジによるバラードです。

全体的に、ちょっと歌メロの魅力が弱いかなという印象もないでもないのですが、魔法の歌声をもつAntonellaのさまざまなヴォーカル・スタイルが存分に堪能できるというという点で、Antonellaの魅力満載な作品だと思います。

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