SUSANNA PARIGI / SUSANNA PARIGI
サード・アルバムの『In differenze』が日本のイタリアン・ポップス・ファンの多くに高い支持を得たSusanna Parigi(スザンナ・パリージ)の、デビュー・アルバムのようです。中古盤屋で安く売ってるのを見つけました。イタリア・リリースのオリジナルはデジパック仕様だったらしいですが、手に入れたのは日本盤で、普通のプラスティック・ケースにびろびろと伸びるライナーがついてました。曲順とかがオリジナルとは違うらしい。
なんていうか、安心して聴ける、とてもイタリアらしいポップスですね。「In punta di piedi」や「Donne d'amore」などにはカンツォーネ~Laura Pausini(ラウラ・パウジーニ)系ストレート・イタリアン・ポップスの匂いがぷんぷんします。でも、そういった曲ばかりというわけではなく、どの曲だったか忘れちゃったけど(「Selina」だったかなぁ)、フレンチ・ポップスを思わせるようなふわふわした浮遊感を持っているものもあったりで、飽きさせません。
サビに大きなメロディを持ってきて力強く、ドラマティックに盛り上げるというスタイルは、個人的に大好物。また、そういったメロディや構成を歌いきるだけの歌声をSusannaは持っています。デビュー作ということもあってか、ところどころ少し声が緊張気味というか、のびのびと出し切れていないと感じる部分もあるのですが、それでもこれだけ歌えれば充分。『In differenze』ではAntonella Ruggiero(アントネッラ・ルッジェーロ)を思わせるスーパーな歌唱が随所にありましたが、このデビュー作でも、まだかなりおとなしめではあるものの、その片鱗をうかがえます。伸びやかに、力強く、エモーショナルに歌ってくれます。
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コメント
日本で広いイタリアンとか、ラウラとかフレンチとかをドラマティックすればよかった?
投稿: BlogPetの「小丸」 | 2005/07/31 11:19