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2005年7月

2005/07/29

SUSANNA PARIGI / SUSANNA PARIGI

サード・アルバムの『In differenze』が日本のイタリアン・ポップス・ファンの多くに高い支持を得たSusanna Parigi(スザンナ・パリージ)の、デビュー・アルバムのようです。中古盤屋で安く売ってるのを見つけました。イタリア・リリースのオリジナルはデジパック仕様だったらしいですが、手に入れたのは日本盤で、普通のプラスティック・ケースにびろびろと伸びるライナーがついてました。曲順とかがオリジナルとは違うらしい。

なんていうか、安心して聴ける、とてもイタリアらしいポップスですね。「In punta di piedi」や「Donne d'amore」などにはカンツォーネ~Laura Pausini(ラウラ・パウジーニ)系ストレート・イタリアン・ポップスの匂いがぷんぷんします。でも、そういった曲ばかりというわけではなく、どの曲だったか忘れちゃったけど(「Selina」だったかなぁ)、フレンチ・ポップスを思わせるようなふわふわした浮遊感を持っているものもあったりで、飽きさせません。

サビに大きなメロディを持ってきて力強く、ドラマティックに盛り上げるというスタイルは、個人的に大好物。また、そういったメロディや構成を歌いきるだけの歌声をSusannaは持っています。デビュー作ということもあってか、ところどころ少し声が緊張気味というか、のびのびと出し切れていないと感じる部分もあるのですが、それでもこれだけ歌えれば充分。『In differenze』ではAntonella Ruggiero(アントネッラ・ルッジェーロ)を思わせるスーパーな歌唱が随所にありましたが、このデビュー作でも、まだかなりおとなしめではあるものの、その片鱗をうかがえます。伸びやかに、力強く、エモーショナルに歌ってくれます。

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2005/07/28

ベーコンとザワークラウトで

昨日は暑かったですねぇ。暑いと冷たいものばかり食べたくなるという方もいらっしゃいますが、自分は1年中、どちらかといえば温かいものを食べたいと思ってしまいます。なので夏でもホット・ミールをよく食べます。
ということで昨日の夕飯は、ブロック・ベーコンとジャガイモにザワークラウトを加えて煮てみました。

にんにくをつぶして粗くざく切りにする。
ブロック・ベーコンをひと口大くらいにぶつ切りにする。
そこの厚い深鍋にオリーブオイルを軽く敷いて、にんにくとベーコンをさっと炒める。
ベーコンに軽く焼き色がついてきたら白ワインをほどよく入れる。少しだけワインで蒸し煮になる程度。ついでにフランベなどもしてみる。
大きめにぶつ切りにしたジャガイモ(水にさらしてアクを抜こうね)を鍋に投げ込む。
ザワークラウトをたっぷり入れる。
ひたひたになるくらいまで水を入れる。
適当にハーブ類を入れる。昨日はフェンネルとクローブ、マスタード・シードをそれぞれホールで入れてみました。ローレルがなかったのが残念。
あとは弱火~中火でジャガイモがやわらかくなるまで煮ればOK。最後にお好みで塩・胡椒。

はい。あったかくて、だけどザワークラウトの酢のおかげでさっぱりとした料理のできあがりです。キャベツにジャガイモで野菜もたっぷり。ベーコンの旨みも野菜に移ります。かんたんで美味しいのよ。

料理がドイツ風なので、ワインもドイツ・フランケン地方のものを用意。ヴルツブルガー・リースリング・シュペートレーゼのトロッケン。フランケン地方でリースリングというのは珍しいらしいです。しかもシュペートレーゼという上級ワインでトロッケン(辛口)。同じつくり手による、同じヴルツブルガーのシュペートレーゼ・トロッケン、だけど葡萄はシルヴァーナーというのも飲んだことがありますが、やっぱリースリングのほうがどこか繊細なキリッと感がある感じがして、こっちのほうが美味しいかも。ミネラルもたっぷり感じられるし。料理との相性もばっちりで、とてもいい感じでしたわ。

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2005/07/27

ベーコンのブロックと野菜の炒め物

冷蔵庫にベーコンのブロックがあったので。

フライパンにオリーブオイルを敷き、つぶしてきざんだにんにくに、弱火でじんわり火を入れる。
1センチ角くらいの柱状に切ってアク抜きしたジャガイモを加え、じっくりと火を通す。
適度な大きさに角切りにしたブロック・ベーコンを加え、さらに炒める。
ジャガイモに火が通りやわらかくなってきたら、白ワインと粒マスタードを適当に加え、全体になじませる。
強火にし、適当な大きさに切ったピーマンを加え、あぶる。
塩・胡椒で味を調える。

かんたんです。全体にほんのりマスタードの風味がついて、ビールのお供にもよさそうですが、昨日は飲みかけのマルゴーのワインがあったので、それと一緒にいただきました。

んまい!

料理もうまかったのだけど、半分飲んで一晩ほったらかしにしておいたBaron de Brane(バロン・ド・ブラーヌ)のうまいこと。明らかに昨日よりうまくなってる。2001年ヴィンテージで、まだ若いんだなぁ。これはあと2~3年寝かせてから飲んだほうがよかったかも。

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FAUDEL / SAMRA

中古CD屋のフレンチ・ポップス・コーナーで安く売られていたので買ってみたのですが、フレンチじゃないですね、これ。もともとのアルバム・リリースがフランスだったってことなのでしょうが、聴かれる音楽は中近東やインドなどの匂いが強いエキゾティックなもの。ルックスもそうですが、メロディ・ラインや歌い方にアラブな香りがぷんぷんします。歌詞も何語かわかんないし。どこの出身かと調べてみたら、アルジェリアらしい。アルジェリアってどこでしたっけ。アフリカ?

レコーディングはパリ、ミックスとマスターリングはニューヨークで行なわれていることもあり、演奏自体はクリアかつ厚みがあって、なかなかにゴージャスかつソフィスティケイトされています。よくインド料理店などでかかっているインディアン・ミュージックのような、ちょっと口先で歌っているようなビブラートの強いヴォーカルが異国情緒を誘います。バッキングのフレーズもマハラジャとか出てきそうだし。

全体に軽やかでリズミックでエキゾティシズム満載の中近東風ワールド・ポップスが楽しめます。M4などは南米のラテン・ポップス風ですね。M7は中近東や南欧ぽいエキゾティックなヴォーカルにヒューマン・ヴォイスやキーボードによる分厚いオーケストレーションが施されたバラードで、1970年代から80年代初頭あたりの辺境系ユーロ・ロックになじみのある人にはちょっと懐かしい感じがするかもしれません。不確かで断片的な情報しかないままに手に入れた得体の知れないグループのアルバムを聴いたらわけのわからんトラッドやフォルクローレ風の曲ばかりで「失敗したかなぁ」とあきらめかけたときに流れてきたドラマティックで民族情緒たっぷりなバラードで救われた(大げさですね)... みたいな曲です(←どんなだ?)。

ま、こういうのものたまには楽しいですね。カレーが食べたくなってきた。

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2005/07/26

豚肉とワインヴィネガーで

最近、肉を焼いて最後にワインヴィネガーを振り掛けるのがちょっとお気に入りです。さっぱり味に仕上がります。というわけで昨日の夜は、豚ばら肉のソテー・ワインヴィネガー風味にしました。

にんにく1かけを半分に切り、芽をとったのち、叩き潰す。それからざっくりみじん切りにして、オリーブオイルを敷いたフライパンで弱火でじっくり炒める。
豚ばらの薄切り肉にしっかりと塩・胡椒。にんにくの香りの出たフライパン(中火)に1枚ずつ、ていねいに広げて並べていく。
半分ほど肉に火が入ってきたら裏返し、適度な大きさにちぎった舞茸を加える。ここからは少し強火。
白ワインを適当にふりかけ、フライパンをあおる。
全体に火が入ったら赤ワインヴィネガーをふりかけ、全体になじませてできあがり。
最後にドライ・オレガノを少しふってみました。

ワインヴィネガーはイタリア産を使ってます。フランス産のってなんか酸が強すぎる気がするし、国産のワインヴィネガー(ちゃんとワインでつくられているもの)って見かけたことがないので。

ヴィネガーを鍋に入れて火にかけると、むせます(笑)。食べるときも、気を抜くと酸にむせます。でも、肉の甘み・旨みをさわやかな酸が引き立てて、美味しいんだなぁ。なにより、さっぱりと仕上がるので暑い日にもぴったり。ヴィネガーを使ってるのできっと健康にもいいはず(なのか?)。

ちなみに、肉だけではなく野菜も食べましょうということで、豆もやしの炒め物もつくりました。

シチリア産のアンチョビが浸かっていたオリーブオイルを中華なべに敷く。
半分に割って芽を取り、つぶして粗微塵に切ったにんにくを香りよく炒める。
洗って水切りした豆もやし、適当な大きさに切ったピーマン、適当な大きさに切った舞茸を強火で炒める。
塩・胡椒を適当に。ほんの少し白ワインも入れてみる。
鍋肌から醤油をほんの少し入れてみる。
鍋をがんがんあおる。
火を止める直前にごま油をひとたらしでできあがり。

野菜をもりもり食べなくちゃね。アンチョビそのものは入っていないけれど、オイルに移ったアンチョビの風味がほのかに感じられて味に深みが出てるはず。

ワインはBaron de Brane(バロン・ド・ブラーヌ)というフランス・ボルドー産のものを開けてみました。すごく香りのいいワイン。しかし、アンチョビ風味とはあわなかった... やっぱイタリアの赤か、あるいは白ワインにしておくべきだったかなぁ。でも、ぶた肉とは美味しく飲めたので、よしとしよう。とはいえけっきょく、パン(プチミッシュ)をつまみながら飲むのがいちばん美味しいのだよなぁ。

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2005/07/25

FRANCIS LALANNE / SANS PAPIERS

フランスのシンガー・ソングライターのようです。中古で安く売ってたので試し買い。

ちょっと空気の抜けたような声の出し方は、フランス語だからなのか、それともFrancis Lalanne(フランシス・ラランヌ)のクセなのか、あまりフレンチ・ポップスを聴いたことのない自分にはよくわかりません。味わいはあるなとは思うのだけど、力強く声を張ってほしいパートでも空気が抜けてしまうためか、もうひとつ迫力に欠けてしまうのが残念。同じフランス語で歌っていても、ロック・グループのAnge(アンジュ)などは必要な箇所で確実に迫力を感じさせるので、これはFrancisの特徴なんだろうな、きっと。

声質自体はなかなか魅力的です。少しひび割れてて、中低域にふくらみがあって。ちょっと高音域が細いのだけど、これはトレーニング次第で厚みをませそうな感じがします。しかし、歌い方がどことなくポップ・オペラ的というかミュージカル・シンガー風な感じがしますね。

全体にポップ・ロック調の曲が多いのですが、明るく楽しげなラテン・ポップ・フレーバーのM7(だったっけな)があったり、M2やM4のようなドラマティックに盛り上がるバラードがあったりと、アルバムを通して聴いていて飽きないだけの曲や演奏のヴァリエーションがあります。ただFrancis自身はあまり表現力のあるシンガーではないようで、1曲を最初から最後まで同じように歌ってしまっているように感じます。演奏はドラマを演出しようとしてるのにヴォーカルがそれについていってないというか。

などといったことはありますが、アルバム全体としてはヨーロッパを感じるポップス作品としてまずまずの出来だし、シンガーとしてもそれなりに聴かせるし、曲も水準をクリアしているといえるでしょう。悪くないです。

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2005/07/22

RAPHAEL / HOTEL DE L'UNIVERS

フランスの若手シンガー・ソングライターのようです。中古で安く売ってたので、ためしに買ってみました。

う~ん、20年前の自分だったら、けっこうよろこんで聴いたかもしれないなぁ。飛行場を走ってる表ジャケットと『Hotel de l’Univers』というアルバム・タイトルから、いわゆるシンガー・ソングライター系というか、フレンチ・ポップ系の音楽を期待してたのだけど、実際は重いニューウェーヴ系の音楽でした。

どろどろと地面を這うようなベースとドラム。どことなく退廃的なエレキ・ギター。あまり変化や動きのないヴォーカル・ライン。さらにどの曲もテンポが遅い。Raphael(ラファエル)といえば聖書やミルトンの『失楽園』にも登場する大天使の名前だけど、その役割は「癒し」だそうで、医者や巡礼者の守護天使なんだそうだけど、このフランスの若者Raphaelの音楽を聴いても自分は癒されないなぁ。

それでも少し沈んだ歌声にはちょっと魅力があり、ニューウェーヴ色の強くないM7「On craindra plus les balles」などはヨーロッパらしい陰鬱な雰囲気が美しくもある。自分の好みとしては、演奏形態がもう少しポップスよりだったらなぁと思う。

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2005/07/21

MIA MARTINI / MIMI

1981年と1983年の曲を集めた編集盤のようです。

Mia Martini(ミア・マルティーニ)のアルバムは、古いものしか聴いたことがないのです(1983年でも充分古いけどね)。で、どちらかというと落ち着いた曲と歌い方のおとなしい歌手という印象があったのだけど、意外とポップでハードな感じの曲もあるんですね。M2「Il viaggio」なんて、ちょっとセクシーですらある。

こういった、少しアップ・テンポで元気のある曲を歌うと、やっぱりLoredana Berte'(ロレダーナ・ベルテ)と姉妹なんだなぁという感じがします。声の感じがね、似てるんですよ。もちろんMiaのほうがずっとずっとおとなしいんですけど、この少しひび割れた声がパワフルになって迫力を増すとLoredanaのようになっていくのかなぁって。

全体に楽しげでポップな曲が多いのですが、古いイタリアを思わせるやわらかな曲もちゃんと入っています。オーケストラのおだやかな音色が心地いいM4「Sono tornata」やM7「Senza te」などは典型的なイタリアン・ポップスですね。またM5「Del mio amore」では古いナポレターナやある種のシャンソンなども思わせる、ヨーロッパの「土地の大衆音楽」を感じさせ、自分はなかなか好みです。

Miaって、実はカンタウトリーチェ(女性シンガー・ソングライター)だったんですね。知らなかった。このCDに収録されている曲すべて、Miaが自分で書いてました。

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2005/07/20

憧れのリヴィエラ

ふっふっふ。飛行機、とれちゃったもんねぇ~。
というわけで9月にはイタリアの東リヴィエラに行くのです。
初めてです。
楽しみです。
宿を探さなきゃ。
その日だけを楽しみに、あと1か月半、泣きながら仕事しなくちゃ。

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2005/07/19

こいつはかなりの優れもの

自分とこには毎日200通近くのメールが来るのですが、哀しいかな、その99%くらいはいわゆるSpamです。ほんとにもう、毎日毎日やまのようなSpamの削除でどれだけストレスを感じることか。先日なんて、あやうく知り合いのイタリア人からのメールを間違って捨てちゃいそうになりましたよ。

これまではSpam Mail Killerというソフトを使って定期的にメールサーバ上でSpamメールを削除する、という方法でしのいできてたのですが、それでも100通近くがすり抜けてしまいます。それに、このソフトは禁止条件や削除対象語句などを自分で設定していかなくてはいけないし、Spamとみなしたメールはサーバ上から削除しちゃうので、あまり厳しい語句設定はできないわけです。必要なメールまで削除されちゃうおそれがあるから。

もう、いいかげんメールアドレスを変えるかと、まじで悩みましたよ。でも変えたくないんだよなぁ。忘れた頃に忘れてた外国人から思い出したようにメールがきたりすることもあるので。

などと思い悩んでいたときに、見つけました。これ、すごいです。いわゆるSpamフィルターなんだけど、その精度がめちゃめちゃ高い。そのソフトとはPOPFile。有名なソフトなんだそうで、使ってる人も多いかも。

このPOPFileがSpamとみなしたものをメールソフトのゴミ箱もしくはSpam用フォルダに自動で振り分けるように設定すれば、90%以上のSpamから解放されます。ときに判断をミスることもあるけれど、そのときだけ「学習」させれば、Spam判定の精度がさらに上がるという優れもの。もちろんフリーソフト。

いやぁ、これ、ほんとにいいです。みごとにSpamをよりわけてくれます。学習させるまでは多少のミスもあるけれど、使用して1週間たったいまではほとんど間違いはないですね。これはいい。Spamメールでお悩みのみなさん、おすすめですよん。

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2005/07/15

今日はダメダメ

朝、家から会社までの通勤には電車を2本使います。最寄り駅でどの車両のどの扉から乗るか、乗換駅でどの改札機を通るか、乗り継いだ駅のホームの端まで行く際にどうやって人の流れの中を縫って進むか。これらについて毎朝、そのときの状況や人の流れを見ながら、もっともストレスなくスムースに進めるよう、自分が立つべき位置や行くべき方向などを予測・判断して会社にたどり着くのです。

しかし今朝は、すべてがダメダメ。すくはずだと立った扉から降りてくる乗客は少なく、乗り換えの改札に向かう通路では歩みの遅いおばちゃんに行く手をさえぎられ、おばちゃんを追い越すために選んだ自動改札機では前のお客がひっかかり、乗り継いだホームではことごとく他の人にブロックラインをとられ...

おそらく今日は1日こんな日なのでしょう。予測や判断がすべて裏目に出る。こういう日はおとなしくしているほうがいいのだろうな。なんか、朝からへこむっすよ。

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2005/07/14

GLI APOSTHOLI / HO SMESSO DI VIVERE

う~ん、これといって特徴のない作品だなぁ。

Carlo Andolfatio(カルロ・アンドルファティオ)という人の詩にWalter Bottazzi(ワルテル・ボッタッツィ)という人が曲をつけてます。このふたりは古い友人らしく、1978年にたまたま友人同士で10年ぶりくらいに集まって食事をし、みんなでほどよく酔っ払ったときにCarloが詩を口ずさみだし、それを聞いたWalterが「曲をつけよう!」と思ったのがきっかけらしい。それから約15年。Walterは、ずっとむかしに自分がベーシストとして参加していたグループ、Gli Apostholi(リ・アポストリ。1964年に結成)のメンバーたちをふたたび集め、このアルバムを作成したんだとか。

なんだかイタリアらしい?いなたさ満載なバック・ストーリーですね。旧友との再会を喜び、飲んで食べて歌って「人生って、最高だぁ~」と調子に乗ったおじいちゃんたちがつくった作品。それだけって感じです。

土着フォーク風な曲調をベースに、2002年リリースにしてはあまりに古臭い、まるでI Cocai(イ・コカイ)かよっていうようなキーボード・アレンジが施されてます。もとが酔っ払っての即興詩に曲をつけたものですから、歌メロよりも歌詞優先なのでしょう。これといって盛り上がることもないメロディ・ラインもちょっとつらい。ジャケットのイラストは趣があっていいのですが、内容はあまりに地味だなぁ。曲自体が地味なのにアレンジが古くて安っぽい派手さを持っているのがちょっと泣けてきます(情けなくて)。

ま、こういうこともありますよ。

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2005/07/13

LOY & ALTOMARE / PORTOBELLO


Checco Loy(ケッコ・ロイ)とMassimo Altomare(マッシモ・アルトマーレ)によるデュオ?アルバム。Massimoはカンタウトーレとしてソロでもアルバムを出していて、うちにも1枚あった気がするのだけれど、Checcoのほうはどうなんだろう? 自分にははじめて聞く名前。

アルバム収録曲のすべてがChecco&Massimo作となってます。すべての曲で、ふたりでヴォーカルをとっています。アレンジもCheccoとMassimoの連名です。なので、このアルバムではふたりの立場は完全に対等なのでしょう。かつ、本当にふたりで曲づくりから仕上げていったアルバムなのでしょうね。その点で、アーティスト・クレジットはDalla/Morandiと連名だったけどアルバム内でふたりが絡むことのほとんどなかったLucio Dalla(ルーチォ・ダッラ)とGianni Morandi(ジァンニ・モランディ)のケース、あるいはAntonello Venditti(アントネッロ・ヴェンディッティ)とFrancesco De Gregori(フランチェスコ・デ・グレゴーリ)の双頭グループかと思いきや個々の作品をひとつのアルバムに押し込んだだけ(という印象)だったTheorius Campus(テオリウス・カンプス)とは違いますね。

収録されている曲はどれも、アコースティック・ギターを中心にしたフォーク・タッチのもの。ときどき思い出したようにエレキ・ギターの音も聞こえますが、基本的にはアコースティック・ギターとベース、ストリングス・オーケストラをバックにふたりが交互にヴォーカルをとったりコーラスを聴かせたり、といったかたちになっています。ドラムも入ってはいますが、控えめにリズムを支える程度の役割ですね。

なので全体に、とても地味かつおだやかです。ときにほのぼのとすらしてしまいます。これといってドラマティックな盛り上がりもなく、ふつうに平和であたたかな日々を過ごしているなかにいるような、そんな印象です。刺激を求める人には退屈かもしれないけれど、とくになにごともなく穏やかな日々が過ぎていくことは幸せなことなんだと思える人には、こういった音楽も幸せに聴けるのではないでしょうか。

イタリア・ファンやカンタウトーレ・ファンというよりも、フォーク・ミュージックのファン向きな印象はありますが、それでもストリングスのオーケストレーションはたおやかで美しく、ときおり使われるフルートの優しい音色もどこか幻想的に響きます。フォーキーな感じとやわらかく魅惑的なオーケストラが優しくからむM5「Insieme a me tutto il giorno」などは、なかなか心ひかれる曲だと思います。

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2005/07/12

work to live, live to work

あぁ、働きたくない。いまの仕事は嫌いじゃないけど、なんだか最近、何のために、だれのために、この仕事をしてるのかがわかんなくなってきた。だけど目の前にはやまほど仕事、というか作業があるわけで。しかもエンドレス。達成感や充実感を味わうまもなく、ずっとだらだらと仕事がやってくる。そのなかで日々の「喜び」を見つけるのが難しくなっちゃってるよなぁ。

生活のために働くことは必要だけど、働くことが生活なんてのはいやだ。

もう、なんだか、すべてが面倒くさい。

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2005/07/10

本のバトン

かめ吉さんからmixi経由で回ってきたのだけど、あんまりたいしたこと書けないなぁ。

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持っている本の冊数
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楽譜や音楽雑誌、旅行ガイドなどを除けば、全部で150冊くらい。ほとんど文庫の海外小説(日本ものは基本的に読まない)。3分の1くらいはコミック。最近はほとんど本を読まないし、買わない。

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今読みかけの本 or 読もうと思っている本
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『The Sixth Sense』(洋書ペーパーバック)。英語の勉強にと思って読み始めてもう数ヶ月。まだまだ読みおわらなそう(^^;)。

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最後に買った本(既読、未読問わず)
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『神の雫』第2巻。ワイン・ファンの間でちょっと話題。『ソムリエ』のようになるか?

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特別な思い入れのある本、心に残っている本5冊(まで)
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『異邦人』(アルベール・カミュ)と『審判』(フランツ・カフカ)はおそらく自分の人生を変えた。『ハツカネズミと人間』(ジョン・スタインベック)、『シャイニング』(スティーヴン・キング)、『カリフォルニア物語』(吉田秋生)は定期的に読みたくなる。

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次にまわす人5人まで
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すみません。本好きな友人が思いあたらん... 友達少ないんですよ... 書きたいという方、適当にトラックバックでもなんでも拾ってってください。

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2005/07/07

LUCIO BATTISTI / UNA DONNA PER AMICO

Lucio Battisti(ルーチォ・バッティスティ)は、おそらく20世紀のイタリアン・ポップ・ミュージック界で最重要なカンタウトーレ(シンガー・ソングライター)のひとり。...なんですが、実は自分、あんまり聴いたことがありません。初期のアルバムを4~5枚持ってるくらい。それほど思い入れもないです。すみません。

それでも『Il mio canto libero』なんかはけっこう好きで、むかしはよく聴いたな。Lucioの声ってどことなく頼りなさそうで、その声がちょっとセンチメンタルなメロディやオーケストラ・アレンジとからむと心にしみるんですよ。

そんなわけで自分にとっては初期のころのいかにもカンタウトーレなイメージが強いLucioなんですが、このアルバムではずいぶんと印象が違います。なんだかとても軽やか。カフェの外のテーブルでお茶を飲む若いカップルなんていうジャケットからして『Il mio canto libero』とはぜんぜん違うんだろうなという予感を抱かせましたが、そのとおりでした。

曲によってはアメリカのサーフィン・ミュージックかよと思わせるようなコーラスが入ったり、ディスコティークなリズム・アレンジがあったりと、あれあれあれぇ~という感じ。他の曲もほどよくスタイリッシュで、英米ポップスのニュアンスを感じます。

なのに、やっぱり歌メロがどこかイタリアンなんですよねぇ。それと、ストリングスのアレンジ。この音づくりやフレーズを聴いて、そういえばあの頃のイタリアン・ポップスってこういったストリングス・アレンジがたくさんあったよなぁと、あらためて思い出しました。

小洒落た都会(でも地方都市って感じ)の軽やかさやスタイリッシュさを感じさせつつ、英米のスッキリ感を含みつつ、でもそのベースにはしっかりとイタリアが息づいている。そんな印象を持ったアルバムでした。う~ん、Lucioは深い。

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2005/07/06

FRANCO BATTIATO / FLEURS 3

Franco Battiato(フランコ・バッティアート)って、そんなに好きというわけではないのだけど、意外とうちにCDがたくさんあるのは、中古で安く売っていることが多いからなのだろうな。このアルバムも中古で600円くらいで買ったような気がする。

『Fleurs 3』はFrancoによるカバー作品集のシリーズで、「3」というくらいだから前作もあるのだけど、なぜかシリーズ前作は『Fleurs』。そう、『Fleurs 2』というアルバムはどうやらないようなんですよねぇ。なぜなんだろう?

シリーズ前作は聴いていない(よな、たしか。と思って手持ちCDを調べると持ってたりすることがよくある今日この頃)のですが、多分このアルバムとそんなに変わらないのだろうな。カバー集なので、他のアーティストの曲ばかりが収録されてます。Franco作はM11「Come un sigillo」のみ。ちなみにこの曲にはAlice(アリーチェ)が参加してます。

というわけでほんとにカバー集なのだけど、どれもがFrancoの世界にきちんと翻訳されてる感じがするのは、オーケストレーションやキーボードのアレンジがいかにもFrancoらしいからなのでしょう。またFrancoのヴォーカルって、決してうまくないし声量もないのだけど、独特の声質と歌い方を持っているので、彼が歌うと「Francoの歌」に聞こえるという要素も強いな。

M1「Perduoto amore」やM3「Se mai」などは厚みのある、華やかなのだけどクールに抑えた感じのオーケストレーションがいかにもFrancoぽいです。エレ・ポップ期のFrancoはちょっと苦手な自分ですが、厚いオーケストレーションを大きく配置するようになってからの作品は、ちょっと心ひかれてしまうんだよなぁ。その流れの上にある作品ですね。

ただ、そのゴージャスさがM4「Ritornerai」などの素朴な感じの曲ではちょっと曲を殺しちゃっているというか、大仰なパーティに思わず私服で出かけてしまって萎縮しているような、そんな印象も受けてしまいました。その点、M7「In cielo in una stanza」のほうが、曲の素朴さとアレンジのつくりこみ具合のバランスが取れているかな。

プログレッシヴ・ロック・ファンにとってはやはり、Premiata Forneria Marconi(プレミアータ・フォルネリア・マルコーニ。PFM)の名曲「Impressioni di settembre」が収録されていることが気にかかるでしょう。でも、これは意外と普通な出来かもしれない。もともと歌メロ自体はとてもシンプルで構成もとくに凝ったところがない曲ですから、普通に演奏されたら普通な曲になってしまいますわね。Francoの頼りなげなヴォーカルとおだやかなオーケストレーションは美しく響きますけれど、単純な曲にダイナミズムを与えたPFMの演奏のほうがやはり聴いてて心震えるなぁと思います。

などということはありますが、全体にはおだやかで、少しロマンティックで、だけどところどころに変なアレンジがあって、ただきれいでロマンティックなだけでは終わらいというFranco作品らしい仕上がりになっていると思います。

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藤色のぱんつ

今朝、通勤客でごったがえす地下鉄の駅のホームになぜか、女性もののおぱんつが落ちてました。ぺろれ~んって広がって。素材はシルクかなぁ、藤色で、きれいなの。

なぜ、あんなところに、あんな時間に、落ちているのでしょう? 持ち主さんは、おぱんつを落としたことにいつ気づくのだろうか。あのようにきれいなおぱんつを持ち歩いていたということは、今日はだ~りんのところにお泊りとか、そういう予定じゃなかったんだろうか。まさか、はいていたおぱんつが歩いているうちにいつの間にずり落ちたことに気づかず... いやいや、そんなことはありえん。んが、その広がり方がいかにも脱ぎ散らしたあとのようで...

狭いホームにあふれかえる人ごみをかきわけかきわけ進むなかに突如出現する藤色のおぱんつ。そこに落ちているのがハンカチではなく女性者のおぱんつだということに気づいたおじさんたち(含む自分)は一様に一瞬ぎょっとし、恥ずかしげに目をそらし、それを踏まないようにためらいがちに少し迂回してやり過ごし、そしてまた猛然とホームを歩き去っていく...

今朝の風景でした。


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2005/07/05

もしもあなたがテレビ欄なら?

「ある編集者の気になるノート」で紹介されてたこの占い、くだらなくて脱力ですぅ。
ちなみに自分は「NHK総合タイプ」でした。つまらん。

テレビ欄占い

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指やら靴やらズボンやら


めちゃめちゃ眠いです。昨日も1日中眠かったですが、今朝も朝起きた瞬間からすごく眠い。あと6時間くらい寝ていたい。1日が24時間じゃ足りないです。日中の活動時間数はいまのままに、あと6時間寝るには、1日が30時間あるといいなぁ。

ここ1週間ほど、右手の人差し指の付け根が痛いです。神経痛? 腱鞘炎か?? PCのキーボードを打つときに違和感を感じます。このままキーボードが打てなくなって、ペンも持てなくなったら、仕事にならんな。

靴買いに行かなくちゃ。今日履いている靴は右のつま先のところの靴底がこれからはがれようとしています。すでに少しパクパクしてる。ほかの靴も、かかとが磨り減っちゃってエアクッションが効かないもの、かかと側の靴底が剥がれ落ちようとしているもの、インソールが取れてしまうものなど、ろくな靴がありません。でも、安くてそれなりの靴を売っている店が近所にないのだ。

ズボンも買わなくちゃ。ふだんはずっとチノパンなのですが、気がついたら右のポケットの下に丸く穴が開いてました。少しだけど、素敵なおみ足が見えてしまうではないですか。ほらほら、拝みなさい! ほかのズボンも、ポケットの中に穴が開いてて小銭が入れられないもの、すそのかかとが擦り切れ放題で糸が出てるもの、ベルト通しがいまにもちぎれそうなものなど、ろくなズボンがありません。でも、安くてそれなりのチノパンを売っている店が近所にないのだ。

むぅ。時間をつくって西友までいくかなぁ。

ちなみにふだん着ているもののトータル金額は、夏場は上下(靴と下着含む)あわせて5000円しないかも。ただし、メガネも含めると3万円。

はぁ~。

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2005/07/04

マシニスト(ちょっとネタばれ)

先週は『マシニスト』が早稲田松竹のラスト1本800円だったので、観てきました。1年間眠れずにいる男の話。一般公開のときに観そこねたのでね。

主役の男優さん、すごいです。役づくりとはいえ、あそこまで痩せるなんて。体力だってかなり落ちただろうし、体の具合だって悪くなったはず。その状態で映画撮影に耐えるなんて、想像もつかない。撮影って、たいへんなんでしょ、きっと役者さんにとっても?

この男優さんの異様な痩せぶりにはおおいに目を引かれましたが、ストーリー自体はそれほど興味深いものではなかったなぁ。「眠れない」という状況がそれほど効果的に使われてなかったように思います。もっと「眠れない」が故のいろいろな現象や混乱や錯乱があってもよかったかなぁと。

冷蔵庫のメモも、思わせぶりなわりには早い段階で「答え」がわかっちゃったしなぁ(最初は「Hunger」か「Hanger」かなと思った)。あふれる「血」もこけおどしふうだったし。謎の大男アイヴァンが主人公のトレヴァーにしか見えていないっていう時点で、これは「シークレット・ウィンドウ」とか「ウィリアム・ウィルソン」とかの系統の話だってのもわかっちゃったし(とくに赤い車の持ち主が判明した時点で確信)。

簡単にいえば「罪の意識から逃れることはできない」っていうお話で、オチも「まぁ、こんなところかな」というところに落ち着いて、ラスト1本800円で充分だったという映画でした。観終わってからすごく「眠く」なった(笑)。

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2005/07/01

FRANCESCO DE GREGORI


地味だ...

1970年代にデビューし、いまでもイタリア国内ではコアな人気があるFrancesco De Gregori(フランチェスコ・デ・グレゴーリ)。しかし日本ではほとんど人気がありませんねぇ。それはきっと、その地味ぃ~な音楽性に理由があるのでしょう。おそらく、基本的には「歌詞を楽しむ」タイプのカンタウトーレなんでしょうね。自分のようにイタリア語がわからない人には、聴いて楽しむのはけっこうきついかもしれません。でも自分、そんなに苦手じゃないんだよな、Francescoの歌。

このアルバムは彼のデビュー作で、やっぱり思いっきり地味です。ほとんどアコースティック・ギターによる弾き語り状態の淡々としたフォーク風の曲が続きます。ときどき申し訳程度にピアノが入ったりしますが、ぼんやり聴いてるとギター以外の楽器がなっていることに気がつかないくらいの導入率です。それでもってヴォーカルも、とても地味に淡々と歌ってます。シンプルであまり動きのないメロディや構成に、素直に言葉を乗せている感じ。

歌も演奏も、とっても地味なんですが、でもね、なんだか引かれるところがあるのですよ。全体にゆるやかに漂うロマンティックでファンタジックな感じとか、わかりやすい力強さはないのだけど奥深い強さと包容力を感じさせる声とかが、淡々とした曲調の中でじんわりと伝わってくるのですわ。

それと、アルバム1曲目では混声(だと思う)のコーラスがそっと入ってて、すご~く地味ぃ~なSchola Cantorum(スコラ・カントルム)のようでもあり、これがけっこう自分の好みだったりするのです。アルバム冒頭でつかまれてしまったので、その後も聴き続けちゃったようなところはあるかもしれません。

最近のイタリアン・ポップスが好きという方には、なかなかすすめにくいし(地味だからね)、いわゆる「イタリアっぽさ」というのがあるのかといわれるとどうかなぁとも思うのだけど(カンタウトーレらしい、とは思う。ということはフォークっぽいということ)、ときにはこういうアルバムを落ち着いたおだやかな心持ちで聴くのもいいかなぁという感じです。

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