R.I.P.
通勤時に聴くのに使っているポータブルCDプレイヤーの調子がますます悪くなってきていて、真剣に買い替えを考え始めている今日この頃です。今朝はBanco del Mutuo Soccorso(バンコ・デル・ムトゥオ・ソッコルソ)の1975年のライヴを収録した『Seguendo le Tracce』を聴いてたのですが、ちょっと聴くとすぐに、しかも場所はランダムに、演奏が途切れてしまい、落ち着いて聴けず。日によってはトラブルフリーで最後まで通して聴けることがあるのだけど、それが「日によって」なのか「CDによって」なのかはちゃんと検証したことがないのでわからん。
そんなわけで、通勤時に音楽聴いてかえってストレスという残念な状況ではありますが、とはいえやはりBancoはすごい! CD1曲目の「R.I.P.」だけでノックアウトです。しかも幸いなことに、この曲は途中で切れることなく最後まで聴けたし。
うん。思うに「R.I.P.」には、Banco musicの魅力、イタリアン・プログレッシヴの魅力が凝縮されてます。スピーディでスリリングなパートとスローでウォーミーなパート、テクニカルでパッショネイトな演奏、ときにハードに、ときにロマンティックに歌い上げるハートフルなヴォーカル、さまざまな要素を1曲のなかでドラマティックに展開させる抜群の構成力。素晴らしい。スタジオ・ヴァージョンを聴いてもライヴ・ヴァージョンを聴いても、いつも感動してしまう。彼らの曲のなかでもっとも好きな1曲です。
しかし、このCDに収録されたライヴではなぜ英語ヴァージョンなのだろう? 世界向け英語版デビューアルバムのプロモーションなのだろうか。イタリア国内でのステージなのに。英語ヴォーカルも悪くはないですが、やっぱりFrancesco Di Giacomo(フランチェスコ・ディ・ジァコモ)さんにはイタリア語で歌ってもらいたいなぁ。
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