LO BORGES / SOLO
つきに1度のお楽しみとなっているYoshioAntonioさん主催のイタリアン・ポップFESTAで知り合ったニョッキさんが貸してくださったCD。ブラジルの人らしいです。ミナス派というグループ?に所属しているらしいです。きみをミナス派とみなす... つまらなすぎ。
さて。
自分はあまり南米の音楽は聴かないのです。南米プログレもそんなに持ってない。ちょっと小洒落たおねえちゃん系音楽ファンのあいだではずいぶん前からボサノバ人気が高かったりしますが、ボサノバって、BGMに流してると心地よいですよね。でも、あまりに心地よくて、ゆるゆると音と時間が流れていってしまい、気合を入れて聴こう、スピーカーから流れてくる音楽に負けない心構えをしよう、音楽が映し出す映像の中に自分を投げ込もう、といった感じにはならないのですよ。いや、いつもそんな聴き方ばかりしてたら疲れるけど。そんなわけでボサノバって、心地いいけどBGM以上にはならないんだよな、自分にとって。
で、Lo Borges(ロ・ボルゲス... でいいのかな?)なんですが、とてもなめらかで美しいメロディが満載です。Loさんの声も優しげで、あたたかい感じ。聴いててとても心地いいです。あまりに心地よくて、ゆるゆると音と時間が流れていってしまいます。音楽のジャンルとしては違うけど、自分にとってのかかわり方のタイプとしては、ボサノバ系。お茶を飲みながら、あるいはマンガを読みながら、ウェブをチェックしながら、ぼんやりと聴く分にはいいかなぁと思うのだけど、一生懸命聴こう、音楽が映し出す場面の中に自分も入ろう、といった感じにはなりません。
なんていうのかなぁ、あんまり曲の構成にドラマティックな部分がないからなのかなぁ。ある意味で洗練されてて、メロディや構成に無理やいびつなところがないんだと思います。だからとても心地いいのだけど、自分はいびつさなどで「引っかかる」のが好きなんだろうな。メロディや構成がこれだけなだらかなら、せめてヴォーカルだけでもときどきいびつになってほしい。そこにドラマが生まれるのだから...
でも、そうならないところが南米系の魅力なのかもしれませんね。同じラテンでも、イタリアやフランスとの違いはそのあたりなのかも。おそらく、南米ミュージックとしてはかなりよい感じのアルバムなのではないかと思います。でも自分は眠くなっちゃいました(ニョッキさん、ごめん)。眠くなるほどにリラックスできるってことで、それはそれでいい音楽だとは思います。
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コメント
日本語で書くとロー・ボルジスというのが一般的の様です。
やはりダメでしたか。こうなることは火を見るよりも明らかだったかも(笑)。
確か昔ユーロ・ロック・プレスで取り上げられたこともあったんで、オ・テルソから飛躍してつい持ってちゃいました。
「クルビ・ダ・エスキーナ2」だけもう一度聴いてみて下さい!(往生際が悪い..)
投稿: ニョッキ | 2005/06/22 23:19
いや、ダメということはないんだけど、自分が聴くにはおしゃれすぎる(笑)かなあって感じです。またあとで聴いてみますね。
しかしブラジルといえば、やっぱりAngra(アングラ)っすよ! カッコいいっす。聴いてみてください!!
投稿: もあ | 2005/06/23 09:04