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2005/04/06

“ビストロ”イデアルが戻ってきた!(嬉)


ランチ時間帯の集客&売上アップを狙ったのであろう「パスタ・ランチ」への変更で、「美味しいフレンチを手軽に楽しめるお店」を愛してきた古くからのファンに戸惑いとある種の残念感を与えた神楽坂のビストロ・イデアルですが、昼の業態変更から約1か月。戻ってきましたよ! “ビストロ”としてのイデアルのランチが!!

以前にフレンチのランチを出していたときのイデアルの問題点(?)は、ランチにもオードブル+メイン+プチデザート+ドリンクというコースしかなかったこと。いちばん皿数の少ないものでも、これだけは食べなくてはいけません。そのほかに、ここに追加するかたちとして、デザートをプチではなくしっかりしたものに替える、もしくはオードブルが2品になる、というアップ・グレードのコースが用意されていたわけですが、主にビジネス・パーソンが中心となるであろうランチ時間に、たった1時間の昼休みに、アップ・グレード・コースを楽しむ時間的余裕というのはほとんどないわけです。かといって、いちばん皿数の少ない基本のコースでも、単価が1600円。いくら物価の高い神楽坂でも、お昼に1600円というのは、ちょっとした覚悟がいるわけです。したがって、ランチ時間にこのお店を頻繁に利用するお客というのは、どうしても限られてしまいます。そして実際、一部の固定ファンはついたけれど、一見さんはなかなか利用しにくい印象を出していたともいえます。

それを打破すべく、より広い客層に「気軽さ」をアピールしようと業態の修正を試みたわけですが、その結果が単価1000円のパスタ・ランチ。どう考えてもアピールのしかたと方向性を見誤っているとしか思えませんでした。なぜ“ビストロ”なのにパスタ? どうしてあんなに美味しいフレンチがつくれるのにパスタ? この業態変更は現場で働いているスタッフのアイデアではなく、オーナーからの指示だったようですが、客単価を安くすればお客が入る、一般的に人気のあるパスタにすればお客が入る、といった安易な発想が見えました。

でも、ビストロ・イデアルのお客は、パスタなんか望んでないのです。もちろん、腕のいいシェフがいるのでパスタも美味しいものをつくります。でも、イデアルは“ビストロ”。お客は「美味しいフレンチを手軽に食べられるお店」としてイデアルを愛していたはず。そして、それこそがイデアルのめざすお店の姿だったはず。であれば、ランチ時間でも手軽に食べられる「フレンチ」の形態を模索すべきだったのです。

パスタ・ランチに変更になってから毎週、自分はランチを食べに行きました。でも、どう見ても、客数が増えているようには思えない。たんに客単価が下がっただけで、売上アップや一見客へのアピールにつながったようには思えませんでした。これでは以前よりも業績が悪くなるだけ。なので、そう遠くないうちにきっと、ランチはフレンチに戻るに違いないと踏んでいました。

先週は忙しくてランチを食べにいけなかったのですが、今日、およそ2週間ぶりに出かけてみたら! 戻っていたのですよ、フレンチに。メートルの大園さんにたずねたら、先週から戻したそうです。くぅ~っ! 先週くればよかった。

フレンチに戻りましたが、形態は以前と少し違います。前はオードブルもメインもそれぞれ4~5種類から選べたのですが、これからはともに2種類からのチョイスになります。そして、基本の形態はオードブル+メイン+ドリンクで1200円。もちろんパンはついてます。あまり時間がない人、それほどたくさん食べない人はこれで充分ですし、お値段も1200円ならそれほど気張らずにこれます。さらにデザートもつけるとプラス400円。ね、お手ごろでしょ。お昼休みに気軽に楽しめるフレンチとして、正しい方向性で戻ってきてくれたと思います。ちなみに土曜のランチはもう少しゆっくりしたコース構成になるらしいです。平日と休日では、同じランチの時間帯でもお客の層や利用の目的・動機が異なる。この当たり前のことに気がついたといっていました。

あぁ、嬉しい。これでまた、お昼休みに気軽に美味しいフレンチが食べられる。そしてもちろん、ここはワインも美味しいですからね。お値段も少し手ごろになったので、パスタじゃなくなっても毎週通ってしまうかも。

ちなみに今日の料理は、オードブルはかぼちゃのポタージュかえびとアボガドのサラダからチョイス、メインはポークソテーのレーズンのソースかスズキのポワレあさりのソースのチョイス。自分はサラダとスズキにしましたが、これよ、これ。あさりのソースの美味しいこと。こういうのが食べたかったのよ。やっぱり“ビストロ”はこうでなくっちゃ。

きちんと手をかけた料理が、手ごろな価格で気軽に食べられる、しかもきちんとしたテーブルサービスつきで。これこそがビストロ・イデアルのいいところであり、強みといえるところ。それがまたランチにも楽しめるようになったのが、本当に嬉しいです。また、お店のスタッフも「本来めざすべきお店の姿」に添った形に戻って、きっと喜んでいるに違いありません。

よかったね、シェフの黒岩さん、メートルの大園さん、そしてギャルソニエールの杉崎さん♪ おっちゃんも嬉しいよ。

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コメント

こんにちは.
私もイデアルとステファノは好きで通っています.
きっと何度もすれ違っていることでしょうね.

投稿: Giancarlo Blando | 2005/04/09 16:41

>きっと何度もすれ違っていることでしょうね.

そうかもしれませんね♪
しかし、自分が食べにいくときって、他のお客さんは女性ばかりというケースが多いのだけど。イタリアンとかフレンチとかでひとりでランチを食べるおっさんって、あまりいないのだろうか。

ところでGiancarlo Blandoさんは、アルベラータでランチを食べられたことはありますか? あそこはどうなんだろう。メインのついているコースを昼休みの1時間(移動時間を考えると50分)で提供してくれるのだろうか。ランチ時間のタイムマネジメントを考慮に入れた料理提供をしてくれるのなら、食べにいってみたいのだけどなぁ。

投稿: もあ | 2005/04/11 15:58

えっと,私は神楽坂に住んでいて,会社勤めではないのでお昼はほとんど行きません.よってアルベラータも昼は行ったことがないのです.ごめんなさい.
行くとしても1時過ぎてからゆっくり食べに行く感じです.
1時間半くらいはかけちゃうので・・・・.ワインも飲むし・・・・.

投稿: Gaincarlo Blando | 2005/04/12 09:52

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