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2005/03/23

救命病棟24時最終回


終わっちゃいましたね、『救命病棟24時』。スタート時に心配したとおり、あまりにテーマがでかすぎて、あまりに登場人物が多すぎて、いろんなことがとっちらかったまま、なんとなく中途半端に終わっちゃった気がします。でも逆に、あんだけでっかいテーマと大勢の登場人物をなんとかこの程度までまとめたのはすごいともいえなくもない。

しかし、最終回はずいぶんと走り気味でしたね。いろいろなアクションをはしょって、時間の経過をはしょって、結果をいきなり見せるって部分が多かったように思う。最初から予定されていた回数分放送されたのに、これはいかんだろう。

これなぁ、1クールじゃなく、『白い巨塔』のときみたいに2クール、半年かけてじっくりと取り組んだほうがよかったドラマかもしれないなぁ。それ以前に、これを『救命病棟24時』のシリーズにするべきだったのかどうかっていうのもいまとなっては疑問。シリーズのサード・シーズンというよりは、外伝的な扱いにしたほうが納得できたかも。なんてったって、このシリーズの特徴のひとつだと思われる『ER』ばりのスピーディかつ緊迫した治療シーンが今回はほとんどなかったですからね。個々の患者に直接向き合うことよりも、医療の現場というもっと大きな枠がメインだったし、治療そのものとは違う部分での登場人物たちの心の動きにも焦点を当てようとしてた。

今回のシリーズ、べつに進藤先生じゃなくてもよかったと思うわけですよ。かえって進藤先生を登場させたことで登場人物たちのバランスを欠いてしまったような気もする。進藤先生を絡めることで、他の医者や看護士たちの「プロとしての成長」がステレオタイプになってしまったような。進藤先生なしで、もう少し深くそれぞれの人物たちの内面まで踏み込んで、それぞれの人物のドラマをきちんと見せてほしかったなぁ。日比谷先生(こんな字?)も医局長も寺泉議員も、もっともっと厚みと深みと魅力にあふれた人にできたと思うのに。セカンド・シーズンではきちんと「人」が描かれていて、その「人」の集まりがシリーズ終盤に向けてのドラマをつくっていたことを考えると、今回のサード・シーズンは残念な出来だと感じてしまいます。単体のドラマとしてはそれなりにおもしろかったのだけどね、やはり『救命病棟24時』というタイトルを背負うものには、それ相応の期待をしちゃうわけで。

とはいえ、初回から最終回まで全部見続けてしまったし、来週の2時間スペシャルも見ちゃうでしょう。そのくらいの魅力は充分にあるドラマでした。けっきょく見続けたドラマってこれだけだったな。

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コメント

もっともっと、救命病棟24時やってください。
おうえんしてます。江口.松嶋        再放送して。

投稿: 杉浦美帆 | 2005/05/02 18:27

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