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2005/01/31

最近観た映画

■ ネバーランド ■
現在公開中。新宿の劇場にて。
なんていうか、「いい映画観たなぁ」という感じ。どこがどう「いい」のか、うまくいえないんだけど、なんか胸にじわぁってくる。「ピーター・パン」自体もちょっと哀しいところがあるのだけど、その話が生まれた背景にも、やっぱり哀しいところがあったのね。
いろいろなことの「終わり」が、この話のモチーフなんだろう。命の終わり、愛情の終わり、家庭の終わり、少年期の終わり。その「終わり」を認識し、受け入れるのがつらいときに、人はファンタジーの世界を求め、そこに逃げようとする。でも、ずっとファンタジーの世界にいるわけにはいかない。いつか「現実」に帰ってこなければならない。ファンタジーの世界は、現実逃避のためにあるのではなく、現実を認識し、受け入れ、新たな一歩を踏み出すためにあるんだ、というのがこの映画(および「ピーター・パン」)のテーマなように思う。原題の『Finding Neverland (どこにもない場所を探して)』って、そういう意味なんだろうな。
むかし、誰かがファンタジー小説について、こう書いていたのを思い出す。
「必ず現実に戻ってくるのが本当のファンタジー。夢の世界にいったままで返ってこないのは、ファンタジーとはいわない」

■ Gun Crazy episode II ■
夜中にテレビで放映されていた。
1作目は米倉涼子(こんな字だったっけ?)主演で、くだらないながらもばかばかしいおもしろさ、爽快さがあった。やくざ?に父親を殺された娘の復習劇というのも陳腐だし、突っ込みどころ満載なんだけど、それはそれで目的がはっきりしているし、その点では共感もしやすいし、楽しめるストーリーだった。それに鶴見慎吾(こんな字じゃなかった気がする)も「こういう漫画みたいな役と芝居、やってみたかったんだろうなぁ。笑」という感じで、休みの日に寝っころがって観るにはけっこういい映画だった。
しかし、2作目のこれはひどい。菊川怜(漢字に自信なし)のどうしようもない芝居は米倉以上だけど、まあそれは最初から期待してないのでいいとしよう。しかし、ストーリーがちゃちすぎ。たったあれだけのことで菊川がスナイパーになるなんてまったく納得も共感もできない。あれだけのトレーニングであそこまで射撃がうまくなるなんてのも、あまりにもご都合主義。希薄な目的意識、さえないストーリー展開、演技力のない役者。休みの日を無駄にするには最適かも。
ここしばらく舞台の脚本・演出で見かけない水上竜二さんが出演してるのを発見。すぐ殺されてた。こんな映画に出るより、Tokyo F公演を復活させてくださいよ。

■ マイ・フェア・レディ ■
BSで放送されたものを録画してあった。
1964年の映画だそうだから、自分が生まれる前。主演はもちろんオードリー・ヘップバーン。オードリーはやっぱり綺麗です。最初の下品な花売り娘から、最後はプリンセスと間違われるまでの気品と美しい言葉遣いを身に着けたレディへ。話し方や発声、発音、身のこなしなど、自然に演じ分けていました。貴婦人になったオードリーが、花売り娘時代に生活していた地域へいくシーンなど、ちょっと切なくなりますね。中産階級になってしまった飲んだくれ親父も含めて、本当にあれで幸せなのだろうかと、少し思ってしまった。
古い町並みや、花をじょうずに扱った映像は美しく、物語は素直で、やっぱり古い映画はいいなと感じます。
などということもありますが、この映画を大雑把にいうと、大変な(困った)おっさん(ヒギンズ教授)の騒がしい毎日... といったところでしょうか(違う違う)。

■ A.I. ■
先日テレビで放送されたのを録画してあった。
気持ち悪いです。グロテスクです。最悪です。それでもって差別意識にあふれている感じがします。自分はもともと子供が嫌いなんですが、メカ子供のディヴィッドは子供のいやらしいところ、むかつくところが集大成されてますね。無知で馬鹿で自己中心的で。むかついてきます。てめぇ、自分のことばっか考えてないで、すこしはくまさん(テディ)のケアもしてやれよ、という感じです。できそこないメカ子供のてめぇよりも、くまさんのほうがよっぽど人間的だ。
夜観てたのですが、なんだかすごく気分が悪いまま就寝するはめになりました。大失敗。

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