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2004年10月3日 - 2004年10月9日

2004/10/08

HORUS / STELLE DI BATTAGLIA

Horus(オールス)ってたぶん、Tito Schipa Jr.(ティト・スキーパ・ジュニア)のアルバム『Concerto per un primo amore』で演奏を担当してたグループだと思います。もともとスタジオ・ミュージシャンの集まりなのかな?

このCDは6曲収録のミニ・アルバムもどきですが、もともとシングルとしてリリースされた2曲に、未発表の4曲を追加して無理やりCDにしたようなもの。この未発表曲は録音がほとんどデモ・テープ・レベルで、シングル曲2曲との録音クオリティの差がありすぎです。ただ、それを除けば、なかなかに興味深いんですよ。

非常にテクニカルかつ明るくさわやかな演奏ができるグループで、M1やM6のインスト部分では、自分はフランスのAtoll(アトール)を思い出しちゃいました。軽やかなリズム、清涼感のあるキーボード。明るくやわらかな陽射しや、あたたかい風を感じるような、なんだか楽しげで幸せな演奏です。だけど、ヴォーカルが入ると一転して、いかにもイタリアらしい哀愁が一気に爆発。この落差がドラマティック。さらに、けっこうヘヴィなドライヴ感を持ったプログレッシヴ・ロックも演奏できる。未発表曲は録音の悪さも手伝って、塊となった音がいっそうヘヴィな感じを強調してるように聞こえます。

曲自体のクオリティはどれも高く、演奏もうまい。収録曲のバランスや配置をきちんと考えたアルバムをリリースしていたら、イタリアン・テクニカル・シンフォニック・ロックの名盤になってたかもしれないよなぁ、残念だよなぁと感じさせてくれるグループです。

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2004/10/07

杏仁娘

気がついたら、いつのまにか「マック・シェークいまだけ100円」をやってた。というわけで、今日のお昼はマクドナルド。10月のお買い得商品はフィレオフィッシュだったので、フィレオフィッシュ単品1個とマックシェークで締めて257円。あいかわらず安くすんで助かりますわ。フィレオフィッシュはけっこう好きだし。

「いまだけ100円」のときには毎回、スペシャル味のシェークが登場するけれど、今回は杏仁味。スペシャル味は「失敗じゃない?」ということも多いけど、今回はけっこうおいしかったですわ。安いカップ入り杏仁豆腐のような薬っぽい味がきちんとして(笑)。

しかし、ネーミングはどうよ、「杏仁娘」て。40を目前に控えたおっさんが、カウンターの若いアルバイトのお姉ちゃんに「それと、シェークの杏仁娘」というのは、ちょっとはっずかしいですぅ。まちがって「杏仁娘ひとり」なんていっちゃったらどうしよう。あぶないあぶない。

危険を察知したわたくしめは、「シェーク、杏仁味」と告げたのでした。

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2004/10/06

LOREDANA BERTE' / LOREDANA BERTE'

1988年リリースのアルバムだったかな。Loredana姉さん、あいかわらずめっちゃいい声です。自分はこういうひび割れた声のヴォーカルって好きなんですよ、女性も男性も。むかしのイタリアにはひび割れ声シンガーがたくさんいたのに、最近は少ないですね。

声はあいかわらず素敵なのだけど、やはりデビューのころにくらべると迫力は落ちているかな。以前よりちょっと細くなっちゃった気がします。もともとのパワーが大きいので、多少細くなったところで充分に力強いのではありますけど。

アルバム全体に楽器の音がカラフルで派手なのは、1980年代終盤だからでしょうか。すっきりクリアなんだけど、ロック・フィーリングはけっこうあるポップ・ロックで、あのころに全盛を極めていた(そろそろ終わりかけだったっけ?)アメリカン産業ロックと印象が似ている気がします。これで、もっとふつうの声で、歌詞が英語だったら、アメリカもしくはイギリスの女性ロッカーといわれても信じたかも。

でも、歌詞はイタリア語、歌ってるのはイタリアのロック姉さん、Loredana Berte'(ロレダーナ・ベルテ)です。たとえシンセサイザーの音が産業ロックくさくても、エレキ・ギターの音がいかにもヘヴィ・メタル・ムーヴメントを通り過ぎてポップスの世界にきました的な音色とフレージングだったとしても、明るく元気にはじけた曲調があったとしても、やっぱり姉さんは姉さん。その個性的な歌声がすべてを「Loredanaの曲」にしちゃいます。

欲をいえば、もう少しスケールの大きな曲があればよかった、力強くかつじっくりと歌いこむような曲があればよかった、といった部分もあるし、自分の好み的にいえば、もっとイタリアンな感じが強ければ、ということもあるのだけど、それはそれとして、女性ロック・シンガーのアルバムとしては充分に魅力的なアルバムだと思います。

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2004/10/05

歌心って

以前、ニフティサーブのプログレ隔離室で「もあさんはカンタービレ志向ですね」といわれたことがあります。カンタービレってのがよくわからないんですが、要するにヴォーカル志向、歌心があるものが好きなタイプ、ということのようです。

それについてはまったく同意でして、自分は歌心が大好きなんです。ヴォーカルにだけでなく、ギターでもキーボードでも、さまざまな楽器アンサンブルでも、そこに「歌」を感じられるかどうかって、自分が好きになるタイプの音楽かどうかにすごく関係しているようです。

でも、歌心って、なんなのだろう。

というのは、先日フランス人の知人と音楽についてしゃべってまして、「自分は歌心のあるシンガーが好きだ」といったのだけど、彼には「歌心」という言葉がわからないのね。そこで、英語ではなんていうんだ?と考えたのだけど、英語以前に、そもそも日本語で「歌心」を説明することができないという事実に気づいた自分。

彼ってさぁ、歌うまくないんだけど、歌心があるんだよなぁ。だから彼の歌って好きなんだよ。

ここには、「彼は歌がうまくない」「でも彼の歌が好き」という、相反した主張があります。そのギャップを埋める理由が「歌心がある」なんですが、けっきょくうまく説明できなかった。

外国人となにかについてしゃべっていると、自分がふだん、いかに「雰囲気だけの日本語」を使っているかに気づかされます。「それって、どういうこと?」とたずねられたときに、説明できない。自分が使っている言葉の意味を、じつはあんまり理解してない。日本人が外国人とコミュニケートするのがあまり上手じゃないのは、英語云々の前に、こういうことのほうが影響してるんだろうなと痛感するのだわ。

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