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2004年8月1日 - 2004年8月7日

2004/08/05

SILVER MOUNTAIN / ROSES & CHAMPAGNE

Silver Mountain(シルヴァー・マウンテン)のサード・アルバム。けっこう好きだったんです、このグループ。『Universe』と『Shakin' Brain』はよく聴いたな、むかし。スウェディッシュ・メタル・グループって、Europe(ヨーロッパ)もそうでしたが、デビュー当時ってけっこうもっさりしてるんですよね。このもっさり感にクラシカル・フレーバーがちりばめられたスウェディッシュ・メタルを学生時代にはよく聴いてました。

Silver Mountainもいちおう、スウェディッシュ・メタルの名グループのひとつといわれている(た?)のですが、それはやはり、ファースト・アルバムで演奏していたヨハンソン兄弟がYngwie Malmsteen(イングヴェイ・マルムスティーン)のグループに引き抜かれたからでしょうか。たしかグラハム・ボネットのAlcatraz(アルカトラス)でも演奏してましたよね。

実際、ファーストとセカンドは、もっさりと垢抜けないところは多分にあったけれど、それがある種独特な哀愁となって、クラシカルなフレーズをかえって魅力的にしていたところがあったと思います。その点、このサード・アルバムは、もっさり感が減り、すっきりポップなクラシカル・フレーバーになって、以前ほど陰影に満ちた哀愁は感じられなくなりました。曲自体もずいぶんポップな要素が増えました。思えばEuropeも、ポップ要素を大幅に取り入れて大ヒットになった『Final Countdown』ってサード・アルバムでしたっけ? 残念なことにSilver MountainはEuropeのようにヒットを飛ばすにはいたりませんでしたが。

そんなわけで、個人的には過去のアルバムにくらべると魅力が薄いこのアルバムなのですが、それでもJonas Hansson(ヨナス・ハンソン)の弾くギターは哀愁があって素敵です。ビブラートのかけ方とか、ちょっと線の細い音色とか、変わりません。そして、キーボードのアルペジオ風のフレーズをふんだんにちりばめたメロディは、Yngwieの5倍くらいスピードは遅いけど、北欧クラシカル・メタルらしい情感を持っていて好ましいです。Yngwieもこういったアルペジオ風のフレーズをよく使うけど、Jonasのメロディ展開はちょっと独特で、Silver Mountainならではの魅力になっていますね。

しかし、M3「Where are you」の女性コーラス、もっとなんとかならなかったんだろうか。哀愁系バラードなのに、この人の声、なんか品がないんだよな。と思って名前を見たらCatherine Hansson(カテリーヌ・ハンソン)という人なのだけど、もしかしてJonasのお姉さんか妹? う~む、なにかのしがらみか。

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2004/08/04

KARDA ESTRA / VOIVODE DRACULA

Karda Estra(カルダ・エストラ)というのはRichard Wileman(リチャード・ワイルマン)という人を中心に集結したプロジェクト・グループのようです。「ドラキュラ伯爵」というタイトルのとおり、吸血鬼ドラキュラの物語をテーマにしたコンセプト・アルバムです。

このてのオカルト系ロック(?)としては、スロヴェニア出身でイタリアで活動をしているDevil Doll(デヴィル・ドール)という素晴らしいグループがあって、ついそちらとくらべてしまうのだけど、くらべるまでもなく、Devil Dollの勝ちという感じです。Karda Estraはイギリスのグループですが、イギリスといえばゴシック・ロマンの本場なのに、東欧とカトリックのタッグにはかなわなかったということでしょうか。

ゴシック・ロックの魅力である、陰鬱さのなかにある神秘的な美しさと重厚感があまり感じられません。緊張感がありません。なんとなくゴシック風味なのだけど、たんにフレーズやアレンジをそうしているだけで、そこにゴシックなソウルやスピリットが感じられません。演奏が邪悪さや「忌むべきもの」「触れてはいけないもの」といった感じを出せていないため、対比的に入る女性コーラスの美しさも引き立ちません。このあたり、なみのゴシック・メタル・グループにも勝ててないと思います。

吸血鬼は、邪悪であり、忌むべきものであり、恐怖であると同時に、哀しい存在でもあるはず。そういった複雑な感情や状況がきちんと音楽化されているとは思えず、なにか、安っぽいゴシック・ホラー映画のサントラを聴いているよう。

Cyclopsレーベルから「プログレッシヴ・ロック」としてリリースされているアルバムだけど、プログレッシヴでもロックでもないと思います。どういうときに、なんのために聴けばいいのか、自分にはよくわからない作品でした。

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2004/08/03

大量殺人

うち、いまテレビが壊れてて、ほとんど見られないんですよ。まぁ、テレビ見てる時間もないんで、個人的にはあんまり困ってないんですけど、新聞も取ってないし、会社で新聞読む時間もあまりないし(ここんとこ、マジ忙しで)ということで、世間のニュースに疎くて。かろうじて大きなニュースはメルマガやBlogなどで誰かが書いてるのを見て知るくらい。

んで、今日はpura23さんのBlogから。こんな事件があったなんて、知らなかったですわ。

民家2棟で7人刺殺、親族の男に逮捕状…兵庫・加古川

すげ。濃密な人間関係だとか近所づきあいだとかが残ってる地方の田舎町って、考えただけで息が詰まるよなぁ。自分はずっと東京育ち(でも田舎だけどね)だからかもしれないけど、買い物その他の生活の利便だけでなく、周囲との人間関係においても、都会って住みやすいと思うのだわ。ま、自分で稼ぎも持たず、子供に入れあげて、公園でのよそのママさんたちとの閉じた輪にしがみついているお母さんたちにとってはどうかわからんけど。

こういうニュースを見ると、日本ってぜんぜん変わってないんだなぁと思う。横溝正史の時代から。これ、まんま金田一耕介ものの舞台じゃん。みんな、もっとラクに生きればいいのに。人のこともほっといてあげればいいのに。

自分ひとりになる時間(物理的にだけでなく、精神的にも)、自分ひとりでモノを考える時間って、すごく大切なのに、最近はそれが持ちにくくなってる。せっかくその時間が持てるチャンスがあっても、みずからそれを壊したがる子供たちが増えている。みんな、なにをそんなに恐れてるんだろう? 自分がひとりになれないから、他人をひとりにしておけない。ひとりであることを許さない。そんな窮屈な世界にいたら、そりゃまわりをみんな消して、自分も消したくなるだろうな。

ちなみにこのニュース、思いっきり『八墓村』っぽいですが、『八墓村』って本当にあった事件をベースにしてるんですよね。みかんさんのBlogにもちょっと触れてありましたけど。

この、もとになった村人集団殺人事件は、『八墓村』以外にも、映画『丑三つの村』でも描かれています。こっちのほうがもとの事件に近いというか、そのものですね。さらに映画『野生の証明』も、この事件を重要なモチーフにしていますね。みかんさんのBlogによると、事件自体の報道は小さな扱いだったようですが、それを知った人に与えたインパクトは大きかったんだろうな。

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2004/08/02

ハワイアン・フェスティバル行ってきました

東京・代々木公園で行なわれたハワイアン・フェスティバルに行ってきましたよ~。

今年が初開催だとかで、来場者はけっこうまばら。時間がはやかったせいもあるかな。同じく代々木公園ではタイ・フード・フェスティバルとジャマイカ・フェスティバルが今年はあったけど、ハワイアン・フェスティバルがいちばん人が少ない気がするぞ。まぁ、タイ・フェスティバルは有名になりすぎて、すでに制御不能な感じだけどね。日比谷公園のアフリカ・フェスティバルも混むようになってきちゃったな。ジャマイカ・フェスティバルは過去にも何回かやっているようだけど、そんなに混んでなかった。

混んでるのは、タイとアフリカ。混まなかったのは、ジャマイカとハワイ。どこに違いがあるかというと、やはり食べ物屋台の質と量だろうな。

タイ・フェスタはほんと、タイ料理の屋台がずらっと並び、会場は食べたいものだらけ。アフリカ・フェスタは、屋台の数は少ないけど、普段はあまり見られない各地のアフリカ料理が食べられて楽しい。

ジャマイカ・フェスタは、そもそもジャマイカ料理ってなんだよって感じだし、会場に行って見ても普通に焼きそばとか売ってるし、中華やカレーの屋台もいっぱい。けっきょくジャマイカ料理を歌ってるのはジャーク・チキンとかいう、これってアメリカ?って感じのジャンクな味付けがされた鶏肉およびそれをはさんだハンバーガーくらい。

そしてハワイ・フェスティバル。ハワイの料理(ロコ・フード)といえばロコ・モコ・ボウルやスパムがちょっと日本でも知られているくらいだけど、ハワイの伝統料理には肉を葉っぱに包んで蒸し焼きにしたものとか、ポキやロミロミ・サーモンといった魚介もあるし、もっと日常的なものでもマヒマヒのフライやソテーなどもハワイっぽい。でも、そういったお店はほとんどなく、なぜかカレー。一番人気はメキシコ料理(だったか?)のタコ・ライスの屋台。それでもかろうじて、ポキどんぶりやロコ・モコ・ボウル、パイナップルのチャーハンといったそれふうの店もあったけど、あまり「ハワイ料理だー」っていうワクワク感がないのが残念だね。かといってクア・アイナのハンバーガーとか出されてもちょっとだけど。マンゴービールはすごかった。普通のビールとマンゴージュースを1対1で割ったもの。力技だ。おいしかったけど。

しかし、この4カ国のフェスティバルのすべての会場で見かけた気がするトルコのケバブ屋さんは、いったいなに? トルコっていったいどこにあるんだよ(笑)という感じでしたわ。

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