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2004年6月13日 - 2004年6月19日

2004/06/18

今日の夜は離風霊船

今日の夜は中野に離風霊船の芝居を観にいきます。離風霊船ひさしぶり。
ここのところ、楽しみにして観にいった芝居がずっと「あれ、あれれ~」って感じで、もっとちゃんと芝居を観たいよーな気持ちが高まってるので、今日の離風霊船はすっごく楽しみです。離風霊船ならあれれ~てなることもないでしょう。

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ANDREA TICH / MASTURBATI

Andrea Tichは、どういうふうに発音するんだろ。アンドレア・ティック? それはさておき、このアルバム、かなりいいと思うんですよ。どこがどういいっていうのを説明するのが難しいんですけど。

タイプとしては、サイケデリック・フォークをベースにしたフォーク・ロック、かな。プロデュースが、あのClaudio Rocchi(クラウディオ・ロッキ)ですから、当然といえば当然な音楽ですね。ふわふわとした浮遊感。魂を解放し自由に漂わせるようなアンサンブル。こういったあたり、初期のClaudio Rocchiに印象がよく似てると思います。

部分的に地中海風な香りが漂いPremiata Forneria Marconi(プレミアータ・フォルネリア・マルコーニ。PFM)を思い出したり、フォーク風の曲ではまだサイケデリックの香りが残っていたころのPink Floyd(ピンク・フロイド)を思い出したり、サイケがかったロックぽい曲ではなぜか日本のピカレスク・オブ・ブレーメンの初期のころのアルバムを思い出したり……ていう自分は変でしょうか?

ともかく、なんだか聴いててとても気持ちのいい、解放される感じの音楽なんです。アコースティックな演奏がやわやわと魂を包み込んで、空中へといざなってくれるような、そんな感じ。なんだかぜんぜんわかりませんね、これじゃ。Claudio Rocchiの「Volo magico」とかを「気持ちいい!」と感じる人なら、きっとこのアルバムも好きになるんじゃないかしらん。

しかし、Andrea Tichはカンタウトーレなんですよね。つまり、シンガーでもあるわけですよね。なのに、このアルバムを聴いてても「ヴォーカル」の印象がぜんぜん残らない。Claudioは歌声にクセがあるので、けっこう曲のなかでもヴォーカルが主張しますが、Andreaの歌声は演奏と同化してて、演奏のなかでふわふわと漂っているような印象です。こうして「ヴォーカルも含めた曲全体」が浮遊してる感じが、なんだかとっても気持ちいいです。

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2004/06/17

お箸のほうがよろしいんでしたっけ?

っていわれたの。会社のそばのファミリーマートで。お昼にイタリア風パスタサラ(そんな名前だったか?)を買ったとき。

2週間くらい前だったか、このファミリーマートで冷製パスタを買ったのですよ、お昼に。お弁当のパスタを買うと、どこのコンビニもプラスティックのフォークをつけてくれるんだけど、あれ、食べづらいんだよね。つるつるすべっちゃってさ。だから、フォークじゃなくて、箸にしてくれますか? って頼んで箸にしてもらったことがあるの。1回。

で、今日のパスタサラ。普通だとパスタだしサラダだからなにもいわずにフォークがつけられるところなんだけど、レジのお姉さんがおもむろにいったんですよ。箸のほうに手を伸ばしながら、「お箸のほうがよろしいんでしたっけ」。

この姉さんに「箸にして」って頼んだのは、何週間か前の1回だぜ。でも、覚えてたんだな、この人。こういうの、すごいよなぁ。マニュアルにはない対応だろ、これって。マインドだよなぁ。いいよ、あなた!

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IRENE GRANDI / VERDEROSSOEBLU

Carmen Consoli(カルメン・コンソリ)やGiorgia(ジォルジァ)などと一緒に「新世代の歌姫」などと呼ばれていたのは、もう何年か前のことになりますね。その間にIrene Grandi(イレーネ・グランディ)も30歳を超え(たんだっけ?)、すっかり中堅どころになってきました。

この人の歌声って、魅力的だと思うんですよ。元気があって、力強くて、迫力もあって、でも乾いた明るさもある。アメリカン・ロックとユーロピアン・ロックの双方のいいところが上手に交じり合ったような、そんな印象があります。

だからね、曲自体に魅力が乏しいのが、ちょっと残念なんです。曲さえ魅力的なものを与えられれば、それを上手に歌い上げて聴き手の心をつかむことができるのに。2000年のサンレモ音楽祭参加曲の「La tua ragazza sempre」なんて、よかったですよね。

Ireneは自分でも少しは曲づくりに関わるようですが、もっともっと勉強して、もっと魅力的なメロディを自分で書けるようなれれば、彼女のアルバム自体の魅力ももっと上がりそうに思います。

というわけで、このアルバムも全体に「魅力的なメロディを持った曲」が少ないです。彼女のヴォーカル・スタイルだと、もっとスピード感のあるストレートなロック系の曲のほうがあうと思うんですが、もっと大人びた線を狙ってるのかな。

リズム・セクションの演奏・録音がかなり重く、これはなかなか自分の好みです。せっかくヘヴィで粘っこいリズムを持ってるんだから、それに耐えられるようなヘヴィな感じの曲をもっと増やしてもよかったかもしれません。M1「Eccezionale」なんて、かなりかっこいいと思います。メロディもキャッチーだし。この曲、Carmen Consoliぽくないですか? Carmenが歌ったら、さらによくなりそう。

Ireneのアルバムは、これを含めて2枚ほどもっているのですが、何曲かはいいメロディを持った曲があり、部分部分にも魅力を感じるのだけど、その割合がけっこう低い(あくまでも自分の個人的な好みに対して、ですよ)ので、いつも「ちょっと残念だよなぁ、もっと魅力的になる潜在能力はあるだろうに」と思ってしまうのでした。

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2004/06/16

MASSIMO DI CATALDO / IL MIO TEMPO

気がつくと、いつのまにか中堅カンタウトーレになっていたMassimo Di Cataldo(マッシモ・ディ・カタルド)のベスト盤。新曲が2曲収録されているらしいのですが、いま手元にトラック・リストがないし、自分は彼のオリジナル盤を1枚しか持っていないので、どれが新曲なのかわかりません。

Massimoに限ったことではありませんが、ベスト盤って、基本的に退屈です。「ベスト」というくらいだから、個々の曲はどれもクオリティの高い曲、キャッチーでシングル向きな曲が集められているのでしょうが、そういう曲を集めた結果、同じようなクオリティ、同じような傾向の曲ばかりが収録されてしまい、CDトータルとして聴いたときに飽きてきちゃうことがしばしばです。これがオリジナル・アルバムだったら、途中でわざと「はずす曲」を入れたり「遊ぶ曲」を入れたり「つなぎの小曲」を入れたりなどして、アルバム全体としてのリズムや抑揚をつけることができるのですが、ベスト盤ではそういった曲はカットされちゃいますからね。ベスト盤に限らず、アルバムは「シングル(にもできる)曲の集合体」と考えている(のだろう)最近のアーティストのアルバムも、ずっと聴いてるとやはり退屈。そういう意味では、否定的な意味でむかしよく使われていた「捨て曲」というのも、じつは必要なのかもしれません。

で、MassimoのこのCDですが、個々の曲はまぁまぁいいです。でも、すごくいいというわけではなく、アヴェレージ。普通です。Massimoのヴォーカルも、まぁまぁうまいんだけど、個性があまりありません。普通です。結果として、曲も歌も「普通にきれいでいいんじゃない」という感じになってます。

この「普通」さが、かなりの弱点だと感じます。いま手元にクレジットがないので確認できませんが、聴いた感じでは、M5ではEros Ramazzotti(エロス・ラマッゾッティ)、M6ではRenato Zero(レナート・ゼロ)が参加して、Massimoとデュエットしていると思います。Massimoにとって残念なのは、Erosの声が入ると、その曲はErosの曲に聞こえてしまうこと。Renatoのヴォーカルが入ると、その曲はRenatoのものに聞こえてしまうこと。ErosやRenatoがソロでヴォーカルをとってるパートだけでなく、Massimoのヴォーカルとかぶさっているときでさえ、Massimoの曲じゃないように聞こえてしまうんです。

相手がErosにRenatoと、イタリアン・シンガーのなかでもとくにヴォーカルに個性がある人だからということもありますが、それでも、自分でつくって自分がメインで歌っている曲なのに、ちょっと参加してるだけの彼らに全部持ってかれちゃうような印象を与える(少なくとも自分にはそう感じられた)ってのは、カンタウトーレとしてはかなりきついと思います。曲にも歌声にも個性がなさすぎなんですよ。

いいものは持ってます。平均点はラクにクリアしています。あとは、もっと「Massimoならでは」といった部分があればなぁと、自分としては残念に思うシンガーなんですよね、彼。ま、そういった個性(=クセ)がないところが、聴きやすくていい、評価できるっていう考え方もあるのではありますが。

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2004/06/15

FRANCOISE HARDI / MA JEUNESSE FOUT KE CAMP


邦題は『もう森へなんかいかない』でしたっけ? アルバム・タイトル曲であるM1の、フランスでしかありえないといってよいであろう哀しみと哀愁と叙情に満ちた美しさは、いま聴いてもやはり胸にしみます。

Francoise Hardi(フランソワーズ・アルディ)って、日本では「アンニュイ」っていう言葉で表現されることが多いように思うんですが(いまはもういわないのかな)、それってなんか違う気がします。Francoise=フランス人=パリ=「パリのアンニュイ」みたいな連想からきたのかなぁ。そういえばデビュー当時の桃井かおりさんも「アンニュイ女優」といわれてましたね。映画のタイトルは『もう頬づえなんかつかない』でしたっけ? このアルバムタイトルと似てますが、なにか関連があったのだろうか。

それはともかく、このアルバムで聴かれるFrancoiseの歌は、M1では美しい哀しみ、引き裂かれたような淋しさに満ちていますが、他の曲は、じつはけっこう明るい印象です。M3「Point」なんて、能天気なフレーズで「ぽわ~ん」とか歌ってますし。

でも、どんな曲を歌っても、そこはかとない哀愁がただよってしまうのは、語り的要素の強いフランス語で歌われているからだろうし、Francoiseのちょっとウィスパー気味の歌い方のためでもあるでしょう。

ガットギターやオーケストラの使い方もツボを押さえていて、Francoiseの歌声を邪魔することなく、味わいを深めています。M8「Si mi caballero」ではむせび泣くようなハモンド・オルガンがヴォーカルのうしろで静かに響き、涙をそそります。

Francoiseのアルバムは数枚しか聴いたことがないのですが、なかでもやはり、このアルバムは名盤だと思います。いまではさまざまなフランスの情報が日本にも入ってきて、フランスという国についての印象は人それぞれなのだと思いますが、そうなる以前、まだヨーロッパに旅行するにはロシア(当時はソ連)を避けてアンカレッジ経由で24時間近くかけて行くしかなかったころ、ヨーロッパに1週間旅行するには100万円以上の費用が必要といわれていたころ、海外旅行自体が日本人にとって大イベントだったころに、多くの日本人がフランス(=パリ?)に対して抱いたイメージ、憧れの国の雰囲気を、存分に感じさせてくれるアルバムだし、シンガーなのではないかと思います。

そういえば、4年くらい前に日本に来たフランス人の学生さんが、Francoiseのアルバムが日本でたくさん売られていて驚いたといってました。本国ではもう過去の人になっているみたいですね。

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2004/06/14

カルパッチョにグレープフルーツ

今日のお昼は、会社のそばにある行きつけのリストランテ・イタリアーナ「ステファノ」でコースを食べたのだわ。ここのシェフのファストロ・ステファノさんとも、カメリエーレのカトーさんとも、すっかり顔なじみになってしまった。

アンティ・パストは真鯛のカルパッチョ。これになんと、グレープフルーツが載ってるの。カルパッチョといえば普通はレモンだよね。グレープフルーツってのはびっくり。ちょっと甘くて、さわやかな酸味があって、身のしまった鯛とおいしく食べられたのだわ。

プリモ・ピアットはくるみとアサリのパスタ。アサリのパスタ(スパゲッティ・アッレ・ボンゴレ)はどこでもあるけど、くるみが入ってるのってめずらしくない? くるみの甘くて香ばしい風味と、ぷっくりとしたアサリが、ふわぁってオイル・ソースであえてあって、これまたおいしゅうございます。

セコンド・ピアットは仔牛のグリル・ツナソース。ローストビーフ状にじんわりと火を通した仔牛は、なかはピンクでふわっとやわらかくて、甘くてジューシー。そこにツナでつくったソースがかかってる。こういう料理、あんまり見たことがないんだけど。肉に魚のソースだよ。でも、魚臭さはぜんぜんなくて、とってもいい風味が仔牛の甘みとよくあってる。このソース、ヴェネツィアで食べたチケッティのペーストにちょっと似てるかな。

どれも、はじめて食べるような料理法ばかり。シェフのステファノさんはヴェネト州トレヴィーゾの出身なんだけど、ヴェネトの料理法なのかなぁ。

こんなおいしい料理があるのに、ワインを飲まないわけにはいかない。というわけで、昼だけど、グラスワインを1杯だけいただきました。ヴェネトなので、ここは無難にソアーヴェでね。もちろん、会社の人にはナイショ。

あぁ、おいしかったわぁ。

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Teresa De Sio

Teresa De Sio(テレーザ・デ・シオ)は、ナポリの歌姫でしたっけ? シチリアだったかな。いずれにしても、南イタリア出身の女性シンガーですね。たしか、Mauro Pagani(マウロ・パガーニ)のファースト・アルバムやEmilio Locurcio(エミリオ・ロクルチオ)のポップ・オペラ『L' Eliogabalo』にも参加してて、独特のエキゾティックな歌声を聞かせてくれていたはず。

で、このアルバム。Teresaの名前がそのままアルバム・タイトルになっていますが、デビュー作ではなく、1982年のセカンド・アルバムです。

じつは自分、Teresaのアルバムってほとんど聴いたことがなくて、彼女に対する印象は、MauroやEmilioの作品など、彼女が参加した別のアルバムからのもののほうが強かったんですよ。なので、もっと地中海風、民族音楽風かなと思ってたんですけど、思ってたより、というか、かなりこのアルバムはポップです。Sheena Easton(シーナ・イーストン)かよってくらいに、明るくてやわらかでポップなメロディがあふれてます。

でも、Teresaの歌声は、やっぱり独特なんですね。曲調やメロディ、アレンジは英米のポップ・ミュージックとそれほど大きく違わないのだけど、Teresaの細かく震える歌声には、やっぱり南イタリアの香りが色濃く漂っています。Teresaのビブラートにあわせるように細かいビブラートをかぶせるハーモニカなんていうにくいアレンジもあり、センスのよさをうかがわせます。

アルバム全体としてはポップすぎて、個人的な好みとは少し違うのですが、Teresaはやっぱり味わいのあるシンガーだなと思います。また、個性的な彼女のヴォーカルを活かすのは、こういった曲調ではなく、やはりもう少しエキゾティックな、エスニックな、トラディショナルな雰囲気を持った曲なんだろうなとも思うのでした。

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2004/06/13

パスタをもっとも美味しく食べるには

思ったんですけどね、美味しい麺を、美味しい塩をたっぷり入れてしっかり塩味をつけたたっぷりのお湯でゆでて、茹で上がったらすぐに中部イタリア産の青草の香りのする美味しいオリーブオイルをささっとあえて食べる……これがいちばん美味しいんじゃないかしらん。シンプルがいちばん!

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