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2004年5月23日 - 2004年5月29日

2004/05/29

Therion "Secret of the Runes"

こういうロックは、どういうジャンルに入るんですか? ゴシック・メタル? よくわからないんですが、デビュー当時はたしかデス・メタル・バンドっていわれてましたよね、Therion(セリオン)。でも、このアルバムには、いわゆるデス声(ぐわぁぁぁぁぁとかいうやつ)はいっさい入ってなくて、なんと全編が合唱(クワイア)です。男声、女声、混声が入り混じり、バックにはオーケストラが鳴り、めちゃめちゃクラシカル&ドラマティック!

こういうロックを探してたんです! 合唱ロック/ポップス・ファンの自分にとってストライク・ゾーンど真ん中です。

クラシックの持つ重厚さとドラマティックさ、そして美しいメロディに、ロックのリズムと力強さが乗る。もともとはそういう音楽が聴きたくてプログレッシヴ・ロックのファンになったのだけど、プログレはどんどん違うほうへ進んでいってしまいました。

その後、Vaiper(ヴァイパー)やAngla(アングラ)、Helloween(ハロウィーン)、Gamma Ray(ガンマ・レイ)といったメロディック・スピード・メタルにそのスタイルの幻影を見たのだけど、合唱が入ることはほとんどなく……。

さらにその後、ちまたではソプラノ・ヴォーカルなどを導入したデス・メタル/ゴシック・メタルなどが話題になったので、そこにも幻影を求めていくつか聴いたのだけど、デス声になじめず、曲自体もドラマティックさに欠けていて、根本的な部分で「違う」ものであることにがっかりしたのですよ。

この過程のなかでTherionも1枚、聴いたことがありました。『Symphony Masses / Ho Drakon Ho Megas』なんですが、それほどいいとは思わなかったんだよなぁ。いい「要素」はあるんだけどね。なので、ずっとTherionのことを忘れてたんです。

で、このアルバム。ネット上で「すごい」という噂を目にし、ためしに聴いてみました。Therionって聴くのはじめてだなぁとか思いながら(以前に聴いたことがあるのをすっかり忘れてた)。そしたら……。

もう、涙出そうです。そう、そう、こういうのが聴きたかったのよ、ずっと。

クラシカルなヴォーカル・スタイルとドラマティックで厚みのある演奏、美しく重厚でヨーロッパのロマンと哀愁あふれるメロディ。もうヨーロッパでしかありえないロック・ミュージック。素晴らしい!!

Therion以外にもこういうアルバムってあるんだろうか? ご存じの方がいらっしゃったら、ぜひ教えてください。

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ロスト・イン・トランスレーション(Lost in Translation)

先週の『真珠の耳飾りの少女』に続き、スカーレット・ヨハンソン主演の映画を観てしまった。

けっこう話題作ですが、どうなんだろうなぁ。自分には楽しみどころがよくわからなかった。ストーリーにはこれといって山場とか展開とかがあるわけじゃないし、なんか、観光紹介ビデオを観てるみたいな錯覚におちいるところもしばしば。とくに京都のシーンとか、そのシーンの存在の意味がよくわかんなかった。

渋谷にしても新宿にしても、ゲームセンターやクラブといった、子供たちが集ってわけのわからん盛り上がり方をする場所って、自分は行ったことがないし、行きたいとも思わないから、それらのシーンを観ても「ふ~ん、こんなんなってるんだ」くらいの感想しか持てないし。カラオケのシーンなんて、自分のもっとも苦手とする雰囲気の集い。

ところどころ、おもしろいところはあるんだけど、それが単発で終わっちゃってるから、大きな渦になってこないんだよね。まぁ、そういう観方を期待してるのではないだろうけど。なんか、脈絡のない他人の日常を無関心に眺めてるような、そんな感じ。主人公のボブがホテルの部屋でくだらない深夜番組を観て虚脱感に襲われるシーンがあるけど、その立場にいま、映画を観ている自分がなったような印象。

スカーレットはあいかわらず唇半開きな芝居が多いし、『真珠の~』では役として胸回りと腰回りになにか詰め物をしてるのかと思ってたけど、じつは自前で、あまりプロポーションがいい女優ではないこともわかった。ビル・マーレーはいい味出してたけど、スカーレットは普通だったな。

ただ、言葉の通じない、脈絡なく若者が盛り上がってる土地にひとりで置かれ、ちょっと弱ってるときに、ふだんは自分からはまず行こうとは思わないようなところへ連れ回してくれる、自分の日常を引っ掻き回してくれる、若くて快活な女の子がそばにいると、その娘に恋に似た感情を持ってしまうっていうのは、なんとなく共感できる。年齢差もあるし、いろいろなことで不釣り合いだから、恋人同士になることはないってことはわかってるし、そういう間柄になることを望んでいるわけでもないんだけど、でも恋しちゃうことって、あるよね、きっと。

シャーロットも、それが「恋もどき」だってことはわかってるはず。でも、自分できちんと整理できないのは、まだ若いからなのかな。その意味で、「大人」であるボブが、きちんと「終わり」をシャーロットにもいわせたのは、さすがだなと思った。

おそらく、ストーリーを追って観る映画ではなく、その時その時のシーンを「感じる」映画なんだろう。自分は東京に住んでいるけど、映画に映し出される「東京」にはなじみがないし、あこがれもなければ興味もない。どちらかというと嫌悪を覚える側面。そういう意味でも、自分には難しい映画だった。


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2004/05/28

ぜったい役に立たんと思うぞ

昨日(5月27日)の夜に送られてきたSmallBizメールを読んでたら、百式の田口さんのコラムにこんなのが書いてあった。

==========
◆ 蚊を寄せ付けない携帯電話:Anti-Mosquito
(中略)
$9.99ほどの値段で蚊がいやがる高周波を発してくれるのだ。
==========

また高周波かよっ! アメリカってほんと、高周波・電磁波ものが好きだよねぇ。高周波ネズミ撃退機(ペスト・リペラー)とか、高周波ゴキブリ撃退機(ローチ・リペラー)とか。今度は蚊ですか。

断言しよう。これ、ぜったい役に立たんぞ!

だってさ、ローチ・リペラーもペスト・リペラーも、ぜんぜん役に立たなかったも(持ってるのかよ!>オレ)。ローチ・リペラーなんてさ、セットしたその日に、ローチ・リペラーのうえでゴキブリが休息(?)してた。ペスト・リペラーをセットした天井裏をネズミが駆け回ってた。

高周波や電磁波に、虫とかを追い払う効果はない。間違いない!

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Apoteosi

イタリアのプログレッシヴ・グループ、Apoteosi(アポテオジ)の唯一のアルバムです。

オープニングは怪しい響きのオルガンから始まって、このまま邪悪系シンフォニックになるのかと思わせるのですが、その後はどちらかというと軽やか系さわやかメロディアス・シンフォニックになっていきます。

このキーボード、なんていうんでしたっけ? ソリーナ? アープ? 忘れちゃいましたが、1970年代前半ころのユーロ・プログレ・グループがよく使ってたやつで、さわやかなんだけど少しざらざらした音色にあたたかみがあって、けっこう好きです。このキーボードがこのアルバムの性格を方向づけてるといえるかな。

ヴォーカル・パートはかなりポップだと思います。女性ヴォーカルのためかもしれませんが、オランダのEarth & Fire(アース&ファイア)とか、イギリスのJulian J. Savarin(ジュリアン・ジェイ・サバリン。こんなつづりだったっけ?)とかを思い出しちゃいました。でも、アルバム後半では男声合唱風のコーラスも入ったりして、ただのポップ・プログレにはなってないんですけどね。

演奏力は、普通かな。ドラムはけっこううまいと思います。キーボードは、ちょっとだけミスタッチがあったりします。ベースは……よくわからん。ギターは、まぁこんなもんでしょう。

全体にこじんまりした感じで、かわいらしいです。1970年代のイタリアン・シンフォニックをたくさん聴いてきた耳には、新鮮さとか驚きとか感動とかいったものはないけど、なんか愛らしくてむげにはできない……そんなアルバムです。

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2004/05/27

ユーロ・プログレ・ディスク・ガイド

片山伸さんのサイト「ITALIAN MUSIC FAVORITES」がひさしぶりに更新されてました! といっても、What's New!のページだけだけど。アルバム紹介は、書いてる時間がないのかなぁ。

で、片山さんが制作に関わったシンコー・ミュージックのディスク・ガイド・シリーズ『ユーロ・プログレ』が、6月11日に発売の予定だそうです! どんなアルバムが紹介されてるのかなぁ。個人的には、東欧系のグループとか作品とかが充実してるといいなぁ。

マーキーとは違って、シンコー・ミュージックが発行元なら、高田馬場の芳林堂にも入りそうな気がする。楽しみです。買うかどうかはわからんけど。

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冷たいパスタ

今日のお昼はサンクスの「サラダ de パスタ」(こんな名前だったか?)のトマトソース味。これにはゴマだれ味もあって、そっちは少し前に食べたのだけど、なかなか美味でした。

自分、好きなんですよ、冷たいパスタ。夏場になると家でもよくつくります。

で、サンクスのトマト味冷たいパスタなんですが、サンクスに限らないけど、なんで惣菜系出来合いトマト味冷たいパスタのソースって、あんなにおいしくないんだろう。なんか、トマトジュースをむりくりパスタソースに改造しましたみたいな味じゃないですか?

やっぱりトマト味の冷たいパスタは、おいしい茹で上げ麺にオリーブオイルをふって、あおいで冷まして(水で冷やすの嫌い。なんか、味が薄くなる気がする)からざく切りのフレッシュトマト(アップルトマトとかがあるとおいしいですね)をたっぷり混ぜ合わせて、細引きの岩塩をちょちょっと振りかけて、冷蔵庫に入れて冷やしながら味をなじませて、食べる直前にまたオリーブオイルを少し振り掛けて食べるのがおいしいな。バジリコを少しちぎって載せられればさらにグッド。

ちなみにオリーブオイルは、もちろんエキストラ・ヴァージンです。個人的には中部イタリア、トスカーナとかウンブリアとかのものが好み。南のだと味がちょっと強すぎる感じだし、北だと上品すぎな感じがしますわ。

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Stefano Rosso "Una storia disonesta"

Stefano Rosso(ステーファノ・ロッソ)の1976年のアルバムです。ジャケットに写ってる、ひげもじゃでタバコをくわえ、つばつきの帽子をかぶったちょっとワイルドな感じのおじさんがStefanoなのでしょうか? このジャケット、表側は帽子のすぐ下、目のところで写真が切れてますが、その続きは裏ジャケット側に上下さかさまに印刷されてます。再発CDでは横開きなので意味不明な写真になっちゃいますが、おそらくオリジナルのLPはタテにジャケットが開いて、表裏の写真が一続きになるかたちだったんだろうな。むかしはそんなようなデザインのLPジャケットって、けっこうありましたよね。

この人のことを自分は知らないのですが、曲の感じからすると、たぶんナポリとかの南イタリア出身なんでしょう。おだやかで素朴な歌声を持っています。アコースティック・ギターを中心に、マンドリンのトレモロやストリングス、ハーモニカなども響き、南イタリアらしい、地中海のきらきらした明るさと暖かさを思わせるようなフォークタッチでナポレターナ風の曲が収録されてます。

曲も歌も、それほど個性が強くなく、いってしまえば十人並みな感じではあります。ジャケット写真では、白黒写真の帽子のつばの上に、背中を包丁で刺されて死んでいる男性がカラーイラストで書かれているんですが、このショッキング(?)なジャケットとはあまりイメージが合いません。普通に1970年代の南イタリアン・ポップスといった感じです。でも、普通だからこそ、安心して聴けるともいえるんですよね。

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2004/05/26

顔が嫌い

某雑誌でね、ある人の写真を見たのですよ。長者番付でいつも上位にいる人で、著書もよく売れてて、その人のことを書いた本もよく売れてたりして、セミナーとかでも人気で、あの人は素晴らしい、あの人の考え方は素晴らしいって思ってる人がたくさんいる人。名前は書きませんよ、その人のティフォーシとかからわけのわからん嫌がらせとか受けたくないから(笑)。

でね、その人の顔がね、やっぱり嫌い。この人のことを写真で見るのははじめてなんだけど、いい人だといわれているようだけど、やっぱり「金が大好き」って感じの顔なんだよなぁ。なんていうかね、俗世の欲が表に現われちゃってるような。

べつに、お金が好きでもかまわないし、努力と才能で大金持ちになった人はそれはそれですごいとは思うんだけど、どうもねぇ、「この人、顔が嫌い!」って思ってしまう人が多いのよね、お金持ちさんには。

お金は、あったほうがいいけど、あり過ぎなくていい。そのときに必要な額プラスαくらいがあれば充分。お金がないと幸せになるのは難しい世の中だけど、お金があれば幸せになれるわけじゃないからね。

なんか、お金持ちの人たちの顔からは「幸せ」があまり感じられないんだよなぁ。だから嫌いなんだろうな。

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Dalla / Morandi

タイトルどおり、Lucio Dalla(ルーチォ・ダッラ)とGianni Morandi(ジァンニ・モランディ)による共演盤。といっても、ふたりで一緒にメインヴォーカルをとっている(いわゆるデュエット)のはM1「Vita」くらいで、あとはそれぞれのソロ作品みたいな曲がまぜこぜに収録されているだけという、なんだかよくわからないアルバムです。

しかし、こうして聴くと、やっぱGianniっていい声なんですね。Gianniのアルバムは何枚か持ってますが、自分はあまり好きじゃないというか、アルバムとしてはそんなに「いい」とは思ってないのですけれど、このアルバムのGianniは、なんか「いい」。このアルバムに収録されている曲が彼にあってるのかなぁ。それとも、癖の強いLucioの合間に流れるから、よさが際立つのかなぁ。

M5の「Felicita'」はむかし、なにかの映画のテーマ曲に使われたことがあるのだけど、なんて映画だったか、どんな映画だったか、ぜんぜん覚えてません。知り合いの女の子に頼まれて、東京・池袋の文芸座に一緒に観にいった映画で使われてたんですけど。

あの当時、池袋の文芸座周辺は薄暗い感じの繁華街で、育ちのよい生真面目な若い女性がひとりで行くのは抵抗のあるような場所だったのよね。いまはどうなんだろ。長いこと池袋のあの辺って行ってないな。

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2004/05/25

Sportiva

今日、集英社からスポーツ雑誌『Sprotiva(スポルティーバ)』の7月号が届きました。あれ、集英社に知り合いなんていたっけな? 本の紹介とかしてもらったんだったっけ?? でもスポーツ雑誌じゃなぁ……とか思いながらめくってて、思い出しました。

そういえば、取材協力したんだった。

7月号には特別綴じ込み付録としてサッカーEURO2004の出場16カ国ガイドブックがついてます。このガイドブックに、選手の紹介と一緒に、それぞれの国で人気のある女性アイドル歌手をひとり紹介したいので、イタリアで人気のあるアイドルを教えてくれっていう依頼が、少し前に編集担当の方から来たんだったわ。そんで、いろいろな資料と一緒にAnna Tatangelo(アンナ・タタンジェロ)を紹介したのでした。

アイドル紹介の欄はごく小さなものだとは聞いてましたが、ほんとに小さい! 100文字もないぞ。たしかにこれじゃ謝礼なんか出せないわねぇ。ま、それはいいんですけど。cooperationのところに名前載せてもらったし。

というわけで、音楽ファンの方、書店で立ち読みしてみてね。サッカーファンの方は買いましょう(笑)。

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2004/05/24

ウィリアムズおもしろすぎ

いやぁ、昨日のモナコ・グランプリは、なかなかおもしろかったですね。すごいぞ、ジェンソン・バトン。BARはマジで速いクルマになったなって感じです。後半になると他チームもどんどん仕上げてくるはずだから、BARもいまの速さに安心しないで、さらにさらに開発を進めてってほしいですね。

しかし、琢磨君。エンジン壊れちゃってかわいそうといえばかわいそうなんだけど、なんで琢磨君のエンジンばっかり壊れるんだろうか。なんとな~く、琢磨君ってばエンジンの回し方がジェンソンよりも雑なのかなぁという気もしてきちゃう今日この頃です。

あとなぁ、予選はもう少しなんとかしてほしいぞ、琢磨君。ミスが多すぎるように思うんだけど。せっかくのすっばらしいロケットスタートを、できればもっと前のグリッドで見せてくれ。モナコだって、なんでフリー走行ではあんなにうまく、速く走るのに、予選でミスる!? あのミスがなければセカンドロー、場合によっちゃフロントローだってあったろうに。その位置から得意のスタートをすれば、マジでレース序盤をリーダーで引っ張る姿を見ることだってできそうなんだけどなぁ。

いや、ほんと、期待してるんですよ。おそらく、いままで日本人ドライヴァーが乗ってきたなかでもっとも競争力のあるクルマに乗ってるのだろうし、琢磨君自身にも速さがあるように感じられるし。でも、少なくともジェンソンにまずは勝たなくちゃね。

ヤルノの初優勝は、素直にうれしいですわ。イタリア好きな自分としては、やっぱりイタリアン・ドライヴァーには活躍してほしいのよ。ヤルノはね、速いのに、なかなか運をつかめずにいたからね。でも、初優勝がモナコでのポール・トゥ・ウィンっていうのはいいね。とってもドラマティックですわ。この調子で、さらに勝ちを重ねていってほしいぞ。

残念だったのが、もうひとりのイタリアン・ドライヴァー、ジャンカルロですわ。やっとザウバーも戦闘力が上がってきて、今回もそこそこいい位置につけてたから、最後まで走り切れればポイントゲットも実現性が高かったのに……。琢磨君の白煙に吸い込まれ、大クラッシュだもんなぁ。ケガがなかったのでよかったとはいえ、非常にもったいない。ジャンカルロって、とてもいいドライヴァーだと思うんだけど、どうも「運」に見放されてる気がするわ。気がつくともう30歳を超えてしまったし(だったよね?)。う~む。

しかし、今回大暴れだったのは、やっぱりウィリアムズの2台ですね。ラルフはもう、しょうがないって感じですけど(爆)。彼の乗るクルマが見えたら、それが前でもうしろでも、もうそれだけで「デンジャー!」な感じですからね、いろいろな意味で。ていうか、ほとんど悪い意味で。

同じウィリアムズのファン・パブロもデンジャラスなドライヴァーだと思うんですけど、ファン・パブロのほうは「うかうかしてると抜かれちゃうぞ」「多少無理でも抜きにくるぞ」っていう意味の、レースをするうえでのデンジャラスさ。でも、ラルフの場合は「うかうかしてるとぶつけられちゃうぞ」「無理して抜きにきてぶつけられちゃうぞ」っていうデンジャラスさですからねぇ。おまえはマイケル・アンドレッティかって感じです。

でけっきょく、ラルフは2位を走ってたルノーのフェルナンドをクラッシュに追い込み、ファン・パブロはトップを走ろうとしてたフェラーリのミハエルをクラッシュに追い込むという、素敵なお祭りを見せてくれたのだわ(笑)。おもしろすぎ、ウィリアムズ。ちなみに自分は、ラルフは嫌いなんだけどファン・パブロは好き。ミハエルは普通。なので、ミハエルとファン・パブロの接触は、ミハエルのほうが悪いっ!と思うことにしますわ。

次はニュルブルグリングかぁ。ジェンソンにかっとんでほしいなぁ。あとヤルノとファン・パブロにも。琢磨君は……まぁがんばれ。いやほんと、もっと熱くさせてくれよ、琢磨ぁ。

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2004/05/23

輸入盤CDが日本で買えなくなる


イタリアン・ポップス掲示板のほうにも書いたのだけど、こちらにも書きます。

自分は洋楽ファンで、なかでもとくにイタリアン・ポップスのファンです。同時に、ヨーロッパのプログレッシヴ・ロックのファンでもあります。イタリアン・ポップスやマイナーなヨーロッパのプログレッシヴ・ロックは日本盤がほとんどないので、自分が購入するCDはほぼ100%に近い割合で輸入盤です。

ところが、自分の音楽生活のほとんどすべてを占めている輸入盤CDが、日本で買えなくなるかもしれないのです、「著作権法の一部を改正する法律案」がこのまま成立してしまうと。

少し前から一部の音楽ファンのあいだでこの法案に反対する意思表示が各インターネットサイトにアップされていますが、組織力も関係業界へのコネクションもない、個別の音楽ファンの意思表示だけでは、あまり影響力は強くなく、このままたいして審議もされないままに法案が成立しようとしているようです。それに危機感を強めた音楽関係者の方による法案反対サイトができてました。これで少しはよい方向へ転がるといいのですが。

「私たち音楽関係者は、著作権法改定による輸入CD規制に反対します」

この法律案が可決されるとどういうことが起きるのか、このサイトに簡潔に、わかりやすく書いてありましたので、一部転載します。

(転載ここから)~~~~~~~~~~
日本発売されている作品の輸入盤が、レコード会社が「輸入権」を行使すると、輸入禁止になります。まだ日本発売されていなくても、日本発売された瞬間に、売ることばかりでなく、在庫を所持していることも違法になるので、日本発売予定がある作品の海外盤は、事実上、輸入することができません。買いたいCDがあるのに、日本盤も輸入盤もなくて、どこを探しても買えなくなるということも起きるのです。
日本発売予定がなくても、いつ、日本盤が出て、違法行為とみなされるか分からないので、レコード店や輸入業者は、これまでのように世界中のさまざまなCDを自由に輸入することが困難になります。輸入盤の種類は大きく減り、値段はとても高くなるでしょう。
個人輸入は認められています。でも、個人使用のためのCDであることが証明されないと、自分で聴くために海外で買ってきたCDや、海外から通販で買ったCDが、税関で差し止められたり没収されたりするかもしれません。
~~~~~~~~~~(転載ここまで)

ポイントは「日本発売予定がなくても、いつ、日本盤が出て、違法行為とみなされるか分からない」てところでしょう。これがあるために、これまでに日本盤がリリースされてこなかったようなジャンルの音楽のファンも「自分たちは関係ない」とはいえなくなってしまうんです。

たとえばイタリアの若手シンガーでTiziano Ferro(ティツィアーノ・フェッロ)という人がいます。現時点ではおそらく日本盤リリースの予定なんてないでしょう。でもヨーロッパでは大人気だし、ヨーロッパのポップスを愛聴している日本人ファンにも人気があるので、タワーとかHMVとかが日本にも輸入してくれています。そのため、日本でも比較的簡単に彼のCDを買い、聴くことができます。

でも、日本のレコードメーカーが、彼のヨーロッパでのヒット、日本でも一部の熱心なファンのあいだで輸入盤がよく買われていることに目をつけ、ある朝の会議で「Tizianoの日本盤を出そう」と決めたとします。その瞬間に、Tizianoの輸入盤を日本で売ることが違法になるってわけです。それだけでなく、その輸入盤を在庫していることも違法になります。

つまり、すべての輸入盤CDは、いまは「合法」だけど、いつ突然に「違法」になるかわからないわけです。そんな「危険」な商品を、いったいどれだけのショップが扱ってくれると思いますか?

そのうえ、個人輸入(海外からの通販)商品についても検閲(あえて強い言葉で書いてみます)が入るかもしれないなんて……。

これって、自分らのような「輸入盤に頼らなくちゃいけない」音楽ファンにとって、すごく危険な法律だと思います。自分たちが楽しみにしているものが奪われようとしてるんです。本当に、自分たちにできることはなにか、すべきことはなにか、考えたほうがいいかも。少なくとも、選挙権のある音楽ファンのみなさんは、次の選挙には必ず出かけて、投票行為でなんらかの意思を示したほうがいいと思います。

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