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2004年11月

2004/11/29

ハ~イ!ジョージ・ウィリアムスで~す

でおなじみ?の外国人、ジョージ・ウィリアムスさんを渋谷パルコのところで見ましたわ。あの、NHK教育の「100語英会話」?とかいう10分番組に杏さゆりさんと一緒に出てるピンクの髪の外国人(アメリカの方?)ですよん。パルコの壁に寄りかかってる背の高い外国人のまわりに少しだけ日本人おねえちゃんの人だかりができてるなぁと思ったら、その外国人がジョージさんなのでした。もちろん、テレビのようにやたらとハイテンションなことはなく、でもにこやかにお姉ちゃん方となんだかしゃべってましたわ。
通り過ぎ際に彼に気づいて、確認のためにちょっとバックした自分らを見たジョージさんは、こちらを見て笑顔で手をふってくれたのでした。なんとなく、好印象(簡単だな、自分)。
実物のジョージさんは、テレビで感じる以上に背が高く、フレンドリー感満載でした。髪の色もピンクじゃなくてふつうに黒かったし。番組で彼の横に立っている杏さんがべつに小さく見えないということは、杏さんもかなり背が高いのかしらん?
ちなみに、自分よりも先に彼に気づいたうちの妻は、彼の名前を知らず、「スーパーコーパス君の人」といっていた。コーパス君とは違いますからぁ~!

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2004/11/26

ITALIAN MUSIC FAVORITESが

今日見たら、片山さんのサイト「ITALIAN MUSIC FAVORITES」がBlog「www.italianmusic.jp」としてリニューアル・オープンされてました! ここのところサイトの更新がずっと滞ってたけど、Blogになったので今後は頻繁に更新されそうです。

たしかになぁ、Blogのほうが更新が簡単なんだよなぁ。自分も実際、ここにはいくつか新しいアルバム紹介を書いてるけど、Pensiero! WEBのほうはぜんぜん更新できてない。HTMLのWEBを捨ててBlogに乗り換えるってのも、気持ちとしてはわかるなぁ。

ただ、Blogってインデックスの一覧性とかに限界を感じる。日々どんどん書いて発表していく場としては便利で有効だけど、データの蓄積・分類を中心にした「資料集」としてはWEBのほうが使いやすいよね、少なくともいまの時点ではまだ。

なのでやっぱり当面は、とりあえずBlogに先に書き、適当な時期にそれらを分類してWEBに転載、というスタイルで自分は続けていくつもり。

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2004/11/25

豚肉とザワークラウト

昨日の夜は時間がなかったので、ひさしぶりに豚肉とザワークラウトの煮込みをつくりました。たまたま豚肩肉のブロックが安く売ってたしね。

ブロック肉を大きくぶつ切りにして、塩コショウふって表面に軽く焼き色がつくくらいまでソテー(うちではあぶらは安いエクストラ・ヴァージン・オリーブオイル)。あとは、肉とザワークラウトをひたひたくらいの水(うちではプラス安い白ワイン)で煮るだけ。ザワークラウトの酢のためか、30分くらいの煮込みでも数時間煮込んだかのように肉がやわらか~くなるのよん。なので、火にかけて、シャワーを浴びて出てきたらもうできあがり。昨日はたまたまジャガイモとにんじんが家にあったので、これらも適度なサイズに切って一緒に煮込んどきました。ついでに、手近にあったスパイス(フェンネル、コリアンダーシード、クローブ)もちょっと入れておいたので、いっそう風味豊かな感じ。

いやぁ、あいかわらず美味しいわぁ。肉の脂身も脂っこさがすっかり落ちて、甘い味わいとやわらかな歯ざわりになってる。ほのかに酸味の残るザワークラウトと一緒にいただくと、これまたけっこう。メインとなる肉とガルニが一緒に調理できてしまうのもこの料理のうれしいところ。

もちろん、ワインはドイツ・ラインガウ地方の白ワイン、シュタインベルガー・リースリング(クロスター・エーベルバッハ)。調理を始める前に冷蔵庫に入れてよ~く冷やしておいた。ドイツのリースリングらしい上品な甘みとすっきりとしたあと味が、ドイツ風なこの料理にめっちゃうまでしたわ。

半分残しておいたので、今日の夜も食べよう。ワインは……今日はブルゴーニュかトスカーナの赤ワインにしてみようかしらん。

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2004/11/24

年末年始の

宿がとれん。すでに市内はどこもいっぱいなのか~! あなどりがたし、シドニー。

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2004/11/22

ミュージカル『オペラ座の怪人』ケン・ヒル版

今年から来年にかけて、日本はちょっとした『オペラ座の怪人』ブーム? 劇団四季による再演、映画版の公開に先駆けて、ケン・ヒル版のミュージカルが上演されています。

てことで、観にいってきましたよ、新宿厚生年金会館。2階のいちばんうしろの席だったけど、この会場は2階席でもステージがよく見えるし、キャパ的にも手ごろなんで好きです。

『オペラ座の怪人』は、原作本は何回か読んでますし、ずいぶんむかしにNHKで放送されたイギリスBBC制作によるテレビドラマ(約3時間)の出来が非常によくて、これをビデオにとったものも何回か見てます。けっこう哀しいお話ですよね。あ、変化球ヴァージョンであるブライアン・デ・パルマ監督の『ファントム・オブ・パラダイス』も観てますよ。

でも、ミュージカル・ヴァージョンは観るのがはじめて。ケン・ヒル版というのが劇団四季がやってるの(アンドリュー・ロイド・ウェーバー版とかいうらしい)とどこがどう違うのかわからんのだけど、劇団四季の『キャッツ』でめちゃめちゃがっかりした記憶のある自分としては、四季のよりはいいんじゃないかと思って出かけたわけですわ。

結果……がっかり。オペラ座を舞台にしたミュージカルなのに、オペラ上演中にさまざまな事件が起きるのに、「音楽の天使(=ファントム)」とクリスティーヌは「歌」を通じておたがいの心の奥深くに触れ合うのに、肝心の「歌」がすっごく少ないんですけど。ふつうにしゃべってるシーンがとても多い。もっと「音楽シーンでの高揚」を期待してたんだけどなぁ。

そして、なによりもつらかったのが、ファントムの声質と歌唱力。だってファントムは「音楽の天使」でしょ。彼の「天使の歌声」と「高い音楽的才能・資質」にクリスティーヌはひかれたのでしょ。なのに、なんでファントムの声があんななの? オペラ座でしょ。オペラでしょ。でもファントムの声はどう聞いてもポップ・シンガーにしか聞こえない。ちょっとひび割れ気味で、天使の歌声とは程遠い。少しむかしの歌唱力があるイタリアのポップ歌手みたい。歌がうまいとかへたとかとはべつに、「ファントム」の歌声としてはありえないと思うんだけど。

また、音楽はステージ前のオーケストラ・ピットでほぼ生演奏(だと思われる)なのだけど、オーケストラがいるわけじゃない。指揮者と、管楽器がひとりかふたり、コントラバス(かな?)がひとり、それにドラムスとキーボード。暗くてよく見えなかったけど、これくらいのこじんまりしたもの。正直いって、しょぼいです。とくにキーボードの音づくりがあまりうまくなく、重厚感も広がりも奥行もぜんぜんない。安っぽい。こんなんだったら、生演奏じゃなくテープでいいから、フル・オーケストラで録音したものを使ってほしかった。あのキーボードはひどいな。

登場人物は全部で10人くらい。いかにも張りぼてっぽいセット。舞台でかかる「ミュージカル・プレイ」というより、むかしのヨーロッパのキャバレー(ムーラン・ルージュみたいなやつ)で行なわれる「ショー・タイム」みたいな印象。音も舞台も、全体にこじんまりしてる。ストーリー(というか、登場人物の背景?)も、原作とちょっと違うような(本をまた読み直してみよう)。なんだか微妙で笑いづらいコメディ要素も世界観を壊しているだけのような感じ。

う~ん、まいっちゃったなぁ。素直に人気のある劇団四季版を見にいくべきだったかなぁ。これで『キャッツ』に続き、劇場で観るミュージカル2連敗って感じ。ミュージカルへの偏見を取り除けるかと思って観にきたんだけどなぁ。来年3月にはミュージカル『十戒』を観にいくのだけど、今度こそ「感動」させてほしいぞ。

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2004/11/19

ELSA LILA / ELSA

2003年のサンレモ音楽祭新人部門に参加した若い女性シンガー。これがデビュー・アルバム(ミニ・アルバムだけど)のようです。

もう、なんていうか、すごく正統派なイタリアン・ポップス。最近のイタリアン・ポップ・ミュージック(だけでなく、世界中のポップ・ミュージックも)を侵食しまくりのR&B/ヒップ・ホップ色が皆無で、個人的にとても好印象です(R&B/ヒップ・ホップ系って苦手)。

曲のタイプとしては、Laura Pausini(ラウラ・パウジーニ)直系といった感じでしょうか。イタリア語の響きの美しさを存分に生かした素直なメロディ。ゆったりとしてておおらかなフレーズ。シンプルだけどストレートに「きれいな旋律だよなぁ」と思う歌メロを丁寧にやさしく包み込むオーケストレーション。収録されているのはミディアム・スローなバラードが中心ですが、それぞれの曲にちょっとしたロング・トーン・パートがあり、イタリアらしい「歌い上げ系」ヴォーカルが堪能できます。

歌だけでなく、ルックスもちょっとLaura系でしょうか。ブックレットの最初に出てくる写真なんて、すごくLauraぽいと感じました。若いのに意外と老け顔なところも含めて(笑)。

ただ、デビュー当時からいかにも上品で清楚で素直で伸びやかな歌声を持っていたLauraにくらべると、Elsaのヴォーカルは、まだかなり粗い感じがします。少しひび割れ感のある低めの声質のせいもあるのでしょうが、フレーズのうたいまわしやビブラートのかけ方などが、あまりこなれてない。ちょっと無理して「上手に歌ってるように聞こえるように気をつけてます」といった感じがうかがえます。それと、こういった歌い上げ系の大きなメロディを歌うには、ちょっと声の出し方が不足気味かな。そういったことが重なって、Lauraよりもずっと俗っぽい印象を受けます。

曲自体はどれも質が高く、アルバムとしての出来はよいと思います。Elsaもその曲のよさを表現しようと頑張っているのがうかがえて、好ましいです。もう少しヴォイス・トレーニングをして、きちんと声を出せるようになったら、注目されるシンガーになりそうな感じです。

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2004/11/18

ROBERTO ANGELINI / ANGELINI

2001年のサンレモ音楽祭新人部門に参加し、その後も順調に歌手活動を続けているらしいRoberto Angelini(ロベルト・アンジェリーニ)。デビュー・アルバムの『Il sig. domani』は独特の浮遊感と透明感があって、2001年のサンレモ・アルバムのなかでは印象に残るものでした。

2003年にリリースされた『Angelini』はセカンド・アルバムのようです。もともとあまりイタリアンな要素はなく、デジタルな処理をされたリズムやキーボードを上手に導入した英米風のロックといった印象のあったRobertoですが、セカンド・アルバムではさらにいっそうイタリアンな要素がなくなりました。

強調されたリズム。派手な音色のキーボード。ミディアム・テンポのヒップ・ホップ系ポップス。ここから自分はぜんぜんイタリアを感じませんが、最近の若いイタリアン・シンガーたちの多くがこういった傾向・方向性の音楽をやっていることを考えると、ある意味ではいまの典型的なイタリアン・ポップスなのかもしれません。

ときにやわらかさやおだやかさを見せることもありますが、基本はラウドでスローなデジタル・ビート。ヴォーカル・ラインも含め、メロディの美しさを追求といった姿勢は感じられません(これは以前からそうですけど)。デビュー作では抑えたアレンジに淡々としたヴォーカルが独特の空間を生み出していましたが、このアルバムでは演奏の派手さとヴォーカルのバランスがうまく取れておらず、彼の歌声の魅力が上手に発揮されていないように感じます。

Paolo Meneguzzi(パオロ・メネグッツィ)もそうでしたが、デビュー・アルバムではイタリアらしさを保ちつつ英米的な洗練もあって今後のイタリアン・ポップス界での活躍を期待させるのに、セカンドではTiziano Ferro(ティツィアーノ・フェッロ)の出来の悪いコピーみたいなふやけたヒップ・ホップ系ポップスになってしまうのはなぜなんでしょう。そういう感じの音楽がはやっているから、流行に乗ってということなのかもしれませんが、アーティストには、とくにマエストロの国イタリアのアーティストには、流行とは別に「自分がいいと信じるもの」を追求してもらいたいです。その結果がヒップ・ホップ系ポップスだというのなら、それはそれでいいですけど、たぶん自分は聴かない(笑)。

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2004/11/17

ORO / LIBERI

前作の『Re Tour』から4年ぶり、オリジナル・アルバムとしては『3』以来7年ぶりのニュー・アルバムがリリースされました! 2000年以降、毎年「今年はニュー・アルバムを出すつもりだよ」といい続けてきた彼ら。やっとそれが現実になり、ファンとしてはうれしいかぎりです。

ORO(オーロ)はもともと、Marco Masini(マルコ・マジーニ)などのアルバムで知られるプロデューサー/ギタリストであるMario Manzani(マリオ・マンツァーニ)が中心となって結成されたグループですが、1997年の『3』を最後にMarioがグループを脱退。中心かつ主要であったMarioの脱退によりグループとしてのOROは終結?し、以後はValerio Zelli(ヴァレリオ・ゼッリ)とMauro Mengali(マウロ・メンガーリ)のふたり+サポート・メンバーというユニット形式で活動を続けていました。

2000年には新曲2曲を含む再録ベスト盤『Re Tour』をリリースしますが、これが悲しくなるほど出来が悪い。新曲自体も並の出来でしたが、旧曲の再録が、ほとんどアマチュア・レベルの演奏に録音という、聴いてて涙が出そうでしたよ。すでに『3』のときにメンバーはMario、Valerio、Mauroの3人だったので、人員的な違いは「Marioがいるか、いないか」だけのはずなんですが、この「Marioがいない」ことがすごく作品のクオリティに影響したようです。

そして、期待と不安のなかでリリースされたひさしぶりのオリジナル・アルバム。OROのメンバーはValerioとMauroのふたりで変わりはありませんが、今回は全面的にMario Manzaniが制作に協力しています。1曲を除きすべての曲の曲づくりに関わり、リズム・セクション以外のほぼすべての楽器演奏をこなし、プロデュースもアレンジも担当する。もう、これってMario Manzaniのアルバムなんじゃないのってくらい、ありとあらゆるところにMarioが顔を出しています。

しかし、これが正解でした。『Re Tour』と同じグループとは思えません。アレンジ、演奏、録音、どれもがプロの作品に戻りました。やはりMarioはすごい。先行シングルとなった「Liberi」などには往年のOROの作風が感じられますし、一方で、ValerioとMauroのふたりで頑張ってきたことによるのであろう、ちょっとフォーク・タッチでやさしい肌触りの曲もあります。彼らの代表曲である「Vivo per lei」を思い出させるヴォーカリゼーションもあります。

以前のアルバムにくらべると、演奏面におけるロック的な激しさや重厚さといったものは、少なくなっています。演奏人がパーマネントなメンバーではないので、しかたのないところではあります。ヴォーカリゼーションも、以前のように畳み掛けるようなドラマティックさはありません。そういった点で、全体にちょっとスケールダウンです。また、アルバムの構成も、後半になるにつれてだんだんとインパクトが弱まっていくような印象はあります。

でも、OROなんです。最近のイタリアン・ポップ・ミュージックのテイストを少しまといつつも、ベースとなるメロディはORO。そこにMarioの演奏とアレンジがOROらしさをさらに付け加えます。「待っていた甲斐があった!」とまではいいませんが、「よく帰ってきたね♪」くらいのうれしさはあります。

ただ、ここまでMarioだのみだと、次のアルバムはどうなるのだろう? このままMarioがメンバーに復帰とか、ないだろうなぁ。こうしてまた、期待と不安のうちに次の作品を待つことになりそうです。

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2004/11/14

動詞変化表がなくなってた

愛用のイタリア語電子辞書SEIKO SR-T5040を先週なくしてしまったので、また買ったんですよ、楽天のショップで。それが昨日届いたんですけどね、取扱説明書が前に買ったときのものより薄くなってる! なにがなくなったんだろうと調べたら、イタリア語の動詞の変化表が全部削除になってました。

この電子辞書、小学館の『伊和中辞典』『和伊中辞典』が収録されてるんですが、図表や囲み記事、動詞の変化表などは収録されてないんですよ。変化形の動詞から原形を推測して検索・表示する機能はあるけど、原形から変化形等を表示する機能はないの。そこが弱点っていわれてた(誰に?)んですよね。でも、本体には収録されていないけど、取扱説明書には動詞変化一覧表が印刷されてたんですよ。

ところが、新しく買ったものの取扱説明書にはない。これじゃ、動詞の変化を調べたくてもわかりません。なんで掲載やめちゃったのかなぁ。電子辞書を買う人は、変化表の載っている紙の辞書も持っていて当然という考えなんだろうか。ま、持ってるけど。ハンディ版も含めれば3つくらい、うちにはイタリア語辞書がある。でもなぁ、それって、去年までイタリア語の電子辞書が日本には存在しなかったから買ったわけで、あればそっちだけ買ってたかも。

ちなみに、つい最近発売されたカシオのイタリア語電子辞書には動詞の変化もすべて本体内に収録されているらしい。それはすごい。こっちにはさらに『ひとり歩きのイタリア語自由自在』も収録されてるんだよなぁ。この本、はじめてのイタリア旅行のときにずいぶんお世話になった。う~ん、心引かれるぞ、カシオ版。買っちゃおうっかなぁ~。

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2004/11/12

BUNGARO / L'ATTESA

Bungaro(ブンガロ)って、10年くらい前のアルバムを1枚聴いたことがあるのだけど、ポップで明るい作品だったような記憶しか残ってません。たしか、中古だか在庫品セールだかのときにまとめて安くイタリアン・ポップスのCDを買ったときに入ってた1枚で、Bungaro自身についての知識も興味もないなかで手に入れたんだったな。で、聴いてみたら可もなく不可もなくたいした特徴もなくって感じだったので、その後すっかり彼のことなんて忘れてました。なので2004年のサンレモ音楽祭参加者に名前を見つけたときの最初の印象は「まだいたんだ」。ファンのみなさん、すみません……。

というわけで、このアルバムは2004年のサンレモ参加曲「Guarda stelle」を含む、Bungaroひさしぶりのニューアルバム、しかもベスト盤じゃなくてオリジナル作品です。サンレモ曲もそうでしたが、アコースティック・ピアノとオーケストラによる演奏を中心にしたバラード系の作品になっています。以前に聴いたことのある彼の作品とはぜんぜん印象が違います。

少しひび割れ気味の声は、おだやかにうたうときのLucio Dalla(ルーチォ・ダッラ)とかにちょっと似てるかな。聴いててEduardo De Crescenzo(エデュアルド・デ・クレッセンツォ)をちらちら思い出してしまうのは、やわらかでほんのり哀愁を帯びたメロディがEduardoに少し似てるからでしょうか。

やわらかく、やさしく、ほどよい甘さと哀愁をまとったスローな曲が続きます。曲によって、ストレートなバラード、ほんのりボサノバ、なんとなくスロー・ジャズといった味付けはあるけれど、とくに大きな違いや変化ではないので、アルバムをずっと聴いてると飽きてきちゃうというか、なんだかみんあおんなじに聴こえてきてしまうのが、個人的にはちょっとどうかなという感じです。曲自体も、素直で美しいメロディで上手につくられているのだけど、展開や構成もあまりに素直で、ぐっとひきつけられるところがないんだよなぁ。

自分は、1970年代くらいのイタリアのポップスやロックが持っていた、なんていうのかなぁ、瞬発力? ある一瞬で一気に感情を昂らせることのできる爆発力? そういったものが好きです。美しくおだやかで哀愁があるだけじゃなくて、ここぞ!というときに一気に畳み掛ける、突然に大げさに盛り上がる、しかもメロディは美しいまま、リズム隊の力で盛り上げるのではなくメロディと構成と「歌」の力で盛り上げる、そういうことをふつうな顔してできるのって、イタリアくらいじゃないかと思ってます。

そういった、ある種いびつなドラマティックさが好きで、たくさんのイタリアのポピュラー・ミュージックを聴いてきたのだけど、最近はそういうタイプの音楽になかなか出会えません。英米のヒップホップやロックの影響が強く、しかしそれを「イタリアのアイデンティティ」のなかで上手にイタリアのヒップホップ/ロックに昇華するまではいかず、なんか中途半端な曲が多いように思います。

その点からするとBungaroのこの作品は、イタリアらしい哀愁には満ちていると思います。メロディも、アレンジも、オールド・スタイルといってしまえばそれまでですが、「メロディの国イタリア」を思い出させるに充分だといえるでしょう。美しく、ロマンティック。だけど、ドラマティックじゃない。コンポーザーとして、あるいはシンガーとして、瞬発力や爆発力に富んだ人ではないんだろうな。おだやかな気分で楽しんで聴ける作品ではあるけれど、作品のなかに引き込まれるほどの力は、少なくとも自分に対しては持っていません。秋から冬にかけての夜のBGMとしてはよさそうなんだけどね。

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2004/11/10

イタリア語の電子辞書

なくしました(涙)。ショック。
日本発のイタリア語辞書搭載機種だったSEIKOの電子辞書。
イタリア旅行の際にも、英語の勉強の際にも、重宝してて、ずっと愛用してたのに……。
たぶん、西新宿のカフェヴェローチェに置き忘れたんだと思う。でも、お店に問い合わせたけど、ないって。
誰かもってっちゃったんだなぁ、きっと。
うぇ~ん、哀しいよぉ。

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2004/11/09

2004年ドイツ旅行(9)

2004/10/23(土)~24(日)

ほぼ定刻どおり飛行機はフランクフルトを出発。機内食は2回。1回目のメインはスズキのソテー・トマトソースかすき焼き丼のチョイスだったが、すき焼きの需要が多いためよければ魚でお願いしたいというので、魚に。白ワインとあわせても生臭くならず、まぁまぁな味。付け合わせは魚の南蛮漬けのようなものの乗ったサラダと、素麺。この魚は白ワインとあわせると激マズ。生臭さ満開になってしまう。となりの席に座った外国人(ドイツの人かな)が素麺をそのまま食べていたので、麺つゆをかけることを教えてあげた。

2回目の食事は着陸の2時間ほど前。木のことチーズの入ったオムレツに茹でたジャガイモとインゲン、ハッシュドポテト、茹でたトマトの盛り合わせにカットフルーツ。オムレツはけっこう美味しかったな。

映画は行きと同じで、好きなものをオンデマンドでチョイス。トム・ハンクス主演の『ターミナル』、ニコール・キッドマン主演の『ステップフォワード・ワイフ』を見る。

『ターミナル』は「空港から出られない、入国も出国もできない状況」というアイデアがなかなかおもしろかったが、人物描写の弱さとご都合主義的な展開はいかにもアメリカ映画。終わり方がずいぶんあっさりしてて、もう少しなにかあってもよかった感じ。

『ステップフォワード~』のほうは……くだらない。コメディにもなりえず、シリアスにもなりえず。ステレオタイプな主義主張と反発。ごく初期段階から容易に想像がつく「秘密」と「結末」。いろいろな意味であまりに浅い感じ。ニコール・キッドマンは最近あちこちに出過ぎで、それはそれでかまわないけれど、もう少し出演作を選んでもいいんじゃないかと思う。

あとはずっと爆睡。定刻よりも30分近くはやく成田着。日本は暑いな。メールも仕事もどっさりたまってるんだろうなと思うとうんざり。すでに冬の休みが待ち遠しい自分なのでした。

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2004/11/08

2004年ドイツ旅行(8)

2004/10/23(土)晴れ朝のうち薄曇り

8時15分起床。最後の朝食を楽しみ、10時にチェックアウト。これまでに通ったことのない道を通ってまずはライン川へ。来たときと同様、少し曇っているが、相変わらず美しい。

しばし川辺を散策したあと、大聖堂前の広場に戻り、朝市見物。土曜日だからか、前に見たときよりも人出が多いし、店の数も増えている。一巡りしたのち、新酒スタンドでFederweiserを飲む。

街をしばらく散策し、またライン川へ。川に面したカフェ・レストラン「ラインゴールド・テラス」で休憩。テラスで川を眺めつつ、グリューワイン2.90ユーロとコーヒー1.80ユーロを飲む。川沿いの遊園地はまだ始まる気配がない。

13時過ぎ、遊園地が少しずつ動き出した。テラスを出て、オープン準備に取り掛かりだした遊園地を抜け、ライン川のほとりを電車の鉄橋のあたりまで散策。どんどんと天気がよくなってきて、秋冬装束では少し暑いくらい。明るさを増したラインを楽しみ、鉄橋の上からは光を浴びるマインツの景色を堪能。美しいマインツの最後の余韻に浸る。

14時過ぎ、川沿いの遊園地まで戻り、屋台で食事。ドイツに来てから気になっていたカレー風味のソーセージ「Currywurst」2.50ユーロ、日本ではめったに見ないがヨーロッパではよく食べられている腎臓(キドニー)肉を串刺しにして煮込んだもの3ユーロ、フライドポテト1.50ユーロ、白ワイングラス1杯2ユーロ。ドイツ最後の食事としては質素だが、食べたかったソーセージを食べ、日本ではあまり見かけない珍しい肉料理を食べ、ドイツといえばの芋を食べ、ご当地でつくられているワインを飲み、ある意味とても贅沢かつとてもドイツらしい食事で締められたので満足。

17時少し前、ホテルに戻り預けてあった荷物を回収。電車に乗ってフランクフルト空港へ。さくさくとチェックイン、出国を済ませ、あとは飛行機に乗るだけ。たった1週間であとにするにはもったいない、美しくて美味しい国ドイツ。時間があればバッハラッハにはもう1回行ってみたかった。またいつか、ぜひ来よう。

今回のいちばんの収穫は、この時期にしか飲めないワインの新酒が飲めたこと。ぜんぜん予想していなかった。全体にあまり天気がよくなかったけど、長時間にわたって傘が必要だったのは1日だけだし、最後の3日は晴れたし、甘酸っぱいFederweiserを楽しめたし、充実した休暇だったなぁ。

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2004/11/07

2004年ドイツ旅行(7)

2004/10/22(金)晴れ

7時30分起床。食事をして、10時少し前にホテルを出発。大聖堂前の朝市を見物。この前見に来たときと違い、今日は天気がいいので日を浴びて美しい。ひとめぐりしたあと、市場のはしに出ている新酒販売スタンドで、今年の赤の新酒(Roter Rauscherというらしい)を飲む。0.2リットル(グラス1杯)で1.30ユーロ。ちなみに白の新酒(Federweiser)のほうは1ユーロで、赤のほうがちょっと高い。

昼過ぎ、マインツから1時間ほどローカル電車に乗り、ライン川に面した街・ラッハバッハへ。とても小さな街だが、まるでロマンチック街道沿いの街のように古くてかわいらしい家と町並み。とりあえず中心街(といっても、とても小さい)のはずれにあるレストラン「Kurpfakzische Munze」で食事。ここで頼んだ白ワイン、Pokal Bacharacher Lennenbornがとても美味。1杯2.70ユーロと値段も安く、とても満足。

料理は、ソーセージとフレンチフライ、サラダのセット6.50ユーロ、それになんだかわからないけどメニューに大きく載っていたWellfleischという豚肉の料理9.50ユーロを頼んだ。出てきたのは、山盛りのマッシュポテトとザワークラウトのうえにアイスバイン風の大きな豚の3枚肉が4切れも乗ったもの。日本だったら4人前くらいの量だが、これで9.5ユーロというのが素敵。ワインを2杯ずつ(1杯2.70ユーロ)、合計4杯飲み、最後にアルコール(おそらくブランデー)のたっぷり入ったリューデスハイマー・カッフェも頼んで、合計で39.80ユーロ。リューデスハイマー・カッフェが1杯6.5ユーロとちょっと高いが、リューデスハイムで飲むと9ユーロくらいすることを考えれば、やはり安い。料理の味付けはいかにも家庭料理風で、塩味が強くて洗練されていないのだけど、あたたかくやさしい感じがして好印象。店の雰囲気もよく、とても満足な昼食になった。

バッハラッハに着いたのが遅かったこともあり、店を出たらもう16時近くなっていた。小さいながらもかわいらしく素敵な街の中を少し散策。ドイツならではの超急斜面一面に広がる葡萄畑や街のすぐ横を流れるラインの流れも素晴らしい。

山のうえには古城を改造したホテルが建っていて、そこからの眺めも素晴らしくきれい。急な階段と山道を登るので少し大変だが、苦労するだけの価値はある。ホテル内のカフェでコーヒーを飲んで一休み。カフェテリアは夜の営業前で電気がついていなかったのだけど、たまたま夜のスタンバイ中の、おそらくキッチンの女性スタッフがいて、コーヒーだったら5分待ってくれれば入れてあげるよとかいうことをドイツ語でいってくれたので、席で待った。この女性はほとんど英語がわからず、こちらもほとんどドイツ語がわからなかったのだけど、おたがいに気持ちがあれば通じるんだなぁ。ちなみにこのカフェテリア、おそらく利用できるのは宿泊客だけなのだけど(コーヒー1杯1ユーロと格安!)、自分らも宿泊客だと思われたのだろうか。ごめんね、ただの通りすがりなんだよ。

山を降りて、またしばらく街を散策。夕暮れの街もかわいらしく美しい。16年ほど前に訪れたローテンブルクなどロマンティック街道の街を思い出す。

18時半を過ぎると一気に暗くなってくる。19時31分発の電車でマインツへ戻る。

20時半過ぎ、マインツ着。大聖堂そばのワインショップ「Vinotheka Moguntia」へ。ラインガウのシルヴァーナーを飲み、さらにリースリングも。どちらもグラス1杯2ユーロで、かなり安い。食事メニューはないらしいので、チーズとオリーブの盛り合わせを注文。けっこう山盛りで、大量にプレッツェルもついて4.50ユーロ。ワイン合計4杯と盛り合わせでお腹も一杯になり、全部で12.50ユーロと、ドイツ最後の夜はずいぶん安く締められた。

店を出た直後、すでに客席で飲んで酔っ払い状態の店の主人に呼び止められ、ドイツ語でなんだかいっぱい話しかけられた。おそらく、マインツに泊まっているのか、まいんつは気に入ったか、もう少し飲んでいけよ、とかなんとかいっているんだろうと思うが、なにをいっているのか全然わからず。パウチッコされたお店のカードをもらい、手にあいさつのキスを受けたが、やっぱりいってることがわからなかったので、笑顔で「お休み」といって帰ってきた。

ドイツ最後の夜もこれで終わり。ホテルに着くと、すっかり顔なじみになったフロントの兄ちゃんが、部屋番号をいわずとも笑顔で鍵を渡してくれる。この兄ちゃんと会うのも今日が最後。海外旅行のときはいつもそうだが、もう日本に帰るのかと思うと、なんだか寂しい。今日の飲み屋のおっちゃんも、つぐみ横町のおばちゃんも、キルシュガルテンの飲み屋の兄ちゃんも、そしてホテルのフロントの兄ちゃんも、もう会えないんだな。

それでも明日は夕方までマインツにいられる。時間は短いけど、最後のマインツ、最後のドイツを満喫しよう。

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2004/11/05

2004年ドイツ旅行(6)

2004/10/21(木)晴れ

7時45分起床。ドイツのニュース番組をつけたら、日本らしい映像が映って、強力な台風(Tokageという名前がつけられていた)のなかで道行く人が吹っ飛んでいたのだけど、いま日本はえらいことになってるんだろうか?

今日こそはエーデルバッハ修道院へ行く。今回ドイツに来てはじめての青空。気温も高めで気持ちのいい日。もし駅からのバスがなかなか来なくても気分よく散歩できそう。

9時半ころホテルを出発。ヴィースバーデンで乗り換えてエルトヴィレへ。ここからバスが日に何本か出ているのだが、バスの時刻表の見方がよくわからない。時刻と行き先の前にSだとかFだとかいった印がついているものがいくつかあって、この印の意味がわからない。時刻表に説明書きはあるのだけど、全部ドイツ語だし。次の修道院行きのバスにはSマークがついていて、くるのかこないのかわからない。出発時間から10分経ってもこないので、タクシーで行くことに。

映画『薔薇の名前』の室内撮影に使われたというエーデルバッハ修道院は山のなかにある。ぶどう畑が広がる山道をずっと登っていくと現われる。内部、とくにワインセラーや古い修道士の食堂などは重苦しい雰囲気に満ちていて、恐ろしげでもあるけど、外装は建て直されていることもあって、意外ときれい。映画でどの部分が使われたのかはよくわからなかった。修道士のための教会やセラーなど、それなりに楽しめたが、それほど取り立ててどうということのない感じの修道院だった。現在は修道士等はおらず、観光用の建物になっているのでしかたがないか。ただ、修道院の立地する地域は本当に美しく、とくに今日は天気がいいこともあってすばらしい景色だった。

バスに乗ってエルトヴィレへ戻る。バスの運転手は白髪のじいちゃんで、ドイツ語以外一切話さないもので、乗車時に料金を払うのにちょっと戸惑ったが、乗ってしまえば快適。降りるのは終点だし、景色はいいし、料金は安いし。

エルトヴィレから電車でリューデスハイムへ。15時過ぎだが、まだお昼を食べていない。つぐみ横町内のレストラン「Rudesheimer Schloss」で遅い昼食(早い夕食ともいう)。3種類のハムの盛り合わせ7ユーロ、、ブラック・プディングのソーセージ(なにでつくられているのかわからなかったが、おいしい)11ユーロ、赤ワインと白ワイン(各4.50ユーロ)で36ユーロくらい。ワインも料理も美味しく楽しめた。

ただ、来店時にはアメリカ人のお客がいっぱいでお店がにぎわっていて、バンドの演奏も派手にあったのだけど、どうやらみんな同じアメリカからの団体客だったようで、15時半過ぎにみんな出ていってしまい、その後にはうちらふたりだけが広いお店に取り残されてしまった。従業員もすっかりアイドル・モードに入ってしまい、当然バンドの演奏もなく、なんだか寂しかった。

16時過ぎに店を出て、リューデスハイムの街散策。ワイン畑内の散策道がすっかり気に入っているので、今日もそこを歩く。天気がよく、明るい日差しに照らされた葡萄畑はキラキラと輝いていて、とても美しい。また、丘の上のほうにある葡萄畑から見るライン川の流れも素晴らしい。リューデスハイム、とてもいいところです。

19時過ぎ、リューデスハイムを出てマインツへ戻る。駅前のスーパーでゼクトとプファルツのロゼをどちらも小瓶で購入。ほんとはレギュラーボトルを買いたいところだが、コルク抜きがないのでスクリューキャップの小瓶を買うしかない。20時過ぎにはホテル着。行きの飛行機のなかで出たおつまみを食べながら、ゼクトとロゼを楽しむ。

ドイツをフルで楽しめるのも明日が最後。天気だといいな。

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2004/11/04

離風霊船『お母さんの選択』

離風霊船の舞台を観るのは3回目なのだけど、なんだか観るごとにおもしろくなくなっていっているような。去年、下北沢のザ・スズナリではじめて観た彼らの舞台『ニューパラダイスタウン』がなかなかおもしろくて、以後、都合がつけば観ようと思ってたのだけど、この前観た『渚家にて』でちょっとあれぇってなって、今回の『お母さんの選択』であれあれぇ~となってしまいました。この劇団って、作・演出が大橋泰彦さんのときと伊東由美子さんのときがあって、今回は伊東さんの作品なんだけど、伊東さんの作風が自分には合わないのかなぁ(前に観た2作はどちらも大橋さん作)。

なんだかね、登場人物のどれもキャラが立ってない。河童ってなによ、河童って。現代と『羅生門』を同じ舞台で同時に芝居としてかける意味があったの? 文芸風な味わいをねらったのかもしらんけど、成功してるようには思えない。笑いを取るシーンも中途半端ですべってるし。お父さん役の人だけ声でかすぎ。離風霊船お得意(らしい)の最後の舞台装置転換もどんくさくてほとんど意味なし。べつにあそこでセットを沈めなくても充分に芝居で表現できたはずのところを、「最後には舞台装置転換しなきゃ」っていう義務だけでセットを動かしてみましたって印象。

残念ながら、登場人物の誰にも感情移入できなかったし(それぞれの登場人物が現代人のもつさまざまな問題を表現していることはわかるけど、それは「頭」でわかるだけで、「心」でわかるほどには脚本上も演技上も完成されていない)、ストーリー全体としても「だからなに?」って感じだし、舞台から伝わってくることも訴えかけてくることも心に残ることも、少なくとも自分および一緒に観にいった妻にとっては、なにもなかった。芝居を観た気がしない。劇場にいった気すらしない。

今後の離風霊船はどうしようかなぁ。大橋さん作のときにもう1回くらい観にいって、それでその後を判断しようかなぁ。

芝居、楽しみにしてたんだけどなぁ。なんだかなぁ。残念だったなぁ。

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映画『バイオハザードII アポカリプス』

前作は公開終了間際に新宿に観にいったら、ほとんど大画面液晶テレビと変わらないくらいの小さなスクリーンの劇場でしかやってなく、いったい何十年前の映画館かよという環境で観るはめになった。今作もまもなく公開終了ということで、ちょっと心配しつつ新宿にいったのだけど、まだ大きなスクリーンの劇場で上映されててよかったですわ。

第2作ではいっそうゾンビというか『Dawn of the Dead』ぽくなりましたねぇ。銃砲店の屋上からリヴィング・デッドをシューティング!とか、ゾンビ化した身内を殺さずに生き延びさせようとするところとか、『Dawn of the Dead』の影響(リスペクト?)を感じます。

そんでもって今回のミラ・ヨボヴィッチは侍ぽい。『Kill Bill』(観てないけど)の影響? 前作よりもいっそうりりしく、パワフルに、ていうかめちゃめちゃ強くなってる! どんどん人間離れしていきます。まぁ、もうふつうの人間ではないわけですが。最後なんて、超能力?まで身につけてましたね。あれはフォースか? まもなく完結する『Star Wars』シリーズへのリスペクト? いずれにしろ、アリス計画がスタートしたところで映画が終わってますので、パート3もつくられるのでしょう。

展開もいい具合のはやさだし、アクションもまずまず。アリスの戦闘服が前作にくらべると露出が少なめなのでミラさんの意外とぽよぽよした太ももとかが今回はあまり楽しめませんでしたが、凛々しいミラさんはやはり美しいのですわ。テレビCMでも使われた「Move」とか「Run」といった短いセリフもなかなかに決まってる。

そういえばミラさんて、アクション系の映画に出演するとほとんど毎回半裸のシーンがある気がするのだけど、今回は全裸でしたねぇ。でもねぇ、半裸でも全裸でも、色気はないねぇ、ほとんど。

しかし、敵のボスキャラ?の、あのかたちはどうなのよ。もう少しなんとかならんかったのかなぁ。いかにも安っぽい感じなんですけど。それに、できれば徹底的にビーストであってほしかったなぁとも思うわけで。「残されたわずかな良心」なんていらん。

などというところもありはしたけれど、全体的に充分に楽しめたのだわ。

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2004/11/03

キャプテン・ジャック・スパロウのお父さんにあの人が!?

来年2月にクランクインが予定されている『パイレーツ・オブ・カリビアン2』では、ジョニー・デップ演じるキャプテン・ジャック・スパロウのお父さんが出てくるんだそうだ。そして、そのお父さん役を演じるのが……

キース・リチャーズ!!

そう、ローリング・ストーンズのギタリスト、あのキースですっ!
もともとジャック・スパロウのキャラづくりはキース・リチャーズを意識したものとジョニー・デップはいってましたが、続編でついに本家と競演なんですね。
う~ん、楽しみっ。

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2004年ドイツ旅行(5)

2004/10/20(水)雨のち曇り

7時30分起床。朝食をとり、9時半過ぎにホテルを出発。今日はエーベルバッハ修道院へ行く。

まずはヴィースバーデンまで行き、修道院へ行くバスの時間をチェック。しかし2時間くらい待たないといけないので、エルトヴィレまで移動。ここからだともう少し頻繁に修道院行きのバスがあるはずだし、バスがなくても歩いて1時間くらいで行けるらしい。

電車で移動中、どんどん雨が強くなってきたので予定を変更し、リューデスハイムへ行き、このあいだ入らなかったワイン博物館などの屋内施設を見物することにする。

11時ころ、リューデスハイム着。ワイン博物館へ。もともとはフレイザーという人(貴族)のお城を改装したもの。古い葡萄圧搾機や醸造用樽、1700年代から最近のワインのボトルやラベル、ワイングラスやカラフェなどといったものが展示してある。城の最上部は展望がすばらしいのだが、今日は雨のためあまり景色がよく見えずに残念。

ワイン博物館を出たあと、食事。つぐみ横町は観光客でどこもいっぱいな感じだったので、横町とは別の、リューデスハイムの街中にあるドイツレストランへ(と思ったら「Hotel Lindenwirt」のチェーン?店だった)。ドイツの伝統料理らしいローストポーク10.30ユーロと、ソーセージ7.70ユーロ、ラインガウ・リースリングのハルプトロッケン(中辛口)3.90ユーロを頼む。ローストポークは思いのほか巨大な肉の塊が出てきてびっくり。山盛りのザワークラウトとマッシュポテトもついていて、強力にお腹一杯。

レストランを出て、古い自動オルガンなどを展示してある博物館へ。ここは施設のシステム上、最低4人の見学者がいないと入れないとい入り口でいわれ、ちょっと困ったなぁと思っていたところ、幸いなことにすぐあとから欧米人の2人連れがやってきて、あわせて4人になったのでみんな入ることができた。

ロールペーパーを使った自動ピアノや、映画などでむかしのサーカスのシーンなどで見かける、さまざまな楽器が人形つきの箱に入ったからくりオルガン、手回しオルガン、蓄音機、オルゴールなど、さまざまなむかしの自動演奏楽器が展示してあった。それらのいくつかは現在でも作動し、実際に音を出して聞かせてくれた。

博物館を出たあと、リューデスハイムの街の背後に広がるぶどう畑のなかを続く道を散策。丘のかなり上のほうまで昇った。激しく降っていた雨もいつのまにかあがり、雨上がりの湿った空気が気持ちのよい散策になった。ぶどう畑のなかから見える街やライン川の景色はとても美しく、空気もよくていい気分。収穫直前であるはずの葡萄が木にいく房もなっている。内緒で一粒つまんで食べたが、甘酸っぱくみずみずしい味がして美味しかった。このへんでつくっているってことは、これはもしかしてリースリングだろうか。

ぶどう畑散策から街に戻り、カフェで紅茶を飲んで一休み。さらに街を1時間程散策してお腹をこなしてから、前にきたときにお昼を食べたつぐみ横町のお店「Bei Hannelore」で夕食。前回給仕をしてくれたおばちゃんがこちらを覚えていて、とてもフレンドリーな笑顔で迎えてくれた。

ポークのコルドン・ブルー(ポークにハムとチーズをはさんでカツレツ状にしたもの)12.50ユーロとサラダ・プレート8ユーロ、ラインガウ・リースリングのハルプトロッケン4.50ユーロを注文。コルドン・ブルー自体もかなりボリュームがあったが、付け合わせのポテト・フライも大量。ふたりで食べても充分な量。サラダ・プレートもでっかい皿に山盛りで、パンもつくので、これだけでも充分な食事になる。グラスワイン1杯では最後までもたず、途中でラインガウの赤ワイン4.80ユーロを追加。最後にコーヒーも飲んで、ふたりで47ユーロ強。まぁこんなもんかな。

21時11分の電車でマインツへ戻る。リューデスハイム駅の乗車券自販機が壊れていてチケットが買えなかったが、駅員に「今日はもう終わりだよ」と冗談をいわれてしまった。けっきょく電車内で購入。自販機故障のことは駅員が伝えていたようで、とくにトラブルなく買えた。

22時過ぎ、駅前の店で水とビールを買ってからホテルへ戻る。イタリア・RaiUnoのくだらない(でも楽しみにしてたりする)クイズ・バラエティを見ながらビールで今日の締め。今日も楽しい1日でした。

明日こそはエーデルバッハ修道院へ行けるか。

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2004/11/01

2004年ドイツ旅行(4)

2004/10/19(火) 曇り

8時起床。シャワーを浴びてから朝食へ。メニューは変わらないけど、あいかわらず美味しい。

10時過ぎ、ホテルを出発。大聖堂前の広場で行なわれている朝市を見物。野菜や肉類、チーズ、なぜかイタリア風の総菜、そして花などの屋台が広場一杯に展開され、見ているだけで楽しい。卵屋さんの屋台には、丸々と太った大きな鶏が看板鳥としてとまっていた。生きててびっくり。

朝市を見たあと、ライン川近くのインフォメーションで街の地図を手にいれる。川沿いの遊園地はやっていなかった。やっぱり土日だけオープンなのかなぁ。

お店がきちんと開いているマインツの街を見るのは、じつは今日がはじめて。本屋などをひやかして寒さを避けながら、ぶらぶらと散策。

昼は中心街からちょっと離れたレストラン「Speisegaststatte - Zum Salvator -」へ。大きな魚まるごと1匹を唐揚げ状にしたものをアーモンドとバターのソースで食べる料理(あちこちのお店で出しているようなので、郷土料理のひとつなのだろう。Forelle "Mollerin"とレシートに書いてある)、メニューに「ジャーマンフード」と書かれていたネック・ステーキ(Nackensteak。牛の首肉のステーキ?)、ラインヘッセンのシルヴァーナー(白ワイン)と、葡萄品種を忘れてしまったが同じくラインヘッセンのロゼ(どちらも2.50ユーロ程度)、食後に珈琲2杯で、全部で28ユーロ程。やはり中心街から離れると少し安い。でも量はたっぷりだし、味もよくて、満足度は高い。

食後、ザンクト・シュテファン教会へ。マルク・シャガールによる青いステンドグラスが有名なのだそうだ。じっさい、シャガール・ブルー(っていうんでしたっけ?)のステンドグラスは独特の趣があり、かなり美しい。

ちなみに聖シュテファン(聖ステファノ)は、キリスト教最初の殉教者(らしい)。キリストの死語、数々の迫害のなかでキリスト教をひろめた信者たちのひとりで、キリスト教を嫌ったユダヤ教徒に石で殴り殺されている。その際に「神よ、彼らにこの罪を負わせないでください。彼らはなにをしているのかわかっていないのですから」とかいったことをいって死んだ。それを見ていたキリスト教迫害者のトップ?であるサウロがショックを受け、のちにパウロと改名して、世界中にキリスト教を広める第一人者になったのだそうだ。キリスト教をもっとも迫害していたサウロが、もっとも熱心なキリスト教徒に改心するきっかけになった聖人がステファノで、この教会はその聖人から名前を取ったようだ。壁にステファノの殉教シーンの壁画があった。

教会を出たあと、これまであまり歩いたことのない道を中心に街を散策。街のはずれの広場に昇ったり、途中のスーパーを冷やかしたり。

その後、ホルツ塔という塔へ。物珍しげに塔を眺めていたら、どこからか現われたおっちゃんが塔の入り口へと階段を昇っていく途中で、自分らに手招き。そのおっちゃんは塔のなかで仕事をしているらしく、塔の入り口のカギを開け、塔の中へ入れてくれた。おっちゃんいわく、ふだんは中へ入れないのだけど、特別だそうだ。ラッキー。

125段の螺旋階段を昇って、塔の最上階へ。ここからはマインツの街が見渡せる。塔は800年くらい前にできたのだそうで、もともとはマインツの街が城壁で囲まれていたときに見張り台として使われていたようだ。ホルツというのはドイツ語で「木」という意味で、この「木の塔」以外にも「鉄の塔」と「魚の塔」などもあるのだそうだ。おっちゃんがいろいろ親切に説明してくれた。一般の観光客はなかなか入れないところに入れていい感じ。16年ほど前にドイツにきたときもいい思い出だらけなのだが、今回もいい思い出が多く、ますますドイツが好きになる。

ライン川沿いで少しときを過ごしたのち、キルシュガルテンのワインハウス「Zum Spiegel」で夕食。英語メニューがなく、ホールスタッフ2人のうちおっちゃんのほうしか英語を話さないという、ちょっと大変な状況の店だったが、ハムの盛り合わせとチーズの盛り合わせ(どちらも6.75ユーロ)、それにラインヘッセンのリースリングワイン(1杯2.45ユーロ)を注文して、楽しいディナータイムを過ごした。完全に飲み屋で、客は多分みんなドイツ人。ワインはグラスで1杯200ccなのだが、あきらかに200cc以上、たっぷり注いでくれる。パンも充分つき、すっかりお腹一杯。ワインはけっきょく妻と2杯ずつ、合計で4杯頼んだが、お勘定は全部で24ユーロ弱。支払いにはカードが使えず現金だけというのも、いかにも地元の人が使う飲み屋という感じでいい。滞在中にもう一度くらい行ってしまうかも。

ほろ酔い気分でホテルへ戻る。明日は映画『薔薇の名前』の撮影にも使われたというエーベルバッハ修道院へ行く予定だが、今朝の天気予報によるとあまり天気がよくなさそうなのが心配。

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