2004年ドイツ旅行(6)
2004/10/21(木)晴れ
7時45分起床。ドイツのニュース番組をつけたら、日本らしい映像が映って、強力な台風(Tokageという名前がつけられていた)のなかで道行く人が吹っ飛んでいたのだけど、いま日本はえらいことになってるんだろうか?
今日こそはエーデルバッハ修道院へ行く。今回ドイツに来てはじめての青空。気温も高めで気持ちのいい日。もし駅からのバスがなかなか来なくても気分よく散歩できそう。
9時半ころホテルを出発。ヴィースバーデンで乗り換えてエルトヴィレへ。ここからバスが日に何本か出ているのだが、バスの時刻表の見方がよくわからない。時刻と行き先の前にSだとかFだとかいった印がついているものがいくつかあって、この印の意味がわからない。時刻表に説明書きはあるのだけど、全部ドイツ語だし。次の修道院行きのバスにはSマークがついていて、くるのかこないのかわからない。出発時間から10分経ってもこないので、タクシーで行くことに。
映画『薔薇の名前』の室内撮影に使われたというエーデルバッハ修道院は山のなかにある。ぶどう畑が広がる山道をずっと登っていくと現われる。内部、とくにワインセラーや古い修道士の食堂などは重苦しい雰囲気に満ちていて、恐ろしげでもあるけど、外装は建て直されていることもあって、意外ときれい。映画でどの部分が使われたのかはよくわからなかった。修道士のための教会やセラーなど、それなりに楽しめたが、それほど取り立ててどうということのない感じの修道院だった。現在は修道士等はおらず、観光用の建物になっているのでしかたがないか。ただ、修道院の立地する地域は本当に美しく、とくに今日は天気がいいこともあってすばらしい景色だった。
バスに乗ってエルトヴィレへ戻る。バスの運転手は白髪のじいちゃんで、ドイツ語以外一切話さないもので、乗車時に料金を払うのにちょっと戸惑ったが、乗ってしまえば快適。降りるのは終点だし、景色はいいし、料金は安いし。
エルトヴィレから電車でリューデスハイムへ。15時過ぎだが、まだお昼を食べていない。つぐみ横町内のレストラン「Rudesheimer Schloss」で遅い昼食(早い夕食ともいう)。3種類のハムの盛り合わせ7ユーロ、、ブラック・プディングのソーセージ(なにでつくられているのかわからなかったが、おいしい)11ユーロ、赤ワインと白ワイン(各4.50ユーロ)で36ユーロくらい。ワインも料理も美味しく楽しめた。
ただ、来店時にはアメリカ人のお客がいっぱいでお店がにぎわっていて、バンドの演奏も派手にあったのだけど、どうやらみんな同じアメリカからの団体客だったようで、15時半過ぎにみんな出ていってしまい、その後にはうちらふたりだけが広いお店に取り残されてしまった。従業員もすっかりアイドル・モードに入ってしまい、当然バンドの演奏もなく、なんだか寂しかった。
16時過ぎに店を出て、リューデスハイムの街散策。ワイン畑内の散策道がすっかり気に入っているので、今日もそこを歩く。天気がよく、明るい日差しに照らされた葡萄畑はキラキラと輝いていて、とても美しい。また、丘の上のほうにある葡萄畑から見るライン川の流れも素晴らしい。リューデスハイム、とてもいいところです。
19時過ぎ、リューデスハイムを出てマインツへ戻る。駅前のスーパーでゼクトとプファルツのロゼをどちらも小瓶で購入。ほんとはレギュラーボトルを買いたいところだが、コルク抜きがないのでスクリューキャップの小瓶を買うしかない。20時過ぎにはホテル着。行きの飛行機のなかで出たおつまみを食べながら、ゼクトとロゼを楽しむ。
ドイツをフルで楽しめるのも明日が最後。天気だといいな。
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