2004年ドイツ旅行(1)
朝の通勤電車の窓からチラッと見える民家の庭に黒い犬がいまして、それを見かけるのがちょっとした楽しみだったのですが、その犬が夏の猛暑が続いたころにいなくなってしまいました。庭の片隅にあった犬小屋もなくなっちゃってるし、あの暑さで死んじゃったのかなぁと、ちょっと哀しく思っていたのですが、ドイツ旅行から戻ってきてひさしぶりに通勤電車からチラッと庭を見てみると、いたんです! 以前のように縁側のすみに丸くなって寝てる黒い犬。なんだかうれしい今朝なのでした。
そんなわけで(どんなわけで?)、今年の夏休み(もう秋やっちゅうねん)に訪れたドイツへの旅行記を、少しずつアップしていきます。ただし、下書き状態です。いずれ写真も含めて清書したものをウェブのほうに掲載予定だけど、清書中の旅行記がまだほかにもいっぱいあるので、ウェブ登録はいつのことになるやら……。
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2004/10/16(土) 日本(曇り)→ドイツ(曇りちょっと雨)
ここ数回、朝早い時間の飛行機を使うために前の晩から空港そばのホテルに宿泊ということが続いたのだけど、今回は11時35分発なので、けっこうらくちん。
朝7時に家を出て、集合時間より30分はやく成田に到着。さくさくとチェックインを済ませ(通路側の席ゲット)出国手続き。セキュリティチェックのブザーに引っ掛かるのももうなれたな。ベルトと靴をぬいで再度ゲートを通り、無事解放。あとは搭乗時間まで搭乗ゲートで時間つぶし。
自分らが乗る飛行機には修学旅行の団体が入っているから、うるさいですよと旅行代理店の人がいっていたが、それと思われる男子高校生らしき集団が続続。でも幸いなことに男子校のようで、女生徒がいないからそれほどうるさくなさそう。よかったよかった。
定刻どおり搭乗開始。ラッキーなことに高校生の集団は自分らの席よりもだいぶうしろのほうなので、ぜんぜん影響なさそう。
定刻どおり離陸。天気が悪くけっこう揺れて、離陸してから1時間近くシートベルト着用のサインが消えなかった。
最初の機内食。メインは天丼かハンバーグ・ライスのチョイス。付け合わせはスモークサーモンとハム・野菜のサラダ、肉団子、太巻き、いなりずし、それにパンとチョコレート。変な取り合わせ。それぞれの味はまぁまぁだけど、せっかくこれからドイツ、というか気分はすでに日本国外なのに、思いっきり日本的。ハンバーグもふわふわで家庭っぽいし。やはり日本の航空会社だからなのね。帰りも全日空だから、きっとこんななんだろうな。ちょっと残念。ワインもフランス・オック産のヴァン・ド・ペイだったし。ドイツワイン飲みたかったなぁ。
機内の映画は10こくらいのなかから好きなのをチョイスすると、そのときから上映が開始されるオン・デマンド式。これはいいな。好きなときに好きなものを見られて。とりあえず『下妻物語』と『スパイダーマン2』を観ました。『下妻物語』はばかばかしい話だけど、機内で観るにはぴったりな感じ。『スパイダーマン』は前作も飛行機のなかで観たけど、今作もおなじくらい楽しく観られた。劇場で観たらもっとわくわくするだろうな。しかし、パート3へ続くような終わり方だったなぁ。
ちょっと一眠り。そのあとには『ハリー・ポッター アズカバンの囚人』を観る。ちょっとタイムトラベルもの入ってるんだね、これ。ただ、その時間軸のねじれがちょっと不自然だなぁ。その点『バック・トゥ・ザ・フューチャー』はよくできてたと思う。しかし、あいかわらずハリーはやりたい放題ですね。
離陸の2時間ほど前、軽い食事。ロールキャベツのラタトゥイユと果物、パン、ワイン。ロールキャベツは冷凍食品っぽい味だけど、まぁまぁ美味しい。ラタトゥイユは美味しかったな。
ほぼ定刻どおりにフランクフルト着。着陸直前の機内アナウンスで、修学旅行の生徒さんは自動車専門学校の子たちだと判明。だから男の子ばっかりなんだな。ドイツはメルセデスやBMWなど自動車大国だから、研修もかねての修学旅行なのかな。
フランクフルト空港はこれまでにも何回か乗り継ぎで使ったことがあるのだけど、こんなにわかりにくい空港だったっけ? 案内表示が少なく、あっても英語標記が少なく、飛行機を降りてからどっちへ行けばいいのか、ちょっと戸惑ってしまった。トランスファーの表示はあるのにアライヴァルの表示がないんだもんな。
それでもなんとか無事に入国。最近は入国時にパスポートにハンコを押してくれないのだろうか。確認しただけでハンコを押さずに通されてしまった。ちょっと残念。ハンコほしかったな。
空港の地下に駅があるので、そこからローカル電車へ乗ってマインツへ。切符の自販機の使い方がわからず、チケットオフィスで購入。マインツへ行く電車は3番ホームからだというので3番ホームで待っていたところ、マインツ経由ヴィースバーデン行き(というように見えた)の電車がきたので乗り、ドアの上に張ってある路線図で確認していたところ、いっしょに乗り込んだドイツ人に英語で「どこに行くんだ?」と聞かれ「マインツだ」と答えたところ、この電車はマインツは通らない、ヴィースバーデンで乗り換えなくちゃいけない、直通の電車があるから、そっちを使ったほうがいいと教えられた。掲示板の経由にはマインツ・カステルとあるのでこの電車だと思ったのだが、自分たちが行くのはマインツ中央駅で、マインツ・カステルはこれでひとつの名前の別の駅なのだそうだ。
その後もわかりにくい時刻表や駅名標記に戸惑いながらも、なんとかマインツを通る電車に乗り、18時ころマインツ着。自分らが泊まるホテル・ケーニスホフ(Hotel Koenigshof)は駅前にあってすごくわかりやすかった。駅前だけど、こじんまりとしたかわいらしいホテルで値段もお手頃。ドイツ人以外はあまり泊まらないのか、室内の表示や備え付けのパンフレットがドイツ語オンリーでちょっときついがフロントのお姉ちゃんはきれいな英語を話し、とてもフレンドリーな感じ。けっこういい宿だと思う。
部屋で一休みしてから、街をちょっと散策。少し雨が降っていて、夜になると寒い。街自体はあまり大きくないようで、すぐに回れてしまいそう。今日はもう暗くなってしまったので地理の把握が難しかったが、昼間に丹念に歩けばすぐに覚えられるだろう。
おおよそ街の中心部当たりまで歩いて行ったあと、教会の鐘が19時30分を告げたので、ホテルに戻ることに。戻る前に駅のそばのバールのようなコンビニのような店「Yorma's」で、夕飯用にビール2本とサラダ、ホットドッグ2つを購入。9.6ユーロくらい。駅のスタンドの普通のホットドッグだけど、ソーセージがやっぱりとても美味しいのだわ。ビールも泡のきめが細かく、まろやかでとても美味しい。とってもドイツっぽいし。
さ、あしたはどこに行こうかな。どんな美味しいものが食べられるかな。
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コメント
もあさん、おかえりなさい。(^-^)/
こちらでは初めまして、あんき〜おです。ドイツに行ってたのはどいつだ、という言葉が脳裏をよぎりっぱなしです。(^_^;)
前にもちょっと掲示板で書きましたが、私はもあさんの食べ物トークが大好きですので、楽しみにしております。
投稿: あんき〜お | 2004/10/28 00:32
>ドイツに行ってたのはどいつだ
オランダ(^^;)。
すんません、しょうもない返しで。
ドイツは美味しかったですよー。基本的に味付けはしょっぱいの。そこが日本人観光客にはあまり受けないところなんだろうと思いますが、だからこそワインやビールが食事にあうんですねぇ。
ドイツはどのレストランでもワインがグラスで頼めるらしく、飲みたいだけ飲めるのが素晴らしい。ボトル1本じゃ多すぎる、あるいは、ボトル1本じゃ足りないけど2本じゃ多すぎる、ということってけっこうあるじゃないですか。でもグラス売りなら「あと1杯」単位で調整できますからねぇ。
しかも、1杯は200ccで、ほとんどのグラスには200ccのところにしるしがあるのだけど、どの店でもそのしるしよりも多く、小さな店になるほどグラスのふちいっぱいくらいまでたっぷりついでくれるのがうれしいじゃあーりませんか。それで、観光地価格で4ユーロとかだからねぇ。ちっさい町にいくと3ユーロしない。
グラスだからといって、日本にあるレストランみたいに、安くてたいしてうまくないものばっかりってわけじゃないんです。グラス提供できるワインの種類がたっくさんある。安いものから高いものまで、甘いものからドライなものまで、いろいろ選べる。う~ん、素晴らしい。
あんき~おさんも機会があったらぜひ、ドイツで飲んだくれてみてくださいね。あ、あんき~おさんはお酒飲まないんだっけ。そしたら、食い倒れてください(笑)。
自分はドイツで腹回りが5センチほど太った(ショック!)。
投稿: もあ | 2004/10/28 09:29