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2004/09/24

Theatre劇団子『好きよキャプテン』

そういえば先週の日曜日はTheatre劇団子の芝居を観にいってきたのだったわ。

劇団子の舞台を観るのは、これが3回目かなぁ。最初は無料招待券プレゼントに当たったのでいったのだけど、そのときの芝居がおもしろかったのと、招待券客への対応もよかったので、その後は公演があるたびに、スケジュールさえあえば必ず観にいくようになった。これまでにいくつかの劇団を無料招待券で観にいったけど、芝居の内容や演技、招待客の扱いなどで「次回も観よう」と思わせてくれるところって、少ないんだよね。カリフォルニア・バカンスなんて、招待しておいてい、招待客はいちばん最後の入場、だから劇場のいちばんうしろの隅で舞台なんてほとんど見えないような席に座らせる。なんのために無料招待券を配ってるんだか。そんななか、劇団子とSky Theater PROJECTは観劇が続いている数少ない劇団。

前置き長いな。

たぶん、制作者・役者が自分と同じような世代なんだろうと思うのだけど、毎回、微妙にツボなネタ振りや笑いがある。今回は「松田聖子」だったりするんだけど、これって、うちらくらいの世代じゃないと、よくわかんないんだろうな。「のちに二谷友里恵と結婚して別れる男と付き合ったあとにカツラ男と結婚して、不気味な娘が生まれる」とか、かなりおかしいんですけど。

こんな、世代や場合によっては笑えるんだか笑えないんだか、笑っていいんだかいけないんだか、ちょっとビミョーなネタをはさみつつも、いつも「かっこわるい青春」から抜け切れない大人のお話になってる。難しく考えたり、構えたりする必要のない、わかりやすくてストレートな舞台。

もとは名門だったけど、いまでは機材も練習場所もない高校のボート部で最後の夏に起きた事件を断ち切れないまま大人になった元部員たち。ひさしぶりの同窓会で過去を振り返り、決着をつけ、新しい一歩を踏み出そうとするところで幕切れ。彼らの芝居はいつも、ほんのちょっとの哀しさや寂しさを残しつつも、最後にはいつも少しの希望や未来が見えて終わるので、観たあとの気分がいいんだよね。そのへんが甘さといえば甘さでもあるのだけど、劇団子の舞台にくればこの「ほどよい甘さ」が楽しめるってことを期待して観にきているところもあるので、これはこれでいいんだ。

役者も、毎回客演陣が登場人物のキャラクターに広がりを加えるけど、レギュラーの役者さんはそれぞれの役のキャラがほぼ決まっているようで、配役を見ればおおよそ「こいつが問題起こすな」とか「こいつはちょっとうっとうしいヤツだろう」とかあたりがつけられるのも楽しい(それがはずれることもあるし)。今回も、あいかわらずアゴの人(すみません、名前覚えられなくて)が事件を起こしてる(笑)。

そういえば、今回の登場人物にはみんな学生時代のあだ名があって、そのあだ名の由来が劇中で説明される。ビンボーなハルオで「ハルビン」、虚弱体質の「ジャッキー」(キョジャッキーから)、自分で自分をこう呼んでくれと宣言しちゃったお調子者?の「プリンス」、部での役職そのままでとくにひねりのない「キャプテン」と「マネージャー」に、在日韓国人という設定の「チョーさん」(妻いわく、韓国で「チョウ」という苗字はないんじゃない? 中国の名前だよ。とのこと)。彼らについては、なぜそういうあだ名なのかが説明され、あるいは役職そのままなので説明の必要もなかったりするのだけど、アゴの人の役柄だけ、あだ名の由来の説明がなかった。ちなみに、そのあだ名とは、

ナイフ

―― わかりやすすぎです(笑)! あんたは辻本茂雄か!!

などと思いつつ、来年春ころに行なわれる予定の次回公演を楽しみにしている自分がいたりするのだな。

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