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2004/06/08

テンションあげていこーっ!

このあいだ観た映画『ロスト・イン・トランスレーション』で、CMの撮影スタッフ(テレビ屋さん)が外国人の出演者に対して、やたらと「テンションあげて」って注文してたんですよ。もちろん、日本語で。で、日本語のわからない外国人俳優は、すっごく微妙な顔をしてるわけ。日本語はわからないけど、テンション(Tension)っていう英単語は聞き取れるんですよね、きっと。

最近では頻繁に日本で使われてる「テンションあげていこう」。なんだかよくわからないことばですよね。緊張していこう? 張り詰めていこう? おそらく“日本語”の「テンションあげて」は「気持ちを高めて」っていう意味なんだろうけど、英語のTensionにそんな意味はあるんだろうか。と思ってジーニアスで調べたけど、ありませんね。

あの映画、日本語を英語に訳す通訳のいいかげんな仕事とか、英語が日本語になる際の意味の失われ方、その他もろもろの「外国人(異邦人)と日本の間」で起きるロスト・イン・トランスレーション(翻訳の際に失われるもの)がテーマで、そこには言葉だけではなく気持ち・心なんかも含まれるんだけど、やっぱり視点が外国人(英語ネイティブな人たち)からのものなんですよね。英語に堪能でない自分なんかは、登場人物の日本人が使う「テンションあげて」とかには、それほど違和感を感じず、そのまま受け止めちゃう。でも英語ネイティブの人には、やたらと「テンションテンション」いう日本人自体が不思議なものに見えるのだろうな。こいつら、なにいってんだろみたいな。そのへんの「外国人が感じる違和感」みたいなものは、字幕じゃわからないし、違和感を撒き散らしてる日本人の側にいる日本人にも感じにくいものなんだろうと思います。

この映画を観て、ほんと、英語がもっとわかればなぁと思った自分でした。
ちなみに、最近では「テンション」というけれど、自分がすっごく小さかったころ(30年くらい前)のお兄さん・おじさんたちは、「ヴォルテージをあげていこう!」ってよくいってましたよね。電圧をあげる? これもよくわからん表現だ。気持ちはわかるけど。

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