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2004/06/29

神楽坂のイタリアンでランチ

昨日のランチは、神楽坂のカンティーナ・フィレンツェという店でランチを食べたのだわ。まだオープンして2か月くらいらしい。

落ち着いた内装で、静かで、感じはいいです。店だけでなく、スタッフも。ランチのセットは、パスタメインのものが1200円だったかな。アンティパストとプリモのセットが1800円。セコンドもついたコースが2800円。

で、メニューを持ってきたカメリエーレに、12時50分までには店を出なくちゃいけないのだけど、いまからセコンドつきのコースを注文したとして、時間までに全部の料理を提供できるかとたずねてみた。結果は「ちょっと難しいです」。ちぇっ。セコンドが食べたかったのに。しかたがないので、アンティパストとプリモのセットを選ぶことにした。

しかし、なんで日本のイタリアンレストランは、セコンドメインのランチセットをつくらんのかね。プリモはいらんから、アンティパストとセコンドでセットにしてほしいわ。あたしゃセコンドが食べたいのよ、お昼休みの時間に。

料理の内容は、野菜とパンを煮込んだトスカーナ風のスープ(トスカーナの家庭料理ですね。こういうのをメニューに載せてるのは好ましいです)、スモークサーモンのそば粉入りクレープ巻き(そば粉を使うのって、北イタリアのほうでしたっけ?)、そしてプリモは、パスタではなくアサリと野菜のリゾットを選んでみました。パスタにすると、仔牛のラグーのフジッリか、イカとバジルのスパゲッティ。なんか、普通だから。デザートは、生クリームを薄くスライスして焼いた(のかな?)ナスでくるんだものにチョコレートソースがかかったもの。不思議な感じ。それにグラスでドルチェット・ディ・ドッリアーニをつけました。ワインが1000円で、トータル2800円。

うん、普通においしかったですよ。グリッシーニが出てくるあたり、ちょっとうれしいです。おかわり自由だし(そんなには食べないけど)。パンは、トマトを練りこんだパンと、オニオンを練りこんだパン。これはこれでおいしいけど、普通のトスカーナパンにしてほしかった。日本の人って、小麦の味しかしないパン、あまり好きじゃないのよね。アメリカ人かよ。

全体に塩味薄め。女性客を意識したか? オリーブオイルの香りも弱めで、よくある「日本人向けに上品にまとめちゃいました」って味ですね。スープはあまり野菜の味がしないし、塩もきいてないので、なんとなくぼけた味わい。だけど、からだにはよさそう。リゾットも、米の芯までしっかり火が通っていて、ほとんど雑炊もしくはおじや。「生煮えだ!」という勘違いなクレームを防ぐためですか?

というわけで、普通においしいんだけど、イタリアンを食べたーって感じはあまりしません。これで1800円……どちらかというと「やっちゃったなぁ(残念)」という感じです。塩を抑えるなら、もっと本来の味がしっかり感じられる素材を使わなくちゃ。やっぱり、いきつけのビストロ「イデアル」とリストランテ「ステファノ」のほうが美味しい。コースの料金も安いし、きちんと素材の味がするしね。ワインも、1000円とってあれかよって感じです。量も少ないし。

でも、もっとも残念だったことは、料理以外にあるのだ。

いちばん最初に、カメリエーレにいったんですよ。「12時50分にはここを出なくちゃいけない」って。そのうえで、それに間に合うセットということで、注文したのね。そのカメリエーレは、ずっとホールに、自分のテーブルのそばにいたのですよ。中間下げも、料理提供のたいはんも、ついでに料理についての感想を聞きに来たのも、その若いカメリエーレの兄ちゃんです。

で、最終的に自分が店を出られたのは12時56分。昼休み中に会社にたどりつけないじゃん。なんのためにこのコースにしたんだよ。12時50分には店を出なくちゃいけないことを聞いていながら、どうして「ほんの一呼吸はやい中間下げと料理提供」ができないんだよ。毎度毎度、次の皿に移るまでにあんだけのブランクがあるのはどういうことだよ。キッチンにひとこと伝えられなかったのかよ。最後の皿からデザート&コーヒーに移るタイミングだけでももっとはやくできたんじゃないの?

ていうか、あんたけっきょく、客がいったこと、覚えてないし、重要なことだとも思わなかったでしょ? そんなあわただしいスケジュールで昼のセットなんか食べにくるなよとか思ったでしょ?

素敵な笑顔にスマートな身のこなしで小奇麗にホール・サービスはまとめてた。きっと、ホールでのサービス・スキルに関するトレーニングは受けたんでしょう。この兄ちゃんに限らず、店のスタッフはみんな素敵な笑顔で動いていたから、その部分での教育はきちんとしてるのかもしれない。だけど、サービス・パーソンとして大切なこと、「お客さんを見て、お客さんの言葉を聞いて、お客さんの要望を探り、それに応える」というマインドの部分を、この人は教わっていないんだな。残念です。

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