Stefano Rosso "Una storia disonesta"
Stefano Rosso(ステーファノ・ロッソ)の1976年のアルバムです。ジャケットに写ってる、ひげもじゃでタバコをくわえ、つばつきの帽子をかぶったちょっとワイルドな感じのおじさんがStefanoなのでしょうか? このジャケット、表側は帽子のすぐ下、目のところで写真が切れてますが、その続きは裏ジャケット側に上下さかさまに印刷されてます。再発CDでは横開きなので意味不明な写真になっちゃいますが、おそらくオリジナルのLPはタテにジャケットが開いて、表裏の写真が一続きになるかたちだったんだろうな。むかしはそんなようなデザインのLPジャケットって、けっこうありましたよね。
この人のことを自分は知らないのですが、曲の感じからすると、たぶんナポリとかの南イタリア出身なんでしょう。おだやかで素朴な歌声を持っています。アコースティック・ギターを中心に、マンドリンのトレモロやストリングス、ハーモニカなども響き、南イタリアらしい、地中海のきらきらした明るさと暖かさを思わせるようなフォークタッチでナポレターナ風の曲が収録されてます。
曲も歌も、それほど個性が強くなく、いってしまえば十人並みな感じではあります。ジャケット写真では、白黒写真の帽子のつばの上に、背中を包丁で刺されて死んでいる男性がカラーイラストで書かれているんですが、このショッキング(?)なジャケットとはあまりイメージが合いません。普通に1970年代の南イタリアン・ポップスといった感じです。でも、普通だからこそ、安心して聴けるともいえるんですよね。
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