2019/05/02

PUFFY / amiyumi (1996)

PUFFYといえば、やはりデビュー曲「アジアの純真」の印象が強く、若い女性のデュオにしてはだらけているというか、いい具合に力が抜けていて、それが魅力だと思ったわけですが、このデビューアルバムを聞くと、彼女たちの力の抜け具合は「いい具合」どころではなかったのだとわかります。ゆるゆるのふわふわな歌声がレイドバックし放題。演奏もスカスカで、だけどけっして適当なわけではない、意識されただらけ具合といった感じで、心地よいです。アルバム全体を聞くと、力が抜けていると思っていた「アジアの純真」は、むしろ張り切って歌っているし、演奏も厚みがあって、実はデビューシングルだから力を入れてつくったんだなと感じます。その力の入り具合が、かえってアルバムのなかでこの曲を浮いた存在にしてしまっているようにすら思えます。

曲やメロディは全体的にプロデューサーである奥田民生のテイストが強いのだけれど、そこにPUFFYのふたりの力の抜けたヴォーカルが乗ることで、独特のゆるさと気楽さがありつつ大事なポイントははずさない、なかなかの名作になっていると感じます。シングル曲やテレビでしゃべっているときのイメージなどから、あまり期待せずに聞いたアルバムでしたが、PUFFYいいじゃん。

 

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2019/05/01

佐藤宏之 『気分はグルービー』

まだギターを弾いていた大学生だったころに、同じ音楽サークルの後輩の家で読んで、なかなかおもしろかった記憶があったのだけど、あらためて読み返してみたら、思ったよりおもしろく思えなかったのは、自分が年を取ってしまったからだろうか。というか、ロックバンドをテーマにしたコミックだと思っていて、もっと演奏シーンがたくさんあったように記憶していたのだけど、意外と演奏シーンが少なかった。ロックバンドがテーマというよりは、人気のある高校生ロックバンドにあとから参加したドラマーの兄ちゃんと、その兄ちゃんをバンドにスカウトしたキーボーディストの姉ちゃんの煮え切らないラブストーリーと、バンドのメンバーである高校生たちの馬鹿っぽい青春ストーリーが、むしろ主軸だったんだな。もっとバンド活動やロックへの愛情や苦悩のようなものが強く感じられるような内容のものが読みたかったと思った。

 

 


 

 

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2019/04/14

久保亮吾『ホスピタリティを育てる物語』

以前勤めていた出版社で編集制作を担当した『サービスマインドをたかめる物語』という本があります。その出版社ではたくさんの本の編集制作を担当しましたが、そのなかでも個人的に思い入れが強く、テーマも内容も仕上がりも気に入っている本のひとつです。

残念ながら以前勤めていた出版社は現在は事業を縮小しており、この本もおそらく、現在の在庫がなくなったら、増刷されずに市場から消えていってしまう運命でした。それがとても残念でした。

しかし、出版社と著者の久保亮吾さんとのあいだで話しあいが行われ、『サービスマインドをたかめる物語』はこのまま自然消滅的になくなっていってしまうけれど、その代わりに別の出版社から、新たにリメイク版が発行されることになりました。そうしてできたのが『ホスピタリティを育てる物語』です。『サービスマインドをたかめる物語』をもとに文章やイラストを時代に合わせて修正・調整し、新たなコンテンツも加えて、装いも新しくリメイクされました。

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『サービスマインドをたかめる物語』は、文章を極力シンプルにして、見開き2ページのうちの左ページは基本的にイラストにし、読者さんに言葉で理解してもらうよりも感性に訴えかけるような内容をめざしました。言ってみれば、サービスパーソンになったばかりの人に向けた絵本のような本でした。

リメイクされた『ホスピタリティを育てる物語』は、根底に流れるものは変わりませんが、絵本というよりは、より書籍らしい内容になっているように感じます。

書籍のサイズがA5判から四六判になったこともあり、いくぶんテイストは変わりましたが、このまま消滅してしまうのかと残念に思っていた書籍がリメイク版となってこの先も残っていくことになり、オリジナル版の編集担当としてはやはりうれしいです。リメイク版を作ってくださった編集者さんと出版社さん、そして著者の久保亮吾さんに感謝。

 

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ヘブンズ・ゲート The Minion(1998)

ドルフ・ラングレン主演。B級オカルトアクションでしょうか。神側も悪魔側も体力勝負で、知力はほとんど使いません。ストーリー展開も力業といった感じで、オカルトならではの知性や神秘性とは無縁です。マシンガン撃ちすぎ。テンプル騎士団弱すぎ。正直に言って、つまらなかった。

 

 

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2019/03/10

亜人 AJIN (2017)


まぁ、ストーリーや設定はなんというか、だからどうしたという感じで、たいしておもしろくなかったというか、自分の好みとはずいぶん遠いところにあったわけで、それはまぁ好みの問題なのでいいのだけど、しかしあれだな、綾野剛って、こういう強さとか非情さとかを前面に出す必要がある役が本当に合わないな。どうも線が細くて迫力がない。少し気弱だったり抜けてたり繊細だったりする役のほうがはまるように思う。もしかしたら綾野剛と佐藤健は配役が逆のほうがよかったのかもしれないと思った。


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